Pentium 4

Pentium 4の最新ニュースをまとめて検索!

Pentium 4
生産時期 2000年から2008年まで
生産者 インテル
CPU周波数 1.3 GHz から 3.8 GHz
FSB周波数 400 MHz から 1066 MHz
プロセスルール 180nm から 65nm
命令セット x86, x64
マイクロアーキテクチャ NetBurst
コア数 1
ソケット Socket 423
Socket 478
LGA 775
コードネーム Willamette
Northwood
Prescott
Cedar Mill

Pentium 4(ペンティアム・フォー)は、NetBurstマイクロアーキテクチャに基づく2000年インテルによって発表・販売された80x86アーキテクチャのCPU

目次

[編集] 各世代の概要

[編集] Willamette(ウィラメット)

Pentium 4 1.8 GHz (Socket478)

第一世代のPentium 4。180nmプロセスで製造され、256KBのL2キャッシュを持つ。 当初はサポートするチップセットが高価なRDRAMをサポートするIntel 850チップセットのみで、Pentium 4に128MBのRIMM(RDRAMモジュール)を価格据え置きで同梱するなどの様々な販促活動を行ったが、あまり普及しなかった。このため、インテルはPC-133 SDRAMをサポートするIntel 845チップセットを発売した。

後にIntel 845を改良してDDR SDRAMをサポートしたi845 B-Step、通称Intel 845Dが投入された。 発売当初はSocket 423に対応していたが、後にSocket 478に対応し、これが主流となる。 なお、WillametteはIntel 865系以降のチップセットに対応していない。

  • ソケット423版
動作周波数 コア数 FSB 2次キャッシュ TDP
2.00GHz (100x20) 1 400MHz 256KB 71.8W
1.90GHz (100x19) 1 400MHz 256KB 69.2W
1.80GHz (100x18) 1 400MHz 256KB 66.7W
1.70GHz (100x17) 1 400MHz 256KB 64W
1.60GHz (100x16) 1 400MHz 256KB 61W
1.50GHz (100x15) 1 400MHz 256KB 54.7W(B2/C1) 57.8W(D0)
1.40GHz (100x14) 1 400MHz 256KB 51.8W(B2) 54.7W(C1)
1.30GHz (100x13) 1 400MHz 256KB 48.9W(B2) 51.6W(C1)
  • ソケット478版
動作周波数 コア数 FSB 2次キャッシュ TDP
2.00GHz (100x20) 1 400MHz 256KB 75.3W
1.90GHz (100x19) 1 400MHz 256KB 72.8W
1.80GHz (100x18) 1 400MHz 256KB 66.1W
1.70GHz (100x17) 1 400MHz 256KB 63.5W(C1/D0/E0) 67.7W(SL62Z)
1.60GHz (100x16) 1 400MHz 256KB 57.9W(C1) 60.8W(D0/E0)
1.50GHz (100x15) 1 400MHz 256KB 57.9W(C1/D0/E0) 62.9W(DP)
1.40GHz (100x14) 1 400MHz 256KB 55.3W

[編集] Northwood(ノースウッド)

Pentium 4 1.8A GHz (Socket478)

第二世代のPentium 4。Willametteをそのまま130nmプロセスで製造した製品。日本のマニアの間では北森と呼ばれ親しまれている。製造プロセスの微細化による消費電力低減とL2キャッシュの倍増(256KBから512KB)による多少の性能向上を実現している。クロック周波数は2004年2月に3.4GHzを達成した。 発熱量と処理能力のバランスが良くPrescott登場後も根強い人気があったが、2005年3月をもって製造終了。Northwoodではソケットの変更を受けることなく、全てがソケット478版となる。 2002年11月にはXeonプロセッサに引き続きハイパースレッディング・テクノロジー(HT:Hyper-Threading Technology、同時マルチスレッディング)が利用可能なPentium 4がリリースされた。このHTに対応したチップセットとしてIntel 865シリーズが開発された。

