YOSAKOIソーラン祭り

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YOSAKOIソーラン祭り

YOSAKOIソーラン祭り(よさこいそーらんまつり)とは、毎年6月上旬に北海道札幌市で行われる。 北海道内のみならず日本全国、あるいは海外からも観光客や参加者が訪れる、さっぽろ雪まつりと並ぶ北海道の大イベントである。

目次

[編集] 歴史

1992年、当時北海道大学の学生だった長谷川岳が中心となり、高知県よさこい祭りと北海道のソーラン節がミックスされて生まれた。第1回は参加者10チーム1000人、観客動員数は20万人であったが、その後、参加者・観客動員数とも急速に成長を示し、第16回では、参加チームが340、観客動員数は216万5,600人を記録した(ともに主催者発表。詳細は経済効果の項を参照)。しかし、こうした急成長と表裏一体として、批判も根強く存在している(詳細は批判の項を参照)。

2007年まで長谷川岳がYOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事を務め[1]、トップダウンで運営が行われていた[2]が、現在は自民党から衆院選出馬の為理事を退いている。[3]


[編集] 内容

ソーラン節』のメロディを取り入れた曲にあわせて鳴子を持って踊り、数十人程度の集団(チーム単位)で舞踏する。希望すると中央区にある大通公園パレードコース内の特定エリアでの演舞が審査の対象となる。全チームをいくつかのブロックに分け、各ブロック毎に審査を行い、「ファイナルコンテスト」への出場チームを選ぶ。2007年より「ファイナルコンテスト」は「パレード審査」と「ステージ審査」の合計点により「YOSAKOIソーラン大賞」が決まる。なお、審査方法や基準などは毎年見直しが行われている。

[編集] YOSAKOIソーラン大賞受賞チーム

開催年 チーム名
1992年(第1回) セントラルグループよさこい踊り子隊
1993年(第2回) 北海道ガス
1994年(第3回) 平岸天神
1995年(第4回) 平岸天神
1996年(第5回) JAL極楽とんぼ
1997年(第6回) a la collette?4プラ
1998年(第7回) 平岸天神
1999年(第8回) 平岸天神
2000年(第9回) ファイナルコンテスト中止(後述)
2001年(第10回) パスキー&北海道医療大学
2002年(第11回) 新ひだか町三石なるこ会
2003年(第12回) 平岸天神
2004年(第13回) 新琴似天舞龍神
2005年(第14回) 新琴似天舞龍神
2006年(第15回) 新琴似天舞龍神
2007年(第16回) 新琴似天舞龍神
2008年(第17回) 平岸天神
2009年(第18回) 平岸天神

[編集] 経済効果

さっぽろ雪まつり、プロ野球日本ハム戦と合わせて、「北海道を代表する3大イベント」として定着していると読売新聞北海道版に掲載された(「2006年道内3大イベント効果747億5200万円(2006年、道未来総合研究所などの推計)」)。なお、この類の調査において、実測値に基づく集計は事実上困難であることから、記事名にも補足がある通り、たとえば本イベントに関しては観客動員数に5000円を掛けるなどして得た、推計値に基づく記事である。

イベント名 観客動員数(人) 経済効果(円) 消費額(円)
さっぽろ雪まつり 217万 315億6700万 215億5800万
YOSAKOIソーラン祭り 185万 238億3400万 93億1900万
プロ野球日本ハム戦 144万 193億5500万 116億1100万
合計 547万 747億5200万 424億8800万

[編集] チーム運営費

一チームの年間運営費は一般に500万円前後(一人当たり5万円〜10万円)とされている。これには、衣装代、作曲代、保険代、祭り参加費、練習場所代などが含まれていることが多く、このほかにも市内各会場間の移動交通費などがある。その他、札幌市以外の北海道内各地方から参加するチームは札幌市までの交通費、遠距離であれば滞在宿泊費などが別途必要であり、札幌市内のチームと比較し大きなハンディが存在するが、祭りの組織委員会からの補助はない。チームは、個人負担やバザー、協賛、踊り披露によるギャラなどにより運営・参加資金を捻出している。なお、チーム参加費は体験参加の子供チームの場合は無料で、スポンサーがついているチームは25万円となっている(参加すると日当がもらえるお祭りが多い中「参加したい人がお金を払う」お祭りは稀だが、高知のよさこい祭りを始めとしていわゆるヨサコイ型のお祭りはこの形式である)。

