ウィスコンシン州

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ウィスコンシン州
State of Wisconsin
ウィスコンシン州の旗 ウィスコンシン州の印
(州旗) (州章)
州の愛称: アメリカアナグマ
The Badger State, 酪農の国Dairy Country
ウィスコンシン州の位置
州都 マディソン
最大の都市 ミルウォーキー
州知事 ジム・ドイル
公用語 法的指定なし
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全米第23位
169,639 km²
140,662 km²
28,977 km² (17.1%)
人口2003年
 - 総計
 - 人口密度
全米第20位
5,472,299
32.26人/km²
合衆国加入
 - 順番
 - 加入年月日

30番目
1848年5月29日
時間帯 UTC -6
DST -5
緯度 北緯42°30' - 47°3'
経度 西経86°49' - 92°54'
東西の幅 420 km
南北の長さ 500 km
標高
 -最高標高
 -平均標高
 -最低標高

595 m
320 m
177 m
略称 (ISO 3166-2:US) US-WI
ウェブサイト ウィスコンシン州政府

ウィスコンシン州Wisconsin WI)は、アメリカ合衆国中西部に位置するである。

州の名前は、インディアン部族オジブワ族言葉で「赤い石の地」を意味する「Miskwasiniing」がフランス語風になまった言葉が元になっているとされる(「湖水河川の集合」や「巨大な岩」を意味するという説もある)。

愛称はDairy Country(酪農の国)またはThe Badger State(あなぐま州)。アメリカアナグマ(バジャー)は州のシンボルでもあり、19世紀前半、ウィスコンシン州が国内の鉛の半分以上をで産出した鉛ラッシュ時代に、鉛鉱山で働く鉱夫とその家族が地上に住居が完成するまで坑道に住んだことから「アナグマ」と呼ばれたことが元になっている。[1]

目次

[編集] 歴史

主要記事:ウィスコンシン州の歴史

1634年、フランス人のジャン・ニコレ(Jean Nicolet)が、現在のウィスコンシンを訪れた最初のヨーロッパの探検家である。フレンチ・インディアン戦争の後、フランスは同地をイギリスに譲渡(1763年)。その後、独立戦争などを経て、アメリカ合衆国の領土に編入され、1836年ウィスコンシン準州1848年には30番目の州として承認された。


[編集] 地理

参照:ウィスコンシン州の郡一覧

ウィスコンシンの一風景

州の北はスペリオル湖に、東側はミシガン湖越しにミシガン州に、西側はミネソタ州アイオワ州に、南側はイリノイ州に接している。

四季折々の表情豊かな自然に恵まれた土地で、アメリカ国内では人気のある観光地にもなっている。アメリカ国内ではビールチーズの名産地としても知られている。ドイツ系、北欧系住民が多く、地ビールやブラッツ(ブラットワースト)と呼ばれるソーセージが名産。ドイツ人気質は日本人と似ており親日的である。夏は過ごしやすい日が多いが、寒暖の差が激しく、米国内ではミネソタと並び寒い州として有名である。冬は1月が最も寒く夜間は-20℃以下となることが普通であり、-40℃以下となることもある。

マディソン市は湖の間にある美しい街としてアメリカ国内では有名であり、極めて優れた都市計画のもとに作られている。カリフォルニア大学の本校のあるバークリーと比較してリトル・バークリーとも呼ばれる大学町である。ウィスコンシン大学マディソン校は生物化学などが有名であり、大学院ランキングブックで社会学部門1位など州立大学としては国内トップクラス。

[編集] 人口動勢

人口推移
人口 変動率
1820年 1,444
1830年 3,635 151.7%
1840年 30,945 751.3%
1850年 305,391 886.9%
1860年 775,881 154.1%
1870年 1,054,670 35.9%
1880年 1,315,497 24.7%
1890年 1,693,330 28.7%
1900年 2,069,042 22.2%
1910年 2,333,860 12.8%
1920年 2,632,067 12.8%
1930年 2,939,006 11.7%
1940年 3,137,587 6.8%
1950年 3,434,575 9.5%
1960年 3,951,777 15.1%
1970年 4,417,731 11.8%
1980年 4,705,767 6.5%
1990年 4,891,769 4.0%
2000年 5,363,675 9.6%
2006年概算 5,556,506 3.6%

アメリカ合衆国統計局によると、2006年現在、ウィスコンシン州は前年より28,862人、または0.5%増加し、2000年より192,791人、3.6%増加した、人口5,556,506人と概算される。これは144,051人(出生434,966人、死亡290,915人)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者65,781人が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は56,557人増加することとなり、合衆国内部の移住者は9,224人増加することになる。ウィスコンシン州の人口重心マーケサン市のある、グリーンレイク郡となっている[1]

2004年現在、この州内に229,800人 (州人口の4.2%) の外国生まれ住民がおり、外国生まれの18%と計算する、この州内に41,000人の不法在留外国人が暮らしている。

