ゾイドジェネシス
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『ゾイドジェネシス』(ZOIDS GENESIS)は、2005年4月10日から2006年3月26日までテレビ東京系で毎週日曜8:30 - 9:00に放送されていたアニメ作品。全50話。
なお、一部媒体においては『機獣創世記ゾイドジェネシス』と呼称される。
目次 |
[編集] 概要
タカラトミー(放映当時はトミー)の玩具シリーズ「ゾイド」のアニメ第四作。
海外で先行放送された『ゾイドフューザーズ』とは異なり、完全に日本向けに制作された[1]。
キット付属のバトルストーリー等を基本設定にしていた過去の作品とは異なり、本作はアニメスタッフが世界観を創作した(旧来の「バトルストーリー」とリンクしているのでは?と思わせる設定も存在するが、劇中で言及されることはなかった)。メインとなるアニメ制作会社は無く、メインスタッフが随時、様々な制作会社(主に国外の会社)の下請けで製作するという方法が採られた。
作品後半(29話以降)では作中ヒロインをED主題歌のボーカルに起用。一定の人気を博し、以降ヒロインを主とした商品展開がされているのも特徴である[2] 。
ゾイドシリーズはメーカーの関係から『スーパーロボット大戦』シリーズへの参戦(登場)は、原則不可能に近いと言われていたが、本作が『スーパーロボット大戦K』へ参戦し、ゾイドシリーズにおいて初の『スーパーロボット大戦』シリーズへの参戦作品となり、次いで『スパロボ学園』にも参戦している(ただし、ゲーム内に登場する戦闘シミュレーター「スパロボバトル」にキャラクターと機体のみが登場)。
[編集] あらすじ
惑星Ziに神々の怒りと言われる大規模な地軸変動が起こり、それによってかつて栄えていた高度な文明は壊滅した。それから数千年後。大変動を生き延びた人々は独自の文明を築いていた。相変わらずゾイドは人々にとって無くてはならない存在だったが、その供給は地中や海中からの発掘に依存していた。そうした中、ゾイド発掘を専門として生計を立てる人々が現れるのは当然の流れだった。
ミロード村に住むルージ・ファミロンもそういった人々の一員であり、家族の仕事を手伝って穏やかに暮らしていた。ある日、近海に沈んでいた青いライガータイプのゾイドの発掘を手伝っていたルージは、見た事の無い銀色のゾイドが村を襲撃するのを目撃する。とっさに青いライガー…ムラサメライガーに乗り込み、銀色のゾイドを撃退するルージ。しかし戦闘で村のジェネレーターが破壊されてしまい、ルージはジェネレーターを修理できる職人を探す旅に出る事になる。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場人物
[編集] ルージ一行
- ルージ・ファミロン
- 声 - 平田宏美
- 本編の主人公。ミロード村出身の13歳。家族はミロード村の長である父親のラージと母親のミン、そして祖母のシオと弟のファージ。好奇心旺盛で正義感が強く、また聡明で機転が利く。特技は潜水で、視力も非常に良好。将来は教師になろうと志し、ゾイド発掘の助手をしながら勉強していた。村がディガルド武国の攻撃を受けた際、無我夢中で乗り込んだムラサメライガーでこれを迎撃、初陣を飾る。しかし、ザイリンによる再度の襲撃により村のジェネレーターが破壊されてしまい、ジェネレーターを修理できる職人を探すため旅に出ることになる。村に攻めて来たザイリンとはその後も幾度となく刃を交え、勝ったり負けたりの一進一退の攻防を繰り広げた。セイジュウロウに弟子入りしてからのゾイド乗りとしての腕前の上達は著しく、討伐軍を立ち上げて以降の数々の激戦を戦い抜く大きな力となった。
- 職人を探す旅路の中、各地を巡りディガルドに苦しめられている人々の姿を見たことで、やがてディガルドそのものを倒さなければいつまで経っても平和は訪れないと考えるようになる。そしてラ・カンを説得し「ディガルド討伐軍」を結成する決意を促し、そのために職人探しを中断する事を村に報告する。一時は村人の反発を受けるが、最終的には和解し戦いが終わるまで村人達はハラヤードへと疎開していった。それからも紆余曲折があり、多くの人の協力を得てついに隠された存在であったソラシティにまでたどり着き様々な事実を知る。
- その後、ディガルドからの離反者も加えて「ジーン討伐軍」と名を変えた討伐軍は、ついに自由の丘でジーンとの決戦に臨む。その戦場で、ジーンの駆るバイオティラノの圧倒的な力の前に次々と仲間が倒れていく中、ムラサメライガーもゾイドコアを潰されて敗れてしまう。絶望的な状況の中、止めを刺そうとするジーンからルージを救う為に無謀な攻撃を仕掛けたレ・ミィが、バイオティラノによって殺されようとしたまさにその瞬間、ルージの強い願いに答えてムラサメライガーの真の力である驚異的な再生能力が発動。ゾイドコアすら修復し、ムラサメライガーは復活を遂げる。そして、ガラガとザイリンの捨て身の攻撃でゾイドコアを露出させられたバイオティラノを、ムゲンライガーの一撃で真っ二つにして戦いは終結したのだった。
- 戦いが終わった後、勝鬨を挙げる討伐軍一行を尻目にルージは独りムラサメライガーで故郷のミロード村へと帰る。そして、ムラサメライガーが村のジェネレータに接続され再起動しているシーンで本編は終焉しているが、後日談のエピソードを描いたCDドラマではキダ藩やアイアンロックにも顔を出していたらしい。
- 愛機は、村の沖で発見されたムラサメライガー。代々ゾイド乗りという家系に育ったが、ルージだけがゾイド乗りの適性が無くゾイドを動かす事が出来なかった。だが村がバイオラプターに襲われ、混乱の中で偶々乗り込んだ発掘したばかりのゾイド―ムラサメライガー―が起動する。始めは武器が無くバイオラプターに翻弄されるが、彼の願いに「御先祖様」の大刀(おおがたな)が反応、ムラサメライガーと合体し本来の姿となる。その後ラ・カンらの協力でバイオラプターを撃退するが、このゾイドはルージ以外誰にも動かす事ができず、必然的にルージ専用の機体となる。その後はルージの意思に応えるかのように機体をエヴォルトさせ、ラ・カン窮地の際にハヤテライガー形態を、対バイオケントロ戦でムゲンライガー形態を得る。