[編集] 批判

  • 組織や運営態勢の整備、透明性、商業主義的な運営、さらには創始者・長谷川岳の手法について、かつてBNNが『「YOSAKOIソーラン祭り」腐敗の源泉 』という12回の連載を組んだ。(2002年当時)
  • BNNのYOSAKOIを報道した記事に対してYOSAKOI実行委員会が「写真肖像権の侵害」であると抗議を行った。 BNN側はこの要求を受け入れて記事を取り下げたが、slashdotはこの事件について『 YOSAKOIソーランの取材は不自由』と題する記事を掲載し、「YOSAKOIは町中で公道や公園を使用して行なっている公共性の高いものであり、肖像権を主張したり、取材記事に対して圧力をかけるのはいかがなものだろうか。」「BNNがYOSAKOIを批判したことに対する報復ではないか?」と報じた。[1]
  • 「札幌のYOSAKOIに参加する団体は他の地域のものに参加してはいけない」とも解釈できる要綱が存在した。ただし、2009年度の参加要綱には存在しない。

[編集] 道民からの評価

  • 祭り期間中、道内のテレビ局は一斉にYOSAKOIを取り上げ、長時間に渡って特集を報じる[4]。直近の第16回では札幌地区の視聴率が20%を超えた特番もある[5]。最終日のファイナルコンテストは北海道テレビ制作によりBS朝日を通じ全国に生中継されている。
  • しかし一方で、北海道新聞2007年6月9日付が報じた「YOSAKOI好き? それとも嫌い?」というアンケート調査によると、「好き」と答えたのが45.3%に対して、「嫌い」と答えたのは53.6%と、「嫌い」と答えた割合が半数を超えている。(ちなみに本アンケートは、「好き」か「嫌い」の二択であり、「どちらでもない」・「無関心」といった項目はない。)[6]本アンケートによると、男女別では、男性で56.5%、女性で50.7%が「嫌い」と回答しており、男性の方が若干高い傾向を示した。さらに年代別の結果に目を移すと。50代で60.7%、60代以上で75.7%が「好き」と答える一方、20代〜40代では「嫌い」が過半数を占めている。このことから、年代により祭りに対する評価が大きく分かれていると言える。なお、「好き」と答えた人々は踊りから伝わる感動や、祭りの盛り上がりを評価の理由に挙げたのに対し、「嫌い」と答えた人々はコンテスト化や商業化、騒音や衣装に対する嫌悪感を評価の理由に挙げた。(ちなみに、北海道新聞は本イベント共催企業であり、2007年も常務取締役が副会長として理事会に名を連ねている。)

[編集] イベントに関する事件

  • 2000年6月10日 - 第9回開催中、大通公園内の臨時ゴミ置き場に捨てられた紙袋に何十本もの釘が仕込まれた爆発物が仕掛けられており、その爆発物の爆破により、ゴミ拾いをしていた実行委員会の学生スタッフ1人が重体(釘が心臓のすぐ近くまで刺さっていた)、9人が軽傷を負った。この影響でファイナルコンテストが中止されたため、この回だけ「YOSAKOIソーラン大賞」が無い。インターネットの掲示板に事件を予告する書き込みがあったが、犯人はまだ逮捕されていない。(参考リンク:北海道警察) 大通公園で開催される催し物の警備は、この事件をきっかけに強化された。
  • 「第17回YOSAKOIソーラン祭り」の会場爆破を予告する葉書がSTVラジオに7通送付されたことが明らかになっている。いずれも、祭りが中止されなければ会場に時限爆弾を仕掛けることを予告していた。[2]

[編集] 脚注

  1. ^ http://slashdot.jp/article.pl?sid=03/06/11/1644206
  2. ^ 毎日新聞2008年6月3日

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年7月21日 (火) 17:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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