[編集] 人種及び祖先

この州の人種的な構成は:

  • 87.3% 白人
  • 5.7% 黒人
  • 3.6% ヒスパニック
  • 1.7% アジア
  • 0.9% インディアン
  • 1.2% 混血

ウィスコンシン州内で5つの最大な祖先グループは:ドイツ系 (42.6%)、アイルランド系 (10.9%)、ポーランド系 (9.3%)、ノルウェー系 (8.5%)、イギリス系 (6.5%)。

最新の国勢調査では、この州の白人人口の約半分が、少なくとも一部にドイツ系の血を引くと報告されている。ドイツ系アメリカ人はこの州内で最大の民族グループであり、ウィスコンシン州は合衆国内で最もドイツ系("German-American")な州であると広く見なされている (しかし43.9%のドイツ系祖先がいる、ノースダコタ州も、これを主張できる) 。減少しているスカンジナビア系の人々、特にノルウェー系はこの州のいくつかの西部地域に多く集中している。

ウィスコンシン州のアジア系人口の33%はミルウォーキー、ウォーソー(Wausau)、グリーンベイ、シェボイガン (Sheboygan)、アップルトン、ラクロス (La Crosse)、マディソン、及びオークレア (Eau Claire)内のかなりのコミュニティーに、ミャオ族(モン族)が暮らしている。これはベトナム戦争後にベトナム人やミャオ族の難民を受け入れた結果である。

ウィスコンシン州の人口の6.4%は5歳以下、25.5%は18歳以下と報告され13.1%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ50.6%である。

[編集] インディアン部族

かつて20を超えるインディアン部族が先住したが、ソーク族、フォックス族、キカプー族などそのほとんどが19世紀にオクラホマなど他州に強制移住させられた。産業の持てない同州の保留地(Reservation)では、「インディアン・カジノ」運営が盛況である。

ラクロス」競技は、もともとこの地のインディアンたちのスポーツである。

  • アメリカ連邦政府が公式認定している部族と部族会議
「レッドクリフ部族会議」
「スぺリオール湖・チペワ族・Lac du Flambeauバンド」
「スぺリオール湖・チペワ族・Lac Courte Oreillesバンド」
「メノミニー族」
「ソカオゴン・チペワ族」
「オナイダ族」
「バッドリバー部族会議」
「ウィンネバーゴ族(ホー・チャンク族)」
「ポタワトミ族」
  • アメリカ連邦政府が公式認定していない部族
「ブラザートン・インディアン(モヘガン族&ピクォート族)」

[編集] 宗教

ウィスコンシン州の住民の宗教的関係は以下のリストに示される:

[編集] 重要な都市及び町

ステートキャピタル(マディソンの州政府ビル)
モノーナテラスからのキャピタル

都市(city)及び村(village)はウィスコンシン州内の都市部と一体化している。町(town)は下位行政区分である。

2000年現在、人口50,000人またはそれ以上のウィスコンシン州内の都市及び大都市圏は:

参照:List of municipalities in Wisconsin by populationPolitical subdivisions of Wisconsin

[編集] 法律及び行政

州都はマディソンであり最大都市はミルウォーキーである。

上級行政官

関連項目:

[編集] 州法

現在、ウィスコンシン州では死刑制度が廃止されている。

[編集] 経済

[編集] 主な会社など

ウィスコンシン州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。

[編集] 主な産業など

2004年のU.S. Bureau of Economic Analysis reportによれば、州内総生産は2117億ドルであり、一人あたり32,157ドルだった。主要産業は製造業、農業、健康産業である。製造業は農業よりはるかに収入が大きいのだが、ここは農業州と見なされている。ウィスコンシンと言えば乳牛の牧畜で有名であり、酪農祭り等の催しものは多い。チーズやミルク等の酪農製品が名産である。俗に、ウィスコンシンは人より牛が多いとよく言われるが、実際には人口550万以上に対し、牛は200万程度である。以前はミルクの生産が全米1位だったが、現在はカリフォルニアが1位である。ただし一人あたりミルク生産量では今でも1位である。主な産業は、酪農製品の他、トウモロコシビール、ブラットヴァースト(bratwursts)というドイツ風の太いソーセージ, アメリカニンジン朝鮮人参の近縁種)、クランベリーさやいんげんの生産や製紙業である。エンバクじゃがいもニンジンサワーチェリーメープルシロップの生産も多い。食品加工が盛んでありオスカーマイヤートゥームストーンジョンソンヴィルフーズなどの企業がある。クラフト食品(Kraft Foods)は5千人以上を州内で雇用している。ミルウォーキーはビールで有名であり全米2位のビール会社であるミラービール本社がある。

