トヨタ・クラウン

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クラウン(CROWN)は、トヨタ自動車1955年より製造・販売する乗用車。日本を代表する車種の一つである。

目次

[編集] 概要

名前は「王冠」の意味であり、初代から現行型までフロントグリルのエンブレムにも使用されている。

日本国内市場に重点を置いた車両であり、公用車や多くの企業に社用車として用いられる。トヨタの量販車の中でも最上級モデルの地位を長く担い、「いつかはクラウン」のキャッチコピーに象徴されるように、一般に高級車として認知されている。信頼性や耐久性の高さから、タクシーハイヤー教習車(発売された1955年から道路交通取締法が施行されていた1960年12月19日までは小型自動四輪車免許の教習車、1960年12月20日の道路交通法施行以後は普通自動車免許の教習車)、パトロールカーといった業務用車両や特殊車両として使われることも多い。

トヨタ自動車を代表する車種の一つである。

同クラスの輸入車には、メルセデス・ベンツ EクラスBMW・5シリーズアウディ・A6がある。

車体形状は現在4ドアセダンのみだが、以前は2&4ドアハードトップステーションワゴンライトバンピックアップも存在した。かつては、ボディスタイルを優先してドアの枠を省略した4ドアピラードハードトップが主流であったが、S170系からハードトップと同様の外観を持つサッシュ付のセダンとなる。これとは別に、X80系マークIIをベースに車体を5ナンバーサイズ及び中型タクシーの枠内に納め、耐久性やランニングコストを重視したクラウンコンフォート、装備及び内外装を充実化したクラウンセダンというモデルがある。前者はタクシーなどの営業車専用モデル、後者は主に公用車や個人タクシー向けである。

[編集] 歴史

[編集] 初代 S30型(1955年-1962年)

トヨペット・クラウン(初代)
RS3#型
前期型(福山自動車時計博物館所蔵)
後期型
乗車定員 6人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 直列4気筒 1.5L R型/1.8L 3R型
変速機 2速AT/3速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:リーフ
全長 4,285mm
全幅 1,680mm
全高 1,525mm
ホイールベース 2,530mm
車両重量 1,210kg
ブレーキ 4輪ドラム
データモデル RS(初期型)
先代 トヨペット・スーパー
-このスペック表は試行運用中です-
1955年1月
登場。国外メーカーとは提携せず、純国産設計で開発された。
ボディデザインはトヨタの社内デザインで、アメリカ車の影響が濃厚であった。乗り降りしやすさを重視した観音開きのサイドドアが外観上の特徴である。
エンジンは1953年に先行登場したトヨペット・スーパーから流用されたR型水冷直列4気筒OHV・1453cc, 48psで、コラムシフト式の変速機には2、3速にシンクロメッシュギアを装備。公称最高速度は100km/h。
従来のトラック用シャーシに代わる、低床の乗用車専用シャーシを開発した。
フロントサスペンションは、ダブルウィッシュボーンの独立懸架方式である。当時は悪路での耐久面で独立懸架の採用はほとんどなく、1947年トヨペット・SAで採用したが、耐久性が懸念されていた。クラウンではこれを克服し、悪路に耐えられる水準の独立懸架を実現している。また後車軸はリーフスプリング支持による固定車軸となったが、東京大学教授の亘理厚(わたり・あつし)による研究成果を活かし、板バネの枚数を減らしてフリクションを減らすことで特性を改善した「3枚バネ」とした。
同年末には、真空管式カーラジオやヒーターなど、当時における「高級車」としてのアコモデーションを備えたトヨペット・クラウン・デラックス」が登場している。
より酷使されるタクシー向けと商用車には、セダン型の「トヨペット・マスター」と、ライトバンピックアップトラックの「トヨペット・マスターライン」が開発された。前後輪ともリーフスプリングで固定軸を吊りトラック同様の高い強度の足回りを持たせたうえで、パワートレーンなどはクラウンと共通。しかし、クラウンはタクシーとしても人気があり、独立懸架の耐久性にも問題がないことが判明したため、マスターは短期間で生産中止され、マスターラインもS20系クラウンと共通のボディーへ変更された。マスターのプレス型は、初代トヨペット・コロナのボディに流用される。
1957年の豪州ラリーに出場して完走。総合47位、外国賞3位の成績を残した。これがトヨタにおけるモータースポーツの歴史の始まりである。
1958年10月
マイナーチェンジ。オーバードライブが採用され、1959年10月には、ディーゼル車が追加された(国産乗用車初)。
1960年10月
マイナーチェンジ。小型車規格の拡大に伴い、デラックスに3R型1900ccエンジンを搭載したモデルが登場。また、同時にAT車「トヨグライド」を搭載。
1961年4月

