アストラ (自動車)

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アストラAstra )は、ゼネラルモーターズ(通称GM)が生産・販売するコンパクトカーである。

目次

[編集] 概要

元々はイギリスのGM傘下のボクスホールブランドの1車種に対して使われていた名称であり、ドイツのオペルではボクスホール・アストラと同じプラットフォームから作られたものを最初オペル・カデット(Kadett)という名称で販売していた。

1991年にGMのコーポレートアイディンティティ(CI)政策により、世界的に車名がアストラに統一された。そのとき、カデットF=アストラFとなり、その流れで現在でもアストラF、アストラG、アストラHと呼ばれている。なおイギリスでは逆にカデットの流れとして、アストラF=アストラMk-II/III(シャーシが変更になる大規模なマイナーチェンジを区別するため1上げされた)、アストラG=アストラMk-IV、アストラH=アストラMk-Vと呼んでるユーザも見られる。 「アストラ」とはラテン語で「星、新星」を意味する。

2009年現在GMグループ内のオペル(欧州・中国・台湾)、ボクスホール(イギリス)、ホールデン(オセアニア)、サターン(北米)、シボレー(南米)のブランドで販売されている。

[編集] アストラF

オペル・アストラF カブリオレ

1991年ドイツ・リュッセルスハイム本社工場(サルーンワゴン)、ボーフム(ワゴン)、ベルギーアントウェルペン(ハッチ)で製造が開始された。 1994年にイタリアトリノベルトーネの工場でカブリオレの製造が開始された。南アフリカのデルタモーターズがライセンス製造、これにより世界80個所で270万台を販売し、GMグループで最高の販売台数になるとともに、カローラに次いで世界第2位の販売台数を誇る車種となり、1997年には西ヨーロッパにおける販売台数で第1位を記録した。

競合であるフォルクスワーゲン・ゴルフにはワゴンモデルが存在しなかったため、1994年からの欧州、日本のワゴンブームにのり、ワゴン車でもドイツでは第1位を記録した。この影響により、その後、フォルクスワーゲンはゴルフにワゴンモデルを投入するに至っている。

アストラGが登場してからも一部地域ではアストラ・クラシックとしてサルーンモデルを生産していた。

[編集] 日本仕様

3または5ドアハッチバック、4ドアサルーン、5ドアワゴン、2ドアカブリオレガソリンエンジンのモデルが輸入された。

1993年から1996年モデルまでは、全ボディともにC20NEと呼ばれる2.0LのSOHCエンジンに4ATを組み合わせたものが基本となった。

1997年モデルより全車エコテック(ECOTEC )と呼ばれるDOHCエンジンを搭載した(シュポルトグレードのみ前年からの搭載)。エコテック搭載車はリヤエンブレムに"16V"とあるのが外装からの判別ポイントになる。それまではスポーツモデルを除きグレードによるエンジンの違いはなかったが、この年よりGL系は1.6L、CDX/ワゴンクラブ/カブリオは1.8L、SPORT系は2.0Lとなった。1998年モデルは限定車のワゴンクラブスペシャルのみで、これを最後にアストラGにバトンタッチした。

なお外装が大きく変わったのは1995年モデルからである。フロントグリルや灯火類、サイドモール、エンブレムが全車変更され、ワゴン以外の車種にリヤガーニッシュ追加、ハッチバックはリヤスポイラーとリヤバンパー形状がそれぞれ変更された。

1994年モデルまでは、瞬間燃費などが表示されるマルチインフォメーションディスプレイ(MID)が装備(GL/ワゴンGLS/カブリオ除く)されたが1995年以降は時計やオーディオ情報のみ表示のトリプルインフォメーションディスプレイ(TID)に全車変更された。

運転席エアバッグは1994年モデルから、助手席エアバッグは1995年モデルより全車種に標準装備された。なおABSは初年度(1993年)より全車標準装備である。カブリオとコンフォートエディション(1997年の限定車)を除き、後席の窓は手動だった。

