ヤマハ・TZM50R

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ヤマハ・TZM50R(ティーゼットエムごじゅうアール)は、ヤマハ発動機が製造・販売していた原動機付自転車の車種名。

目次

[編集] 概要

  • YSR50/YSR80の後継車として開発が行われた12インチスポーツモデル。車名は日本GP250ccクラスでワークスマシンのYZRではなく、市販車ベースで優勝を飾った原田哲也の車両“TZ-M”に由来する。

エンジンはTZR50R(4EU)ベース(シフトドラムの回転方向の違いや、クラッチ板の枚数がTZR50R:3枚に対してTZMは4枚などの違いがある)の水冷2サイクル 単気筒に変更され、それに伴いフレームのねじれ剛性が50%ほど強化されている。'93TZR50Rに比べ大径のキャブレターが装備され、シリンダーの掃気ポートが拡大されている。 ブレーキも前後ディスクブレーキ(フロント2ポット、リヤ1ポット。共に片押し)が奢られ、フロントサスペンションもYSRが片側のみオイルダンパーであったのが、 左右共にオイルダンパーになったのも大きな変更点である。 ホイールは、同じく12インチながら、YSR50/80の鉄製プレスホイールから、 TDR80/50と同様の鋳造アルミの中空スポークホイールが採用された。 但し、TDR80/50とは違い、リヤが軽量化のため小径ディスクローターが採用されている。 リヤサスペンションはモノクロス式。 一方、コストの関係からか、タンクはYSRと同じもが採用され、 トップブリッジやアッパーカウル、エアクリーナボックスなどはTZR50との共通部品である。 エンジンもシリンダーはTZMの専用部品であったものが逆にTZR50Rに採用されていることから、素姓の良さがうかがえる。 またYECからも数々のレース用パーツが提供された。特にレースの世界ではYECのCDIが定番になっているほど信頼性は高いようだ。

  • 同車輌は、1993年2月~1999年12月迄の期間に製造された。
  • 4KJ2は、原田哲也の世界GP250ccクラス1993年々間王者獲得を記念して、発売された限定車である。

[編集] 主要な装備

  • エンジン:水冷2ストローク単気筒49cc、クランクケースリードバルブ、CDI点火制御、気化器燃料供給、最高出力7.2ps。
  • サスペンション:フロント/テレスコピック、リヤ:モノクロス式(リンク無)
  • ブレーキ:フロント/ディスクブレーキ(片押2ポットキャリパー)、リヤ/ディスクブレーキ(片押1ポットキャリパー)
  • 変速:1速/3.250、2速/2.125、3速/1.550、4速/1.227、5速/1.040、6速/0.923
  • 1次減速比3.578 ; 2次減速比3.461
  • スポーツ志向に割り切って作られており、TZR50/R,YSR50/80のようなシートカウル内への収納スペースが無い。

[編集] 歴代車種

  1. 4KJ1:1994年2月発売 車体色:白/赤、車輪色:白
  2. 4KJ1:1994年2月発売 車体色:白/青、車輪色:紫
  3. 4KJ2:1994年3月発売 車体色:赤、車輪色:金 ※Telkor-Yamaha
  4. 4KJ3:1997年4月発売 車体色:白/赤、車輪色:白

[編集] カスタム関連

  • トランスミッション:エンジンはTZR50R(4EU)と同じく、YZ80(1993モデル)をベースとしている。このYZは1速/2.454、2速/1.882、3速/1.529、4速/1.294、5速/1.130、6速/1.000とクロスレシオになっているため、定番の流用カスタムであるようだ。
  • CDI:レースの世界ではYECのCDIが定番になっているほど信頼性は高い。季節に合わせて細かくセッティングできる。
  • リヤサスペンション:こちらもYEC製が定番で1~4型までが存在する。1,2型はセッティング幅が少なくその後改良された3型は設計時の不具合が原因でメーカーが4型と無償交換された。
  • ステップ:標準のステップホルダーの取り付け位置から、上方15mm程度までフレーム側に穴あけ加工をすることでステップ位置を調整できるように作られている。

[編集] 関連項目

最終更新 2008年5月29日 (木) 15:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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