ディスクジョッキー

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ディスクジョッキーdisc jockey)または単にDJディージェイ)はラジオ番組司会者、あるいはディスコクラブ、パーティー、ライブ野外レイブなどでレコードなどの録音媒体を使い、音楽を掛ける人。

語源はレコード盤(ディスク)を取り換えながら次々に曲を掛ける様子を、馬を乗りこなす競馬の騎手(ジョッキー)になぞらえたことから。ただし、jockeyには広義には運転者、操縦者の意味もあるので(例:truck jockey)、「レコードを操作する者」の意味で使われるようになったとも考えられる。

目次

[編集] ディスクジョッキー(司会者)

ラジオパーソナリティ」も参照

ラジオ番組などで、音楽を掛けながらその間をトークで繋ぐ司会者。ラジオ番組では、音楽よりトークを重視する番組の司会者の場合、パーソナリティと呼ばれる事が多い。また、MTVでは、番組内の司会進行役をVJと呼んだり、東海ラジオなど7局で番組を担当していた小森まなみは、トーク重視のスタイルをトークジョッキーと呼んでいる。狭義には自分自身で選曲しレコード盤に針を落とし、トークは簡単な曲紹介のみというスタイルを取っているものをディスクジョッキーという。また東京都のFM局J-WAVE(一部のぞく)、福岡県のFM局CROSS FM新潟県のFM局FM-PORTが「ナビゲーター(navigator)」、愛知県のFM局ZIP-FMが「ミュージック・ナビゲーター(music navigator)」、兵庫県のFM局Kiss-FM KOBEが「サウンドクルー(sound crew)」など独自呼称を使っている局もある。これは各人によって、選曲する者もあれば司会と曲紹介だけの者など、番組内の行動も多様であることから単に「ディスクジョッキー」として表せないことを背景にしている。

[編集] ディスクジョッキー(プレイヤー)

DJ Spooky

主にダンスホール、ディスコ、クラブ、野外ライブなどでレコードや、CD、近年ではPCを使用したMP3などの音声ファイルフォーマットで、場の雰囲気から楽曲を選曲し、ディスコミキサーを使って曲を切れ目無くかける者である。一般にDJと略称される。選曲担当の他に、DJミックススクラッチなどのパフォーマンスを行う行為が一般化しており、ミックスでは現在再生している曲と次に再生する曲をスムーズにつなぎ、音の切れ目をなくすことで聴衆のテンションを維持する。ミックスの技法はDJごとに個性があり、その違いを楽しむリスナーも多い。

ごくまれに、すでに選曲した楽曲をMDDATなどの記録媒体に入れて使用し、DJと自称する者もいるが、ピッチを変速できるターンテーブルレコードプレーヤー)やCDJ、PCを使用した、ライブ演奏が基本である[要出典]

Beatportを始めとするデジタル音楽ダウンロードサイトや、CD-R、高速インターネットの普及により、ジェームス・ホールデンをはじめとしてCDJ(CDターンテーブル)を用いるDJも増えてきている。またPCとソフトウェア、MP3等の音声ファイルフォーマットを利用してPCのみでのDJプレイも可能になっており、PCDJと呼ばれている。アナログ時代には考えられなかったプレイを省力的かつスピーディーにローコストで行う事が可能になった。また、CDJ、PCDJは地方公演の荷物を減らしたり、特に海外での公演の際に、大量のレコード所持によって税関で止められたり、没収される、と言うトラブルを防ぐことにも一役買っている。

[編集] 日本でのクラブDJとディスコDJ

日本ではクラブDJとディスコDJを分ける人も多いが、厳密な境界はなく、特定ジャンルに精通している者をクラブDJ、オールジャンルでキャッチーな選曲を行うDJをディスコDJと呼び分けたりする(ディスコや大箱クラブではプレイリストが店舗から渡されることがある)。