- 漫画家上山道郎のHPで掲載されている漫画、機獣超世紀伝説ゾイドXGクロスオーバー・ジェネレーションズでバン・フライハイトと出会っている。(非公式作品)
- ラ・カン
- 声 - 松山鷹志
- 反ディガルド活動の中心的な人物。50歳。レ・ミィと共に各地を放浪している。正体は元キダ藩藩主であり、人望も厚い名君であった。ディガルド侵攻の際、民の被害を考えて降伏。だが、この侵略はディガルドにとって最初のものであり、侵略行為を加速させる原因になった決断として後悔していた。その後は藩を去り、流浪の旅をする事に。その旅の中ルージと出会い、「ディガルドを倒さなければ人々の平和は得られない」と説得され討伐軍の旗頭として指揮を取るようになる。48話において絶体絶命の窮地に陥るものの辛くも生還。ジンゴにソードウルフを修理してもらい、最終局面に駆けつけた。
- 愛機はソードウルフ。後にバイオクラッシャーを装備し、ソードウルフクラッシャーに強化。衝撃波を放つ事により、接近戦以外でもバイオゾイドの撃破が可能となった。
- レ・ミィ
- 声 - こやまきみこ
- ラ・カンの姪。12歳。まだまだお転婆ではあるが、徐々に王族としての器を現しつつある。特技は格闘技で、料理は不得手。丸焼きしかできずよく周囲にからかわれていた(後に煮物にも挑戦しとりあえず成功)。その特徴的な髪飾りは母の形見。ルージに対して好意を持っているのだが、素直になれないいわゆる極度のツンデレ。初登場シーンが全裸での魚取りであった為、多くの視聴者の度肝を抜いた。野生児的な面をよく取りざたされる一方、記憶を失い精神的に不安定だったソウタに対しては母性的な優しさを見せる。ちなみに、名前の短いキダ藩出身者の中で唯一フルネームではなく、愛称の「ミィ」で呼ばれる。
- 後日談のCDドラマではキダ藩に帰り、ズーリに眠っていた父の墓を母の隣りに移すという悲願を達成した。ルージと離れ離れになった事が寂しくて仕方ないらしい。
- 愛機は父の形見でもあるランスタッグ。後にトゥインクルブレイカーを装備し、ランスタッグブレイクに強化された。
- ちなみにゲーム『スーパーロボット大戦K』では味方パイロットの精神ポイントを全回復する「レ・ミィの丸焼き」というアイテムが登場する。
- コトナ・エレガンス
- 声 - 伊藤静
- ルージがハラヤードで出会った女性。17歳。特技は体術と暗器の扱い。伝統衣装と思われるその服には、多数の暗器が仕込まれている。当初はルージのムラサメライガーを囮にしたり、勝手に婚約者に仕立ててガラガの盾にしたりしていたが、旅を進めていくうちに徐々に彼に惹かれていく。いわゆる綺麗なお姉さん的キャラで、ルージをからかう場面も多く見られる。その名前は仮の名であり、真名はギルドラゴンの封印を解くキーワードであるために秘匿している。後に出身はアイアンロックであり、そこに住むマキリ一族の長候補だった事が判明。かつて長に選ばれた際、必要の無くなった双子の妹リンナが殺されてしまう事実を知り逃亡、その後放浪の旅を続けていた。故郷に戻った際に長となっていた妹と対立するが、過去の逃亡に対する誤解が解けて和解。ギルドラゴン起動の際には共に封印を解く。セイジュウロウとは古くからの知人であり、彼の看病をしたり体調を気遣い心配する場面が見られる。
- 後日談のCDドラマでは誰も帰ってこない廃墟のアイアンロック跡地に独り住みながら、旅に出たかつての仲間を追うか(セイジュウロウかガラガかは不明)、ルージのいるミロード村に行こうか決めかねていた模様。
- 愛機はレインボージャーク。後にウインドダンサー(ターボブースター)を装備し、レインボージャークウインドに強化された。旧文明では量産されていたらしく、アイアンロック遺跡に多数埋没している描写が見られた。また、ソウタと共にギルドラゴンの操縦も担当する。
- ガラガ
- 声 - 三宅健太
- ハラヤード近郊の嘆きの山で、反ディガルドのゲリラ組織を率いていた男。「雷鳴」の異名を持つ。大柄な体躯に、豪胆な性格をしている親分肌。故郷はガラガが外出していた隙にディガルドに侵略されてしまっている。コトナに好意を寄せているが、当の本人には避けられてばかり。ルージの事は弟の様に思っている。外見から分かるように頭が切れるタイプではないが、戦闘においては力押しだけでなく機転を効かせたり、搦め手で攻めたりと計算高い部分も持っている。
- 愛機はデッドリーコング。封印されている左腕や背負っているヘルズボックス内に多彩なリーオ製の武器を持ち(後に大鎌が追加されている)、その強大なパワーを活かした接近戦を得意とする。なお、左腕解放時には暴走状態となる。また、ヘルズボックスには2つめのゾイドコアが存在しており、スケートボードの様にボックスを走行させて上に乗ることも出来る。更に、本体のゾイドコアが潰れてもボックス内のコアで再起動できる等、一行のゾイドの中でもかなりミステリアスな存在である。
- ロン・マンガン
- 声 - 谷山紀章
- 元交易商人という肩書きで、ガラガ率いるゲリラで参謀役を務める。その正体はソラシティから送り込まれたエージェントで、反ディガルド武装組織を発展させる任に就いていた。ソラノヒトも地上で暮らすべきと考えているロン達は、ソラノヒトの地上支配こそを是とするディガルド担当のプロメ達と対立関係にある。なお、22話から開始された「ロン先生のゾイド講座」では、レ・ミィ達とショートコント形式で様々なゾイドを紹介していた。
- 愛機はバンブリアン。一行の内では唯一発掘されたゾイドではなく、ソラシティで製造されたゾイド。後にグランドスターを装備し、バンブリアングランドに強化された。ロン初登場時は修理中で、少し遅れての登場となった。最初のバンブリアンはバイオヴォルケーノに追い詰められたルージを逃がす為に自爆させたため、予備機の2機目に乗り換えている。(2機目は1機目と装備が一部異なる)
- セイジュウロウ
- 声 - 津田健次郎
- 惑星Zi最強のゾイド乗りと言われている。所以は大陸のゾイド格闘技大会で優勝しているからなのだが、その時対戦した弟子を誤って殺してしまい、強さを求める事に迷いを感じ隠遁していた。その過去から、ルージの弟子入り志願を一度は拒否したが後に承諾。以降、ルージ達の旅に同行するようになる。修行の一環で、移動時にムラサメライガーの背に乗る事が度々あった。ゾイド乗りとしての技量だけでなく、剣術の腕前も卓越している。
