NOeL

NOeLの最新ニュースをまとめて検索!

NOëL(ノエル)』は、パイオニアLDC(現・ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン)より発売されたプレイステーション(PS)向けゲームソフトのシリーズ。公称ジャンルは「アタッチメントソフトウェア」(「3」のみ「ハッキング・アドベンチャー」)。

目次

[編集] 概要

高性能かつ小型化されたコンピュータネットワークが一般家庭へほぼ完全に浸透した近未来(設定では2013年)を舞台に、ヒロイン達との会話でゲームが進んでいくという、当時の他にあった恋愛シミュレーションゲームとは大きく異なるシステムで注目された。ゲーム中にプレイヤーの分身となるような主人公キャラクターは存在せず、常に「主人公=プレイヤー」として会話が進行する点も大きな特徴である。エンディングを迎えられるヒロインは、各タイトルに3人ずつ。

[編集] NOëL NOT DiGITAL

読み方は「ノエル・ノット・デジタル」。1996年7月26日発売。

夏の海辺でビーチボールを拾ったことから知り合った少女3人組と電話番号を交換した主人公が、彼女達とのテレビ電話を通じて徐々に親密になっていくという形式となっており、テレビ電話のシステム画面をベースに、オンラインでの会話シーンとたまに届くムービーメールを軸としてゲームが進行する。クリスマスまでに少女3人のいずれかから告白されるのを目的とする。

会話シーンはPSの機能を活かし、実際のテレビ電話と同様にフルアニメで動くヒロインがフルボイスで喋る演出となっている(会話内容は文字では表示されない)。会話中、新しい話題が出た時に出現する「会話ボール」をストックし、ヒロインの発言途中に会話ボールを使用することで、主人公がその話題に関する発言を行ったことを表現している。

ゲーム内の時間は基本的にリアルタイムで進行し、通話時以外は任意で進めることも可能。ヒロインと会話を行うためには、各日ごとに定められた適切な時間帯(主に夕方から夜)に電話を発信するか受信を待たなければならず、それ以外の時間帯の発信は留守番電話での応答、または迷惑電話として最悪ゲームオーバーとなってしまうが、例外的に隠しイベント的な会話が発生する場合もある。

そうした時間の要素に加え、前述の会話ボールの使い方、更に日々の会話の積み重ねなどによっても会話は分岐するため、プレイするごとに新鮮な楽しさが味わえる一方で、会話ボールの収集や送信の操作が常に忙しく、また「ゲームを攻略する・全ての会話を聞く」といった姿勢でプレイすると途端に単調でつまらないものになってしまう可能性も孕んでいることが、本作の評価を大きく分ける要因ともなっている。

キャラクターデザイン作画監督は阿部恒、アニメーション制作はマッドハウスが担当。

[編集] NOëL 〜La neige〜

読み方は「ノエル・ラ・ネージュ」。1998年2月26日発売。舞台を前作の東京都臨海区から神奈川県鎌倉市に移し、ヒロインも全て一新。

冬のスキー場で転倒し大怪我を負った主人公が、同じスキー場に遊びに来ていた鎌倉の女子高生3人組に助けられ、そのうちの1人から見舞いの電話がかかって来るところから物語が始まる。3人組が高校を卒業する春までに3人のいずれかから告白されるのを目的としている。

基本的なゲームシステムは前作を踏襲しながらも、携帯型テレビ電話が新たに普及したという設定によって、前作では時間・場所・服装などほぼ固定的であった通話のシチュエーションが格段にバリエーション豊かになり、ゲーム中の雰囲気は前作の近未来的な感覚から一転、より日本的・日常的な趣が前面に押し出しされたものとなった。

またゲーム性についても、主に「会話の内容を楽しむこと」に主眼が置かれていた前作と比較して、より「会話の組み立て」を重視した、攻略性の強いアドベンチャーゲーム的なものとなっている。