  • ソケット478版(のみ)
動作周波数 コア数 FSB 2次キャッシュ HT対応 TDP
3.40GHz (200x17) 1 800MHz 512KB 89W
3.20GHz (200x16) 1 800MHz 512KB ○ / ×(SL792) 82W
3.06GHz (133x23) 1 533MHz 512KB 81.8W
3.00GHz (200x15) 1 800MHz 512KB ○ / ×(SL78Z) 81.9W(D1) 82W(M0)
2.80GHz (200x14) 1 800MHz 512KB 69.7W(D1) 75.1W(M0)
2.80GHz (133x21) 1 533MHz 512KB × 68.4W
2.80GHz (100x28) 1 400MHz 512KB × 68.4W
2.66GHz (133x20) 1 533MHz 512KB × 66.1W
2.60GHz (200x13) 1 800MHz 512KB 69W
2.60GHz (100x26) 1 400MHz 512KB × 62.6W
2.53GHz (133x19) 1 533MHz 512KB × 59.3W(B0) 61.5W(C1/D1)
2.50GHz (100x25) 1 400MHz 512KB × 61W
2.40GHz (200x12) 1 800MHz 512KB ○ / ×(SL6WR) 66.2W(D1) 75.1W(M0)
2.40GHz (133x18) 1 533MHz 512KB × 57.8W(B0) 59.8W(C1/D1/M0)
2.40GHz (100x24) 1 400MHz 512KB × 57.8W(B0) 59.8W(C1/D1)
2.26GHz (133x17) 1 533MHz 512KB × 56W(B0) 58W(C1/D1/M0)
2.20GHz (100x22) 1 400MHz 512KB × 55.1W(B0) 57.1W(C1/D1)
2.00GHz (100x20) 1 400MHz 512KB × 52.4W(B0) 54.3W(C1/D1) 43.7W(SL62Q) 75.3W(SL6SP)
1.80GHz (100x18) 1 400MHz 512KB × 49.6W(B0) 66.1W(C1/D1) 40.9W(SL62R) 68.4W(SL6QL)
1.60GHz (100x16) 1 400MHz 512KB × 38W(SL62S) 46.8W(SL668)

[編集] Prescott(プレスコット)

90nmプロセスで製造される第三世代のPentium 4。L2キャッシュメモリを1MBに増量した一方で、さらなる高クロック化を想定してキャッシュアクセスのレイテンシとパイプライン段数を増加させている。これにより1サイクルあたりの平均処理命令数は低下するため、同じ動作クロックのNorthwoodと比べると僅かながら性能は劣る。

PrescottからはSSE2の拡張版にあたる「ストリーミングSIMD拡張命令3 (SSE3)」の他、一部製品ではバッファオーバーランを利用した攻撃プログラムの実行を防止する「エグゼキュート・ディスエーブル・ビット(XDビット)」や、AMD64互換の64ビット拡張である「Extended Memory 64 Technology (EM64T) 」といった機能が追加されている。

初期の製品では従来のSocket 478に対応する製品も投入されたが、発売早々に775接点のLGAパッケージを採用するSocket 775に移行している。Socket 775はSocket Tとも呼ばれている。このTは次世代Pentium 4として開発していたTejasに由来する。Tejasではより消費電力が増えることからSocket Tの採用が予定されていたが、Prescottでも同程度の消費電力となってしまったことに対する措置である。(LGAソケットの詳細はパッケージ (電子部品)の項目も参照)

  • ソケット478版
動作周波数 コア数 FSB 2次キャッシュ HT対応 XD-bit対応 Intel 64対応 TDP
3.40GHz (200x17) 1 800MHz 1MB × × 103W(C0/D0/E0) 89W(G1)
3.20GHz (200x16) 1 800MHz 1MB ○ / ×(SL88K) × × 103W(C0/SL7PN) 89W(D0/G1/SL88K)
3.00GHz (200x15) 1 800MHz 1MB ○ / ×(SL88J) × × 89W
2.80GHz (200x14) 1 800MHz 1MB × × 89W
2.80GHz (133x21) 1 533MHz 1MB × × × 89W
2.66GHz (133x20) 1 533MHz 1MB × × × 103W(C0) 89W(E0)
2.40GHz (133x18) 1 533MHz 1MB × / ○(SL7FY) × × 89W
2.26GHz (133x17) 1 533MHz 512KB × × × 89W
  • LGA775版
プロセッサ・ナンバ 動作周波数 コア数 FSB 2次キャッシュ HT対応 XD-bit対応 Intel 64対応 TDP
571 3.80GHz (200x19) 1 800MHz 1MB 115W
570J 3.80GHz (200x19) 1 800MHz 1MB × 115W
--- 3.80GHz (200x19) 1 800MHz 1MB 115W
561 3.60GHz (200x18) 1 800MHz 1MB 115W
560J 3.60GHz (200x18) 1 800MHz 1MB × 115W
560 3.60GHz (200x18) 1 800MHz 1MB × 115W
551 3.40GHz (200x17) 1 800MHz 1MB 84W
550J 3.40GHz (200x17) 1 800MHz 1MB × 84W
550 3.40GHz (200x17) 1 800MHz 1MB × × 115W
--- 3.40GHz (200x17) 1 800MHz 1MB × 115W
541 3.20GHz (200x16) 1 800MHz 1MB 84W
540J 3.20GHz (200x16) 1 800MHz 1MB × 84W
540 3.20GHz (200x16) 1 800MHz 1MB 84W
--- 3.20GHz (200x16) 1 800MHz 1MB × 103W
524 3.06GHz (133x23) 1 533MHz 1MB 84W
519K 3.06GHz (133x23) 1 533MHz 1MB × 84W
519 3.06GHz (133x23) 1 533MHz 1MB × × 84W
531 3.00GHz (200x15) 1 800MHz 1MB 84W
530J 3.00GHz (200x15) 1 800MHz 1MB × 84W
530 3.00GHz (200x15) 1 800MHz 1MB × × 84W
517 2.93GHz (133x22) 1 533MHz 1MB 84W
516 2.93GHz (133x22) 1 533MHz 1MB × 84W
515 2.93GHz (133x22) 1 533MHz 1MB × × 84W
521 2.80GHz (200x14) 1 800MHz 1MB 84W
520J 2.80GHz (200x14) 1 800MHz 1MB × 84W
520 2.80GHz (200x14) 1 800MHz 1MB × × 84W
511 2.80GHz (133x21) 1 533MHz 1MB × 84W
505 2.80GHz (200x14) 1 800MHz 1MB × × 84W
506 2.66GHz (133x20) 1 533MHz 1MB × 84W
505J 2.66GHz (133x20) 1 533MHz 1MB × 84W
505 2.66GHz (133x20) 1 533MHz 1MB × × × 84W

