WORLD WING

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WORLD WING初代対応FOMAN900iG

WORLD WING(ワールドウィング)は、NTTドコモ(ドコモ)の国際ローミング・サービス。FOMAを対象にして2003年6月に開始された。2006年6月にはmova向け国際ローミングサービスWORLD WALKER(ワールドウォーカー)を統合し、名称を一本化した。

目次

[編集] 概要

日本国内で使用しているドコモの携帯電話を電話番号やメールアドレスはそのままに、ドコモと提携している海外の通信事業者のサービスエリアで利用できるサービス。通話・iモード(iモードメール含む)・SMS・データ通信などを海外で利用することが可能。WORLD WING対応端末であれば、そのまま海外へ持ち出すことができる。対応機種でない場合、国際空港などにあるドコモワールドカウンターやドコモショップでレンタルし、FOMAチップなどを移し変え海外で利用することができる。現在N705iアマダナホワイト)がレンタル機として採用されている。2007年秋以降発売されているFOMAらくらくホンなども含め、概ねWORLD WINGに対応している。

[編集] WORLD WING 利用可能国

2009年10月時点での対応国[1]
音声利用可能国 199の国と地域(78か国は3G対応)
iモード利用可能国 148の国・地域(79か国は3G対応)
iモードメール利用可能国 148の国・地域(79か国は3G対応)
テレビ電話利用可能国 49の国・地域
SMS利用可能国 199の国・地域 (79か国は3G対応)

[編集] 通話・通信料金

[編集] 通話料金

WORLD WINGの通話料金は、国や利用する事業者または発信先によって異なる。また発信する料金、日本から着信転送されるする料金もそれぞれ異なる。そのためWORLD WING海外でつかうときの通話・通信料・サービスエリア検索で事前に調べておく必要がある。

  • 発信料金:滞在国→滞在国内への通話、滞在国→日本への通話、滞在国→それ以外の国への通話料と3種類ある。
  • 着信料金:日本にいる人から自分の携帯にかけた際、日本から滞在国へ転送する料金として国際転送料が発生する。また国によってはそれに加え着信料が発生する。そのため、着信を受け付けない設定を行うことができる。テレビ電話のみ着信規制、または音声通話とテレビ電話を含めた全ての着信規制を選ぶことができる。

[編集] パケット通信料金

BlackBerryBold

WORLD WINGで滞在国でのパケット通信料金は1パケット(128バイト)0.2円が通常である[2]。しかしコネクサス・モバイル・アライアンスを中心とした特定通信事業者を利用した場合、1万パケットまで従量課金で1パケット0.2円で加算され、1万パケットから12万パケットまで2,000円の定額で済む事業者がある。BlackBerryWindows Mobile, Androidといったスマートフォン、PCを使った通信が対象となる[3]

iモードを利用する際はセッションごとにアクセス利用料が別途発生する。50パケットまで無料で使えて50円のパターンと、100パケットまで無料で使え100円のパターンの2パターンがある。超過した場合は1パケット0.2円となる。

[編集] SMS利用料金

発信に100円、受信は無料。

[編集] 無料通話分の利用

WORLD WINGを利用した場合、その通話料金・パケット通信料金などに、ドコモの料金プランの無料通信分やパケットパック定額料を利用することができる。そのため、海外に行きWORLD WINGを利用する場合は、やや高めの料金プランに変更して渡航するほうが得になる。auソフトバンクは無料通信分は国際ローミングでは適用されない。

[編集] FOMA

当初からWORLD WINGと呼ばれていたサービスである。

利用に際しては、当初はFOMAに国際ローミング端末がなかったため、国内で使用しているFOMA端末機から、使用者情報を記録したFOMAカードを外し、それをドコモからレンタルした(あるいは、別途用意した)海外用の電話機に取り付けて渡航するのが基本であった。N900iG以降、一部の端末が国際ローミング対応となってきており、そのような機種では一部の周波数帯(GSM850MHzや北米・豪州でのUMTSなど)を用いている地域以外、FOMAカードを差し替えることなくそのまま海外に持ち出して使用できる。電話番号については、発着信共に日本国内と同じものがそのまま使用できる。なお、海外で使用する端末機はGSM, cdmaOneIS-95. 韓国向けレンタル端末のみ)、W-CDMAのいずれかとなる。また905i以降の機種からは国際ローミング機能を標準で搭載する。

UMTS850MHzの周波数帯に対応していてハワイを含む米国本土(AT&Tモビリティ網へのローミング)、グアム(ドコモパシフィック)、豪州(テルストラ網へのローミング)、カナダ(Rogers網へのローミング)での3Gローミングに対応している端末は以下の通りである。

NM705iNM706iSH905iTVSH906iSH906iTVF906iN906iμSO906iN-01AP-01AF-01ASH-01ASH-03AN-02AP-02AHT-02AHT-01AF-03ASH-04ABlackBerry BoldhTc ZHT1100F-02ASH-02AF-04A

GSM850MHzの周波数帯に対応している端末は、以下の通り(2008年12月現在は、パナマエクアドルでのローミング利用では必須。1900MHz帯の利用な国の一部で、一部850MHz帯のみのエリア展開をしている場合ないしは1か国で複数あるローミング提携事業者の一部で、一方は1900MHz帯を提供しているがもう一方が850MHz帯のみの提供というケースもあるため、1900MHz帯が使えるというケースであっても、850MHz帯にも対応した端末の利用が推奨される場合がある)。