前作は攻略要素に掴み所の無い(すなわち攻略情報をまとめて攻略本を作ることも難しい)点が賛否両論を集めたが、本作では逆に会話の段取りがほぼ完全に定められてしまっているため、前作とはまた違った方向から賛否両論を集める形となった。

なお、門倉千紗都役の水樹奈々は、本作が声優デビュー作である。

キャラクターデザインはおがたたくみ。

[編集] NOëL 〜La neige〜 SPECIAL

読み方は「ノエル・ラ・ネージュ・スペシャル」。1998年8月6日発売。「NOëL 〜La neige〜」の後日談。高校を卒業し、大学進学を控えたヒロインたちの、鎌倉で過ごす最後の2週間を描く。

本作を単体で起動した場合、ゲーム内の時間は3月30日からスタートするが、前作の3月18日以降に記録したセーブデータがメモリーカードにある状態で3人のヒロインそれぞれに対応した特定の操作を行うと、前作のグッドエンディングを迎えたという設定が追加された上で、24日(涼のみ30日)からのボーナス会話を楽しむことが出来る。

システムは前作とほぼ共通しているが、会話の進め方によっては、柚実との神経衰弱や千紗都とのあっち向いてホイといったミニゲームが楽しめるようになる。また、涼とのグッドエンディング後にはCG・ムービーギャラリーが登場し、ここには前作の攻略情報が記録されたファイルも含まれている。

なお、千紗都役の水樹奈々が歌うエンディングテーマ「Monologue」は、グッドエンディングではノーマルバージョン(アコースティックギターの伴奏によるバラード)、バッドエンディングでは演歌バージョンが流れ、両者はメロディこそ異なるものの、歌詞はほぼ同じものとなっている。両者ともCD化はされておらず、『Monologue(Shooting Star Version)』が千紗都のアルバム『NOeL 〜La neige〜 depart chisato×nana』に収録されているのみである。

[編集] NOëL3/NOëL3 〜mission on the line〜

NOëL3(ノエルスリー)』は1998年12月10日発売。前3作から一転した緊迫感溢れるストーリーや、覗き見にも等しい少々過激な舞台設定(後述)を重視する意味で、本作のみセガサターン(SS)をメインプラットフォームとして開発された。

NOëL3 〜mission on the line〜(ノエルスリー・ミッション・オン・ザ・ライン)』は1999年3月11日発売。『NOëL3』のPS移植版であり、内容は同じ。しかし、ソニー・コンピュータエンタテインメントの表現規制の厳しさから、SS版にあった一部の過激な描写やヒロインのサービスシーン(素肌露出やパンチラなど)は修正され、控え目になっている。

ストーリーは、凶悪なテロリスト集団に占拠された高校にネットワークシステムからのハッキングで侵入し、彼らの人質とされてしまった女生徒達に適切な指示を与え、無事に救出を目指す…といった『ダイ・ハード』を髣髴とさせるもの。生徒全員の救出が目的であるが、展開によって一部救出、全滅などエンディングが分かれる。舞台や登場ヒロインは1作目『NOëL NOT DiGITAL』と同じであり、誰とも結ばれなかった設定でのパラレルストーリーとなっているが、ストーリーや設定との関係から岡野由香がメインヒロインとして扱われている。また、本作からサブヒロインとして西村知奈と和倉古都海が新たに登場し、1作目では名前のみの登場であった級友達についても、全員分の設定が用意されている。なお、会話シーンには前2作と同じくテレビ電話が使用されているが、本作の主な攻略要素はハッキング操作に集約されているため、会話シーンは幕間劇的な意味合いが強い。

