エリザベス女王杯
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| エリザベス女王杯 | |
|---|---|
| 開催地 | 京都競馬場 |
| 施行日 | 2009年11月15日 |
| 格付け | GI |
| 1着賞金 | 9000万円 |
| 距離 | 芝・外2200m |
| 出走条件 | サラブレッド系3歳以上牝馬(国際)(指定) |
| 負担重量 | 3歳54kg、4歳以上56kg |
| 第1回施行日 | 1976年11月21日 |
エリザベス女王杯(エリザベスじょおうはい)とは日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝2200mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。
正賞はエリザベス女王杯、京都府知事賞、日本馬主協会連合会長賞。
目次 |
[編集] 概要
前身の「ビクトリアカップ」は牝馬の菊花賞に位置付けられるものとして1970年から行われていたが1975年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌1976年に新たに「エリザベス女王杯」が創設されてビクトリアカップは廃止された。事実上は改称だが形式としてはエリザベス女王杯は新設の競走とされたため、1976年のエリザベス女王杯が「第1回」となっている[1]。
1995年の第20回までは京都競馬場の芝2400mで施行され牝馬三冠レースの最終戦であった[2]。
1996年、秋華賞の新設に伴い芝2400mから芝2200mに距離が短縮されると共に古馬牝馬も出走が可能になりこれまで古馬になると牡馬と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ牝馬の一線級が一堂に会する競走となった。また1995年以降JRAの方針によりGI競走が地方馬にも開放され秋華賞・京都大賞典・府中牝馬ステークスのいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられることになり、更に1999年からは外国馬も出走可能となった。
なお2006年には春季に古馬牝馬限定のGI競走としてヴィクトリアマイルが新設されたため、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GI競走が存在することとなった。
2008年からは、ジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定される。また、一定の実績を持って参戦した外国調教馬が3着以内に入着した場合に褒賞金が支給される制度がある[3]。
[編集] 主な前走
| 競走名 | 格付 | 団体 | 施行競馬場 | 施行距離 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 京都大賞典 | GII | 中央 | 京都競馬場 | 芝2400m |
| 2 | 府中牝馬ステークス | GIII | 中央 | 東京競馬場 | 芝1800m |
| 3 | 秋華賞 | GI | 中央 | 京都競馬場 | 芝2000m |
| 4 | 天皇賞(秋) | GI | 中央 | 東京競馬場 | 芝2000m |
[編集] 歴史
- 1976年
- 京都競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)牝馬限定の重賞競走「エリザベス女王杯」として創設(創設当初の負担重量は55キロ)。
- 牝馬二冠馬のテイタニヤが4着に敗れる。
- 1979年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2400mで施行。
- 1984年
- グレード制施行によりGIに格付け。
- 当競走で史上最多の21頭が出走。
- 1986年 - メジロラモーヌが本競走を勝利し、史上初の牝馬三冠を達成。
- 1987年
- 1989年 - 岸滋彦騎乗のサンドピアリスが20頭中20番人気で勝利し、単勝払い戻し43060円を記録(グレード制施行後のGI最高単勝配当記録)。
- 1993年 - 牝馬二冠馬のベガが3着に敗れる。
- 1996年
- 1999年
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳以上牝馬」から「3歳以上牝馬」に変更。
- 2004年 - アドマイヤグルーヴが史上2頭目の連覇を達成。
- 2006年 - 1位入線のカワカミプリンセスが進路妨害により12着に降着(降着制度施行後のGIでは1991年天皇賞(秋)のメジロマックイーン以来2度目の1位入線馬の降着)。
- 2008年
- ジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定。
- クリストフ・ルメールが外国人騎手として史上初の優勝。
- ポルトフィーノがスタート直後に落馬・競走中止し、そのままカラ馬のままで先頭でゴール。GI競走でカラ馬が先頭でゴールしたのは史上初の珍事。
[編集] 歴代優勝馬
※馬齢は国際馬齢表記による。
| 回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1976年11月21日 | ディアマンテ | 牝3 | 2:28.5 | 松田幸春 | 稲葉幸夫 | 佐藤弘嘉 |
| 第2回 | 1977年11月20日 | インターグロリア | 牝3 | 2:28.7 | 福永洋一 | 柳田次男 | 松岡正雄 |
| 第3回 | 1978年11月19日 | リードスワロー | 牝3 | 2:29.1 | 武邦彦 | 服部正利 | 熊本芳雄 |
| 第4回 | 1979年11月18日 | ミスカブラヤ | 牝3 | 2:32.6 | 岡部幸雄 | 西塚十勝 | (有)鏑矢 |
| 第5回 | 1980年11月16日 | ハギノトップレディ | 牝3 | 2:27.9 | 伊藤清章 | 伊藤修司 | 日隈広吉 |
| 第6回 | 1981年11月15日 | アグネステスコ | 牝3 | 2:28.1 | 西浦勝一 | 久保道雄 | 渡辺孝男 |
