UK (バンド)
UK (バンド)の最新ニュースをまとめて検索!
| U.K. | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 出身地 | イングランド |
| ジャンル | プログレッシブ・ロック |
| 活動期間 | 1977年-1980年 |
| レーベル | E.G. Records ポリドール・レコード ヴァージン・レコード |
| 共同作業者 | エイジア ロキシー・ミュージック フランク・ザッパ キング・クリムゾン Bruford |
| 旧メンバー | |
| ジョン・ウェットン ビル・ブラッフォード エディ・ジョブソン アラン・ホールズワース テリー・ボジオ |
|
UK(ユー・ケイ)は、イギリスで結成されたプログレッシブ・ロック・バンド。1978年に結成し、1980年に解散した。
1995年に突如再結成のニュースが報じられたが、アルバム録音中に空中分解状態になった。
目次 |
[編集] 変遷
元キング・クリムゾンのメンバーであるジョン・ウェットン(vo.b)とビル・ブラッフォード(ds)が、クリムゾンのようなインプロビゼーション主体のロックを再びプレイしようと話をしたことに端を発する。
当初、ELPを発展させた音楽を作って米国の市場を開拓しようというコンセプトのもと、元イエスのリック・ウェイクマンを誘いキーボード・トリオ編成での活動を試みるが、マネージメントの問題(ギャラの配分及びバンド名に個人の名称を入れるかどうかで意見が分かれたと言われている)で挫折。その後、ウェットンがロキシー・ミュージックで一緒になったエディ・ジョブソン(kbd,vln)に参加を打診。リハーサルの途中でギタリストの必要を感じたので、ブラッフォードが自身のソロアルバム『Feels Good To Me』に参加していたアラン・ホールズワース(g)を誘い、ファースト・アルバムに参加する4人のメンバーが決定した。
1978年、このメンバーによるファースト・アルバム『U.K.(邦題:憂国の四士)』をリリースしツアーを行うが、アルバム録音の時点で音楽性の乖離は見え始めていた。ツアーでは新曲も披露されるが、この時点で音楽性の不一致は隠せない物となる。ブラッフォードとホールズワースは、よりジャズ/フュージョン的な音楽性を求め脱退し、フュージョンバンド"BRUFORD"を結成する。
ジョブソン、ウェットンは、後任のドラマーとして、ジョブソンの知り合いでフランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンションで活動していたテリー・ボジオを誘い、キーボード・トリオ編成でバンドを再スタートさせる。
1979年、セカンド・アルバム『デンジャー・マネー』、同年、ライブ・アルバム『ナイト・アフター・ナイト』をリリースするものの、徐々にジョブソン色が強くなっていく中でウェットンとジョブソンの方向性に違いが生まれ、翌年、ツアー後に解散した。
1995年に突如UKが再結成すると言うニュースが広まった。
1996年からジョブソンとウェットンで録音を開始。ブラッフォード全面参加、フリップ参加、ブルガリア女声合唱団をフィーチャー予定等と報じられたが、ジョブソンの作業の遅れ(CM音楽製作を優先)とウェットン/ジョブソンの仲違いによりUKは空中分解状態となった。 結局この時の音源の一部はウェットンのベース、ヴォーカルを差し替える等してジョブソンのソロ名義「Voices Of Life」として2000年に発表された。
2007年、ジョブソンを中心として、元キング・クリムゾンのトレイ・ガン、テリー・ボジオとユニットを組んだ事もあるアラン・ホールズワーススタイルのギタリスト・アレックス・マカセックら5人編成で、UKZの結成が発表された。
2009年6月ジョブソンにとって30年ぶりとなるUKZの来日公演が行われた。その公演での曲目はUK時代のものが中心であり、下記のとおり。(全公演共通)
- Night After Night - UK
- Alaska -UK
- The Only Thing She Needs - UK
- Houston - UKZ
- EddieJobson Solo (Theme of Secrets, Prelude, Nostalgia etc)
- Jacaranda - KTU
- Legend - UKZ
- Marco Minnemann Drums Solo
- Tu-95 - UKZ
- Rendezvous 6:02 - UK
- Carrying No Cross - UK
- Radiation - UKZ
- In the Dead of Night - UK
- Encore
- Larks' Tongues in Aspic Part 2 - KING CRIMSON
- Caesar's Palace Blues - UK
- The Sahara of Snow Part 2 - BRUFORD
2009年11月ジョブソンが新たに結成したEddie Jobson's U-Z Projectのライブにおいて、遂にウェットンとの共演が実現した。ライブでは、UK、キング・クリムゾンの曲も演奏している。
[編集] 音楽性
ファースト・アルバムでは、ブラッフォードやホールズワースの持つジャズ・ロック的要素、ジョン・ウェットンの持つハードロック的要素、シンセサイザーやエレクトリック・ヴァイオリンを用いたエディ・ジョブソンのインストゥルメンタル的要素が互いに絡み合い、ジャズとロックの要素がほぼ均等に導入された楽曲とアレンジを聴く事が出来るが、ジョブソン色の強いA面とホールズワース色の強い旧B面で違和感があり、散漫な物となっている。録音も良くないためこのアルバムは賛否両論である。2009年、UKZ来日とあわせて、Eddie自身によるリマスター版がリリースされる。
