QUALIA
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QUALIA(クオリア)は、かつてソニーが展開していたAV機器の高級ブランドである。名前の由来は、「感覚の質感」という意味をもつ学術用語「クオリア」である。
[編集] 概要
名前の由来は「感覚の質感」という意味をもつ学術用語(→クオリア)。
基本的に家電量販店等での取り扱いは無く(後述の例外を除く)、東京銀座のソニービル内のQUALIA東京(2006年9月30日で停止)および大阪梅田のソニースタイルストア、ソニーのインターネット上の直販サイトソニースタイルのみでの取り扱いとなる。
他のソニー製品に比べ高価であるのは、完全受注生産の上、極限まで造りに拘っているためとソニーは説明している。
しかし、そのような高度な研究や作り込みを要する製品群がおよそ一年毎に開発出来るわけが無く、ブランドイメージだけで売り込んでいるイメージ先行の広告戦略では無いのかとの指摘もある。それを証明するかのように、QUALIA 016に品質上の不具合(フラッシュが正常に動作しない、液晶が正常に表示されない、ロゴに変色に見られるなど)があった事が発覚している。特にロゴの変色は「磨き込みの処理が足りないため」に発生しており、高品質をうたい文句に高額で販売している商品の割にはあまりにずさんな品質管理で、当時のソニーの弱点を露呈する形となった。
2005年9月、事業不振の再生計画の一環として新製品の開発停止が発表されたが、2006年の3月末(2005年度末)の時点で殆どの製品の生産を終了するなど事業を大幅縮小し、その後、一部の流通在庫の終了に伴い完全撤退する格好となっている。
QUALIAイコール「ソニーのハイエンド製品」というわけではなく、当時からQUALIAに属さない製品でQUALIAを超える価格、クオリティをもつ製品もあった。QUALIAシリーズのために新たに開発されたテクノロジーが、後にソニー製品の上位機種の開発にフィードバックされた。インナーヘッドフォンMDR-EX90や液晶テレビBRAVIAの歴代Xシリーズ等がそれにあたる。
[編集] ラインナップ
- QUALIA 001
- 「クリエーションボックス」。ソニー独自の映像信号処理技術「DRC-MFv2」を搭載。テレビ放送やDVDなどの映像信号を高度な演算処理技術により、きめ細かいハイビジョン信号にアップコンバートしてモニターに出力する。現在では放送波のデジタル化で元からハイビジョンで提供されるチャンネルが増え、またプレーヤーやモニター自体、AVアンプ等にこの機能が内蔵されているものが多い。001は当時としては最高の1080iまでの解像度に対応していた。
- QUALIA 002
- HDVビデオカメラ。ハイビジョンハンディカム「HDR-FX1」がベースとなっている。
- QUALIA 004
- フルHD液晶プロジェクター。ランプに高輝度のキセノンランプを採用し、民生用では初のフルHDプロジェクターとして注目を浴びた。
- QUALIA 005
- フルHD(46V型モデルのみ)液晶テレビ。約400個の米国Lumileds社製LEDを使用したトリルミナスバックライトシステムを搭載し、鮮やかな色を再現している。色の表現力は高く、特に赤色は他の追随を許さなかったが、倍速駆動の実用化前の製品であるため液晶テレビ特有の残像もあり、また液晶テレビとしては消費電力が高く高発熱であった。QUALIA製品としては改良の余地が多いため一部のQUALIAファンをがっかりさせたという声も。QUALIA製品の中では唯一、一部の一般家電量販店でも販売された。サイズは46V型と40V型。2007年に70型で定価400万円のトリルミナス搭載液晶テレビ「X7000」を発売。
- QUALIA 006
- 70V型フルHDリアプロジェクションテレビ。透過パネル部にソニー独自の反射型液晶パネルであるSXRD(Silicon X-tal Reflective Display)を搭載し、高コントラスト比の鮮やかな色合いと高速な応答速度を誇る。この機種で培われた技術がBRAVIAリアプロジェクションテレビAシリーズに生かされた。
- QUALIA 007
- Super Audio CDプレイヤー&システムオーディオ。ディスクが宙に浮いているかのように回転するのが特徴。スピーカー部は6連装スーパーツィータで、SACDの特徴である広い高音域を原音に忠実に再生するという。
- QUALIA 010
- MDR-R10というヘッドホンの後継機と言われる。注文者の頭部のサイズを計測しオーダーメイドで作られる。
- QUALIA 015
- トリニトロンカラーモニター。ソニーの得意分野であるブラウン管技術の集大成で、サイズはブラウン管としては最大級の36型ワイド。当初は専用スピーカー、専用台等とセットでのみ販売されたが後に本体のみでも販売された。
- QUALIA 016
- 超小型デジタルカメラ。親指ほどのサイズで記録画素数は200万画素。アタッシュケースに入れられ小型のモジュールを必要に応じて組み替える、ミノックスに代表されるスパイのカメラのイメージ。記憶媒体はメモリースティックデュオ。超小型であるという点にのみ特化しており、カメラとしての性能だけなら同時代のデジタルカメラと比べても高くはないため市場の理解を得られず、QUALIA失敗の象徴とされることも多い。
- QUALIA 017
- MDポータブルオーディオ(再生専用)。真鍮削り出しで高級感に特化したMDウォークマン。
- 原型はMZ-E10という2002年11月にMD発売10周年記念で発売されたマグネシウム合金による世界最小サイズでソニー初のデジタルアンプなどの最先端機能を盛り込んだ、MDウォークマンの名機の一つである。本体に金および銀のメッキを施すオーダーもできた。MDR-EX070が付属する。
- MDR-EXQ1
- 017に付属されているMDR-EX070インナーイヤーレシーバー(イヤホン)が単体で販売されたもの。定価21000円。生産時期によって、製造ラインが韓国→中国→日本と移動した。海外製の個体も最終調整は国内でソニーのエンジニアにより行われた。2007年にはソニーブランドでさらに高価(定価36750円)なMDR-EX700SLが発売された。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年2月14日 (土) 12:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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