Su-27 (航空機)
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Su-27(スホーイ27、スホイ27;ロシア語:Су-27スー・ドヴァーッツァチ・スィェーミ)は、ソ連で設計・製造された戦闘機である。現在でもロシアを中心とする旧ソ連諸国や第三世界で使用され、極めて強力な格闘性能、長大な航続距離を有する。
ロシアでは、非公式な愛称として「鶴」の指小語である「ジュラーヴリク」(Журавлик) を用いている。これは「鶴」を意味する「ジュラーヴリ」(Журавль) の指小形で、「若い鶴」や「子鶴」あるいは愛称形として「鶴ちゃん」といったニュアンスになる。
Su-27は「フランカー」(英語:Flanker:ラグビーやアメリカンフットボールのポジションの一つ)という名称でも呼ばれるが、これは北大西洋条約機構 (NATO) のつけたNATOコードネームである。ただし、近年ではロシアでも対外的にこの名称を用いる場合がある。
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[編集] 概要
[編集] 開発の経緯
ソ連防空軍の要求のもとに開発された戦闘機で、長大な航続距離とミサイル搭載能力が求められた。
試作機であるT-10は1977年5月20日にウラジミール・イリューシンの操縦により初飛行した[1]。しかしT-10は飛行性能が極めて悪く、墜落事故が発生している。
その後開発されたT-10Sで飛行性能が改善されたため、空軍への導入が決定。1989年から配備が開始された。
[編集] 性能と特徴
Su-27の最大の特徴は、高い機動性である。機動性の高さを示す例としてはコブラがよく話題にあがる。コブラは水平飛行しているところから高度を変えることなく急激に機首を上げ失速寸前まで速度を落とす機動で、1989年のパリ航空ショーでテストパイロットのヴィークトル・プガチョーフの手によって初めて西側諸国の前で行われ、注目を浴びた。[2]
ちなみに発展型であるSu-35では旋回中にコブラを行うフックを、更にその発展型であるSu-37では高度を変えることなく1回転するクルビットを行うことが可能である。クルビットが出来るのは推力偏向エンジンを持つおかげだと思われている[誰?]が、回転半径こそ大きくなってしまうもののSu-30MKMでも可能である。
また、Su-27は長大な航続距離とミサイル搭載能力も持ち合わせている。機内燃料のみでミサイルを10t近く搭載し、4,000km近く飛行を行うことが可能である。ミサイル搭載能力については、中距離空対空ミサイルであるR-27を8発搭載でき、加えて短距離空対空ミサイルを4発搭載することが可能である。なお、Su-27の発展型の機体が搭載する射程延長型のR-27EMは約110 kmの射程を持つとされる[誰?]。また、最新型のR-77は約90kmの射程とされている[誰?]。
Su-27の他の特徴として、IRST、レーザー測距装置やヘッドマウントディスプレイ(HMD)があげられる。
- IRSTはUOMS製OPES-27と言う赤外線を探知する装置で、最大で約50km先の目標まで探知することができる。レーダーは電波を探知されるのを防ぐため運用にある程度の制約がつくが、電波などの放出がないIRSTは、探知される危険性がないため運用の制限はない。一部ではこの機能によって『F-22が撃墜できるのではないか?』という推論もあるが、F-22は赤外線放出の減少も図られているため探知は困難とも考えられている[誰?]。
- レーザー測距装置は敵機との距離を測定する装置。上述したIRSTでわかるのは敵機の方向のみで距離がわからないため、レーザー測距装置で敵機との距離を測定する。レーザー測距装置は約18km程度までしか使用できないが、編隊内のデータリンクにより、他の機体で測定した距離と自機で測定した距離、自機と他の機体との位置関係を利用した三角測量で放射源との距離を算出できる。
- HMDは従来のヘッドアップディスプレイ (HUD) とは違い、ヘルメットに直接映像を映し出すシステムで、Su-27では頭の動きとHMDがリンクし、レーダーの探知範囲から外れている航空機をロックオン、攻撃することも出来る。
