NHK大学ロボコン

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NHK大学ロボコンとは、NHK日本放送協会)、NHKエンタープライズが主催するロボットコンテスト(ロボコン、ロボット競技)の一つである。

現在、ABUロボコンの日本代表選考会を兼ねている。

目次

[編集] 特徴

競技を行うロボットは、基本的に手動制御可能な手動ロボットと、スタート時のみ操作可能な自動制御ロボットの2種類で構成される。かつて手動ロボットは内部に人を乗せて操縦する形式を採っていたが、近年ABUロボコンの開催とともに高専ロボコン同様、操縦者がコントローラを持ち、外部から操作する形式に変更されている。高専ロボコンと比較して自動制御ロボットの重要性が高いルールである場合が多い。

高専ロボコンと同様、他のロボット競技に比べて製作するロボットの大きさ、重量、パワーが非常に大きい。手動で操作する必要があるため、構成されるロボットは一般に「マシン」と呼ばれることが多い。

[編集] 放送

試合の模様はNHK総合テレビBShi等で放送される。しかし、高専ロボコンに比べて放送時間が少ない、地区大会が無く放送回数が少ない事から、知名度は高専ロボコンに劣る。 放送での扱いについては、高専ロボコンの地区大会が本大会、全国大会がABUロボコンの位置にある。

[編集] 参加者

参加者は同一の大学に在籍する学部生3名と担当教員1名で構成され、チーム単位でエントリーを行う。この学生3名が試合時にフィールドで競技に臨む。さらに、数名の学生が会場裏のピットで待機、ピットクルーとして修理や調整を行うことが可能である。

ロボットの製作にかかわる学生の数は数名のチームから、30名を超える大規模なチームまである。出場チームの組織形態は研究室、サークル、有志と様々である。

[編集] 大会出場まで

他の一般的なロボット競技とは異なり、大会に出場するにはまずロボットの機構、アイデア、戦略を説明した応募用紙をNHKに提出し、書類選考を通過する必要がある。この書類選考にはおよそ50~80チームが応募する。このうち20チーム前後が書類審査を通過する。1つの大学から複数のチームの応募が可能であるが、同一の大学から2チーム以上が書類選考を通過することは無い(キャンパスが異なっていても一つの大学として扱われる)。

書類選考を通過後、出場チームはロボット製作を行う。より多くの期間ロボット製作に費やすために、書類選考通過するのを前提として審査結果が決定する前に設計を行う。中にはロボットの製作を開始するチームもある。

書類選考から数ヵ月後、NHKのスタッフが各大学へ向かい撮影したビデオもしく各大学が作成したビデオ映像による、ビデオ審査を行う。撮影した映像より、製作したロボットの製作状況やテストランの模様を審査、大会出場チームを決定する。ロボットの完成度や製作状況が宜しくない場合、書類選考時の案を実現できず大きく逸脱してしまった場合、このビデオ選考で落選、本戦へ出場することはできない。

なお、ABUロボコン出場国の中には、国内予選に出場するチームが100チームを超える国もある。このことから書類選考、ビデオ選考によって大幅に出場チームを削減することについては異論を唱える声もある。

[編集] 出場大学

ABUロボコン開始以後の各大学の出場年度および回数を以下の表に示す。○が出場、◎がABUロボコン出場を示す。並びは出場回数、大学名五十音順である。

ABUロボコン開始以後の出場大学一覧
大学名 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 出場回数
東京大学 8
金沢工業大学 7
九州大学 7
豊橋技術科学大学 7
長岡技術科学大学 7
鹿児島大学 6
工学院大学 6
東京農工大学 6
長崎総合科学大学 6
三重大学 6
ものつくり大学 6
東京工業大学 5
名古屋工業大学 5
北見工業大学 4
電気通信大学 4
東京電機大学 4
福岡工業大学 4
明治大学 4
立命館大学 4
高知工科大学 4
湘南工科大学 4
岡山大学 3
京都工芸繊維大学 3
静岡理工科大学 3
信州大学 3
筑波大学 3
東北大学 3
弘前大学 3
山口大学 3
愛知工科大学 2
京都大学 2
崇城大学 2
秋田県立大学 1
大阪大学 1
香川大学 1
神奈川工科大学 1
岐阜大学 1
多摩大学 1
千葉大学 1
桐蔭横浜大学 1
東京工科大学 1
東京都立大学 1
新潟大学 1
日本大学 1
広島大学 1
明星大学 1
早稲田大学 1

[編集] ABUロボコンとの関係

2002年よりABUロボコン開催に伴い、本大会は国内予選を兼ねることとなった。ABUロボコンには本大会で優勝した大学が日本代表として出場することができる。 なお、ABUロボコンの開催国となった2002年及び2009年は優勝した大学のほか、審査員推薦により金沢工業大学がABUロボコン日本代表2校目に選ばれた。

[編集] ABUロボコン出場大学

豊橋技術科学大学
金沢工業大学(準優勝、審査員推薦)
愛知工科大学
東京大学
東京大学
東京農工大学
金沢工業大学
豊橋技術科学大学
豊橋技術科学大学
金沢工業大学(準優勝、審査員推薦)

[編集] 歴史

本大会は1991年より毎年開催されている。なお、1996年は開催予定地の大阪堺にて大腸菌O-157の感染例があり、大会は中止となった。競技内容は翌年に繰り越された。

[編集] ABUロボコン以前

(日本国内の大学のほか、海外の大学が数校出場)

ABUロボコン以前の競技名とその年の優勝校
開催年 競技名 優勝校
1991年 PING-PONG SCOOPER 秋田大学
1992年 TWIST EXPRESS 鹿児島大学
1993年 TECHNO SOCCER 関西大学
1994年 TECHNO SOCCER II 豊橋技術科学大学
1995年 TECHNO RUGGER 豊橋技術科学大学(二度目)
1996年 (開催中止)
1997年 PREMIUM NAVIGATOR 長岡技術科学大学
1998年 MIRACLE TOWER 豊橋技術科学大学(三度目)
1999年 ROBO SOCCER バンコク大学(タイ王国)
2000年 SNOW FIGHTER モンクット王工科大学(タイ王国)
2001年 キュービック ビンゴ スラバヤ電子工学ポリテクニック(インドネシア

[編集] ABUロボコン開催以後

(日本国内の大学のみ)

ABUロボコン開催以後の競技名とその年の優勝校
開催年 競技名 優勝校
2002年 富士山頂を目指せ! 豊橋技術科学大学(四度目)
2003年 タクローの覇者 愛知工科大学
2004年 織姫と彦星 東京大学
2005年 万里の長城を照らせ! 東京大学(二度目)
2006年 ツインタワー・ビルダー 東京農工大学
2007年 ハロン湾の伝説 金沢工業大学
2008年 ゴヴィンダ 豊橋技術科学大学(五度目)
2009年 旅は道づれ 勝利の太鼓を打て 豊橋技術科学大学(六度目)


(これまでに複数回優勝しているのは豊橋技術科学大学が六度、東京大学が二度である。)

[編集] スポンサー

ABUロボコン開催以後、大会スポンサーが大幅に増えた。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月16日 (水) 13:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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