エンベデッドシステムスペシャリスト試験

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エンベデッドシステムスペシャリスト試験( -しけん、Embedded Systems Specialist Examination、略語ES)は、独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センターが、情報処理技術者試験の一区分として行う経済産業大臣(旧通商産業大臣)認定の国家試験である。2009年(平成21年)春期試験より、2007年(平成19年)12月に発表された新試験制度のスキルレベル4に相当。

目次

[編集] 概要

システムエンジニアの中でも主に組み込みシステムの設計開発担当者を対象としている。合格率は例年ほぼ10~13%程度と、テクニカルエンジニア試験の中ではやや高い。この区分は高度情報処理技術者試験に含まれている。この区分は1996年マイコン応用システムエンジニア試験として登場した。その後2001年テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験に変更、2009年度からの新制度から現在の名称に変更された。試験導入時より受験制限は一切ない。

組み込みシステムの分野は、国内産業に対する重要度や技術者の需要が年々上昇しているにも関わらず、職業訓練や資格、スキルパスの策定などの面での整備が遅れていることから、既存の数少ない公的試験として注目を集めている。

情報処理試験の中で受験者数が増加傾向にあるのは、情報セキュリティアドミニストレータ試験(2008年度廃止)と当試験のみとなっている。

[編集] 試験・資格の位置付け

情報処理技術者試験#情報処理技術者の位置付け」を参照

[編集] 試験

改正前・改正後ともに4月の第3日曜日に春期情報処理技術者試験の一区分として行われている。

午前試験は多肢選択式、午後試験は記述式と論述式(事例解析)に分かれている。

[編集] 2008年度以前の試験

午前

マークシート式の四肢択一で55問出題され、100分で全問解答する。IRT(項目応答理論)によって、最低200点~最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午前試験通過)である。

エンベデッドシステムの試験にも関わらず、エンベデッドシステム専用の問題は55問中20数問しか出題されない。それ以外は他の情報処理試験と共通の内容が出題されるため、エンベデッドシステムの経験者でも試験対策が必要である。

午後I

エンベデッドシステムの設計に関する問題(大問)が4題出題される。それぞれの大問は、主題の設定となる文章と、それに対するいくつかの小問からなる。そのうち2題が必須、残りの2題のうち1題を選択し、90分で解答する。素点採点で、最低200点~最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午後I試験通過)である。ただし、午前試験が600点に満たなかった者は採点されない。

必須の2問はそれぞれソフトウェア設計とハードウェア設計の内容になっている。選択の2問もそれぞれソフトウェア設計とハードウェア設計の内容で、得意な方を選択すればよい。

午後II

エンベデッドシステム製品の設計開発に関する問題(大問)が2題出題される。1題を選択して120分で解答する。素点採点で、最低200点~最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で最終的に合格である。ただし、午後I試験が600点に満たなかった者は採点されない。

実際の製品を要約した問題が出ることが多い。午後Iと同様で、ソフトウェア設計中心の問題と、ハードウェア設計中心の問題が1題ずつ出題されるので、得意な方を選択すればよい。

[編集] 2009年度からの試験

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[編集] マイクロコンピュータ応用システム開発技術者(初級・中級)との関係

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験の源流は、財団法人日本情報処理開発協会が実施していた「マイクロコンピュータ応用システム開発技術者(初級・中級)」である。この試験は国家試験ではなく、廃止されるまで上級試験が実施されなかったが、1996年に開始されたマイコン応用システムエンジニア試験が事実上の上級試験として運営されたと考えられる。

[編集] 注記


[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 情報処理技術者センター

[編集] その他

最終更新 2009年11月22日 (日) 13:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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