高い機体性能をもつSu-27だが、アビオニクスは西側と比べ全体的に劣っている。Su-27に搭載されているレーダーは、探知距離はNATOのものと比べてそれほど劣らないものの、複数目標の同時ロックオンが出来ないなど他の面でかなり劣る部分があった。だが、発展型ではレーダーの換装が行われており、例えば初期型のSu-27は1目標ロックオンのジューク27 N001を装備しているが、中国に輸出されたSu-30MKKの初期型は2目標ロックオンが可能となっており、インド向けや中国向け後期型は24目標探知8目標追尾が可能なジュークPH N011を装備し、対地レーダーモードも地図を作り出すSARモードや動目標探知のGMTモードが追加・強化され地形追随レーダーモードが可能との事である[誰?]。
[編集] 発展型の開発
Su-27は多くの発展型が開発・配備されてきた。冷戦後の軍縮とロシアの財政逼迫により、本来は輸出されなかったであろう国内向けの機体や新型機がソ連諸国から海外に売却されており、Su-27も各国に輸出されている。そのため、国内向けの機体よりも輸出向けの機体の開発が先行するというソ連時代では考えられなかった[誰?]状態が続き、Su-30やSu-33等一部の新型機が国内向けに配備されているものの、生産された新型機の多くは海外へ輸出されており、その国内配備数はごく少数に留まっている。
近年になって、ようやく国内向け主力機となるSu-27の発展型であるSu-27SMが配備され始めた。Su-27SMは、これまで運用してきたロシア空軍のSu-27に寿命中近代化 (MLU) 改修を施した機体で、輸出型として開発開始されたSu-35や、やはり海外向けに公開されていた試験機のSu-37をもとに開発されたものである。単座の戦闘機型であるSu-27SMは、複座の戦闘爆撃機型であるSu-30MKよりも空中戦能力に優れる。レーダーも、より新しく探知距離の長い大型のものが装備されている。また、Su-30MKIなどと同様、推力偏向システムも装備するとされる。ロシア空軍の展示飛行チームのひとつである、「ルースキエ・ヴィーチャズィ」に配備された機体が、2005年に初めて公開された。
同機の複座の練習戦闘機型であるSu-27UBMは、空中給油プローブのないSu-30KNに基づいて開発されたSu-27UBのマルチロール改修型である。また、ベラルーシで先行配備されている同種のSu-27UBM1は、イルクーツク航空製造連合の開発したロシア空軍向けのSu-27UBMの派生型となる機体である。今後ロシア空軍に配備されるのもベラルーシのSu-27UBM1に準じた機体となるようである[誰?]。
現在最も注目を集めているSu-27の発展型のひとつが、インド空軍に配備されているSu-30MKIである。同型は推力偏向システムを備えた初めての実用機として知られている。初期の機体はロシア製のものだが、以降はインド国内でライセンス生産を行う予定となっており、このことがインドの航空産業の発展に大きく寄与することは間違いない[誰?]。Su-30MKIの開発が遅れたため、インドには以前よりSu-30Kが配備されているが、今後これらの機体はSu-30KN仕様に改修され、ベラルーシへ輸出される予定である。
中華人民共和国には、輸出を睨んで開発されたSu-27Sのダウングレード型(いわゆるモンキーモデル、ただしレーダーはオリジナルのSu-27が限定的なTWS能力しか持たなかったのに対し、10目標の同時追跡、2目標の同時攻撃が可能なN001 Zhuk-VEに強化されている。)である、Su-27SK/UBKが配備されており、また国内で百機弱程がライセンス生産の殲撃11型 (J-11) として配備されている。この型は対地攻撃能力が追加されたが、非誘導兵器のみの搭載が可能となっている、アビオニクスに関してはガルデーニヤECCM(Electric Counter Counter Measure:対電子妨害対抗手段)を中核とするLTTS統合防御システムが追加装備されており、これはF-15EのTEWS(内蔵型戦術電子戦システム)であるAN/ALQ-135と同等の能力を発揮するとも言われている[誰?]。