- ルージ達に出会った時には重い病を患っており、長時間の運動は出来ない身体だった。発作を起こす事も多く、もはや余命は幾許も無いと思われていたが、ソラシティの進んだ医療技術によりその病は完治した。身体の不安を抱えていた為に、自身の体調を顧みずに張り切りすぎるルージや、悪ノリをするガラガに「馬鹿が・・・」と釘を刺す事もあった。
- 愛機はソウルタイガー。一行のゾイドの中では随一の瞬発力を持ち、残像を残す素早い機動で敵を葬る。後にソウルブースターを装備し、ソウルタイガーブーストに強化された。
[編集] キダ藩
- ダ・ジン
- 声 - 石井康嗣
- 元キダ藩の家老。ラ・カンの臣下で、討伐軍の拠点であるズーリの領主でもある。討伐軍出征中の拠点防衛や政などを行う。また、ゾイド乗りとしての腕も立つ。ディガルド討伐はキダ藩再興のためと信じているゆえ、旧キダ藩士を第一に考えずより大きな目標を持つルージの態度を苦々しく思った事もあるが、その力量を認めてからは援助を惜しまなくなった。
- 乗機はランスタッグ(量産型)。
- ティ・ゼ
- 声 - 成田剣
- 元キダ藩の人物。「灼熱のティ・ゼ」という異名を持つ。藩時代からの強力な武将であり、ラ・カンも頼りにしていた忠臣。ガボールが討伐軍に参加してからは、ブラストルタイガー同士セットで活躍する事が多かった。
- 愛機はブラストルタイガー。赤いセイバータイガー部隊を率いる。サーミックバーストで地面を灼熱の溶岩化させる事からこの異名が付いたと思われる。
- ア・ラン
- 声 - 西凛太朗
- 元キダ藩の人物でティ・ゼの副官。無敵団のア・カンの兄。トラフにおいて「無敵妹よ!」と、感動の再会を果たした。当初全くの無個性だったが、ア・カンとの兄妹関係が判明してからはかなり個性的な存在になった。
- レ・イン
- 声 - 土田大
- レ・ミィの父。故人。ラ・カンと共に放浪中、ディガルド軍との戦闘で致命傷を受け、幼いレ・ミィの目の前で息を引き取る。妻はレ・ミレ。
- 彼の遺体はズーリに眠っており、いつか母の隣りに眠らせてあげたいというのがレ・ミィの願い。
- レ・ミレ
- レ・ミィの母。故人。ラ・カンの妹(旧名はラ・ミレ?)。レ・ミィを優しい顔立ちに成長させたような姿で3期EDに1カットのみ登場している。レ・インが亡くなる数年前にキダ藩にて死亡。彼女の墓はキダ藩にある。
- ズーリに帰ってきたレ・ミィの蹴りを受けたダ・ジンが「死んだお母様そっくりになられて…」と涙ながらに述壊していたことから、レ・ミィの地の性格や身体捌きは意外にも母譲りだった可能性がある。
[編集] ディガルド討伐軍
- ホー
- 声 - 坂口候一
- 檄文を受け討伐軍に参加。「ホーの一族」と呼ばれる部族のリーダー。いわゆる烏合の衆の一員だったが、霧の河での戦闘で乱戦になりながらもルージのムラサメライガーによって自部隊の総崩れを免れた。討伐軍に再合流した際はルージを命の恩人として礼を述べ、若いルージの指揮にも進んで従った。以降は戦闘でも協力する事を学び、討伐軍の戦力として成長する。
- 乗機はセイバータイガーで、同機の部隊を率いる。
- ハック
- 声 - 西本理一
- 檄文を受け討伐軍に参加。「エレファンダー遊撃隊」のリーダー。番組序盤で一度ザイリンの駆るバイオメガラプトルに蹴散らされている。その後討伐軍に参加するが、最初は典型的な烏合の衆の一員だった。霧の河での作戦において軽率な行動を起こし、作戦が読まれていた事もあって部隊を壊滅させてしまった。このことを深く後悔したハックは協力する事を学び、以降は討伐軍の戦力として成長を遂げる。
- 乗機は、エレファンダーで、同機の部隊を率いる。ちなみに部隊名を「エレファンダー遊撃隊」、「新生エレファンダー遊撃隊」、「一人エレファンダー遊撃隊」と改名しながらも名乗り続ける事から、仲間を大事にしていた事が感じられる。
- イベントによると、スタッフ内で「死神ハック」の異名をつけられ、人気が高かったらしい。
- バルブロ
- 声 - 室園丈裕
- 檄文を受け討伐軍に参加。烏合の衆の一員だったが、霧の河の戦闘後は消息不明となる。
- 乗機はコマンドウルフで、同機の部隊を率いる。
- ディンガ
- 声 - 河野清人
- 檄文を受け討伐軍に参加。「荒法師」の異名を持つ。ガボールという恋人がいる。烏合の衆の一員で、霧の河の戦闘において功を焦り戦死する。
- 乗機はセイバータイガーで、同機の部隊を率いる。
- ガボール
- 声 - 佐藤ゆうこ
- ディンガの恋人。ヨーヨーのような武器を使う。討伐軍に参加したディンガが死んだことを(無関係と知りつつも)ルージの責任とし、その命をつけ狙っていた。しかし、ロンに諭されてルージと和解。以後、討伐軍に加わる。活躍する時はティ・ゼのブラストルタイガーとセットの事が多い。
- 愛機はブラストルタイガー。EZ版のカラーリングだったティ・ゼ機に対し、こちらはGZ版のカラーリングである。内部の操縦席はピンク色。セイバータイガー部隊を率いて戦う。
- ダンブル
- 声 - 竹口安芸子
- 「魔物の森」と呼ばれる森林地帯に住んでいた老女。セイジュウロウの前のゾイド格闘技大会での覇者だったが、試合中の事故により家族を失う。それ以降戦う事を避けて隠遁生活をしていたが、ガラガとセイジュウロウに会って討伐軍の決意の程を知り、平和な世界をつくるために再び戦場に身を置く。年長キャラとして諭す役割に回る事が多い。狙撃の腕は討伐軍随一で、リーオ製の弾丸を入手する以前からバイオゾイドの弱点である口内を正確に撃ちぬき、何機も仕留めている。
- 愛機はケーニッヒウルフMk-II。コマンドウルフ部隊を率いて砲撃支援に回る事が多い。
- ヤクゥ
- 声 - 夏樹リオ
- カトゥーン出身の通行商人の女性。乗機はグスタフ。ロンの知り合いで、各地を回っている。直接戦闘には参加しないが、あちこちで手に入れた対バイオゾイドの兵器を討伐軍に流している。カトゥーンの有力者が集まる秘密会議にも顔を出していたので、彼女自身ロンと同様ソラノヒト関係者と思われる。