キャラクターデザインと作画監督は入江泰浩

[編集] ヒロイン

[編集] NOëL NOT DiGITAL

清水 代歩(しみず かほ)
桜井智
10月9日生まれ(天秤座)、O型、江珂高校3年B組・帰宅部。
学生寮に一人暮らし。
性格は移り気・おしゃべり・甘えん坊、趣味は買い物・電話・おしゃれと、いわゆる現代的な女の子。
八方美人で遊び好きなところから軽く見られがちだが、マメなところもあり、恋愛に関しては比較的しっかりした価値観を築いている。
中学までは恵壬と共に陸上部に所属していたため、運動神経は良い方。
学校の勉強はあまり得意ではないものの、美術や世界史に詳しいという一面も持っている。
ゲーム本編は、9月の終わり、彼女からの着信により始まる。
岡野 由香(おかの ゆか)
声:飯塚雅弓
6月6日生まれ(双子座)、AB型、江珂高校3年B組・科学部所属。
両親と共に自宅暮らし。
コンピュータやゲーム関係に非常に強く、のどかなところでは落ち着かないという、代歩とはまた違った意味での現代っ子。
3人の中では最も誕生日が早いにもかかわらず、体型は最も小柄で、時に小学生と間違えられることもあるほど。
視力が悪く眼鏡をかけており、運動も基本的には苦手だが、バスケットボールだけは中学時代に部活動でキャプテンを務めたほどに得意。
おしゃれにはあまり興味が無いらしく、性格もクールで愛想が無いように見えるが、反面、照れ屋でもある。
佐野倉 恵壬(さのくら えみ)
声:岩男潤子
1月17日生まれ(山羊座)、A型、江珂高校3年B組・陸上部所属。
母と共に自宅暮らし。
陸上部のエースで学業も優秀、更にピアノの演奏も得意である一方、人見知りする性格で、騒がれることを好まない。
加えて、身近に男性と接する機会が少ないこともあり、プレイヤーに対しても最初は比較的よそよそしい印象。
3人の中では最も誕生日が遅いが、最も保護者的な立場に回ることが多い。
しかし内面には勝ち気で負けず嫌いな一面を秘めており、一度走り出したら手が付けられないタイプでもある。

[編集] NOëL 〜La neige〜 / NOëL 〜La neige〜 SPECIAL

橘 柚実(たちばな ゆみ)
声:かかずゆみ
県立秋華高等学校3年生(2014年現在)
1996年4月23日生まれ(13星座で牡牛座)、血液型B型、身長165cm、体重52Kg、3サイズは上から84/58/85cm。
家族は、父、母、妹。
旧家に生まれ、茶道や華道に通じている和服好きの大和撫子。その一方、怪獣やSF映画をこよなく愛する。
自分たちのせいで大怪我を負った主人公を気遣い、最初に見舞いの電話を入れる張本人。
碧川 涼(みどりかわ りょう)
声:根谷美智子
私立総光女学院付属高等学校3年生(2014年現在)
1996年12月8日生まれ(13星座で蛇遣座)、血液型A型、身長170cm、体重53Kg、3サイズは上から82/58/84cm。
家族は父、母、兄(独立済み)。
父親は外務省の高級官僚。厳格な家柄で、厳しく育ったせいか礼儀正しく、クールな印象を持つ知的美人。バスケットボールと弓道を嗜む。
一方、ボランティアで医療施設にいる子供たちの世話をしており、心優しい一面を持つ。
大の時代劇ファンで、特に昔の時代劇映画が好み。
おいしいラーメン屋があればここぞとばかりと食べに行くラーメンマニア。
普段はコンタクトレンズだが、家にいるときは眼鏡をかけているメガネっ娘。
柚実と千紗都とは中学時代からの親友だが、成績がよかったため2人とは別に大船にある私立校に通っている。
門倉 千紗都(かどくら ちさと)
声:水樹奈々
県立秋華高等学校3年生(2014年現在)
1996年4月17日生まれ(13星座で魚座)、血液型O型、身長T158cm、体重47kg、3サイズは上から86/59/87cm。
家族は、祖父、父、母、弟。
老舗の造り酒屋の娘。
芸術家志望で絵がうまく、アニメ・オカルト好き。
喜怒哀楽がはっきりしており、優柔不断な人が嫌い。
スキー場でぶつかってきた主人公を「くらっしゅ君」と呼ぶ。

