スズキ・エブリイ

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5代目エブリイ(手前)と4代目エブリイ(奥)

エブリイ (EVERY) はスズキが製造、販売するワンボックス型の軽自動車

目次

[編集] 概要

5ナンバー登録の乗用車と4ナンバー登録の商用車がラインナップされ、商用はエブリイ、乗用はエブリイワゴンを名乗る。現時点で5代43年(ただしキャリイバンを除いた場合は5代25年)の歴史があり、軽自動車の中では4番目に息の長い車名である。

スズキからマツダOEM供給を行っているマツダ・スクラムは、この車両を元に一部外装パーツの変更を行ったものである。

なお、また大宇国民車(現:GM大宇)からは2代目(キャリイにおける9代目)が「ダマス (DAMAS) 」(キャリイトラックは「ラボ (LABO) 」)と言う名称で登場。いずれも現在も生産されているが、ダマスはフェイスリフトを受けている。

[編集] 歴史

[編集] キャリイバン(1964年-1982年)

スズキ・キャリイ」も参照

1964年
スズライトキャリイバン」としてデビュー。
1968年
キャリイバン」となる。
1982年
マイナーチェンジ。「キャリイ」の名が消滅して「エブリイ」となった。

[編集] 初代 (1982-1985年)

スズキ・エブリイ(初代)
マルチ・オムニ
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドア キャブオーバーバン
駆動方式 FR/4WD
別名 パキスタン名:マルチ・オムニ
-このスペック表は試行運用中です-

1982年、「キャリイバン」の後継車として登場。

パキスタンでは現在もこのモデルが現地生産されており、CNG車が設定されている[1]

[編集] 2代目(1985-1991年)

スズキ・エブリイ
2代目
後期型
660 ターボ PS エアロチューン
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアキャブオーバーライトバン
エンジン =F5B型 水冷直列3気筒SOHC
F5B型 水冷直列3気筒SOHCターボ(550cc)
F6A型 水冷直列3気筒
F6A型 水冷直列3気筒SOHCターボ(660cc)
変速機 4MT/5MT/3AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
後: リジッドアクスル式半楕円リーフスプリング
全長 3195mm(660ccは3,295mm)
全幅 1395mm
全高 1710mm-1920mm
ホイールベース 1840mm
車両重量 670-880kg
-このスペック表は試行運用中です-
1985年
フルモデルチェンジ。
1986年
カラードバンパーなどの特別装備を施されたグレード「ジョイポップ」追加。
1988年
マイナーチェンジ。インパネのデザインが大幅に変更された他、内外装など小変更。一部上級グレードのエンジンが1気筒あたり3バルブ化される(エンジン型式は従来と同じF5A型)。
1989年5月
マイナーチェンジ。[DA41/DB41]
上級グレードのみ異形角型ヘッドランプ採用とともに、走行性能を向上させた。また新グレードのジョイポップサウンドを設定した。エンジンがそれまでのF5A型からF5B型に変更される。
マツダスクラムの名でOEM供給開始。
1990年3月
[DA51/DB51]
新規格化でエンジンが660ccのF6A型となり、ヘッドランプは規格型の丸2灯(上級グレードの異形2灯も意匠変更)となった。
1990年11月
エンジンの出力を向上させるとともに、一部グレードのボディカラーの変更やスーパーマルチルーフの仕様が変更された。

インドマルチ・スズキ・インディアではOmniオムニ)の名で現地生産されており、LPG仕様も設定されている。[2]

マルチ・オムニ マルチ・オムニ
マルチ・オムニ


[編集] 3代目(1991-1998年)