自然が豊かであり、州の東部にあるドア半島は景勝地として有名である。紅葉の季節はドア郡(Door County)へドライブする人も多い。冬はスキー、氷上釣り、スノーモービルなどが人気がある。ウィスコンシン・デルズ(Wisconsin Dells)には多くのプールやアトラクション施設やダックボートという観光用の水陸両用車があり、夏の観光地として有名である。夏はカヌーやボート遊びが盛んである。その近くにデビルズレイクという州立公園がありキャンプやボート、スキーなどが楽しめる。近くにはインディアン部族のホーチャンク族の経営するカジノもある。マディソン近くのニューグレアスという街はスイス村となっており、料理や各種のアンティーク店がある。マディソン近くの街にはマスタード博物館等の観光施設もある。

[編集] 教育

[編集] 単科及び総合大学

ウィスコンシン州はマディソンにウィスコンシン大学の本部キャンパスマディソン校を置いている、15施設から成る公立のウィスコンシン大学システムによってサービスされている。著名な私立単科及び総合大学はマーケット大学(Marquette University)、レイクランド大学及びローレンス大学が含まれる。ウィスコンシン工科短大システム (Wisconsin Technical College System) は準学士及び職業訓練を提供している16校の2年生単科大学から成り立っている。

関連情報:

[編集] 芸術・文化

[編集] 美術館・博物館

ミルウォーキー美術館は雄大なデザインで有名であり、大規模で見応えがある。その他の見所はドーム球場ミラー・パークや、ミラービールの工場見学である。歴史的町並み保存地区も町中にあり興味深い。

ミルウォーキー美術館

グリーンベイには国立鉄道博物館(National Railroad Museum)がある。NFLのグリーンベイ・パッカーズは人気チームであるためチケット入手は困難だが、グリーンベイ・パッカーズ名誉の殿堂でパッカーズについての展示を見ることができる。オネイダ・ネイション・ミュージアム (The Oneida Nation Museum)というインディアン部族のオナイダ族 (Oneida tribe) についての博物館や、ヘリテイジ・ヒル・ステートパーク(Heritage Hill State Park)という歴史博物館もある。

ウィスコンシン大学マディソン校内の美術館は、各種の西洋美術の他、主に建築家フランク・ロイド・ライトにより収集された浮世絵コレクションも大規模である。

スプリング・グリーン (Spring Green) という町には、フランク・ロイド・ライトの創設したタリアセン(Taliesin)という建築家養成学校がある。夏の間はビジターセンターから建物へのツアーがある。センターに、本や資料も各種ある。マディソンのモノーナテラス(Monona Terrace)というコンベンションセンターもライトの設計である。

モノーナテラスとマディソン市街地。

小説家のローラ・インガルス・ワイルダーが生まれ幼少期を過ごしたのはウィスコンシン州北西部のペピン( Pepin )という街で、『大きな森の小さな家』の舞台である。ペピンには丸太小屋のレプリカ"Little House Wayside"がある。ペピンの中心サード・ストリート(Third Street)にペピン歴史博物館(Pepin Historical Museum)があり、「小さな家」関連のものがある。ローラ・インガルス・ワイルダー公園やペピン鉄道博物館もある。ミネソタ州のウォルナット・グローブ(Walnut Grove)への高速道路US-14は「ローラ・インガルス・ワイルダー歴史ハイウェイ」(Laura Ingalls Wilder Historical Highway)と名付けられている。


[編集] スポーツチーム

[編集] 日本との関連

1990年に、千葉県は姉妹県州の提携を行った。この提携には醤油等の食品製造を営むキッコーマンが同州に直接投資し、工場を建てた事と関っている。その後、民間姉妹交流組織「千葉ウィスコンシン協会」が設立されて同州にいる。この州はドイツ系が多いため、第二次大戦中は州出身の兵はドイツ戦線でなく日本戦線へ送られることが多かった。そのため日本体験を持つ元兵士は少なからず存在する。州には今でもその子孫の日系人も住んでいる。また、この州で生まれたローラ・インガルス・ワイルダーの『大草原の小さな家』は日本でテレビ放映され大人気となった。この原作の第一作『大きな森の小さな家』の大きな森とはウィスコンシン州ペピン( Pepin )周辺である。 ウィスコンシン大学マディソン校は大学院が充実しており日本からの留学生も200人在籍する。日本語教育専攻が有名である。また、シェボイガンにあるレイクランド大学が1991年にレイクランド大学ジャパン・キャンパスを開設しており、毎年留学生が渡米している。

[編集] その他

[編集] 同州出身の有名人

[編集] 交通

日本からのウィスコンシン州直航便がないため、成田国際空港などからシカゴ/オヘアデトロイトミネアポリスなどの各国際空港で乗り継いで入ることになる。

[編集] 州の象徴など

[編集] 姉妹県、州など[2]

[編集] 日本の姉妹都市

[編集] 参考文献

  1. ^ "Badger Notables: Badger Nickname". UWBadgers.com - The Official Web Site of Badger Athletics. 2006-10-22 閲覧。
  2. ^ http://international.wi.gov/SisterStates.html

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ


pnb:وسکونسن

最終更新 2009年8月28日 (金) 13:39 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ウィスコンシン州】変更履歴

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