PSINet

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PSINetはかつてのインターネットサービスプロバイダ。世界初の商用インターネット提供者であり、2001年のドットコムバブルと共に破綻するまでの間において、業界の主要な事業者であった。2002年にCogent Communicationsに買収された。

Genuity(BBN, 現在はLevel3)・UUNET(現在はVerizon)と並ぶ、かつての三大老舗Tier1 ISPの1つだった。

目次

[編集] 歴史

[編集] 成長

PSINetは1989年に Martin L. Schoffstall と William L. Schrader が創業した。彼らは初期資金をクレジットカードと自身のファミリーカーの売却によって集めた。1991年5月にはSchraderの指揮下で初期の地域インターネットを立ち上げていたNYSERNetを買収、これによりPSINetはインターネットへの商業アクセス提供プロバイダとなった。

会社はインターネットの成長ポテンシャルと共に成長し、初期の成功を収めた。1991年にはPSINetはAlter.Netと共に商用インターネットエクスチェンジを立ち上げ、ISP間のトラフィック仲介に参入した。1995年の収入は 3290万ドルを記録した。

1996年、PSINetはダイアルアップネットワーク市場での競争激化に伴い、事業を商業インターネットビジネスにシフトした。6月には配下のリテールISPの会員をMindSSpringに売却、またヨーロッパ市場への参入を行った。共同創業者のSchoffstallはこの年に会社を去っている。この時期、ISP業界でのリーダー格であったPSINetは、業界紙にその業績と評判をたびたび取り上げられていた。

1997年、会社は10億ドルの増資を行い、1998年1月から2000年12月の間に76ものの事業を買収した。地域ISPは頻繁に買収され、CEOのShraderが米議会で証言した内容によると、PSINetは1999年までの間、米国最大の(日本では2位の)独立した設備を持ったISPであり、世界中に500を超えるアクセスポイントを持っていた。

ブランド認知度を高めるため、PSINetは1999年に1億ドルでボルティモアのネーミングライツを獲得(現在はM&T Bank Stadium、ナショナルフットボールリーグのボルティモア・ラーベンスの本拠地)。このようなマーケティングを行ったのは、ボルティモア・ラーベンスが2001年1月にスーパーボウルで勝利したためだった。だが、PSINetはスタジアムに設置した大型のネオンサインから利益を得たことは無かった。

PSINetの最大の買収は、2000年5月にヒューストンに本社を持つMetamor Worldwideを13億ドルを超える金額で買収したことだった。その会社はコンサルティングサービスのコングロマリットであり、この買収によりITアウトソース部門での "single-source provider" を目指したものであった。 PSINetはさらなる需要の拡大を予想して光ファイバネットワークへの重点的投資を行い、また2000年初めには、サービスとオペレーションの拡大のため14億円の投資を計画していた。

[編集] PSINetの世界初

Internet foundation
  • Built first civilian backbone (NSFNET)
  • Founded first regional network (NYSERNET)
  • Co-founder of FARNET
  • First in Japan with dedicated ISP facilities
  • First foreign telecom company to operate in Korea
Industry milestones
  • First ISP to surpass 100 POPs
  • First ISP to surpass 200 POPs
  • Largest international web-hosting provider
  • First ISP to surpass 300 international POPs
Internet technology
  • Founders co-authored Simple Network Management Protocol (SNMP)
  • First ISP to offer large-scale white pages service (x.500)
  • First to collocate with interexchange carrier POPs
  • First to use T1 in network
  • First to use ATM/frame relay architecture
  • First to use ISDN
  • First to use cable TV systems
  • First ISP to design and use automatic online registration
  • First to offer three-continent WWW mirroring
  • First to use SMDS - Metropolitan Area Network (MAN) nationwide
  • First ISP to be ISDN-compatible system-wide
  • First ISP to fully integrate Windows 95
  • First 100% uptime guarantee for Web hosting services
  • First Tier 1 backbone ISP to offer free peering
Internet products
  • First to provide commercial Internet access to companies
  • First nationwide ISP to introduce T1 service
  • First LAN-based dial-up TCP/IP service
  • First individual dial-up TCP/IP service
  • First to offer guaranteed commercial quality of service
  • First to offer commercial-strength PPP individual service (PSINet Remote Access)
  • First ISP to offer an on-line service (Pipeline)
  • First managed Internet security service (SecureConnect)
  • First commercial ISP to offer electronic commerce services (PSINet eCommerce)
  • First ISP to offer private IP network service (PSI IntraNet)
  • First ISP to offer worldwide Internet-based faxed service (PSINet Fax)
  • First ISP to offer secure multi-currency e-commerce solution (PSINet Worldpay)
  • First commercially available hosted multimedia streaming service (PSINet Stream)
  • First commercially available live audio-video streaming service (TV on the Web)
Internet commercialization
  • Co-founder of Commercial Internet Exchange (CIX)
  • Co-founder of Internet Society (ISOC)
  • Co-founder of the Internet Operators Group (IOPS.ORG)
  • First to become commercial (for-profit) ISP
  • First ISP/on-line provider to offer flat-rate pricing
  • First ISP to report customer retention rates
  • First independent facilities-based ISP

[編集] 崩壊

PSINetはその急成長と、商用ネットワーク市場での重要なポジションにもかかわらず、会社はあまり収益を上げていなかった。だがドットコムバブルの最中、PSINetはその売り上げの成長速度と積極的展開のため、アナリストには人気銘柄であった。しかし2000年からは、会社は苦難の始まりであった。2000年には中間期には9億9500万ドルの収益を上げていたにもかかわらず、50億以上の損失を計上した。

一部のアナリストにより、PSINetは世界的会社としての転換期であり、会社は初期の買収で得た大きな負債と戦っている状態で、一般のコンピュータサービス業としての減速に直面しており、しかしながらPSINetは前年度にそれを収益に見積もっておらず、1999年後半にはオペレーション部の売却を検討していたと主張した。

一部の部門は独立した会社に売却され、カナダの会社はInter.Net(現在はUniserveの一部)へ、また別の部分のShellTownはSaugus.netへ売却された。

幹部職員たちは、社長・CEO・上級副社長と揃って2001年の初めには会社を去った。またSchrader自身も3月にCEOを解任された。幹部の辞職と、予想より広範囲に損失が広がっていた事実が明らかになったことにより、2000年の分割後には1株1株当たり60.94ドルあった株価は、2001年後半に18セントに落ち込んだ。

2001年5月には、会社の株価は30日間連続で1ドル未満で取引されたので、PSINetはNASDAQのリストから除外された。PSINetは米国証券取引委員会へ提出するレポートについて、四半期の10-Qを延期した。最終的には、37億ドル以上の負債と流出する現金準備高に耐えられず、会社は2001年6月1日、第11章による破産保護を申し立てた。カナダの子会社4社もカナダのCompanies' Creditors Arrangement Actを申請した。

PSINetの資産のほとんどは、2002年4月に Cogent Communications に買収された。PSINet Canada は TELUS Communications に買収された。.

[編集] 日本でのPSINet

[編集] 参考文献

最終更新 2009年9月16日 (水) 18:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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