- ドクゥ
- 声 - 小伏伸之
- カトゥーン出身の通行商人の男性。乗機はグスタフ。相方のヤクゥには頭が上がらない様子。
[編集] ディガルド武国
- ザイリン・ド・ザルツ
- 声 - 松本保典
- ディガルド軍人。ジーンの直属(別名「ディガルド四天王」)で、階級は少将(後に中将に昇格)。ボラーの教え子の一人。バイオゾイドの操縦に関して天才的な才能を持っている。趣味は釣り。ゾイド乗りとしてのプライドが高く、大量破壊兵器による勝利は望まない。部隊章は薔薇。ある日偶々出会ったルージが、ゾイド乗りとして急速に成長していく事に着目。ライバルとして認め、幾度も刃を交える事になる。
- 元々はディガルドに侵略されたザルツ村の出身で、その才能を見い出され軍に入った。軍人になってからは強さを求めて戦い続けており、多くの武功を立てて若くして少将まで昇りつめた。知略にも優れており、敵の行動を予測し自ら作戦を立案する事もあった。
- 当初はジーンの事を身分を越えた友人だと思っていたが、徐々にそれが真実のものではないと疑い始める。そして、47話においてジーンの本性を知り完全に決別。以後、ルージ達と共闘する事となる。最終決戦では、ガラガと共にジーンが駆るバイオティラノのゾイドコアを守る胸殻を破壊。ルージが止めを刺すための道筋を作った。
- 愛機はバイオメガラプトル。後にバイオヴォルケーノをジーンより受領、乗り換えた。バイオメガラプトル受領以前はバイオラプター(隊長機)に搭乗。
- ゲオルグ
- 声 - 石井康嗣
- ディガルド軍人。ジーンの直属(別名「ディガルド四天王」)で、階級は少将。ジーンに盲目的な忠誠心を持ち、目的遂行の為には手段を問わない性格。当初はゼ・ルフト占領部隊の指揮官を務めていた。ラ・カンに並々ならぬ敵意を燃やしており、あと一歩という所まで追い詰めるがハヤテライガーに敗北。戦死したと思われていたが、後にナンバーの様な機械の体になり復活(この時の姿はCGで表現された)。もはや人間とは呼べない代物と化していた。その後は討伐軍に協力しようとするボラーの声明を妨害すべく、ガーシュ基地へ進攻。迎撃に出たラ・カンと再び激突するも、死角を突かれて相打ちに近い形で敗北する。
- 愛機はバイオトリケラ。バイオゾイドの中で唯一バリアの力を持ち、その力が皮肉にもラ・カンを救う事になる。
- フェルミ
- 声 - 兵藤まこ
- ディガルド軍人。ジーンの直属(別名「ディガルド四天王」)で、階級は大佐(後に少将に昇格)。「正しい事でなくとも自分が楽しければ良い」という愉快犯的な性格をしている。また、風呂が大好きらしく、室内・野外・ED等、至る所に入浴シーンがある。元々はディガルドの動きを監視するためにソラから送り込まれたエージェントだったが、任務を無視してディガルドに空戦ゾイドの技術を提供する。ソウタとは常に一緒にいたが、フェルミにとっては玩具に過ぎなかった。攻勢が優位になり、ディガルドに興味を失ったフェルミはザイリンの離反に乗じて軍を離脱。最終局面において一度捨てたはずのソウタを助けに現れるものの、ジーンによって撃墜され機体は爆発四散する。
- ちなみに、初期設定では名前がフラン(フランシウムが由来と思われる)だった。ゾイドゲームにて同名の人物が居るため変更になったと思われる。
- 愛機はバイオプテラ。空輸や迎撃の他、終盤においてグイ部隊の指揮を取っていた。
- ゲーム『スーパーロボット大戦K』ではある条件を満たしていると、シナリオ後半で仲間になる。
- ソウタ
- 声 - 深水由美
- ディガルド軍人。ジーンの直属(別名「ディガルド四天王」)で、階級は大尉。ザイリン以上にゾイドに対する適合率が高い天才児。その才能は、ガラガ以外を受け付けなかったデッドリーコングに適合し、ギルドラゴンと意思疎通ができる程。少年だが階級は高く、当初はかなり我が侭で好戦的な性格をしていた。しかし、ムラサメライガー打倒に執念を燃やし、何度も攻め立てたがムゲンライガーに敗北。バイオケントロから脱出した後行き倒れていた所を討伐軍に保護され、命は助かったものの代わりに記憶を失う。その時レ・ミィに介抱され、(銀髪のため)「ギンちゃん」と呼ばれる事になる。その後は素直な性格になり、記憶が蘇っても以前の我が侭な少年に戻る事はなかった(以前の性格は甘やかされて傲慢になっていた為である事が窺える)。絵が趣味で、ディガルド軍時代からスケッチをしていた。
- 秘密裏に接触を図っていたロンとフェルミの会話を偶然聞いた事で記憶を取り戻したが、フェルミにとっては玩具だった事、そして自分が既に用済みである事を知り、完全にディガルドから離反。以後は討伐軍に身を置き、その才能を活かしてコトナと共にギルドラゴンを操縦したり、専用のランスタッグで戦闘に参加したりした。
- 愛機はディガルドではバイオケントロ、討伐軍ではバイオケントロのビーストスレイヤーを付けた専用のランスタッグ。その他にもデッドリーコング、レ・ミィ用のランスタッグ、ギルドラゴンを操縦した。
- ジーン
- 声 - 中村秀利
- ディガルド軍総司令官(大将)であり、ララダ3世の息子(養子)。ゾイド乗りとしても優れている。ララダ3世の死去後、王位を継ぎ「武帝ジーン1世」と名乗る。元々はディガルドを操るべくソラから派遣された人間であり、古くからその心中には野心があったが、ソラ側は気付かず彼を甘く見ていた。異様なまでに「神として人を支配する事」に執着し、バイオ粒子砲に「神の雷」と名付け、自らを「唯一絶対神ジーン」と名乗る。己以外の全ての存在は自らが神となるための道具と思っており、ザイリンさえも偽りの友誼をもって操っていた。
- 最後まで自らを神と豪語するも、決戦時にはナンバー以外周りに誰も残っておらず、殆ど孤軍奮闘状態だった。そして、逆に仲間たちとの連携で限界以上の力を発揮したルージとムゲンライガーによってバイオティラノ諸共討ち取られ、自由の丘にて滅び去った。
- 愛機はバイオティラノ。堅牢な装甲、圧倒的な火力、脅威の反応速度を持ち、討伐軍の主戦力をも寄せ付けない強さを誇っていた。
- ララダ3世
- 声 - 石森達幸