スズキ・エブリイ
3代目
ターボRZスーパーマルチルーフ
乗車定員 2-4人
ボディタイプ 5ドアキャブオーバーライトバン
エンジン F6A型 水冷直列3気筒
F6A型 水冷直列3気筒SOHCターボ
変速機 4MT/5MT/3AT
駆動方式 MR/4WD
サスペンション 前: マクファーソンストラット式コイルスプリング
後: ド・ディオン式5リンク
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,745-1,865mm
ホイールベース 2,000mm
車両重量 770-950kg
-このスペック表は試行運用中です-
1991年9月
フルモデルチェンジ。[DE/DF51]
ビジネスバンタイプの「キャリイバン」と上級仕様タイプの「エブリイ」の2車種として販売していた。
歴代キャリイ / エブリイの中で、この世代のみは、後車軸の直前にエンジンを搭載するホンダ・アクティに似たミッドシップレイアウトを採っていた。リアサスペンションもアクティ的なド・ディオン式であったが、スプリングはアクティの板ばねに対してこちらはコイルばねを用いている。
ただし、同じ世代のキャリイでもトラックの方は、運転席下にエンジンを置き、後輪、又は4輪を駆動する、軽トラックとしては一般的なキャブオーバーレイアウトを採り、リアサスペンションも固定軸を板バネで吊るごく一般的なものであった。
1991年11月
ターボRZ スーパーマルチルーフ追加。
1993年1月
オーディオが充実したジョイポップシリーズの追加やブレーキ素材の変更が行われた。
1993年11月
一部改良。ハイルーフ車を追加設定。またエアコン用新冷媒を採用したほか、室内に難燃化素材を採用した。加えて安全装備の充実を図っている。
1995年5月
一部改良。静粛性の向上と振動を低減させたほか、ジョイポップサウンドターボの最高出力を64psにパワーアップ。足回りの変更で乗り心地を向上させたほか、ハイルーフ全車にハイマウントストップランプを装着した。スーパーマルチルーフ仕様が廃止される。ホイールのPCDは114.3から100へ変更。車名が「エブリイ」に統一された。
1996年12月
アルミホイールやフロント&サイドアンダーバーを装着、専用サイドストライプやドアトリム・シート表皮など内外装の質感を高めたモデル、特別仕様車「ジョイポップリミテッドII」を設定。
1997年4月
マイナーチェンジ。エンジンを改良するとともに、セレクタブル4WDを一部のグレードに搭載。内装ではシート表皮の変更や安全装備の充実が行われた。「エブリイC(クラシック)」を追加。
1997年8月
「PA」をベースとした特別仕様車「PAリミテッド」を追加。AM/FMラジオ付カセットステレオ(デジタルロック付)、パットウエルダードアトリム、専用フロントシート表皮(ニット)、一体可倒式リヤシート(専用シート表皮色)、エクステリアに専用リヤデカールを貼布する。
1998年2月
「PA」をベースとした特別仕様車の第2弾、「PAリミテッドII」を追加。キーレスエントリーが追加設定される。


[編集] 4代目(1999-2005年)

スズキ・エブリイ
4代目
ワゴン
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーワンボックスカー/ライトバン
エンジン F6A型 水冷直列3気筒
F6A型 水冷直列3気筒SOHCターボ
K6A型 水冷直列3気筒
K6A型 水冷直列3気筒ターボ
変速機 5MT/3AT/4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: マクファーソンストラット
後: I.T.L
(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765-1,865mm
ホイールベース 2350mm
車両重量 780-1000kg
-このスペック表は試行運用中です-
1999年1月6日
軽自動車の規格改正とともにフルモデルチェンジ。[DA/DB52]
セミキャブオーバータイプの新ボディを採用。新たにSiターボ(SOHC6バルブターボ・60ps)エンジンを搭載した「ジョインターボ」、「ジョイポップターボ」、「ジョイポップエアロターボ]」を設定した。[3]
1999年6月17日
乗用ワゴンタイプの「エブリイワゴン」追加。当初は「ジョイポップターボ」と「ジョイポップエアロターボ」の2グレード。全車に運転席、助手席エアバッグとABSが標準装備された。JOYPOPエアロターボの装備はかなりの充実度で、エアロパーツやアルミホイールはもちろん、チルトアップ機構付きの電動サンルーフも標準となる。同時に1300cc・7人乗りとした普通車登録の「エブリイプラス」が販売される。[4]

[5]

1999年8月9日
「エブリイ 電気自動車」を発売。[6]
1999年11月25日
一部改良。ターボエンジンの最高出力が64馬力になり、AT車は4速ATに変更。NAエンジンは中・低回転域のトルクなどを向上させた。安全性能も向上し「エブリイ」の「GA」・「PA」を除く全グレードに運転席・助手席SRSエアバッグABSを標準装備し、「エブリイ」の「GA」・「PA」も運転席エアバッグをオプション設定した。また、グレード体系が変更になり、「エブリイ」は「GA」の2WD・3速AT車と「ジョイン」を追加。「ジョインターボ」は「ジョインターボDX-II」にグレードアップ。「ジョイポップエアロターボ」は「ジョイポップターボS」に改名し、新たに「ジョイポップターボL」を追加。「エブリイワゴン」の「ジョイポップエアロターボ」も「ジョイポップターボS」に改名し、「ジョイポップターボL」を追加。[7]
1999年12月14日
燃料に圧縮天然ガス (CNG) を使用した「エブリイ 天然ガス (CNG) 自動車」を発売。[8]
2000年5月17日
一部改良。ターボエンジン搭載車(「エブリイワゴン」全グレードと「エブリイ」の「ジョインターボDX-II」)の外観を変更、ノックセンサー並びに過給圧制御装置の追加、インタークーラーの取り付け位置変更による高速域でのエンジン性能向上、内装面ではシートベルトアジャスターや大型グリップを追加する。なお、「エブリイ」の「ジョイポップターボS/L」は廃止され、「エブリイワゴン」に併合された。[9]