日本国内においてはハイエナジーユーロビートがディスコで大流行したことから、昨今の日本でのディスコのイメージが定着し区別されるようになった。現在、クラブDJとして活躍している中堅以上のDJやリミキサーは、ディスコDJ出身者が多い[要出典]。ちなみに日本では木村コウ、中村直ケン・イシイ、Co-Fusion、EMMA福富幸宏GTS、Orienta-RhythmなどディスコDJの出身者である。

以前のダンスホールではディスコミキサーやイコライザ、ピッチコントローラなどは存在せず、一台のレコードプレイヤーを使いフロアの音楽を提供していた時代があった。現在でも、伝説のパーティー The LOFT の主催者 David Mancuso やその信奉者らなどミックスやイコライジングを施さないDJも存在する。

[編集] レゲエにおけるディージェイとセレクター

レゲエ#ディージェイ・スタイルの確立」および「サウンド・システム」も参照

レゲエにおけるDJの元祖はサー・ロード・コミック、カウント・マチューキ、リトル・スティットらである[1]。元は他のジャンルと同じように、曲をかけてその曲の紹介などを担当していたが、1960年代後半のU・ロイの登場以降はレコーディングに参加し、トースティングなどを披露するようになっていった。現在は、レゲエにおいてDJと言えば、一般的にはサウンド・システムなどでバージョンダブに合わせてトースティングする者を指す。他ジャンルにおけるDJと区別する為、「ディージェイ(deejay)」と表記する場合もある。ディスクジョッキーと呼ばれる事は無い。他のジャンルにおけるDJにあたる者は、レゲエではセレクター(selector)と呼ばれる。今日のレゲエセレクターには独自のスタイルがあり、曲のフック(盛り上がり)部分でレコードを逆回転して止めてしまったり(「Pull up」、「Rewind」、「Come again」と呼ばれる)、セレクター自身が発言したりする。

[編集] ヒップホップDJ

1973年にニューヨークブロンクス区でサウンドシステム活動を開始したジャマイカ移民であるクール・ハークがヒップホップDJの元祖とされる。クール・ハークが発見したブレイクビーツや、1977年にグランドウィザード・セオドアが偶然発見し、親戚のグランドマスター・フラッシュが流行させたスクラッチなどの技法が開発され、ヒップホップDJの独自性が高まっていった。

[編集] スクラッチ

レコードを手でこするように前後させ、同じ部分を反復再生、リズムを刻むなどのパフォーマンスのこと。音楽ジャンルによってスクラッチは、たまに行われるか、もしくはまったく行われない。稀にジャズハウスミュージックにもスクラッチを得意とするDJがいるが、やはり発祥であるヒップホップDJが、主にスクラッチ技術を使用する。

[編集] ターンテーブリスト

レコードを使った特殊な奏法(スクラッチ・トリックミックス・ジャグリング・トーンプレイ・ボディトリック)を専門的に行うDJをターンテーブリスト(turntablist)あるいはバトルDJと呼ぶ場合がある。クラブフロア等の選曲主体のDJとは異なり、ターンテーブルを楽器のように扱うDJとされるが、クラブフロアでこれらのレコード奏法をおこなうDJもいるため、区別する事は難しい。 また、これらの奏法は主に最小限の構成(アナログターンテーブル2台・ミキサー1台)で行われるが、CDJ・エフェクター・サンプラーなど数々の機材を駆使して行う事も可能である。

ターンテーブリストの技術が高度化するに従い、それを競う大会が開催されるようになった。なお、国際的ターンテーブリスト大会であるDMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPにおける日本人の優勝者はDJ KENTARO(2002年、シングル部門)、DJ AKAKABE(2004年、バトル部門)、DJ CO-MA(2006年、バトル部門)である。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

ウィキメディア・コモンズ
  1. ^ Dennis Alcapone『Forever Version』ライナーノーツ 2007年、Heartbeat

最終更新 2009年11月30日 (月) 01:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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