TD平行カルダン駆動方式
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TD平行カルダン駆動方式(ティーディーへいこうカルダンくどうほうしき。TD Drive)は、電車の駆動方式の一種である。
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[編集] 概要
中空軸平行カルダン駆動方式に代わる駆動方式として、日本の東洋電機製造が実用化した。「TD」とは、2枚の円盤を使う構造(Twin Disc)に由来するが、開発に携わった東洋電機製造の頭文字(Toyo Denki)をかけてあるともいわれる。
モーターを車軸と平行に台車枠に固定し、モーターの出力軸と駆動歯車を、大きな偏位を許容する「TD継手」を介して接続する。TD継手の内部では、2枚の円盤にはさまれた、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)でできた「たわみ板」を組み合わせて偏位を吸収している。たわみ板により動力を伝達し、偏位を吸収することから、中空軸平行カルダンの発展型とみなすこともできる。
中空軸平行カルダン駆動方式と比較して、モーターの回転軸には中実軸が用いることができ、保守性が格段に向上している。このため西日本を除くJR各社など、かつて中空軸平行カルダンを採用していた鉄道事業者を中心に、採用が進んでいる。
また、インターナルギアを用いるWN平行カルダン駆動方式と比較して、構造が単純で組み立てや調整がたやすく、惰行時の騒音も少ない。また、給脂の必要がないため、保守も簡素化できる。一方、高速運転における耐久性についてはWN継ぎ手に一歩劣るとされ、新幹線では使われていなかったが、近年たわみ板の耐久性が向上したことから、JR東海所属の700系C19編成以降のグリーン車のみで採用されており[1]、N700系Z・N編成で本格採用された。
[編集] 採用事例
[編集] 日本国有鉄道→JRグループ
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 207系900番台 - 国鉄唯一の採用例。JR東日本に継承。
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- N700系3000番台 - N700系は山陽・九州直通用の7000番台を除き台車も含めてJR東海と共同設計になったため採用された。(7000番台はWN平行カルダン駆動方式)
- 223系5000番台 - JR四国5000系と共同設計になったため採用された。(5000番台・9000番台以外はすべてWN平行カルダン駆動方式)
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 日本貨物鉄道(JR貨物)
- M250系 - コンテナ貨物電車。
[編集] 私鉄
※両車はWN平行カルダン駆動方式と混在。
- ※上記以外のカルダン駆動車は直角カルダン
- 名古屋鉄道
- 1600系(廃系列) - ク1600を除き全車1700系に改造
- 1700 - 2300系 - 1700系は1600系の改造車。2300系はWN平行カルダン駆動方式。
- 3100系
- 3500系 (2代)
- 3700系
[編集] 関連項目
電車の駆動方式
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ JR西日本所属の700系はグリーン車を含めすべてWNドライブを採用する。
最終更新 2009年9月16日 (水) 12:51 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【TD平行カルダン駆動方式】変更履歴