| 第7回 | 1982年11月21日 | ビクトリアクラウン | 牝3 | 2:29.2 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 飯田正 |
| 第8回 | 1983年11月20日 | ロンググレイス | 牝3 | 2:30.1 | 河内洋 | 小林稔 | 中井長一 |
| 第9回 | 1984年11月4日 | キョウワサンダー | 牝3 | 2:28.4 | 樋口弘 | 吉岡八郎 | 浅川吉男 |
| 第10回 | 1985年11月3日 | リワードウイング | 牝3 | 2:26.8 | 内田国夫 | 鶴留明雄 | 宮崎忠比古 |
| 第11回 | 1986年11月2日 | メジロラモーヌ | 牝3 | 2:29.1 | 河内洋 | 奥平真治 | (有)メジロ牧場 |
| 第12回 | 1987年11月15日 | タレンティドガール | 牝3 | 2:29.3 | 蛯沢誠治 | 栗田博憲 | 飯田政子 |
| 第13回 | 1988年11月13日 | ミヤマポピー | 牝3 | 2:27.2 | 松田幸春 | 松田由太郎 | 大宮良吾 |
| 第14回 | 1989年11月12日 | サンドピアリス | 牝3 | 2:28.8 | 岸滋彦 | 吉永忍 | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
| 第15回 | 1990年11月11日 | キョウエイタップ | 牝3 | 2:25.5 | 横山典弘 | 稗田研二 | 松岡正雄 |
| 第16回 | 1991年11月10日 | リンデンリリー | 牝3 | 2:29.6 | 岡潤一郎 | 野元昭 | 林田秋利 |
| 第17回 | 1992年11月15日 | タケノベルベット | 牝3 | 2:27.1 | 藤田伸二 | 小林稔 | 武岡大佶 |
| 第18回 | 1993年11月14日 | ホクトベガ | 牝3 | 2:24.9 | 加藤和宏 | 中野隆良 | 金森森商事(株) |
| 第19回 | 1994年11月13日 | ヒシアマゾン | 牝3 | 2:24.3 | 中舘英二 | 中野隆良 | 阿部雅一郎 |
| 第20回 | 1995年11月12日 | サクラキャンドル | 牝3 | 2:27.2 | 小島太 | 境勝太郎 | (株)さくらコマース |
| 第21回 | 1996年11月10日 | ダンスパートナー | 牝4 | 2:14.3 | 四位洋文 | 白井寿昭 | 吉田勝己 |
| 第22回 | 1997年11月9日 | エリモシック | 牝4 | 2:12.5 | 的場均 | 沖芳夫 | 山本慎一 |
| 第23回 | 1998年11月15日 | メジロドーベル | 牝4 | 2:12.8 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | メジロ商事(株) |
| 第24回 | 1999年11月14日 | 牝5 | 2:13.5 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | メジロ商事(株) | |
| 第25回 | 2000年11月12日 | 牝5 | 2:12.8 | 松永幹夫 | 浜田光正 | (有)ノースヒルズマネジメント | |
| 第26回 | 2001年11月11日 | 牝5 | 2:11.2 | 武豊 | 池江泰郎 | 金子真人 | |
| 第27回 | 2002年11月10日 | 牝3 | 2:13.2 | 武豊 | 伊藤雄二 | 伏木田達男 | |
| 第28回 | 2003年11月16日 | 牝3 | 2:11.8 | 武豊 | 橋田満 | 近藤利一 | |
| 第29回 | 2004年11月14日 | 牝4 | 2:13.6 | 武豊 | 橋田満 | 近藤利一 | |
| 第30回 | 2005年11月13日 | 牝4 | 2:12.5 | 池添謙一 | 鶴留明雄 | トウショウ産業(株) | |
| 第31回 | 2006年11月12日 | 牝3 | 2:11.6 | 福永祐一 | 白井寿昭 | 関口房朗 | |
| 第32回 | 2007年11月11日 | 牝3 | 2:11.9 | 安藤勝己 | 松田国英 | 大城敬三 | |
| 第33回 | 2008年11月16日 | 牝3 | 2:12.1 | C.ルメール | 長浜博之 | (有)社台レースホース | |
| 第34回 | 2009年11月15日 | 牝5 | 2:13.6 | 田中博康 | 小島茂之 | (株)グリーンファーム |
※第31回はカワカミプリンセスが1位で入線したが最後の直線入口で他馬の進路を妨害したとして審議の結果12着に降着処分、2位に入線したフサイチパンドラが繰り上がりで優勝となった(参考:カワカミプリンセスの走破時計 2:11.4)。
[編集] エリザベス女王杯の記録
- レースレコード - 2:11.2(第26回優勝馬 トゥザヴィクトリー)
- 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第17回優勝馬 タケノベルベット)
- 同一馬による連覇 - 2
- メジロドーベル - 第23、24回
- アドマイヤグルーヴ - 第28、29回
- 同一騎手による連続優勝 - 4(第26~29回 武豊。同競走の最多勝利騎手でもある)
- 外国人騎手による優勝 - クリストフ・ルメール(第33回優勝馬 リトルアマポーラ)
[編集] 脚注
- ^ 競走名の改称が行われた場合は通常施行回数は引き継がれるが、ビクトリアカップ→エリザベス女王杯以外にも実質は改称だが施行回数がリセットされた例はほかにはペガサスステークス→アーリントンカップがある。
- ^ ただし桜花賞・優駿牝馬(オークス)とは違い英国競馬のクラシック競走に範を取った競走ではないため、クラシック競走には位置付けられていない。
- ^ 「ジャパン・オータムインターナショナル」の勧誘策を強化 日本中央競馬会
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月21日 (土) 14:21 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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