また、Su-30MKKが76機空軍に、MKK2が24機海軍に輸入され配備された。これはSu-35の垂直尾翼を装備しているが、Su-30MKIとは違い推力偏向システムは装備していない事に加え、対艦攻撃能力が削除された。但し搭載レーダーは8目標同時攻撃可能なジュークPH N011という情報もある[誰?]。Su-30MKKが現時点で最も高性能な攻撃能力を持つSu-27の発展型とされており同機の実戦配備により、中華人民共和国は初めて台湾(中華民国)全土への有効な航空攻撃手段を手に入れたことになった。また、Su-27の艦載機型であるSu-33を同国が50機購入する計画、あるいはJ-11を元にした艦載型の開発が検討されているとみられており[誰?]、将来同国が航空母艦を運用する際には搭載されることになると思われる[誰?]。
インドネシアには、以前よりSu-27やSu-30の輸出契約が結ばれては、経済危機や同国の政権交代のたびにキャンセルされるという状態が続いていたが、2005年現在Su-27SとSu-30MKと同様の規格と思われる[誰?]機体がそれぞれ2機ずつ納入された。同国では旧式化したF-16Aなどを代替する機体を必要としており、また国内ゲリラ組織への対地攻撃機の需要もあることから、またもや別の理由でキャンセルが発生しない限りは、今後Su-30等が増備されていくと思われる[誰?]。
ベラルーシ空軍及び防空軍では、従来より保有するSu-27を近代化改修する計画を進めている。すでに数機のSu-27UBがSu-27UBM1にアップグレードして配備されており、インド空軍で使用されていたSu-30Kも同様の仕様のSu-30KNに改修され、ベラルーシ空軍及び防空軍に配備される予定である。同国では、今後さらにアップグレード機が増備されていく予定である。
メキシコでは、同国の沿岸権益を守るためとして海軍にSu-27とSu-27UBを配備することを決定した。しかし、後にアメリカの圧力を受けて撤回された。
ベネズエラでは、Su-30MK2を配備し、従来より使用してきたF-16A/Bをイランへ輸出すると発表している。
なお、Su-30MKの派生型は今後マレーシアやタイ王国、アルジェリアなどにも配備される予定であり、同シリーズは現在最も販売が順調なロシア製戦闘機となっている。また、Su-27シリーズに対するメンテナンスや小規模な近代改修は、ロシアのほかウクライナやベラルーシでも行われている。
[編集] ライバルとの比較
性能向上型のSu-27 フランカーと空戦時の勝利確率をそれぞれの機体の能力から求めた。ユーロファイター・タイフーンの開発主体であるBAEシステムズ社のデータである。[4][5]
Su-27は、F-15やF-14などの当時の新鋭戦闘機に対抗して作られた戦闘機であるため、それらと比べられることが多い。
まず、初期型のSu-27は現在の空中戦の勝敗を決定する上で最も重要なレーダーなど電子機器全般の性能や信頼性が、アクティブ式フェーズドアレイレーダー(AESAレーダー)であるAN/APG-63(V)2以降を搭載したF-15に比べて圧倒的に低く、またF-15は早期警戒管制機 (AWACS) など後方支援を担当するシステムとの連携がSu-27に比べて優れている。ただ、広大なロシアやソ連の国土を効率的に防衛するため、Su-27各型はF-15等アメリカ製の戦闘機が搭載するAIM-120空対空ミサイルなどよりも射程が長いR-27空対空ミサイルを装備しており、もし単機同士が向かい合って、電子的な妨害が無い状態で戦闘を行う場合を想定すると(そのような戦闘は現代ではまずありえないが)、ロシア製戦闘機の方が有利であるとアメリカ軍の当局者も認めている。また、ロシア空軍向け近代化改修型のSu-27SMは新型のR-77空対空ミサイルを搭載するとされている。
なお、アメリカがシミュレーションでSu-30(Su-27の発展型で、複座の戦闘爆撃機型)とF-15Cの1対1での空戦を行ったところ、ある一定の状況に追い込んだ場合確実にSu-30が勝利するという結果が出た。ただしこれはF-22の予算を獲得するためSu-30をわざと勝たせたとの説もあり[要出典]、やや信頼性に欠ける。
1992年にロシアのSu-27部隊がラングレー空軍基地を親善訪問した際、模擬空戦でSu-27がF-15Cに勝利したという情報もあったが、それは虚偽であるとの情報[1]もあり確かではない。
