Microsoft Visual Studio
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| Microsoft Visual Studio | |
|---|---|
| 開発元 | マイクロソフト |
| 最新版 | 2008 SP1 (2007年12月14日(日本語版)、2007年11月19日(英語版)) |
| 最新評価版 | 2010 Beta1 (2009年6月4日(日本語版)) |
| 対応OS | Microsoft Windows |
| 種別 | 統合開発環境 |
| ライセンス | プロプライエタリ (Microsoft EULA) |
| 公式サイト | Visual Studio ホームページ |
Microsoft Visual Studio(マイクロソフト ビジュアル スタジオ)はマイクロソフトのソフトウェア開発製品群及びそれらを管理する統合開発環境 (IDE) である。これを用いることによりアプリケーションソフトウェア、ウェブサイト、ウェブアプリケーション、ウェブサービスなどの作成に使うことができる。Visual Studioで作成したものを動かせる環境(ターゲット環境)も、Windows、Pocket PC、Xbox 360、スマートフォンと幅広い。
目次 |
[編集] 構成
Visual Studioには次の製品が含まれている。
- Visual C++ (VC)
- Visual C# (VC#)
- Visual Basic .NET (VB)
- Visual Web Developer (VWD)
- MSDN ライブラリ
バージョンによってはMicrosoft SQL Serverを含むことがある。
過去には、次の製品が含まれていたことがある。
- Visual InterDev
- ウェブページ作成のためのアプリケーション。Active Server PagesとWebスクリプトの編集ができた。Visual Web Developerの前身。
- Microsoft Visual J#
- Visual Studio 2005まで含まれていたが、Visual Studio 2008から開発言語として対応を終了した。
- Visual Studio 2005 Express Editionでは日本語圏での利用者が少数である理由のため日本語版パッケージが存在しない。
- Visual J++
- Java開発環境。Microsoft Visual J#の前身。
- Visual FoxPro
- xBaseプログラミング言語環境。今もVisual Studioと関連はあるものの、Visual Studio本体からは独立している。最新バージョンは9.0。10.0は発売されず、次期バージョンはCodePlexで無償公開されることが決定している。
[編集] エディション
現在、Team Suite、Professional、Standard、Expressなどのエディションが存在する。
[編集] Express
無償版であり、Visual Studio 2005から公開されている。これは、アマチュア、ホビー、小規模ビジネス向けにであり、マイクロソフトのWebサイトからダウンロードできる。Express EditionはWindowsアプリケーションを作成できる各言語版 (VB, VC, VC#) 及び、ASP.NETによるウェブサイト作成のできるVisual Web Developerが用意されている。Express Editionはより上位のエディションに含まれる機能の多くが欠けている。例えば64ビット対応、リソースエディタ、MFC、ATL、リファクタリング機能の一部などが挙げられる。
[編集] Shell
Visual Studio Shellは新たな開発環境を独自に作成するための基盤となる環境となるものである[1]。既存のVisual Studioと一体になる統合モードと、独立に動く分離モードが存在し、共にVisual Studio 2008からランタイム・SDK共に無料で公開されている。
[編集] 歴史
| コードネーム | 製品名 |
|---|---|
| Thunder | Visual Basic 1.0 |
| Zamboni | Visual C++ 4.1 |
| Escher | Visual Basic 1.0 for MS-DOS |
| Rainier | Visual Studio.NET (2002) |
| Everett | Visual Studio.NET 2003 |
| Saturn | ASP.NET Web Matrix |
| Cassini Web Server | ASP.NET Development Server |
| Venus | Visual Web Developer Express Edition |
| Whidbey | Visual Studio 2005 |
| Orcas | Visual Studio 2008 |
| Rosario | Visual Studio 2008 Team System |
| Burton | Visual Studio Team System |
| Hatteras | (VSTS 用ソース管理システム) |
| Ocracoke | (VSTS 用ロード テスト) |
| Currituck | (VSTS 用トラッキング) |
| Bodie | (TFS 用 SDK) |
| Whitehorse | (VSTS 用 ソフトウェア デザイン設計) |
| Fidalgo | (VS2005 Extensions for WinFX) |