NM705iNM706iHT-01ABlackBerry BoldHT1100

[編集] 海外プラスナンバー

詳細は「海外プラスナンバー」を参照

2009年3月より韓国のKTF社(現・KT社)と共同開発した海外プラスナンバーといわれるサービスが開始された。これはNTTドコモのFOMAカードにKTの電話番号を書き込み、通常のWORLD WING対応の携帯電話が韓国内でKTの携帯電話番号で通話ができるサービスである。このサービスにより通常の国際ローミング通話料金より約27%~60%割引で利用できる。1つのSIMカードに2つキャリアの電話番号が利用できる初めてのサービスである。KTの利用者も日本で同様のサービスを受けることができる。

[編集] mova

従来WORLD WALKERと呼ばれていたサービスである。movaは日本専用のPDC方式であるため端末を海外に持ち出しても使用できず、またSIMカードを採用していないためプラスチックローミングもできない。そのため、FOMAと同等の国際ローミングを擬似的に実現している。

[編集] 海外専用カード

従来WORLD WALKER G-CARDと呼ばれていたサービスである。movaと同一番号のSIMカードが発行され、別途用意した海外用端末に挿して使用する。SIMカードは初回の発行手数料だけで何度でも利用可能。通話料のほか、発着信があった日のみカード使用料金がかかる。なお、このSIMカードを国内でFOMA端末に挿しても使用することはできない。また、movaからFOMAへ契約変更した場合は無効となる。

movaからSIMカードへの切り替えは、海外での発着信により自動的に行われるが、その逆は帰国後にmova端末で「1540」をダイヤルする必要がある。auのように端末上での設定はいらず、カードを差し替えて切り替え番号をダイヤルするだけである。この番号は、デュアルネットワークサービスでのFOMA/mova間切り替え番号と同じであることから、デュアルネットワークサービスを応用して海外使用時のみ一時的にFOMAユーザーとし、国内ではmovaに切り替えて使うことがわかる。

movaサービスの停波決定に伴い、2009年3月31日をもって新規発行が停止された。

[編集] レンタルサービス

[編集] FOMAでのレンタル

海外に渡航する際、WORLD WING対応でないFOMAを利用している場合、WORLD WING対応のFOMAをレンタルすることができる。レンタルは、ドコモショップまたは以下のドコモワールドカウンター、または宅配で利用することができる。レンタル端末はN705iルミナスホワイトとなる。

[編集] レンタル料金

  • iモードやドコモショップ、My docomoで事前予約をした場合300円/日
  • 直前予約、電話予約、予約なしの場合 500円/日
  • ドコモのおさいふケータイクレジットのDCMX会員は年2回(1回につき最大30日)まで無料となる[4]

[編集] 事前予約方法

iモードの場合
iMenu → お客様サポート → お申込・お手続き → 海外利用のお申込・お手続き → WORLD WINGケータイレンタル
パソコンの場合
My docomoサイトから予約する。
ドコモショップ
ドコモショップで予約が可能。ただし来店での予約になる。

[編集] 受け取り場所

事前予約した場合、以下のドコモワールドカウンターやドコモショップまたは、宅配で受け取ることができる。宅配の場合は送料は無料となるが、早めの予約が必要となる。ワールドカウンターは出国当日の受け取りとなる。

[編集] ドコモワールドカウンター

ドコモショップ羽田空港店(第一ターミナル)

ドコモワールドカウンターでは、国際ローミングアウトケータイ (N705i) の貸し出し、またはローミングインケータイの貸し出しなどを行っている。その他に通常の新規受付、機種変更、WORLD WINGサービスの付け廃止、プラン変更、及び海外端末の操作説明なども行っている。海外長期滞在者などが、NTTドコモUSA(アメリカ)やドコモ・ヨーロッパフランスイギリスドイツオランダ)で予約をしておけば、海外から帰国後すぐにワールドカウンターで新規携帯電話を受け取ることができる[5]

ワールドカウンターのある空港
成田国際空港中部国際空港新千歳空港広島空港関西国際空港羽田空港仙台空港福岡空港、ドコモ ワールドカウンターハワイ
返却のみ扱う空港
仙台空港福島空港新潟空港富山空港小松空港岡山空港高松空港松山空港那覇空港博多港ハワイホノルル国際空港

[編集] movaでのレンタルサービス

従来WORLD WALKER-PLUSと呼ばれていたサービスである。movaサービスの停波日決定に伴い2009年3月31日をもって新規発行を停止された。

上記の海外専用カードと海外用端末をセットでレンタルする。カードの発行に2,000円かかるが、レンタル料は無料である。また一度発行すれば、カードは継続して利用することができる。

この方式は、WORLD WALKER G-CARDの導入に伴い、これを利用して始められたものであり、それ以前は以下のような方式であった。いずれも着信転送を主眼においているが、滞在先の国での国内通話や国際電話の発信もできる。

  • PDCとGSM 900MHzのデュアルモード機N601wgを購入またはレンタルする。これには香港HutchisonのSIMカードが付属し、movaの番号への着信が自動で転送される。ヨーロッパ・アジア・アフリカ向け。GSM 1900MHzに対応していないので、北米と中南米の多くの国では使用できない。
  • PDCとcdmaOneのデュアルモード機P601wkを購入またはレンタルする。これには韓国SKテレコムの回線契約が付属し、movaの番号への着信が自動で転送される。韓国向け。
  • 海外専用端末をレンタルし、movaの番号への着信をこの端末の番号に転送する。GSM 900MHz非対応の北米・中南米諸国で利用する場合の唯一の選択肢。利用者自身でmovaの転送設定を行う必要がある。WORLD WALKER-PLUSのメニューのひとつとしてレンタルされていたが、本質的には、ドコモと無関係な海外の携帯電話に転送しているだけであり、ドコモが固有のサービスや端末を提供しているわけではない。
movaレンタルのワールドカウンターのある空港
成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、ドコモ ワールドカウンターハワイ
そのほかにドコモショップでもレンタルが可能である。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

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最終更新 2009年11月3日 (火) 17:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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