- ディガルド武国の現国王。老齢であり、病を患っている。ジーンの野心についても薄々感づいていた様子だったが、41話において急逝する。しかしソラノヒトの予想より随分早い死であり、長期間服毒させられた事による暗殺ではないかとの疑いがある。
- ボラー
- 声 - 四宮豪
- ディガルド軍人。ザイリンの士官学校時代の教官で、階級は少将。各戦線で司令官を務め、紳士的な態度から兵士のみならず被占領民からの信望も厚い(捕虜として捕らわれた時、トラフ住民が彼の処遇について陳情に訪れた事からも人柄について窺い知れる)。トラフ陥落の際に討伐軍の捕虜となったが、機械兵の真実やディガルド軍の変貌を知り、討伐軍と協力する事になる。
- ガゼル
- 声 - 最上嗣生
- ディガルド軍人。階級は大佐。ボラー少将の部下であり、作戦会議などで補佐を務めた。
- ゴザイル
- 声 - 坂口候一
- ディガルド軍人。階級は大佐。ザイリンの副官であり、メガラプトルに乗ることもあった。
- ナンバー
- ディガルド軍が大量に保有する、。バイオゾイドの操縦部品とも言える機械。「機械兵」と呼ばれる事も。知能を持ち、話すことも可能(ディガルド軍歩兵も機械を思わせる行動を取った事があったが、後にボラー少将演説時に素顔が写る場面があり人間だと判明している)。バイオラプター、バイオラプターグイ等の量産型バイオゾイドは、ナンバーが操縦する。
- 実は核に人間の魂が使われており、そこには侵略によって連れ去られた人々が封じ込まれていた。その中にはザイリンの友人「ウィプス」も含まれており、これが彼のディガルド離反の直接的な動機となった。最終決戦後、ジーンの元に囚われていた全ての魂が開放されている。
[編集] ソラノヒト
かつて世界を高度な文明で支配していた民族。「大変動」で環境が悪化した為、地上に浄化装置のジェネレータを築き、自らは上空都市・ソラシティに移住した(一部は地上に残った)。
- プロメ
- 声 - 熊谷ニーナ
- ディガルドとの通商において、直接的な交渉を行う女性。地位は部長。ソラを主導とし、地上は隷属する物といった考えを持っていた。ソラシティ陥落後、ルージらに諭されて徐々に考えが変わり始める。
- サマリ
- 声 - 結城比呂
- ディガルドとの通商において、直接的な交渉を行う男性。やや神経質な性格で、ディガルドの叛意を心配していた。
- ユウロ
- 声 - 浜田賢二
- ディガルドとの通商において、直接的な交渉を行う男性。プロメと同様に地上を見下していた。ソラシティへバイオラプターグイ部隊が侵攻した際にデカルトドラゴンで出撃。グイの大群を虫けら呼ばわりしていたが、逆に数に圧倒され撃墜されてしまう。
- パラ
- 声 - 園部啓一
- ロンの上司にあたる人物。地位は部長。地上の国家とは共生すべきだと考えている。
- 愛機はデカルトドラゴン。トラフ攻略で討伐軍に助力するなどの活躍を見せた。
- バナ
- 声 - 平野俊隆
- ソラシティ最高評議会議長。ソラシティ陥落の際には冷静な判断により住民の避難を実施。陥落後は地上でムラサメライガーのエヴォルトについて調査していた。
[編集] 無敵団
ディガルド軍の侵攻によって孤児となった五人組。仲間と離れ離れになったルージやガラガと出会い、強引に団員に加えた。無敵団結成後は、ディガルドの補給路を襲撃し軍にダメージを与えていく事で、いつかディガルドを倒す事を謀っていた。その座右の銘は「小さな事から、コツコツやること」。ルージとガラガ以外のメインキャラクターと共通した立場と、正反対の特徴を足したキャラクターとなっている。
最初は5人ともそれぞれ色分けしたフィラソードに乗っていたが、討伐軍参加時には同じく色分けしたモルガキャノリーに乗り込んでいた。しかし、レ・ミィから「なあに?あの下品な色のモルガは?」と言われてしまっている。討伐軍での仕事は主に炊事と後方支援だった。
- ア・カン
- 声 - たかはし智秋
- リーダー的存在の女性。ラ・カンとは対照的に向こう見ずな性格。キダ藩出身者であり、兄ア・ランの事は「無敵兄者」と呼んでいる。愛機の色は赤。
- ラ・ムゥ
- 声 - 間宮くるみ
- 料理を担当している少年。レ・ミィとは対照的に料理の腕が良く、性格もおとなしい。ア・カンを「お姉さま」、ルージを「お兄さま」と呼ぶ。愛機の色はピンク。
- ゴトシ
- 声 - 太田哲治
- スリムなコトナとは対照的に大柄な体格をしているが、性格は女性的。面倒見がよく、ガラガがお気に入り。愛機の色は黄。
- フリ・テン
- 声 - こやまきみこ
- 眼鏡をかけており、裸眼では殆ど何も見えない。ロンとは対照的でかなりのドジ。愛機の色は緑。
- サイコ
- 声 - 伊藤静
- 侍のような格好をした女性。寡黙なセイジュウロウとは対照的に一言が異様に長く、長すぎて何を言っているのか分からない事が多い。背負っている刀は実は竹光。愛機の色は青。
[編集] その他
- ラージ・ファミロン
- 声 - 相沢正輝
- 主人公ルージの父でミロード村の長。ゾイド乗り。乗機は先祖代々引き継がれてきたビームトータス。ルージの事をすでに一人前と認めており、近いうちに長の座を譲るつもりでいる。
- ミロード村のジェネレーターを破壊されても、尚もとどまっていたが、壊れたジェネレーターに固執しても仕方がないと感じていて、ルージの討伐軍立ち上げに伴い、ハラヤードのハーラの下に村民と身を寄せることとなった。
- ミン・ファミロン
- 声 - 増田ゆき
- 主人公ルージの母。幼少時ルージがゾイドを操縦できない理由で虐められていた事に、悲しみを抱いていた。
- ファージ・ファミロン
- 声 - 恒松あゆみ
- 主人公ルージの弟。適性がありゾイドを動かす事ができる。ルージが原因で村のジェネレーターが破壊されてしまって以来虐められており、一時期ルージに対し憎しみに近い感情を抱いていた。
- しかし、ディガルドを倒さない限りはジェネレーターの修理も出来ないと決意し、その事で村民の批判に敢えて頭を下げて耐えるルージの姿を見て、次第に兄への信頼を取り戻していく。
- シオ・ファミロン
- 声 - 竹口安芸子
- 主人公ルージの祖母。ゾイド乗りの家系に生まれたにも拘らず、ゾイドを動かせないルージに対し、憐憫の感情を抱いていた。
- ジンゴ
