Technics

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Technics(テクニクス)は、パナソニック株式会社の音響機器向け登録商標1971年発売のスピーカー SB-1204 のペットネーム「Technics 1」で初めて用いられた[1]

現在では世界標準になっているレコードプレイヤー(ターンテーブル)など、ヤマハと双璧をなすクラブDJ機器に主に用いられている。

目次

[編集] 概説

1960年代末に開発されたスピーカーシステム、ダイレクトドライブモーターから始まり、中~高級オーディオ市場に進出。その後は低価格帯の音響機器(大衆向けシステムコンポ-ネントステレオのYouシリーズ/Vシリーズや、据え置き型テープレコーダーRS-4800等)にも使用した。更に電子オルガンの「テクニトーン」、電子ピアノ、消音ピアノユニット等もテクニクスブランドで販売した。

大手総合家電メーカーが軒並みオーディオ分野に進出する中で成功を納め、下記する数々の新技術(ダイレクトドライブ、リニアフェイズ、擬似A級、MASH[2]等)を開発・商品化して、名機と呼ばれる機種も輩出したが、オーディオ専業メーカーとは異なり、大企業の一事業部としての採算性の制約から発売機種は低~中価格帯の分野に集中していた。

1990年代以降は、バブル崩壊や、デジタル化の急速な進展に伴うオーディオブームの衰退で販売実績が低迷し、末期には単品コンポを始めシステムコンポ、ポータブルCDプレイヤーがあったが(ポータブルCDはコンサイズコンポシリーズとして販売)、間もなくこれらの生産販売から撤退した。

その後、一時期Panasonicブランドに全製品が置き換えられたが、ファンから批判を受け、低価格帯にPanasonicを、高級機にTechnicsを適用する戦略に変更した。また、受注生産(一部量産)の金色に輝く製品は、Gシリーズ(GOLDのG)と呼ばれ、90年代初頭の高級機種のみTechnicsブランドとした。(そのころの代表機種としてはセパレートアンプの7000シリーズなどがある)その後、96年以降ふたたび下位機種にもTechnicsのブランド名が記名された。  

ニューヨーク近代美術館に、レコードプレイヤ-「SL-10」とホーン型スピーカー「SST-1」が収蔵されている。

2008年現在、テクニクスブランドはクラブDJ向け製品のみに存続し、世界標準ともいえるアナログレコードプレイヤ-「SL-1200」シリーズ、DJ向けCDプレーヤー「SL-DZ1200」、スクラッチミキサーの「SH-EX1200」・「SH-MZ1200」等が販売されている。

かつて「SY-1010」と言うアナログシンセサイザーを出していた。

[編集] オーディオ史上に残る実績

[編集] ダイレクトドライブの開発

同社は、ダイレクトドライブレコードプレイヤーの市販商品化に世界で初めて成功したメーカーである(ただし、初のダイレクトドライブターンテーブル「SP-10」(1970年)は「ナショナル」ブランドであった)。その系譜は、SP-10MK2、MK3等を経て、現在の「SL-1200」シリーズに続いている。

また、レコードプレーヤーほど有名ではないものの、カセットデッキやオープンデッキにもダイレクトドライブを積極的に採用している。RS-275U(1971年)は世界初のダイレクトドライブカセットデッキである。

詳細は「ダイレクトドライブ」を参照

[編集] 「擬似A級」への取り組み

1970年代後半に国内メーカー各社がそれぞれ独自に「擬似A級」と呼ばれる増幅方式のパワーアンプを発表・製品化したが、中でも最も長期に渡り改良を進めたのが同社である。パワーアンプ「SE-A1」(1977年)の「Class A+」から始まり、「Strate DC」「Class AA」、「New Class A」、「New ClassA Computer Drive」「MOS ClassAA」等、回路方式により幾つかの呼称が存在した。事実上最後のセパレートパワーアンプとなったSE-A1010MK3にもMOS ClassAA回路が採用されている。

詳細は「アンプ」を参照

[編集] リニアフェイズスピーカ

通常のスピーカーでは、ウーファ・スコーカ(ミッドレンジ)・ツイータ各々のユニットの奥行き寸法や、振動板の応答速度が異なるため、聴取位置での各音域の位相(フェイズ)は大きくずれているのが普通であった。そこで聴取位置での位相を揃えた「リニアフェイズ」と称するスピーカーシステムを商品展開した。

一般的なスピーカーでは各ユニットが同一平面上に配置される(だから位相が大きくずれる)が、リニアフェイズスピーカでは、ボイスコイルの位置がほぼ等しくなるような配置となるため、前面バッフルは階段状の独特の外観となった(SB-7000、SB-6000、SB-5000等)。またホーン型ユニットが採用された製品では、ホーンの先端がバッフル前面から突出したデザインとなった(SB-10000等)。

リニアフェイズスピーカには、階段状のシンボルマークが付けられていたが、平面型ユニットの採用で外観が階段状ではなくなった製品であっても、階段状のシンボルマークは継承されていた。

[編集] 関連項目

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  1. ^ Technicsの名は、同社の阪本楢次(「げんこつ」の愛称で親しまれた8P-W1 - 輸出用に初めて"Pana Sonic"商標が用いられたスピーカーの設計者)と、大口取引先だった日本橋電気街の河口無線(後に上新電機小会社を経て現在はクボテック傘下)の、当時の会長との会話の中で決まったという(『松下電器ラジオ事業部50年史』-非売品、その他より)
  2. ^ NTTとの共同開発

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年6月24日 (水) 02:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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