セカンド・アルバムではブラッフォードやホールズワースがいないせいもあってか、インプロビゼーションの要素は後退し、ウェットンが当初考えていたような、ELPを発展させたような音楽を作り上げている。新加入のテリー・ボジオの超絶技巧的なドラミングなども聴きどころとなっている。
キース・エマーソン的なオルガンなどの伝統的要素を活かしつつも、シーケンサーやモダンなハーモニーを積極的に取り入れて同時代的な個性を築いた。1978年、4人UKのときのライブで、The Only Thing She Needs, Carrying No Cross ,Caesar's Palace Blues も演奏されているが、ギターのアランが抜けてEddieの活躍の舞台が広げられたのだが、4人UKの頃の楽曲アレンジと、本作の完成度の高さは比ぶべくもない。Metamorphosisというカーヴド・エアの最高傑作エアカッに収録されたEddieの作品と同様の、非常にハイセンスな構成を持っている楽曲が多い。
しかし、この時期の音楽シーンはパンクやニュー・ウェイヴといったジャンルが主流であり、1960年代-1970年代のプログレッシブ・ロック的な雰囲気を多く残し、演奏技術を前面に押し出す作風は時代遅れのものとして映った。日本およびヨーロッパでは歓迎されたものの、音楽の最大マーケットであるアメリカやバンドの母国であるイギリスではセールスにつながらなかった。
結果としてバンドは解散するが、このUKの解散を以って、1970年代のプログレッシブ・ロック・ムーブメントの終焉とされる事が多く、これを踏まえた形で、ジョン・ウェットンは1982年に、ポップ性の強いエイジアを結成した。これが商業的に成功した事によって、他のプログレッシブ・ロック系のミュージシャンにも多大な影響があったと言われている。さらに、他のメンバーの作品を考えても、U.K.のサウンドは1980年代にプログレッシブ・ロックがポップ性を強調した形で再生する為の宿命的な通過点であった、という言い方も出来るとされている。
[編集] メンバーと担当楽器
[編集] Wakeman, Wetton & Bruford 1976年
- リック・ウェイクマン(Rick Wakeman) - keyboard
- ジョン・ウェットン(John Wetton) - vocal/bass guitar
- ビル・ブラッフォード(Bill Bruford) - drums/percussion
6週間リハーサルを行い“Beelzebub”、“Back To The Beginning”等の曲を演奏。
しかしマネージメントの問題で崩壊。上記の2曲はブラッフォードのソロ・アルバム「Feels Good To Me」で再演された。
[編集] 第1期 1977年
- ジョン・ウェットン(John Wetton) - vocal/bass guitar
- ビル・ブラッフォード(Bill Bruford) - drums/percussion
- エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - keyboards/violin
[編集] 第2期 1977年~1978年
- ジョン・ウェットン(John Wetton) - vocal/bass guitar/moog pedal bass
- ビル・ブラッフォード(Bill Bruford) - drums/percussion
- エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - organ/CP-80/CS-80/minimoog/electric violin
- アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth) - guitar
第1期でリハーサルを続けるがギターの必要性を感じ、ブラッフォードのソロ・アルバムに参加していたホールズワースを迎えた。
1st「UK」録音。
ツアーでは新曲"Caesar's Palace Blues"、"The Only Thing She Needs"、"Carrying No Cross"、"Forever Until Sunday"、"Sahara Of Snow (Part1/Part2)"も演奏する。最後の2曲はインストゥルメンタル曲。一方アルバムB面の曲は演奏されていない。この頃のライブ録音は後年「Concert Classics Vol.4」として(無断で)リリースされた。新曲5曲のうち最初の3曲ではホールズワース、ブラッフォードは精彩を欠いているし、インストゥルメンタル曲ではウェットンの貢献はあまり感じられない。ツアー後、U.K.は第3期U.K.とBRUFORDに分裂。
[編集] 第3期 1978年~1980年
- ジョン・ウェットン(John Wetton) - vocal/bass guitar
- エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - organ/synthesizer/piano/electric violin
- テリー・ボジオ(Terry Bozzio) - drums/percussion
2nd「Danger Money」録音。
来日公演メンバ。
日本公演を収録したライブアルバム「Night After Night」を制作。
招聘元は音楽舎、東京・代々木の日本青年館でのLiveを録音。
公演開始前に「U.K.!U.K.!」というコールを観客にしてもらい、アルバム最後に重ねたほか、ベースやオルガンをダビングしており、純粋なドキュメントとはいえないが、ツアー中に作った新曲を3曲中2曲("Night After Night"、"As Long As You Want Me Here ")収録している。その後のアメリカ/カナダツアー中、(バイオリニストとしての)ジョブソン色の強い新曲を2曲披露。バンドはジョブソン独裁体制へシフトしていき、ウェットンとの相性が悪くなり解散へ至る。
[編集] 第4期 1996年~1998年?
