セブンスデー・アドベンチスト教会

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セブンスデー・アドベンチスト教会(第7日安息日再臨派)は、1800年代後半にアメリカで起こったプロテスタントの一派。名称のセブンスデーは週の第7日の安息日を、アドベンチストはキリストの再臨を待ち望む者を意味する。

略字でSDA(エス・ディー・エィ:Seventh-day Adventist Churchの略)とも呼ばれている。

目次

[編集] 教義

キリストの十字架による贖罪死を信じる信仰によって救われるという立場をとり、十戒を現在も守るべきものと解釈する。

18世紀初期に様々な教会から(メソジスト派やバプティスト派が多かったが、他の教派からの集合であった)再臨について深い聖書の解釈をした、いわゆる「ある程度聖書に詳しい人々」の集まりから始まった。当時はまだ日曜教会であったが、4世紀にカトリック教会が地域毎の安息日の習慣にあわせて、土曜日のほかに日曜日もミサ祭礼を行うことを認めるようになった事に目を向け、我々は古代のキリスト教に戻るべきだとする安息日礼拝(土曜日礼拝)をのちに支持した。アメリカやその他の地域においてキリスト教専門の総合TVなどで土曜日はほぼ一日中SDA教会の礼拝を中継しており、その知名度はかなり高い事がわかる(SDAよりも歴史の古いセブンスデーバプテスト教会なども中継されており、アメリカではこの安息日を固守する教団が191団体にも及ぶ)。

SDAは自身を「プロテスタント教会」であると位置づけており、日本でも主流の教派からはキリスト教会として認められている。しかし、現在でも一部の教会(韓国など)からは土曜日の問題に異を唱えられ、異端視されることがあった。この韓国における異端視傾向に対し、欧米諸国のキリスト教連盟から反発が起こり、2001年に韓国キリスト教連盟は正統派教会として認めた。韓国長老派教会の「正統と異端」(2004年改訂版)には「我々教会の一部の少数派がセブンスデーアドベンチスト教会を異端視したことがあったが、これは正しい判断ではなかった」と記されている。実際、世界でも権威のあるオックスフォードキリスト教辞典や、世界ルター教会連盟、世界プロテスタント連合、アメリカパブテスト教会連盟などの主流教団や連盟、協議会はアドベンチスト教団を正統派として認めている。

彼らの教理は超教派的で様々な他教団の教理を取り入れ、自分達がそれなりに客観的に見て、聖書的だとする教理を受け入れたものであるとされる。それらは以信得義の教理であるルター派やアルミニウス主義的思想から、復活信仰は再洗礼派から、聖化される精神成長はウェスレー兄弟のホーリネス運動から、バプテスマの教理はバプテスト派から、社会奉仕は救世軍から、世界宣教の理想はモラビアン兄弟から、安息日の意味はセブンスデー・バプテスト派からであるとされている。

天地創造は字義とおりの6日間で創造されたと解釈し、キリストの復活、昇天および再臨も字義とおりのものと解釈する。また、人間の死は、キリストの再臨の際の復活までの無存在の状態と解釈する。伝統的なキリスト教と同様、キリストの処女降誕・神性・奇跡・贖罪死・復活と再臨の基本教義を堅持する。

プロテスタントの中でも一般的な異言の解釈に対し、聖句の中のうめき声を出す祈りの方法に異を唱え、神聖なお祈りを追求し静かな祈りを教理とする。彼らの異言とは不明瞭なうめき声ではなく、外国語を意味し、宣教時等に主の力を得て、今まで話せなかった外国語が出ると言う教理を持っている。(しかしこの教理は絶対的な教理ではなく、異言を唱える信徒が存在する。)

そして、一般的な永遠の地獄説を否定し、「永遠の火にあぶられる。(マタイ3-12)」の聖句を研究した結果、創世記19の「ソドムとゴモラの滅亡時に火に焼かれ、灰になった」を根拠に永遠地獄説を否定する。これは審判を受ける者に火が彼を焼き尽くすまで消える事のない永遠の火を意味すると言うのが彼ら独特の解釈である。 この教理はイングランド国教会米国聖公会と同じ教理でもある。

もうひとつ彼らの教理の一つ霊魂消滅説がある。これは再臨時に主が選ばれたものを呼び集める。と言うマタイ福音書24の部分を根拠に、「その時、人の子が天に現れ、一人一人選ばれた人達を四方から呼び集める。」つまりこれは、人が死亡時霊魂がそのまま離脱し、昇天してしまうと、主の再臨時とかみ合わず、人はいったん土に帰り、そして後の再臨時に土から主に呼ばれると言うのが教理である。この解釈においては特に北米で高い評価を受けている。

[編集] 歴史

エレン・G・ホワイト

1800年代前半に北米で起こった再臨運動を源とし、その後でき上がったグループが集まり、1863年に教団組織を発足。かつては律法主義的色彩が濃かったが、その後、福音主義的教義を受け入れる。発足当初からエレン・G・ホワイトが中心になり組織を急速に拡大し、ほぼ全世界で布教活動をしている。

[編集] その他

  • 酒・たばこ等嗜好品類の摂取を避けるため、医学的統計調査の対象となることがしばしばある。
  • 日本三育フーズなど、セブンスデー・アドベンチスト教会に関係のある菜食主義者向けの食品製造企業が世界に数社存在する。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月16日 (月) 15:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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