また、Su-27は同時期に開発されたMiG-29と比較されることも多いが、スホーイ設計局では広大な国土を防空する用途として長い航続距離と高い積載能力をコンセプトに、対してミコヤン設計局では局地における格闘戦用途の戦闘機という方針で開発された。両設計局とも中央流体力学研究所の研究結果を基にしたため基本形状が似ているが、その点に関してはMiG-29の項目を参照されたい。なお、1999年2月25日にエリトリアが使用しているMiG-29とエチオピアが使用しているSu-27が交戦した。Su-27がMiG-29を撃墜し勝利に終わっているが、その詳細についてもMiG-29の項を参照のこと。
[編集] 主な派生型
Su-27は艦上機型であるSu-33や戦闘爆撃機型であるSu-34など多数の発展型が開発されている。 F-15イーグルの戦闘爆撃機型であるF-15EがストライクイーグルとよばれることからSu-32/34はストライクフランカーと呼ばれることもある。
- T-10
- 原型機。偵察衛星で存在を確認したアメリカは当機をラムK (Ram-K)と呼んで識別し、NATOではフランカーA (Flanker-A)と呼んで識別した。
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- T-10S
- T-10の改良型。飛行性能が改善されたため当機が生産型の基本型となった。
- P-42
- エンジンを推力1000kg増しの特別型であるR-32に換装し、必要最低限の電子機器だけを搭載した記録挑戦型。1988年から各種の速度・高度記録に挑戦し27の世界記録を樹立した。
- Su-27
- 最初に量産された基本型。最も多くの機体が製造され、現在も大多数の実戦配備機はこの型である。
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- Su-27SM
- 近年ロシア空軍で既存のSu-27に対し近代化改修がされた型。外見は殆ど変わらないが、90年代に開発されたSu-35/37などのデモンストレーション機で蓄積された技術が投入されており、アビオニクス面で大幅に強化されている。R-77の発射能力と、10目標探知2目標追尾のレーダーを装備したことによる同時交戦能力を獲得した。
- Su-27SMK
- SM型のハードポイントを12箇所に増やし、対地攻撃能力を強化したマルチロール型。輸出を意識した機体だが、2008年現在デモ機のみで量産はされていない。
- Su-27RV
- ロシア空軍のアクロバットチーム、ルースキエ・ヴィーチャズィ用の改修機。GPS航法装置を装備し、西側の周波数に対応した航空無線機を特別に搭載している。また、演技用のスモーク発生装置を翼端に搭載する。
- Su-27UB
- Su-27の複座練習機型。NATOではフランカーC (Flanker-C)と呼んで識別した。
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- Su-30M
- Su-30を多用途任務化したもので、対地攻撃用兵装システムを装備したもの。
- Su-30MK
- Su-30の設計を発展させた複座のマルチロール輸出型。数種類の発展型が開発されている。
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- Su-30MKA
- アルジェリア向けマルチロール型。導入予定。
- Su-30MKI
- インドに配備中の複座のマルチロール型で、推力偏向装置を備える。同国でのライセンス生産も契約されている。NATOではフランカーH (Flanker-H)と呼んで識別した。
- Su-30MKK
- 中華人民共和国に配備中の複座マルチロール型。推力偏向装置は装備されず、MKKでは対艦攻撃能力もオミットされているが、レーダーと電子装置は新型に換装されており、Su-30MKKが現時点で最も高性能な攻撃能力(ハード)を持つSu-27の発展型とされている。MKKは空軍向け、MKK2は海軍向けである。NATOではフランカーG (Flanker-G)と呼んで識別した。
- Su-30MKM
- マレーシアに輸出される複座のマルチロール型で、Su-30MKIに準ずる機体。なお、2005年12月19日の報道によれば、タイ王国も5億ドルで12機のSu-30MKMの購入を契約した。