| Tuscany | (オンライン版の VS) |
| Hawaii | Visual Studio 2010 |
| Camano | Visual Studio 2010 Team System |
[編集] Visual Studio 97
1997年、最初のVisual Studioが発売された。これにはVisual Basic 5.0とVisual C++ 5.0のほか、Visual J++ 1.1、Visual FoxPro 5.0、Visual InterDev、そしてMSDN ライブラリが含まれていた。Visual Studio 97にはプロフェッショナルとエンタープライズという2つのエディションが存在した。
Visual Studio 97は、複数のプログラミング言語を単独の開発環境に統合しようというマイクロソフト初の試みであり、実際Visual J++、InterDevとMSDNライブラリはDeveloper Studioと呼ばれる同一の環境を使用した。しかしVisual BasicとVisual C++、Visual FoxProは統合されなかった。
[編集] Visual Studio 6.0
1998年リリース。以前は1.1だったVisual J++と、1.0だったVisual InterDevを含む構成パーツの全てのバージョンナンバーも6.0に移行した。このバージョンはマイクロソフトの開発フォーカスが.NET Frameworkへ移行するまでの4年間に渡ってマイクロソフトの開発システムのベースとなった。
マイクロソフトの長期目標はそのツールを1つの環境下に統合することであったが、このバージョンは実際にはVS97のほかにもうひとつの開発環境を含んでいた。Visual BasicとVisual FoxProが統合されていたのに対し、Visual J++とVisual InterDevはVisual C++などの開発環境から分離していた。
[編集] Visual Studio .NET (2002)
2002年リリース(ベータバージョンは2001年にMSDNでリリースされた)。現在ではVisual Studio .NET 2003と区別するため、マイクロソフトはVisual Studio .NET 2002と呼称している。内部バージョンは7.0。
最も大きな変更は、.NET Frameworkを使用したマネージドコードの開発環境の採用である。.NETでは、機械語ではなくMSIL (CIL) と呼ばれる中間言語へコンパイルされる。MSILは、実行時にネイティブな機械語へ逐次コンパイル (JIT) される。そのため、.NETアプリケーションでは単一の実行ファイルで複数プラットフォームに対応可能な点が特長の1つである。実際、後にMonoやDotGNUのようなマイクロソフト以外の.NET実装も登場し、LinuxやMac OS Xで.NETアプリケーションの実行も可能になりつつある。
同時に.NET Frameworkに対応した新しいプログラミング言語であるC#がこの版から搭載されている。Visual J++とVisual Basicもこの版からそれぞれVisual J#とVisual Basic .NETと名前を新たにし、.NET Framework上で動作するプログラムを出力するようになった。
C++は従来通りのネイティブな機械語を出力するか、MSILを出力するかを選択できるようになり、.NET用に独自拡張が加えられた。詳しくはC++マネージ拡張を参照のこと。
Visual Studio .NET 2002は(Windows Formsを利用して)Windowsアプリケーションの作成、(ASP.NETとWebサービスを利用して)Webアプリケーションの作成、そしてアドインを使ってポータブルデバイスをターゲットとするアプリケーションの作成に利用できる。
Visual Studio .NET 2002のIDEは部分的に.NETを使用するように書き換えられた。Visual FoxProを除き、全ての言語の開発環境が一つに統合された。Visual Studioの以前のバージョンと比較して、より綺麗でよくまとまっている。また自由にドッキング位置を調整でき、未使用時には自動的に隠れるツールウィンドウによって、より詳細なGUIのカスタマイズが可能となっている。
またこのバージョンよりVisual FoxProはバンドルされなくなり現在は別売りされるようになった。
[編集] Visual Studio .NET 2003
2003年リリース。このVisual Studio .NET 2003は.NET Framework 1.1へのアップグレードを含んでいる。次のような改良点がある[2]。
- ASP.NETまたは.NET Compact Frameworkのいずれかを使用してモバイルデバイスのプログラムを開発するビルトインサポートが付属している。
- Visual C++コンパイラがより標準に準拠するようになった。
- C++マネージ拡張においても、フォームデザイナが使用可能になった。
Visual Studio .NET 2003はAcademic、Professional、Enterprise Developer、Enterprise Architectの4つのエディションで販売されている。Enterprice Architectは統一モデリング言語 (UML) ベースの、アプリケーションアーキテクチャのビジュアルプレゼンテーションの作成に特化したMicrosoft Visioのモデリング技術の実装を含んでいる。より大きな開発チームのコーディングスタイル標準化と、コンポーネント使用法やプロパティセッティングに関するポリシーの強制に役立つ「Enterprise Templates」も導入された。