[編集] Prescottの影響

Prescottコアで発生したプロセッサの消費電力と発熱の問題を受けインテルはロードマップを大幅に変更した。以降、従来の動作クロックそのものの向上を重視する戦略から、1サイクルあたりの性能の向上を重視する方向へと転換している。その時期を同じくしてプロセッサー・ナンバーを導入している。

[編集] Prescott-2M

2005年2月21日にリリースされた第四世代のPentium 4。後述のTejasの中止により、代替として上位製品であった2次キャッシュを2MB実装したXeonシリーズを流用して商品化した。内容的にはPrescottの2次キャッシュを1MBから2MBへ倍増し、拡張版 Intel SpeedStep テクノロジ (EIST:Enhanced Intel SpeedStep Technology)に対応させたものと考えてよい。XDビットも標準で搭載される。プロセッサー・ナンバーは600番台となる。

また、2005年にコンピュータの仮想化技術であるインテル バーチャライゼーション・テクノロジーを実装された製品(プロセッサー・ナンバーは6x2)も発表された。

プロセッサ・ナンバ 動作周波数 コア数 FSB 2次キャッシュ VT対応 HT対応 XD-bit対応 Intel 64対応 ソケット TDP
672 3.80GHz (200x19) 1 800MHz 2MB LGA775 115W
670 3.80GHz (200x19) 1 800MHz 2MB × LGA775 115W
662 3.60GHz (200x18) 1 800MHz 2MB LGA775 115W(SL8QB) 84W(SL8UP)
660 3.60GHz (200x18) 1 800MHz 2MB × LGA775 115W
650 3.40GHz (200x17) 1 800MHz 2MB × LGA775 84W
640 3.20GHz (200x16) 1 800MHz 2MB × LGA775 84W
630 3.00GHz (200x15) 1 800MHz 2MB × LGA775 84W
620 2.80GHz (200x14) 1 800MHz 2MB × LGA775 84W

[編集] Tejas(テハス、テジャス)

当初第五世代のPentium 4として開発されていたが、消費電力の増大の問題が解決できず、開発中止になった。これに代わるものとしてPentium Dが開発された。

[編集] CedarMill(シーダーミル・Pentium 4シングルコアの終焉)

2006年1月5日にリリースされた第五世代のPentium 4。CedarMillの名称はTejasの製造プロセスを微細化したものとして計画されていたが、Tejasが開発中止となったためPrescott-2Mをそのまま65nmプロセスに微細化したものに変更された。性能を含め内容的にはPrescott-2Mと同一で、プロセッサー・ナンバーも同内容のPrescott-2Mよりも1大きいものが付けられている。Pentium Dの下位製品として位置付けされた。Prescottと同じく消費電力は大きかったが、後に改良によって他社製品と特に変わらない程度まで低下している。その上価格もPrescottより大きく引き下げられており、価格に対する性能は高いものとなった。しかし事実上の後継製品であるIntel Core 2への移行を速やかに行うために大きく宣伝されることは無く、終息を待つこととなる。

消費電力が大きく引き下げられた物は、Prescottに比べて優れたオーバークロック耐性を持つ事が知られており、マニアの間では人気がある。

プロセッサ・ナンバ 動作周波数 コア数 FSB 2次キャッシュ VT対応 HT対応 XD-bit対応 Intel 64対応 ソケット TDP
661 3.60GHz (200x18) 1 800MHz 2MB × LGA775 86W
651 3.40GHz (200x17) 1 800MHz 2MB × LGA775 86W(B1/C1) 65W(D0)
641 3.20GHz (200x16) 1 800MHz 2MB × LGA775 86W(B1/C1) 65W(D0)
631 3.00GHz (200x15) 1 800MHz 2MB × LGA775 86W(B1/C1) 65W(D0)

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月28日 (水) 18:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【Pentium 4】変更履歴

ご利用上の注意