- 声 - 田中完
- カトゥーン出身のゾイド工、現在はサクサ村でゾイド鍛冶(修理工)をしている。
- ゲオルグ戦を生き延びたラ・カンは最終決戦前にジンゴの元に寄り、そこでソードウルフの修理を済ませ決戦に間に合わせた。
- ストーン・ハーラ
- 声 - 加藤優子
- 交易都市ハラヤードを治めている女性。ラ・カンとはキダ藩主時代からの旧知。
- ディガルドに追われることになったルージと出会い、ザイリンとばったり出くわしそうになったルージをとぼける振りをして助けた。
- リンナ・エレガンス
- 声 - 伊藤静
- コトナ・エレガンスの妹で、アイアンロックに住むマキリ一族の現族長。
- 幼い頃からコトナと共に育ってきたが、コトナと同じくアイアンロックの掟に疑問を感じており、あらゆる面で自分より優れていたコトナが族長になってアイアンロックが変わることを願っていた。しかし、族長に選ばれなかった方が掟により殺される事を知らなかったリンナは、その真実を知って族長にならず村から逃げ出したコトナに対し、失望と誤解から来る憎しみの感情を抱くようになる。その後、ディガルドを受け入れてバイオゾイドの製造に協力していたが、アイアンロックがバイオゾイドの製造工場になっていた事を知ったラ・カンとコトナの破壊工作で工場を失い、その際に前族長により秘密にされていたコトナが逃げた本当の理由を知る。
- その後、一族の多くが強制的にディガルドに連行されてしまい、アイアンロックは廃墟になってしまう。真実を知った事と、アイアンロックに対するディガルドの仕打ちへの怒りからコトナと和解。共にギルドラゴンを復活させ、討伐軍に打倒ディガルドを託した。
- ウィプス・ド・ザルツ
- 声 - 近藤孝行
- ザイリンの旧友。故郷のザルツ村がディガルドの工業活動によって汚染され、もともと頑強ではない体質の彼はその為に日頃から咳き込んでいた。
- ザイリンと別れた後は消息がわからなくなっていたが、実は彼の魂は既に抜き取られ機械兵のコアにされてしまっていた。その後、ソラシティ帰還後のザイリン率いる部隊に偶々編入されたため、ザイリンが真実を知るきっかけとなった。こうして、友人をも含めた多くの人達をこのような姿にし、人を人とも思わないジーンの本性を知ったザイリンは、彼と決別してルージ達の討伐軍に参加することを決意した。
- 名前の由来がウィル・オ・ウィスプ(人魂)だと思われる。
[編集] 用語
- 惑星Zi
- 物語の舞台となる惑星。詳細は惑星Ziを参照。
- 惑星Ziには3つの月があった。内1つに隕石が衝突して砕けたため、ZAC2056年以降は2つの月が存在するはずなのだが、ゾイドジェネシスの時代では1つしか存在していない。これには、後述する地軸変動を月の落下によるものと考える説がある。
- ゾイド
- ゾイドコアを心臓とし、レッゲルを燃料として動く巨大な金属生命体。ゾイドジェネシスの時代には製造技術が残っておらず、基本的には発掘される物となっている。例外はソラノヒトとその技術を供与されたディガルド。小型ゾイドはゾイド乗りの適性があれば誰でも操縦可能だが、大型ゾイドは適性に加えて機体に適合した者だけが操縦できる。劇中曰く、ゾイドの名前は適合者が初めて操縦した時に頭の中に自然と浮かんでくるものらしい。なお、この時代では恐竜型ゾイドは完全に絶滅しているとされ、地上で発掘されるのは哺乳類型か爬虫類型、もしくは鳥型か昆虫型のゾイドだけで、恐竜の姿を持つゾイドは後述するバイオゾイドのみとなっている。
- 神々の怒り
- 数千年前に起こった惑星Ziの大規模な地軸変動。これにより、地上に栄えていた文明は尽く壊滅したとされる。だが、ソラノヒトの記録によると「地殻の大変動は敵国によるものだ」との論が起こり、当時の国家間で大規模な戦争が勃発したとある。その事から、大変動による被害とその後の戦争によって文明が滅んだと思われる。
- レッゲル
- ゾイドの燃料となる赤褐色でゲル状の物体。大気中においては2 - 3日程度で硬化し、使用不可能になる。基本的にジェネレーターから生産される物であるが、自然環境においても(低品質かつ少量だが)生成される。
- ジェネレーター
- 各地に存在する大樹の様な謎の巨大施設。人の住む集落や都市には必ず存在する。レッゲルを産出する他、自然環境の改善機能がある。その為ジェネレーターが停止すればその一帯の土地は貧しくなり、疫病も起こってやがて人が住めなくなっていく。その正体は、大変動の後ソラノヒトが荒廃した地上で暮らせるようにと建造した環境改造施設。しかし、建造から展開までに100年以上の時が掛かったために世論が変わり、結局ソラノヒトが地上に降りる事は無かった。
- リーオ(メタルZi)
- 別名メタルZi。惑星Ziで最も硬いと言われている鉱物(鋼材)。特殊な製錬方法でリーオ鉱石という鉱物から作り出され、バイオゾイドのヘルアーマーはリーオ製の武器なら最も容易に破壊できるため、これを持つゾイドは重宝される。当然、通常のゾイドへのダメージを与えることも可能。リーオ製の武器は剣や槍などの格闘武器が多いが、射撃武器の弾としても使用されている。また武器として使用するだけでなく、このメタルZiのコーティングを施した装甲も存在する。
- バイオゾイド
- ディガルド武国が占有的に保有するゾイド。詳細はバイオゾイドを参照。
- ソラノヒト
- 大変動により居住不可能になった大地を脱出した人々の末裔。天空人とも呼称され、旧文明の高度な技術を保有している。彼らが住む空中都市はソラシティと呼ばれ、光学迷彩とバリア、無人操作のザバット等に守られている。彼らの法では戦闘を行った人物・引き起こした人物は重罪人とされており、戦争の火種は極力排除しようとしている。
- ディガルドからレッゲルを徴収し、褒賞として技術を提供する「天空通商条約」を結んでいた。レッゲルの用途は語られていないが、恐らくソラシティ設備の燃料であると思われる。
- 民衆は地上については無関心であり、ソラシティで暮らし続ける事を望む人間が多かった。また、最高評議会議員の中には文明的に劣る地上国家(ディガルド等)を蔑視するような人物も存在した模様。46話においてソラシティが墜落したため、住民はズーリへと移住しやがて地上の生活に馴染んでいった。