後に、Visual C++ Toolkit 2003と呼ばれるVisual Studio .NET 2003に搭載されたものと同じC++コンパイラの無料バージョンが公開された。(現在既に公開は終了しており、現在はVisual Studio Express Editionに取って代わられている)。
2006年9月15日、Visual Studio 2003 Service Pack 1がリリースされた。
Visual Studio .NET 2003の内部バージョンは7.1。
なお、後述のVisual Studio 2005に付属するVisual C++からWindows 95を動作対象にすることができなくなったため、Visual Studio .NET 2003に付属するVisual C++がWindows 95上で動作できるプログラムを作成できる最後のバージョンとなった。
[編集] Visual Studio 2005
2005年11月にリリース(内部バージョン:8.0)。Visual Studio 2005では.NETというフレーズは外されたが、C++以外の言語では、引き続きバージョン2.0になった.NET Framework上で動作するアプリケーションの作成を主な対象にしている。
C++の.NET対応において、マネージ拡張C++の置き換えとしてC++/CLIが搭載された。ただし、互換性のため依然としてマネージ拡張C++も使用可能である。
Visual Studio 2005のその他の新機能として、実装前にアプリケーション設計を検証できる「Deployment Designer」、ASP.NET 2.0と統合されたWebパブリッシングの改善された環境、アプリケーションのパフォーマンスを様々な種類のユーザー負荷の下で確認するための負荷テストを含んでいる。
また、このバージョンから64ビット拡張に対応している。Visual C++ 2005は、x64 (AMD64とIntel 64)、IA-64 (Itanium) へのコンパイルに対応している。以前のバージョンは64ビットに対応しておらず、Microsoft Windows SDKが64ビットコンパイラとVisual C++ 6.0ライブラリの64ビットバージョンを含んでいただけであった(ただしVisual C++ .NET 2003ライブラリの64-bitバージョンはマイクロソフトに電子メールを送信することで入手可能だった)。.NET Framework 2.0ではCLRにx64版とIA-64版が登場し、64ビット環境でCLRアプリケーションを実行した場合、基本的にそれら64ビット版CLRの下で実行される。
過去のバージョンとは異なり、Visual Studio 2005にはExpress, Standard, Professional, Tools for Office, Team Systemという複数のエディションが存在する。
Team Systemには、計5つのエディションが存在する(Team Edition for Database Professionalsは発売当初は存在せず、後から追加された)。
- ソフトウェアのデザイン、設計機能を重視したTeam Edition for Software Architects
- 高品質なソフトウェアを開発するための機能を重視したTeam Edition for Software Developers
- Webアプリケーションを対象とした高度なテスト機能を搭載したTeam Edition for Software Testers
- データベースを用いたソフトウェアの設計、開発、テストに特化した機能を搭載したTeam Edition for Database Professionals
- 以上4つの全ての機能を持つTeam Suite
また、Team Edition for Software Testersを補完するVisual Studio 2005 Team Test Load Agent、大規模チームでの開発をサポートする Visual Studio 2005 Team Foundation Server (TFS) も存在する。
また、TFSには、機能の一つとしてソースコード管理があるが、TFSを使う程ではない中小規模チーム、または個人用に、ソースコード管理機能だけを持つソフトウェアとして、Visual SourceSafe 2005がある。
Tools for the Microsoft Office SystemはMicrosoft Officeの拡張を作成するためのエディションである。
Express Edition以外は、各言語毎に購入することはできない。
なお、このバージョンのVisual C++で作成したプログラムはWindows 95での実行が不可能となっているので注意が必要である[3]。また、後述のVisual Studio 2008に付属するVisual C++からWindows 95に加え、Windows 98/Me/NT4を動作対象にすることができなくなったため、Visual Studio 2005に付属するVisual C++がWindows 98/Me/NT4上で動作できるプログラムを作成できる最後のバージョンとなった。
その後のアップデートとして、主に次のものが存在している。
[編集] IDE Enhancements
Microsoft Visual Studio 2005 IDE Enhancements[6] により、以下の機能が追加される。
- ソースコードアウトライナー - ソースコードをツリー上で表示
- Visual C++ コードスニペット
- 検索のインデックス化
- スーパー差分ユーティリティ