+
- ビル・ブラッフォード(Bill Bruford) - drums/percussion
- ロバート・フリップ(Robert Fripp) - guitar
- フランシス・ダナリー(Francis Dunnery) - acoustic guitar
- トニー・レヴィン(Tony Levin) - Chapman stick
- ブルガリア女声合唱団
3rd「Legacy」を途中まで録音、結局空中分解状態となり未発表。
[編集] UKZ 2007年~2009年
- エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - keyboard/electric violin
- アーラン・リパート(Aaran Lippert) - vocal
- トレイ・ガン(Trey Gunn) - Warr guitar
- アレックス・マカセック(Alex Machacek) - guitar
- マルコ・ミネマン(Marco Minnemann) - drums
4曲入りEP「Radiation」録音。 2009年6月来日公演を行った。
[編集] Eddie Jobson & The Ultimate Zero Project 2009年8
- エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - keyboard/electric violin
- トレイ・ガン(Trey Gunn) - Warr guitar
- グレッグ・ハウ(Greg Howe) - guitar
- マルコ・ミネマン(Marco Minnemann) - drums
- サイモン・フィリップス(Simon Phillios) - drums
ライブでジョブソンのソロ曲、UK、キング・クリムゾンのインスト曲等を演奏。
[編集] Eddie Jobson's U-Z Project 2009年11~
- エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - keyboard/electric violin
- ジョン・ウェットン(John Wetton) - vocal/bass guitar
- トニー・レヴィン(Tony Levin) - Chapman stick
- グレッグ・ハウ(Greg Howe) - guitar
- マルコ・ミネマン(Marco Minnemann) - drums
ライブでUK、キング・クリムゾンの曲等を演奏。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] スタジオ・アルバム
- UK(憂国の四士) (1978年 第2期)
- Danger Money(デンジャー・マネー) (1979年 第3期)
- Legacy (第4期メンバーで途中まで録音された様だが、結局空中分解状態となり未発表)
[編集] ライブ・アルバム
- Night After Night(ナイト・アフター・ナイト) (1979年 第3期)
- 1979年5月の来日公演を収録。スタジオ・アルバムに収録されていない曲が2曲収録されている。
- Concert Classics, Vol. 4 (1999年 第2期)
[編集] シングル
- In The Dead Of Night / Mental Medication (1978年 第2期)
- Nothing To Lose / In The Dead Of Night (1979年 第3期)
- Rendezvous 6:02 / In The Dead Of Night (1979年 第3期)
- Night After Night (Live) / When Will You Realize? (1979年 第3期)
[編集] その他
- Bill Bruford / Feels Good To Me (1978年)
- Wakeman, Wetton & Bruford のリハーサル時に演奏していた“Beelzebub”、“Back To The Beginning”を再演している。
- Bruford / One Of A Kind (1979年)
- 第2期でのライブ・レパートリー“Forever Until Sunday”、“The Sahara Of Snow”を再演している。
(“Forever Until Sunday”ではノークレジットだがジョブソンがヴァイオリンを演奏している)
- John Wetton / Caught IN The Crossfire (1980年)
- 第3期でのシングル曲“When Will You Realize?”を再演している。
- ZINC / The Green Album (1983年)
- 第3期での欧州ツアーでも演奏されていた“Nostalgia”を収録。
- Eddie Jobson / Voices Of Life (2000年)
- 第4期で録音途中だった「Legacy」の音源の一部が使用されている。
- UKZ / Radiation (2009年 4曲入りEP)
[編集] 関連項目
- キング・クリムゾン (ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォード在籍)
- エイジア (ジョン・ウェットン在籍)
- イエス (ビル・ブラッフォード在籍)
- ロキシー・ミュージック (エディ・ジョブソン、ジョン・ウェットン在籍)
- カーヴド・エア (エディ・ジョブソン在籍)
- マザーズ・オブ・インヴェンション (エディ・ジョブソン、テリー・ボジオ在籍)
- ソフト・マシーン (アラン・ホールズワース在籍)
- ゴング (アラン・ホールズワース、ビル・ブラッフォード在籍)
最終更新 2009年11月27日 (金) 11:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【UK (バンド)】変更履歴