- Su-30MKV
- 2006年にベネズエラに輸出された複座のマルチロール型。
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- Su-27K
- Su-27の艦上戦闘機型。NATOではフランカーD (Flanker-D)と呼んで識別した。
- Su-27IB
- Su-30をベースとした戦闘爆撃機。飛行中における乗員間の意思疎通を考慮しコックピットは並列複座で、コックピットは生存性向上のためにチタン合金によって装甲されている。低空侵入のための航法・攻撃・地形追随・回避レーダー、レーニネツB-004フェーズド・アレイ・レーダー、大型化されたテイルコーンに後方警戒レーダー、深部侵攻作戦時の低空飛行の安定のため飛行安定制御システムを装備した。重量増加によって主脚はタンデム配置のダブルタイヤになっている。
- 搭乗員は前脚収容庫内の扉から乗降、コックピットは通常巡航時に与圧され、長時間飛行に備えてトイレと簡易キッチンも設置されている。原型機Su-27IBは1990年4月に初飛行、2006年にロシア空軍が制式採用し、2015年までに約200機調達予定。NATOではフルバック (Fullback)と呼んで識別した。
- 前述のように旧西側からは「ストライクフランカー」の俗称が付けられているが、同様に海外では「プラティパス」(platypus:「カモノハシ」の意)というニックネームも使われることがある。
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- Su-34
- Su-27IBを改称。戦闘爆撃機型。
- Su-32FN
- Su-32のロシア海軍向け沿岸哨戒任務用。
- Su-27M
- 主に輸出を目的として開発が開始されたSu-27の実用最新型。
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- Su-35
- Su-27Mを改称。開発中の機体はカナード翼を装備していた。NATOではフランカーE (Flanker-E)と呼んで識別した。
- Su-35UB
- Su-35の複座練習機型。
- Su-35 (Su-35BM)
- Su-27SKMに準じた派生型。ロシア空軍が160機を調達予定とされ、Su-35の最初の量産型となると見られる。カナード翼を廃した。
- Su-37
- Su-27M2を改称。Su-35の更なる発展型として開発が行われていたマルチロール型機。推力偏向装置をシリーズで初めて装備した。2機製作されたが1機は墜落、もう1機は推力偏向装置が撤去されている。NATOではフランカーF (Flanker-F)と呼んで識別した。非公式愛称はテルミナートル(ターミネーター)及びスーパーフランカー。
[編集] 運用国
ソ連
- 空軍 - Su-27/S/UB
- 防空軍 - Su-27/P/UB
- 海軍 - Su-27K
- 海軍航空隊 - Su-27/UB
ロシア連邦
- 空軍 - Su-27/S/SM/P/UB/UBM/30/30M/30MK/34
- 海軍 - Su-33/32
- 海軍航空隊 - Su-27/UB
ウクライナ
- 空軍 - Su-27/S/UB
- 防空軍 - Su-27/S/UB
- 海軍航空隊 - Su-27/UB
ベラルーシ
- 空軍及び防空軍 - Su-27/S/UB/UBM1/30KN
カザフスタン
- 防空軍 - Su-27/UB
トルクメニスタン
- 空軍 - Su-27/UB
ウズベキスタン
- 空軍 - Su-27/UB
アンゴラ
- 空軍 - Su-27/S/UB
エチオピア
- 空軍 - Su-27/S/UB
エリトリア
- 空軍 - Su-27/S/UB
アルジェリア
- 空軍 - Su-30MKA(予定はあったが部品強度の不備を理由に導入キャンセル。アメリカの圧力、政権内部の権力闘争などの背景が噂されているが詳細は不明)
中華人民共和国
- 空軍 -Su-27SK、Su-27UBK、 J-11/B/BS、Su-30MKK
- 海軍 - Su-30MKK2
インドネシア
- 空軍 - Su-27S/30KI
マレーシア
- 空軍 - Su-30MKM(予定)
ベネズエラ
