TDRS

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TDRS(第1世代)
TDRS(第2世代)

TDRS (Tracking and Data Relay Satellite) は、NASAおよびアメリカ合衆国政府機関によって、スペースシャトル国際宇宙ステーション (ISS)、人工衛星 (ハッブル宇宙望遠鏡、ランドサット、TRMM、EOSなど)との通信に使用されるデータ中継衛星のシリーズであり、またその衛星を使ったネットワークである。

システムはNASAの運用する全ての有人宇宙ミッションにおける通信をおこなう地上局による既存のネットワークを置換できるよう設計されている。その第一の目標は、宇宙機が地上と交信できる時間を増加させ、転送できるデータ量を改善することにある。

初期の7つの衛星はTRW社によって開発された。後の3つのバージョンはボーイング・サテライト・システムズによる。合計10機が打ち上げられ、うち9機が稼働中である。

初号機は1983年スペースシャトルチャレンジャー」による最初のミッションであるSTS-6により宇宙に運ばれた。チャレンジャー号の軌道から静止軌道に衛星を運ぶためのロケットはボーイング社が開発したが、これが正常に働かなかったため、やむを得ず衛星に搭載されたスラスタを使用した。このため衛星の運用上の寿命が縮まると思われたが、実際には予定運用期間10年の2.5倍にあたる25年を2008年5月に迎えた。TDRS-1は、2009年10月には静止軌道から外され運用を終了する。

二号機は1986年にチャレンジャー号の10番目のミッションであるSTS-51-Lで打ち上げられたが、打ち上げ直後の爆発事故により失われた。その後の5機は別のシャトルにより正常に打ち上げられた。残りの3機はアトラスIIaにより2000年2002年に打ち上げられた。

TDRSの地上局は、ホワイトサンズ試験施設に設置されており、アメリカ大陸の西側と東側上空の静止軌道に位置しているTDRSと通信を行っている。その他、インド洋上空のTDRSとはグアム局を通じて衛星で通信を中継している。これにより、ほぼ軌道1周回の通信をカバーできる。ただし、インド洋上空のTDRSはシャトルミッションなど、優先度の高い運用にしか準備されない。

[編集] 衛星の種類

  • 第1世代TDRS
  • 第2世代TDRS

[編集] 打ち上げ履歴

衛星名 打ち上げ日 打ち上げ機(ミッション名) 備考
TDRS-A 1983年4月4日 チャレンジャー (STS-6)
TDRS-B 1986年1月28日 チャレンジャー (STS-51-L) 打ち上げ失敗
TDRS-C 1988年9月29日 ディスカバリー (STS-26)
TDRS-D 1989年3月13日 ディスカバリー (STS-29)
TDRS-E 1991年8月2日 アトランティス (STS-43)
TDRS-F 1993年1月13日 エンデバー (STS-54)
TDRS-G 1995年7月13日 ディスカバリー (STS-70) TDRS-Bの代替
TDRS-H 2000年1月20日 アトラスIIa
TDRS-I 2002年3月8日 アトラスIIa
TDRS-J 2002年12月10日 アトラスIIa

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月14日 (土) 11:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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