[10]

2000年6月8日
スズキ創立80周年を記念し、「エブリイワゴン」の「ジョイポップターボ」をベースに外観の質感を高め、上級オーディオ、専用シート表皮を装備した特別仕様車「エブリイワゴン 80周年記念車 ジョイポップターボEX」を発売。[11]
2000年11月15日
特別仕様車「エブリイ+(プラス)リミテッドII」発売

[12]

2001年1月18日
「エブリイワゴン」にエアロパーツ・上級オーディオ・専用シート表皮を装備した新グレード「21世紀記念スペシャル ジョイポップターボEX-II」を発売。[13]
2001年5月24日
「エブリイプラス」を「エブリイランディ」に車名変更。[14]
2001年9月4日
一部改良。[DA62]
全車にK6A型オールアルミDOHCエンジンが搭載される。出力は49ps。ATシフトレバーが、3速AT車を除き、フロアーからインパネに配置される。「エブリイ」には新たに「PC」を追加し、NAエンジン車は軽バンでは初の「優-低排出ガス(☆☆)」認定を取得(ターボ車(「エブリイワゴン」を含む)は「良-低排出ガス(☆)」認定)。「エブリイワゴン」にはNAエンジン仕様の「ジョイポップ」が追加され、ターボ車の「ジョイポップターボ」にはロールーフ仕様が設定される。また、「ジョイポップターボ」の上級仕様にあたる「ジョイポップターボPZ」を追加。[15]
2003年9月3日
「エブリイ」に「超-低排出ガス(☆☆☆)」認定取得の新グレード「PU」を追加。[16]
バン バン
バン


[編集] 5代目(2005年-)

スズキ・エブリイ
5代目
ワゴン(前期型)
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーワンボックスカー/ライトバン
エンジン K6A型水冷直列3気筒
K6A型水冷直列3気筒ターボ
変速機 5MT/3AT/4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: マクファーソンストラット
後: I.T.L
(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,795-1,880mm
ホイールベース 2,400mm
車両重量 870-1030kg
-このスペック表は試行運用中です-
2005年8月26日
フルモデルチェンジ。[DA64]
「エブリイワゴン」は軽自動車初のパワースライドドア(「PZターボスペシャル」は後部座席両側、「PZターボ」は後部座席左側に装備)を採用。『軽のミニバン』のキャッチフレーズで販売している。またMT、AT問わず全グレードにインパネシフトが採用された。香港では660ccのまま輸出されている。また、「エブリイ」はNAエンジン搭載の2WD車とターボエンジン搭載の5速MT車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成し、「PU」はさらに「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆)」認定も取得。パワードアロック、運転席・助手席SRSエアバッグを全車標準装備とした。[17]
2006年10月30日
「エブリイ PU」をベースにICカード読取装置や通信機を装備した「カーシェアリング専用車」の受注生産・納入開始。[18]
2006年12月4日
「エブリイワゴン」の「PZターボスペシャル」をベースに、本革使用の専用シート、木目調インパネなどを装備した特別仕様車「レザーセレクション」を発売。[19]
2007年7月9日
「エブリイ」、「エブリイワゴン」共に一部改良。エブリイでは、フロントシートの改良、「PC」、「JOIN」、「JOINターボ」のシートとドアトリム表皮(「JOINターボ」のみ)を変更、ボディカラー(ブルーイッシュブラックパール3)追加などの変更を行う。「エブリイワゴン」では、フロントシート改良、ボディーカラー(ミステリアスバイオレッドパール)追加、上級グレード、「PZターボ」シリーズのフロントグリルのデザイン変更などに加え、「PZターボスペシャル」にハイルーフ仕様を追加、「PZターボ」以上のグレードでディスチャージヘッドライトをオプション設定。(なお、ディスチャージ車にはセンタースピーカーも合わせて装備。)[20]


[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月13日 (金) 09:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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