RS-68 (ロケットエンジン)

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NASAのジョン・C・ステニス宇宙センターにおいて、試験運転を行う開発段階のRS-68エンジン

RS-68 (Rocket System 68)ロケットダイン社の大型ロケットエンジンである。

目次

[編集] 概要

1990年代末から2000年代にかけて、デルタⅣロケットEELV(Evolved Expendable Launch Vehicle)向けとして、既存のエンジンよりも経費を削減する事を主眼に開発された。

推力海面上で約301トン真空中で約344トン。重量は6,747キログラム、全長2.438メートルで、推力重量比は51.2である。燃焼室は液体水素液体酸素を1:6の比率で9.72メガパスカルの圧力下で燃やす。比推力は真空中で409秒。出力は57%から102%の範囲で調節できる。

競合するSSMEスペースシャトルのメインエンジン)に対し、推力重量比と10%の比推力が低下しているが、部品点数は80%程度に削減されている。RS-68のコストは1400万ドルで、SSMEは5000万ドルである。

エンジンサイクルは2系統の独立したガス発生器サイクルで、燃焼室は溝が多数ある構造をしている。これは元々旧ソビエト連邦で開発されたもので、従来の管を並べた構造に比べると重量が増えるものの、簡単でより安価に製造することができる。また、膨張比21.5のノズルの下部はアブレーション(材料が蒸発する事によって冷却する)素材で作られている。

スペースシャトル計画に続くコンステレーション計画では、宇宙への物資運搬目的に使用されるアレスVロケットの1段目にRS-68を6基搭載する予定である。

[編集] 諸元

  • エンジンサイクル:ガス発生器サイクル
  • 燃料:液体水素
  • 酸化剤:液体酸素
  • 真空中推力:3,371 kN(344 トン)
  • 真空中比推力:409
  • 海面上推力:2,949 kN(301 トン)
  • 海面上比推力:359 秒
  • 膨張比:21.5
  • スロットリング:57-102 %
  • 燃焼室圧力:9.72 MPa
  • 重量:6747 kg

[編集] 参考

[編集] リンク

最終更新 2009年9月16日 (水) 20:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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