:スタンダードに1900ccモデルが追加。

輸出仕様

トヨタ自動車工業(当時)とトヨタ自動車販売(当時)の共同出資により設立された現地法人、米国トヨタ自動車から1957年10月に発売された。販売名は「トヨペット・クラウン(Toyopet Crown)」。トヨタの対米輸出車第1号であり、左ハンドル仕様である。搭載エンジンは当初1500ccで馬力の不足が著しく、ハイウェイのランプをまともに登れないという代物だった。後にエンジンは1900ccに変更されたが、電気系統の信頼性の低さなど当時の日本車は米国車と技術的に勝負にならず、トヨタは1960年に対米輸出をいったん停止している[1]


[編集] 2代目 S40型(1962年-1967年)

トヨペット・クラウン(2代目)
RS4#/MS4#型
4ドアセダン(中期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン/ステーションワゴン
エンジン 直列6気筒 2.0L M型
直列4気筒 1.9L 4R型
変速機 2速AT/3速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:5リンク/リーフ
全長 4,610mm
全幅 1,695mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,265kg
ブレーキ 4輪ドラム
データモデル セダン デラックス(前期型)
-このスペック表は試行運用中です-
1962年9月
登場。新しい小型車規格に合わせ、先代より長く幅広いボディが与えられ、近代的なルックスへ生まれ変わった。
デザインは当時のアメリカ車の影響を強く受けたものであり、フォード・ファルコンが直接の手本とされた。「涙目」と呼ばれるテールランプとトヨタの頭文字である「T」をモチーフとしたジュラルミン製のフロントグリルが特徴。
一方性能面では、「ハイウェイ時代」に対応できる自動車としての根本改良が図られた。シャーシは初代の低床式梯子形から、より剛性の高いX型プラットフォームフレームとなる。
バリエーションはセダンに加え「カスタム」と呼ばれるワゴンが加わり、いずれにもトヨグライド車が用意された。
1963年9月
マイナーチェンジ。グリルの大型化とテールランプの形状変更が行われ、トヨグライドは完全自動化された。
1964年4月
上級車種の「クラウン・エイト」(VG10型)が登場。クラウン・エイトは通常モデルのボディーを前後左右に延長・拡幅して新開発のオールアルミV8エンジンを搭載したもので、この後登場するセンチュリーのパイロット・モデルというべきものであった。
1965年7月
マイナーチェンジ。フラッシャーのバンパー埋め込みやテールランプのデザインが変更。同時にデラックスとスタンダードの中間に位置する個人ユーザー向けの「RS40-B」(後の「オーナースペシャル」)が追加。
同年11月には新開発のM型,2000cc6気筒エンジンが追加。この6気筒モデル(MS40型)にはデラックスのほかに、フロントディスクブレーキ、ツインキャブ、フロアシフト、タコメーター等を装備したスポーティーグレードの「S」も用意された。
1966年3月
カスタム、スタンダード、オーナースペシャルの3グレードに6気筒エンジンが追加。
同年11月に、最上級グレードとして「スーパーデラックス」が追加。
1967年9月
MS50系・RS50系にモデルチェンジで販売終了。
韓国の新進自動車(現:GM大宇)でもノックダウン生産されていた。
第1回の日本グランプリには、コロナ、パブリカと共に出場した。