- なお、キャラクターの名前は殆どが元素から取られている(マンガン、フェルミウム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、パラジウム、バナジウム)。
- ディガルド武国
- ララダ3世の治める、神々の怒り以降の惑星Ziの北の地の国家。元々の名称は「ディガルド公国」で、首都はディグ。バイオゾイドを大量に保有しており、近年、近隣国家を侵略・制圧し領土を広げている。
- 長期に渡り古の時代のゾイド人「天空人(ソラノヒト)」に、脅威の技術力を授かる代わりにレッゲルを天空人へ提供するという取引を行っており、ルージ達の生活水準と比較して明らかにオーバーテクノロジーとも取れるほどに非常に高度な文明を持つ。32話でのジーンの台詞から察するに、既に科学力では天空人と同等なのではないかと思われる。天空人から貰い受けた技術でバイオゾイドを生みだし、総司令官ジーン大将のもと、キダ藩を始め各地の街や村をジェネレーターの確保のために制圧していった。
- 占領先ではゾイド乗りの適性のある者とない者を特殊な石盤で区別し、適性のある者はディガルド兵となるべく教育を受ける。ザイリンもその一人である。適性の無い者は工場を作らせるなど奴隷として扱われ、命を落とす者もいる。最近ではディガルドは天空人と締結した「天空通商条約」を破り、バイオラプターグイを完成させるなど、天空への侵略をも図っているようでもある。そのため、天空人のディガルドへ対する監視は強化された。第41話ではララダ3世が死去したため、ジーンが元帥になると共に皇帝の位に就いた。なお、ディグのジェネレータは既に機能を停止しており天空人との取引の場所として利用されていた。
- ディガルド四天王
- ジーン直属の武官、ザイリン・ゲオルグ・フェルミ・ソウタの4人を指す(ただし、劇中では4人がディガルド四天王と呼称される描写はない)。いずれも強力なゾイド乗りで、他の部隊には無い高性能のバイオゾイド(主に量産前の試作機)をそれぞれ与えられている。なお、指揮系統から独立しているためか、ゲオルグやフェルミのように独断専行に走る者も存在する。そのため一般将兵の一部には彼らを快く思わない者もおり、時と場合によっては四天王と衝突する事態(代表的な例として、討伐軍のトラフ攻略戦におけるフェルミとボラーの対立が挙げられる)もたびたび見受けられた。
- ディガルド討伐軍
- 各地の反ディガルド抵抗組織をラ・カンの指揮の元、統合運用させた連合軍。当初こそ集まった各部族の縄張り争いでまとまった作戦行動が執れなかったが「霧の河」の大敗によって各部族がまとまった。後にラ・カンが行方不明になったとき、臨時最高指揮官としてルージ・ファミロンが指揮し、その際機械兵の真実を知ったディガルド軍からも兵が加わったため「ジーン討伐軍」に名前が変更されている。兵力は数万単位。総司令部は当初ズーリに置かれていたが、のちにディガルドが占領していたトラフを解放し、そこに司令部を移している。
- 無敵団
- ラ・カンたちから離れ離れになってしまったルージとガラガが出会った、反ディガルド活動をしていた5人組。しかし、活動内容は補給物資を掠め取るといったちまちましたもので、作戦も「死んだふり作戦」や「行き倒れ作戦」、「あ、何だあれ作戦」のようなものばかりだった。メンバーはそれぞれラ・カン、レ・ミィ、コトナ、ロン、セイジュウロウの性格もしくは特徴を反転させた関係にある。ディガルド軍に返り討ちにされ、ルージ達は死んでしまったものと思いその場を去ったが、全員無事に生存。その後いつの間にやら討伐軍に料理班として合流、再会を果たした。愛機は5人とも色違いのフィラソード。討伐軍に合流して以後はモルガキャノリーに搭乗している。「小さなことからコツコツと」を信条にしている。彼らの決めポーズには不思議な魅力があるらしく、ルージやガラガもいつの間にか当り前のように決めポーズをするようになる。
- ミロード村
- 主人公ルージ・ファミロンの故郷で、ジェネレーターがあり海に面している。ときおり沖からゾイドを発掘し、近隣の町に売って生計を立て暮らしている。かなりの辺境で村を出た人間がここ百年間無く、ディガルド武国の侵略戦争を「どこかで戦争が始まった」程度にしか知らなかった。ディガルドとの戦闘によって村のジェレネーターが破壊されたため、村民は一時近くのハラヤードの町に避難していた。その後、最終回EDの最後でムラサメライガーを核にしてジェネレーターが再稼動し復興している。
- ズーリ
- 元キダ藩の人間が多く住む都市。トラフ攻略まではディガルド討伐軍の本拠地となっていた。天然の要塞ともいえる構造をしており、陸上での攻撃に対しては難攻不落だった。しかし空からの攻撃に対しては無防備で、グイ部隊の爆撃で大きな損害を被っていた。トラフ陥落後はそちらに司令部を移している。
- トラフ
- ディガルド武国が占領しておりディガルド軍第五師団が駐留していた要塞都市。後にバイオラプターグイの出撃拠点となり、ズーリへの空襲も行っている。しかし、空襲への反撃として行われた討伐軍の攻略戦により陥落。以来、討伐軍の総司令部が移転された。周りを沼に覆われていて、多数の火砲も備えているため、守りやすく攻めにくい場所で、要塞として適している。また、交通の要所としても知られている。
- ヨーク
- ディガルド本国に近い山奥の村。年に一度の天空祭では、伝説の竜をかたどった山車が練り歩き、各地から来た商人が市を広げる。その実体は大異変以前の文化遺産を残す秘密保管庫を有する村で、祭りに出てくる竜も、大異変に際して現れたギルドラゴンが素朴な伝説として現在に残った姿。村長は密かに頭取の二つ名で呼ばれるが、これは保管庫の鍵(音声認識システムらしい)となるキーワードで、所有者をあらわすため。保管庫の中にはバリアで保護された絵画や彫刻、立体映像装置などが当時の姿のまま残されている。
- アイアンロック
- 外界から隔絶された謎多き集落。その謎を調べようとする者は命を落としてしまう事から「アイアンロックの呪い」と呼ばれて恐れられていた。しかし実際は呪いなど存在せず、マキリと呼ばれる暗殺集団によるものだった。アイアンロックは、カトゥーンと同じく旧文明の人々の末裔が住む地でその遺物が数多く残っており、秘密の流出を防ぐために暗殺が行われていた事が後に判明する。