  • ハッチバックGLには5MT(2.0Lワイドレシオ、1,6Lクロスレシオ)の設定あり。1994年モデルの5ドアのみ左/右ハンドルが選べたが、それ以外は右ハンドル。
  • 3ドアGsi-16V(1993-1994)と5ドアSPORT(1995)には、C20XEと呼ばれるF3ベースのコスワース製(1994年以降はコスキャスト製)2.0LDOHCエンジンに5MT(クロスレシオ)が搭載された。なおGsi-16VとSPORTではギヤ比が変更されている。これらは左ハンドルのみの設定だった。
  • シュポルト(SPORT )グレードは、年式(モデルイヤー)によって全く違う内容になっている。
    • 1994年(XD200) 5ドアハッチバックGLの4AT車をベースにした限定車。
    • 1995年(XD200) C20XEエンジンに5MTを組み合わせたモデル。5ドアハッチバックのみ。
    • 1996年以降(XD202/XD202W) X20エンジンに4ATを組み合わせたモデル。5ドアハッチバックとワゴン。

[編集] アストラG

ボクスホール・アストラG

1997年に発表。1998年に発売開始。アルミニウム製のサブフレーム、シボレー・コルベットが採用した高水圧高張力ボディによりボディ剛性が2倍に引き上げられた。その他クリアスルーテールランプ、アクティブヘッドレスト(同じGMグループのサーブ・オートモービルが開発)、ブレーキペダル脱落装置(特許取得)など安全面の強化が図られた。

2001年以降のスポーツモデルに搭載されるサターン製の2.2LDOHCエンジンはGMグループでもっとも成功したエンジンといわれ、スピードスタートラヴィックなどにも搭載されている。

[編集] 日本仕様

5ドアハッチバック、4ドアサルーン、5ドアワゴン、2ドアクーペ、2ドアカブリオレのガソリンエンジンモデルが輸入された。全車ニュートラルコントロール付き4ATのみだった。

大きく分けて、1998-2000年モデルのXエンジン搭載車と2001-2003年モデルのZエンジン搭載車に分けることができる。

  • グレード(ハッチ、ワゴン)
    • LS 
    • CD 
    • シュポルト

サルーンはCDのみ、クーペとカブリオはベルトーネエディションというサブネームが付くモノグレード。後期のLS(Z16エンジン)とCD(Z18エンジン)のみレギュラーガソリン仕様である。

[編集] アストラH

オペル・アストラH
5door Hatch
製造国 ベルギー・アントウェルペン工場
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック/ワゴン
エンジン Z18XE DOHC(Z18),Z20 LER DOHC-II(Z20),4EH2-TC
最高出力 92kW/5600rpm(Z18),147kW/5400rpm(Z20)
最大トルク 170Nm/3800rpm(Z18),262Nm/4200rpm(Z20)
変速機 AF17-4[4AT](Z18),M32-6[6MT](Z20)
駆動方式 FF
サスペンション 前: マクファーソンストラット / 後: トーションビームトレーリングアーム
ホイールベース 2614mm
2705mm(ワゴン)
車両重量 1270kg (Z18),1320kg (Z20)
1320kg (Z18),1390kg (Z20)(ワゴン)
最大積載量 345L(フルフラット時)
先代 アストラG
-このスペック表は試行運用中です-
  • 2003年 - フルモデルチェンジ発表。
  • 2004年 - 販売開始。世界で40万台を売る。
  • 2005年 - 世界で51万台が登録された。ADAC誌読者による「カーオブザイヤー2005」を獲得。
  • 2006年 - 発売2年で100万台を達成した。
  • 2008年 - この年からは北米でもサターンブランドで販売が開始された。

アストラG同様に各国で販売され、ボディタイプは投入順にハッチバック、ワゴン、クーペ(GTC)、カブリオ(TwinTop)、セダン。1.7リッターのディーゼルエンジンはいすゞから供給されている。

[編集] 日本仕様

[編集] ハッチバック、ワゴン

  • CD:右ハンドル、Z18エンジン(2005年、2006年)
  • シュポルト:右ハンドル、Z18エンジン(2005年、2006年)
  • ターボ:右ハンドル、Z20エンジン(2005年、2006年はハッチバックのみ)

[編集] パッケージモデル(純正アクセサリーを装着)

  • OPCエアロ:シュポルト又はターボにエアロパーツを装着(2005年、2006年)
  • CDスタイル:CDに16インチアルミ、カバー(ドアミラー、ドアハンドル)、ボディ同色モールを装着(2006年)
  • シュポルトナビ:シュポルトにHDDナビ、ステップシールドを装着(2006年)


[編集] 関連項目


[編集] 外部リンク


最終更新 2009年11月24日 (火) 21:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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