- 空軍 - Su-30MK2(2006年2機、2007年8機、2008年14機)
[編集] 購入計画のあった国
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- 航空自衛隊にロシア製の航空機を導入する事は、各種規格が全く違う航空機を運用しなければならないために制約と困難が多く、実際にSu-27が導入されていたとしても、配備先が教導飛行隊のみでは費用対効果を始め、補給整備の煩雑化や稼働率の維持など、どれだけの意義があったのかの疑問も呈されている[誰?]。
- 機体の購入こそ行わなかったものの、平成10年10月に航空自衛隊のパイロット2名をロシアに派遣し、実際にSu-27への体験搭乗を行わせている。
- スホーイ設計局のミハイル・A・ボゴジアンは平成12年8月の日経産業新聞のインタビューで「もし希望があれば所定の手続きにのっとって交渉できる。フランカーの開発、実用化の過程で膨大な国家資金を投じた。購入機数が数機程度では、商談に発展しないだろう。交渉を前進させるには一定の機数(十二機)確保が前提条件となる」と答えた。このことから(このインタビューの数年前にあったであろう)交渉は「所定の手続き」に至るだけの進展はなかったこと、自衛隊側が購入を意図したとしても数機以下の、かつてのヴァンパイア練習機のようなサンプル購入であり、ロシア側の望むような飛行隊が編成できる数量ではなかったことが推察できる[誰?]。
[編集] 仕様
- 乗員: パイロット1名
- 全長: 21.94 m
- 全幅: 14.70 m
- 全高: 5.93 m
- 翼面積: 62.0 m2
- 空虚重量: 17,700kg
- 運用時重量: -- kg
- 最大離陸重量: 33,000kg
- 動力: リューリカ設計局製 AL-31Fサルトゥンエンジン A/B付きターボファンエンジン×2
- 推力(A/B) 122.58 kN
12,500 kgf ×2 - 最大速度: マッハ 2.3 @A/Bオン
- 航続距離: 約4,000km
- 最大運用高度: 18,000m
- 上昇率: -- m/min
- 翼面荷重(最大離陸重量時): 532 kg/m2
- 固定武装: GSh-301 30mm 機関砲×1 (150発)
- 搭載兵器
- 電子兵装 SLOTBACK射撃管制レーダー
- 空対空ミサイルR-27 (ミサイル)、R-73 (ミサイル)
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 隔週刊ファイティング・エアクラフトDVDコレクション24号
- ^ 当初はドッグファイトにおいてもコブラは有効であると考えられていたが、実際のところコブラは約250 kt(時速460km)程度の低速域でしか行うことが出来ず、コブラを行った後は急激に速度が落ちてしまうため、空戦には不向きであった。現在においては、ドッグファイトでコブラを使用することはほぼ不可能であり、またそのメリットもない、というのが一般的な評価である。しかし、コブラのような高迎え角の状態で機体を制御できるほどのポスト・ストール性能を持つという事実は、現在でも高く評価されている。参考までに、ハリアーも類似の目的の機動が出来る。ドッグファイトで敵機に後尾を取られたとき、ジェット排気口を下に向けて急上昇し、その下を敵機が通過してその後排気口を水平に戻し後尾を取る戦法が有効と言われていた。しかしコブラ同様、速度が著しく低下するため、「仕切り直し」以上の効果はなさそうである。(出典-『自衛隊VS米軍・もし戦わば』)
- ^ 「BVR」とは Beyond Visual Range の略
- ^ 石川潤一著 『ユーロファーター・タイフーン』 軍事研究 2008/12号 59-71頁
- ^ http://typhoon.starstreak.net/Eurofighter/tech.php
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月11日 (水) 00:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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