- 旧文明の大戦で先陣を切っていた「滅びの龍」ことギルドラゴンもここに眠っている。マキリの一族はこの強大すぎる力が二度と使われる事の無い様に守っていたが、打倒ディガルドのためにギルドラゴンを再び目覚めさせる事となる。マキリの一族は本当の名前を持っており、それがギルドラゴン起動のためのパスコードとなっている。本来は長とその伴侶が内と外から入力しなければならないのだが、長であるリンナとコトナがいたためロック解除が可能となった。ギルドラゴンの周りには動かないレインボージャークが多数埋もれていた。
- 劇中ではディガルドに占領されており、バイオゾイド製造工場となっていた。ラ・カンとコトナ、リンナらによる工場破壊後、用済みとなった住民はディガルドによって連行されてしまう。地下に眠るギルドラゴン飛翔時に地上が崩壊する描写があり、アイアンロックは一度瓦礫の山と化してしまったものと思われる。
- カトゥーン
- 海辺の商業都市だが、侵入者を防ぐ仕掛けが随所に巡らされている。水中でも消えない松明(懐中電灯)や空から見たような正確な地図等、この街にしかないものも多い。後に、ギルドラゴンに乗って地上に降りた旧文明の人々の末裔が住む都市である事が明らかになる。アイアンロックと違って自らの出自や技術をそのまま保持しており、高い技術力を持つ。また、近海の地中には動かなくなったギルドラゴンが冷え固まった溶岩に埋もれている。ロンの紹介によりルージ自身が野心を持たないことを知り、ルージ個人に対して支援を約束。その後はゾイドの修理・ソラシティからの物資運搬等で討伐軍を支援していた。
- ハラヤード
- 辺境の交易都市であり、ルージやラ・カン、レ・ミィが最初に辿り着いた街。序盤の舞台であり、コトナやガラガとはここで出会った。ゾイド専用道路が存在する等、ゾイドに関する設備も整っている。ちなみに「ゾイドは左側通行!」とのこと。
- ただし、コトナによると「交易都市でも小さい方」との事。ゲリラ討伐の為ザイリン率いるディガルド軍が一時進駐するが、ゲリラ壊滅後はディガルド軍も撤退しており、後にミロード村からの避難民を受け入れることになった。
[編集] スタッフ
- 監督:水野和則
- シリーズ構成:西園悟
- オリジナルコンセプトデザイン:統月剛/小林治
- キャラクターデザイン:坂井久太
- 美術監督:谷村心一(スタジオイースター)
- 総作画監督:沼田誠也(途中からメインスタッフに参加)
- 音響監督:松岡裕紀
- 音響プロデューサー:南沢道義、西名武
- 音響制作、録音スタジオ:HALF H・P STUDIO
- 音響効果:今野康之、和田俊也(スワラプロダクション)
- 音楽:中川幸太郎
- 音楽制作:avex mode
- 制作協力:XEBEC、グループタック、スタジオキャッツ、東京キッズ、マジックバス他
- アニメーションプロデューサー:山口頼房
- プロデューサー:東不可止(テレビ東京)、中沢利洋
- 製作:テレビ東京、小学館プロダクション
[編集] 主題歌
- 『夜鷹の夢』
- 作曲: D・A・I、作詞: 川村サイコ、歌: Do As Infinity(avex trax)
- オープニングテーマ。フルバージョンは2004年発売のアルバム「NEED YOUR LOVE」収録
- なおフルバージョンのこの曲はコソボ紛争で撃墜されたナイトホーク、つまり夜鷹のパイロットの攻撃者側の心境と最後を歌った詩なのだが、アニメーションと組合せた巧みな編集によって、遍歴する反乱軍の夜間行軍歌であるかのように作り替えられている。
- 第50話(最終話)ではエンディングテーマとして使用された。
- 『Real Love』
- 作詞: 森由里子、作曲: Jin Nakamura、歌: PARADISE GO!! GO!!(avex trax)
- エンディングテーマ(第1話 - 第28話)
- 『ありのままでLovin'U 』
- 作詞: 森由里子、作曲: YUPA、歌: レ・ミィ×コトナ(こやまきみこ&伊藤静)(avex mode)
- エンディングテーマ(第29話 - 第43話)
- 『握りしめたその手に』
- 歌: レ・ミィ×コトナ(こやまきみこ&伊藤静)(avex mode)
- エンディングテーマ(第44話 - 第49話)
[編集] サブタイトル
- 「襲撃」
- 「バイオゾイド」
- 「旅立ち」
- 「はじめての街」
- 「決闘」
- 「山のアジト」
- 「嘆きの山」
- 「地下水路」
- 「温泉の村」
- 「迷い」
- 「旅の仲間」
- 「潜入」
- 「支配」
- 「脱出」
- 「離散」
- 「出会い」
- 「怒り」
- 「合流」
- 「紅蓮(ぐれん)」
- 「決意」
- 「帰郷」
- 「誓い」
- 「ハヤテ」
- 「驕り」
- 「進軍」
- 「霧の河」
- 「再起への道」
- 「伝説」
- 「秘密」
- 「魔物の森」
- 「残された者」
- 「ソラノヒト」
- 「予兆」
- 「強襲」
- 「奇襲」
- 「ほころび」
- 「襲来」
- 「突撃」
- 「入城」
- 「バイオ粒子砲」
- 「政変」
- 「密会」
- 「鍵」
- 「離陸」
- 「遺産」
- 「瓦解」
- 「決別」
- 「神の雷」
- 「決戦」
- 「再生」
[編集] 脚注
- ^ 国内本放送終了後の2006年夏からインターネットを使用した動画配信サービスがアメリカで開始。ただし、玩具は現時点ではまだ国外展開されていない。
- ^ 作中の女性キャラクター“レ・ミィ(声優:こやまきみこ)”と“コトナ(声優:伊藤静)”の二人のユニット“レ・ミィ&コトナ”は本作終了後もゾイド関連の家庭用携帯ゲームのイメージソングを歌うなどの活動をしている。キットでも特別仕様パッケージの物が販売された。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月8日 (日) 04:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ゾイドジェネシス】変更履歴