[編集] NOëL3/NOëL3 〜mission on the line〜

岡野 由香
声:飯塚雅弓
本作のメインヒロイン(?)
緊急事態に陥った校内で、運良くテロリストの追手から逃れることに成功し、プレイヤーにハッキング用プログラムを託して助けを求める。
以降は、安全な場所に隠れながらプレイヤーをサポートするが……。
清水 代歩
声:桜井智
今回はサブヒロインとしてギャグメーカー的な扱いに。
古都海と共に校内の一室に閉じ込められているが、どうにも緊張感がない。
佐野倉 恵壬
声:岩男潤子
部活動後にシャワーを浴びていたところを、知奈と共に捕らえられてしまう。
テロリストの一人と交流を見せるが、その後の詳細はゲームの全てを網羅しても不明のままである。
西村 知奈(にしむら ティナ)
声:河本明子
7月23日生まれ(獅子座)、A型、江珂高校3年B組・帰宅部所属。
2学期にアメリカから江珂高校へ転入してきた、日系クォーターの帰国子女。
元軍人でアクションスターの父親の影響により、マーシャルアーツを修めている。
転入元のハイスクールでは陸上と水泳の記録保持者であったが、恵壬の陸上記録が自身のそれを上回るものであることを知って以来、激しく対抗意識を燃やしている。
和倉 古都海(わくら ことみ)
声:長谷川智子
12月28日生まれ(山羊座)、A型、江珂高校3年B組・帰宅部所属。
京都生まれの京都育ちで、のんびりした性格。現在は鎌倉在住。
海洋生物学の教授である父親の影響により、無類の海洋生物好き(特にマンボウ)、更には猫も大好き(特に肉球)。
お笑い好きでもあるが、彼女自身のギャグセンスは常人のそれを大きく逸脱したものであるうえに、極度の天然ボケでもあるため、代歩とのやり取りはまるで出来損ないの漫才となってしまうこともしばしば。

[編集] メディアミックス

パイオニアLDCからはCDやパソコン用ソフト、ファミ通ゲーム文庫角川書店からはノベライズ(ニュータイプノベルズ)やトレーディングカードなどが発売された。

CD
ノベライズ(小説)
  • 『ノエル』 - 著:神山修一、1996年9月発売。
  • 『ノエル ラ・ネージュ』 - 著:辰宮成彦、1998年4月発売。
  • 『ノエル ル・ソレイユ』 - 著:神山修一、1998年5月発売。
パソコン用ソフト
  • 『アニメ美人 ~パイオニアLDC編~』 - Windows/Macintosh両用アクセサリー集、1996年2月16日発売。
  • 『ノエル タスクランチャー 代歩のワンダーメニュー』 - Windows/Macintosh両用ランチャー、1996年11月22日発売。
  • 『ノエル タスクランチャー 千紗都だよ!』 - Windows用ランチャー、1998年3月21日発売。
  • 『Voice NOëL 清水代歩』 - Windows用音声対応ランチャー、1998年10月23日発売。
  • 『Voice NOëL 門倉千紗都』 - Windows用音声対応ランチャー、1998年11月27日発売。

[編集] 関連項目

  • ノエル
  • Serial experiments lain - ゲーム版の開発に本シリーズの開発スタッフの一部が携わっており、ジャンルも同じく「アタッチメントソフトウェア」となっている。1作目のシステム的な続編と見ることも出来る。
  • Kamakur@Love - 2作目とプロデューサー・キャラクターデザイナー・舞台(鎌倉)を同じくするインターネットラジオドラマ。

[編集] 外部リンク


最終更新 2009年11月24日 (火) 13:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【NOeL】変更履歴

ご利用上の注意

もっと調べる!