VOW
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VOW(バウとも表記)は、宝島社が発行する雑誌『宝島』にかつて存在した読者投稿コーナー、及び、同コーナーの内容をまとめた単行本である。
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[編集] 概要
"Voice Of Wonderland"の略。『宝島』の前身である『ワンダーランド』の創刊時から続いていたコーナーである。
創刊当時は情報コーナーであり、後に一般的な読者投稿コーナーになった。1980年には、常連投稿者だった当時高校生の佐藤克之(カーツ佐藤、カーツさとう)が、読者からライターに出世し連載コラムを持つようになる。
1980年代に入ると、佐藤が妙な新聞記事等を見つけてコラムに取り上げるようになり、編集部でも似たような物件を見つけて掲載すると、読者からもその種のものが投稿されるようになる。
そのため、新聞・雑誌の誤植や街で見つけたヘンなもの(看板・道路標識の誤字や変わった名前の会社・店等)の写真を投稿する、独立したコーナーを作ると、さらに人気を集め、単行本も発行されるようになった。一般には、VOWといえば、この投稿コーナーのみを指すことも多い。また、同コーナーに掲載されたネタは「VOWネタ」と呼ばれる。
漫画のおかしなところを取り上げた『コミックVOW』、特撮番組に投稿者がつっこみを入れる『怪獣VOW』シリーズ、大阪をネタにした『VOWやねん』『VOWでんがな』、名古屋をネタにした『VOWだがね!!』、2ちゃんねるの面白投稿、FLASHなどをまとめた『2ちゃんねるVOW』シリーズなど、さまざまなヴァリエーションがある。
2001年に『宝島』からVOWのコーナーが消滅した後は、毎年発行される『VOW XX(数字)』と、不定期刊行のテーマ別の単行本を出版している。また『まぐまぐ』のメールマガジン『ウィークリーまぐまぐ』にて『まぐまぐVOW』を連載。2003年にはケータイサイト『街のヘンなモノ!VOW』もオープンしている。
2005年9月時点で、VOWの単行本の発行部数は累計850万部。
VOWに掲載されると、以前はシールやピンバッジ、Tシャツなどを景品としてもらうことができたが、現在は手ぬぐいに一本化されている。
正式名称は「VOW」であるにもかかわらず、コラムを寄稿した大槻ケンヂやVOWネタの一般投稿者に「BOW」と間違えられたことがあった。[1]
[編集] 歴史
- 1973年 - 『宝島』の前身である『ワンダーランド』が創刊。VOWが情報コーナーとして登場した。
- 1974年 - 『宝島』の出版元がJICC出版局に移って復刊。VOWは消滅、「101本」に模様替え。
- 1975年 - VOWが復活。
- 1978年 - VOWが再び消滅。
- 1980年 - VOWが再復活。
- 1985年 - VOWが情報コーナーを捨て、完全に読者投稿コーナーとなる。
- 1987年 - 初の単行本『VOW』を発行。
- 1988年 -「完全保存本」と銘打ち、『VOW MEGA-MIX!!?』を発行(ただし、オリジナルは諸般の事情により絶版。1992年に新装復活)。
- 1992年 - タカラから「VOWゲーム」が販売。『宝島』12月24日号にてVOWメガ特集が組まれる(通常のVOWネタに加え、カーツ佐藤と野坂昭如との特別対談なども掲載)。
- 1994年 - 『コミックVOW』『怪獣VOW』を発行。後者には続編の『帰ってきた怪獣VOW』『さらば!怪獣VOW』がある。
- 1995年 - VOW specialとして、ダンカンと都築浩の共著による『平成・顔を出せない偉人伝』、清水ミチコ『清水ミチコの顔マネ塾』を刊行。
- 1996年 - みうらじゅんが『VOWでやんす』を出版。
- 1997年 - 盛田栄一と別冊宝島編集部の監修による『VOWだがね!!』を発行。名古屋ネタで構成されている。
- 1998年 - 『VOW 101人』が刊行。また、宝島社文庫から、『VOW』と『VOW2』を再構成した『VOW全書』を発売。
- 1999年 - 爆笑問題のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」の投稿ネタをもとに構成した『爆笑問題の学校VOW』が刊行。同年、『バウ・オール・スターズ』『まぐまぐVOW』を発行。
- 2001年 - 『宝島』での連載終了。「吉村智樹と仲間たち」の編著による『VOWでんがな』が刊行。大阪ネタで構成されている。
- 2003年 - 2ちゃんねるVOWシリーズ第1巻『2ちゃんねるVOW-2ちゃんねる住人はばかじゃない』を刊行。同年、携帯電話向けwebサイト『街のヘンなモノ!VOW』がスタート。
- 2005年 - 『街のヘンなモノ!VOW』に投稿されたネタを収録した『VOW nano!(バウなのっ!)』を刊行。
- 2007年 - フロムソフトウェアからニンテンドーDS専用ソフト「ナンプレVOW」と「イラロジVOW」の2本が発売。
- 2008年 - 『別冊宝島』からVOWの歴史をまとめた「ニッポンの笑い VOW!!」が発売。
[編集] 総本部長
- 初代 - 渡辺祐
(渡辺が1990年代初頭に退任後、総本部長ポストは約1年にわたり空席)
- 二代目 - 古矢徹
- 近年は藪下秀樹が事実上の編集担当。
[編集] キャラクター
- VOWBOY(安斎肇作)
[編集] VOW内の連載
[編集] 漫画・イラスト
- 安西水丸「毎日くん」 - VOW史上最長の連載となり、安西の漫画の代表作ともなった。
- マーチン荻沢「今週の柳頭」 - ハゲ写真の連載
- 内田春菊「シーラカンスバカンス」
- なんきん「奥様はチャダ」
- 桜沢エリカ「恵比寿音頭」
- 相原コージ「脱肛竹輪」
- 天久聖一「はなくそ」
- 蛭子能収「不条理でポン」
- しりあがり寿「はなくそ時評」
- スージー甘金「VOWカード」
- ヒロ杉山「科学の外側」
- 花くまゆうさく「大人の汁」
- 安斎肇「ふろくVOW」
[編集] コラム
- 佐藤克之「クラブピンコ立ち」「ノックは3回」他多数
- 久住昌之「僕がハゲてゆく」
- 美保純「芸能界裏講座」
- みうらじゅん「ヤングのためのヤングのクイズ ヤング・パンチOh!」他多数
- えのきどいちろう「イッツ・オンリー・ハワイアン」「VOW小僧物語」「減少現象」
- 山田五郎「ハゲるといふこと」
- 杉作J太郎「杉作J太郎全集 恐怖脱獄情話 パピヨン」
- いとうせいこう「自宅闘争者の手記」「無機物くんへ愛をこめて」他
- 景山民夫「馬っ鹿でぇー!」
[編集] 著名な投稿人
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 『VOW3』(宝島社刊) 177頁 および 『VOW5』(同)127頁。なお後者については「大槻、VOWなんですけど」と編集部から突っ込みを入れられている

