Larrabee

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Larrabee(ララビー)は、インテルが開発をしていたGPUを中心とするプラットフォームコードネームである。Intel GMAとは異なりディスクリート(単体)製品として出荷され、NVIDIAGeForceシリーズ、AMDRADEONシリーズなどと競合するものとして、2010年の製品化を目指していた[1]。しかし開発の遅延と満足なパフォーマンスを得られなかったことから、2009年12月までにGPUとしての開発は中止され、2010年にソフトウェア開発プラットフォームとしてリリースする予定とされている[2]

Larrabeeはそれまでの製品と異なり、カスタマイズされたグラフィック指向の命令セットの代わりにx86命令セットの派生型をシェーダーコアとし、従来の3Dゲームに加え、GPGPUストリーム・プロセッシングなどに、柔軟に使えることが期待された。たとえば、レイトレーシングもしくは物理シミュレーションをゲーム用にリアルタイムで、もしくはスーパーコンピュータの構成物としてオフラインで機能するとされた [3]

2006年12月のインテル・デベロッパー・フォーラムによれば、Larrabeeは1.7 - 2.5 GHzで動作し、16 - 24のインオーダー実行コアアウト・オブ・オーダー実行に対する語)で修正されたx86命令セット、およびテクスチャ処理ユニットと、グラフィック向けの典型的なハードウェア処理が実行される [4]。 Ars TechnicaのJon StokesはLarrabeeのマイクロアーキテクチャPentium MMXをベースとしているだろうと示唆している[5]

Larrabeeの技術ベースとなったのは、Intelが多額の資金を投入している技術研究プロジェクトテラスケール・リサーチだった。同社は2008年第2四半期だけで調査・開発費用に14億7,000万ドルを投資したが、この金額はライバルであるAMDの同四半期における売上高をも超える莫大なものだった。

インテル製の外付けGPUとしては、過去に唯一Intel 740というものがあった。

2009年9月23日、IDF 2009にて試作カードによる実機デモが行われた。6+8の補助電源で動作し2スロットクーラーを搭載していた。

[編集] 脚注

  1. ^ Stokes, Jon (September 17, 2007). "Intelがゲーム用物理エンジンを来たるべきGPU製品として採用する". Ars Technica. 2007-09-17 閲覧。
  2. ^ "Intel、インテル、「Larrabee」の開発遅延で計画変更--独立GPUを先送り". 読売新聞. 2009-12-08 閲覧。
  3. ^ Stokes, Jon. "Clearing up the confusion over Intel's Larrabee". Ars Technica. 2007-06-01 閲覧。
  4. ^ Davis, Ed. "Tera Tera Tera" pages 16,31. 2007-06-01 閲覧。
  5. ^ Stokes, Jon (June 29, 2007). "Intel's next GPU to be Pentium MMX based?". Ars Technica. 2007-06-29 閲覧。

最終更新 2009年12月8日 (火) 05:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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