スペアタイヤ
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スペアタイヤ(英: Spare tire)は、自動車に装着しているタイヤが何らかの原因で使用できなくなったとき使用するために予備として積んであるタイヤ(&ホイール)のこと。スペア(spare:予備)タイヤとテンパー(temporary:間に合わせ)タイヤ(後述)を区別する場合もある。なお着装しているのと同じタイヤを予備としている場合非常時でなくてもローテーションに入れて使用してもかまわないのでかならずしも非常用とは言えない。
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[編集] 概要
何らかの原因でタイヤがパンクした場合、走行し続けることは困難であり、路上での修理は工具の問題があって難しいが、すでにホイールにタイヤをはめ込んである状態の物を積んであれば、ナット締めだけで復帰・移動が可能である。このホイールにセット済みの物を「スペアタイヤ」または「テンパータイヤ」と呼んでいる。これは現場でのパンク修理を不要にするための装備であり、安全性や渋滞軽減のためにも合理的かつ必要な工夫とみなされてきた。また、かつては装備が義務とされてきた。
スペアタイヤは、トランクの中や車体の下、後部ドアなどに設置されている。かつては4輪に装着されているタイヤと同種類・同サイズのタイヤがスペアタイヤとして準備されていたが、現在は一般の乗用車は多くの場合テンパータイヤ(テンポラリータイヤ)などと呼ばれる通常のタイヤより接地面が細く、径が小さい非常用専用タイヤを装備して販売されている。高速や冬タイヤの予備と考えると不十分であるが装備スペースと重量の軽減のメリットの方が大きいと判断された場合には採用されている。最近では、ランフラットタイヤの採用やパンク修理キットの搭載、舗装路の普及、ホイール交換のできないドライバーの増加、JAFなどのロードサービスの充実、携帯電話の普及、スペアタイヤ装備の車検項目の廃止、価格低減目的、により、純正で搭載しない車もでてきている。
[編集] 使用方法
使用方法は、次のとおり。
- スペアタイヤを取り出し、パンクしたタイヤの近くの車体の下に敷く。これは後述するジャッキが外れた場合の事故防止措置である。また、交換するタイヤの対角に位置するタイヤに輪留めをすればより安全である。
- 工具を使ってパンクしたタイヤのナットを緩める。ナットが手で回るぐらいに緩めるが、危険防止のためこの段階ではナットは取り外してはいけない。
- 車体をジャッキで持ち上げる。車体にジャッキをかけてよい箇所は取扱説明書などで指定されており、この箇所を外すと車体を損傷することがあるので注意する。
- ナットを外し、パンクしたタイヤを外してスペアタイヤと入れ替えて車体の下に敷く。
- スペアタイヤを取り付け、ナットを仮止めする。
- ジャッキを下ろし、スペアタイヤを接地させる。
- 工具を使ってスペアタイヤのナットを締め付ける。このとき手で押さえつける程度の力で締め付けないと、ボルトを破損するおそれがある。タイヤ交換前に輪留めをしていれば、この時点で外す。
その際、テンパータイヤを装着する車輪には注意する必要がある。例えば、前輪駆動車(FF)で駆動輪である前輪がパンクした場合、まず後輪のタイヤをテンパータイヤに交換し、次いで外した後輪のタイヤをパンクした前輪のタイヤと交換するのである。一方、後輪駆動車(FR)では、特に雪道や凍結路を走行するような場合にテンパータイヤを前輪(非駆動輪)ではなく後輪(駆動輪)に取付けるよう指定されている場合がある。これらを誤ると、タイヤが細く小さいために駆動力や操舵力の違いが発生し思わぬ方向に舵を取られる恐れがある。また、四輪駆動車(4WD)では誤った装着により車両火災に至った例があり、リミテッド・スリップ・デファレンシャル(LSD)装備車でも差動装置の過熱により同様のトラブルが発生する可能性がある。
これらの注意事項は個々の車両や状況によって異なっているため、テンパータイヤの装着・使用についてはメーカー取扱説明書などで確認すべきである。また、テンパータイヤは車種ごとの専用品とされており、異なる車種のものを転用することは避けるべきである。
なお、通常、工具セットとジャッキは車両に備え付けられているが、中古車で購入した場合などはこれらの工具を紛失していることがあるので、あらかじめ確認しておくと良い。最近では最初からタイヤパンク修理キットのみを搭載する車もある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年9月19日 (土) 07:12 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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