XF10F (航空機)
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XF10Fジャガーとは、グラマンが開発した、艦上戦闘機である。可変後退翼を採用した戦闘機としては世界初であるが、実戦配備はなされないままに終わった。
[編集] 概要
戦闘機・F10Fの開発は1947年に始まったが、この時は可変後退翼の採用は全く考えられていなかった。しかし開発段階で海軍が順次要求を拡大していったために、要求仕様を満たすために1949年に思い切って可変後退翼の採用を決めた。特に初期のジェット機は離着陸(艦)性能に難があり、航空母艦での運用を非常にやりにくくしており、またF7U カットラスのように高速性を追求するあまり離着陸性能を損なった「反面教師」も存在した。そのため、可変後退翼による離着艦性能と速度性能の両立が期待されたのである。
1952年5月に初飛行するも、機構の複雑性による重量過大・低整備性と、搭載するジェットエンジンJ40が非力であった事により、期待した性能を発揮できなかった(ちなみにこのエンジンは失敗作であり、他にもF4D スカイレイ・F3H デーモン両戦闘機を失敗寸前にまで追いやっている)。特に後退角の変化により飛行特性が変化するため、非常に操縦がやりにくい機体になってしまったのが、一番の難点であった。後の実用可変後退翼機は、電子技術による補正で飛行特性が変化しても操縦特性が変わらないようにしているが、この時代の技術では不可能であった。そしてスチームカタパルトとアングルド・デッキの実用化により、空母での離着艦が容易になった事が、本機の開発意義を失わせ、1953年に計画はキャンセルされた。
結局、グラマンの次作である艦上戦闘機F11F タイガーは、通常の後退翼を採用した無難な設計に落ち着いている。艦上戦闘機としての可変後退翼機は、グラマンの次々作であるF-14 トムキャットにおいてようやく実用化している。
[編集] 関連項目
- 戦闘機一覧
- XF2Y-1 ジェット水上戦闘機というコンセプトで、ジェット機の離着艦の問題に対処しようとしたが、XF10F同様にスチームカタパルトとアングルド・デッキの実用化によりその意義が失われ、開発中止となった。
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最終更新 2009年10月24日 (土) 16:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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