- イベントトースターユーティリティ
[編集] Visual Studio 2008
Visual Studio 2008(コードネーム:Orcas、内部バージョン:9.0)は、.NET Framework 3.5に対応し、LINQ、C# 3.0、VB 9.0などを搭載し、VB やC#の言語仕様が拡張された。一方で、J#が外されている。また、従来は開発環境のバージョンによって利用できる.NET Frameworkが決まっていたが、Visual Studio 2008では、プロジェクトの設定で対象を3.5、3.0、2.0などへ切替が可能となっている。ただし、.NET Framework 3.5向けのアプリケーション作成が標準となっている。
2007年11月19日、MSDNサブスクリプションで英語版の公開が開始され、同時に無償のExpress Editionが一般に公開している。日本語版がMSDNサブスクリプションで12月14日より公開され、12月18日よりExpress Editionも公開されている。
サービスパック1が2008年8月11日[7]公開された。Visual C++におけるMFCが大幅に機能追加され、Office風のリボンインターフェイスや、Visual Studio風のドッキングウィンドウが標準で提供されるようになった、また、TR1が取り込まれ、正規表現検索等が標準ライブラリで提供される。また、.NET Framework 3.5 SP1, 3.0 SP2, 2.0 SP2も含まれている。
なお、このバージョンのVisual C++で作成したプログラムはWindows 98/Me/NT4上での動作が不可能となっているので注意が必要である[8]。
[編集] 2005からの変更点
Academic Editionについて、2005ではStandard相当であったが、2008ではProfessional相当となっている。これは、Microsoft曰く、学生や教職員の多くがProfessionalを購入したためである[9]。 2005のStandard以上で可能だったモバイルアプリケーション開発が、2008ではProfessional以上となった。 さらに、2005ではBasic、C++、C#、J#の4つの言語が利用できたが、2008ではJ#がなくなっている。
[編集] Visual Studio 2010
2009年11月現在、Visual Studio 2010 Beta 2[10]が公開されている。.NET Framework 2.0から4.0までに対応する。プログラミング言語としてF#が追加されている。また、エディション構成が変化し、上からUltimate(従来のTeam Systemに相当)、Premium(新設)、Profesional、Expressになり、Standardは廃止される見込みである[11]。
なお、このバージョンのVisual C++で作成したプログラムはWindows 2000以前のOSでは動作しない。
[編集] 対応する.NET Framework
| Visual Studio | .NET Framework 1.0 | .NET Framework 1.1 | .NET Framework 2.0 | .NET Framework 3.0 | .NET Framework 3.5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2002 | ○ | ||||
| 2003 | ○ | ||||
| 2005 | ○ | △ | |||
| 2008 | ○ | ○ | ○ |
[編集] 類似製品
[編集] 脚注
- ^ "Visual Studio 2008 Shell". マイクロソフト (2008-10-30). 2008-03-07 閲覧。
- ^ マイクロソフト (2003-04-22). "Visual Studio .NET Professional 2003 製品概要". 2009-01-01 閲覧。
- ^ "サポートされるプラットフォーム (Visual C++)". MSDN ライブラリ. マイクロソフト. 2008-03-07 閲覧。
- ^ .NET Framework 3.0 環境構築
- ^ Visual Studio 2005 Extensions for WF
- ^ VS2005 IDE Enhancements (英語)
- ^ マイクロソフト (2008-08-11). "ダウンロードの詳細 : Visual Studio 2008 Service Pack 1". 2008-11-07 閲覧。
- ^ マイクロソフト (7月 2008年). "互換性に影響する変更". 2008-11-07 閲覧。
- ^ 中田敦 (2007-12-14). "Visual Studio 2008の日本語版が完成,「売り上げの半分は既にTeam System」:ITpro". 2008-10-06 閲覧。
- ^ マイクロソフト製品開発統括部 (2009-11-13). "ダウンロードセンターにて Visual Studio 2010 日本語版 Beta2 を公開しました". 2009-11-30 閲覧。
- ^ Zander, Jason (2009-10-19). "Jason Zander's WebLog" (英語). 2009-11-30 閲覧。
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月30日 (月) 00:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【Microsoft Visual Studio】変更履歴