[編集] 3代目 S50型(1967年-1971年)

トヨペット・クラウン(3代目)
RS5#/MS5#型
4ドアセダン スーパーデラックス(後期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 2ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン
ピックアップトラック
エンジン 直列6気筒 2.0L M型
直列4気筒 2.0L 5R型
変速機 2速AT(コラムシフト)
3速AT(コラムシフト・フロアシフト)
4速MT(フロアシフト)
3速MT(コラムシフト)
オーバードライブ付3速MT(コラムシフト)
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:5リンク
全長 4,665mm
全幅 1,690mm
全高 1,445mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,305kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル セダン スーパーデラックス(前期型)
-このスペック表は試行運用中です-
1967年9月
登場。トヨタ自動車工業(トヨタ自工)が前年に完成させたデザイン・ドームから生まれた最初の車種。「日本の美」を追求したスタイリングは先代よりさらに低く、長くなり、曲面ガラスの採用によって安定感を増した。
ボディーカラーでは法人需要をイメージさせる黒から、高級感と清潔感のある白へとイメージチェンジを図り、現在も広告史に残る「白いクラウン」のキャッチコピーでキャンペーンを展開した。この結果クラウンは圧倒的なシェアを獲得し、月販も4000台から6000台と、名実共に国産高級車をリードする存在となる。
グレードはM型搭載車が「クラウンS」「スーパーデラックス」「デラックス」「オーナーデラックス」「スタンダード」、5R型搭載車は「オーナースペシャル」「スタンダード」という構成。スーパーデラックスには電磁式トランクオープナーや完全自動選局式AM/FMラジオ、音叉時計、後席専用の読書灯といった豪華装備が採用されている点が特徴。
個人ユーザーをターゲットとした新グレード「オーナーデラックス」は、デラックスに準じた内外装や装備を持ち、88万円(東京・大阪店頭渡し)という当時の高級車としては安価な価格で販売された。
この代から商用車系(バン、ピックアップ)にもクラウンの名が与えられる。カスタム(ワゴン)はリアドアが改められ、さらにサードシートが設けられ8人乗りとなった。メカニズム的には、その後長く用いられるペリメーターフレームが初めて採用された。静粛性ロールス・ロイスより静かだと自負するフォード・ギャラクシーに匹敵する静粛性を得ている。当時のアメリカの安全基準を上回る厳しいトヨタ独自の安全基準を満たし、この当時の乗用車としては最高の安全性を確立する。
1968年10月
より個人ユーザーの拡大を図る目的でクラス初となる2ドアハードトップが追加。角型2灯ヘッドランプとなり、スポーティーさと個性を主張したエクステリアが特徴的で、グレードは「HT」、「HT-SL」の2つのみ。これによりクラウンSは消滅した。SLにはパワーウィンドウタコメーター・軽合金の特注ディスクホイールなどが標準装備され、またオプションでレザートップ装着車も選択することができた。
1969年
マイナーチェンジされ、内外装のフェイスリフトを実施。
ハードトップにも「スーパーデラックス」が追加。セダンの「スーパーデラックス」の前席三角窓が廃止。


[編集] 4代目 S60型(1971年-1974年)

トヨタ・クラウン(4代目)
MS6#型
ハードトップ 2000SL(前期型)
4ドアセダン 2000スーパーサルーン(後期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 2ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン
エンジン 直列6気筒 2.6/2.0L
変速機 3速AT/5速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:4リンク
全長 4,680mm
全幅 1,690mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,360kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル セダン 2600スーパーサルーン(前期型)
-このスペック表は試行運用中です-
  • 1971年2月に登場。この代から正式名称が「トヨペット・クラウン」から「トヨタ・クラウン」に改称されている。
    • ボディバリエーションは4ドアセダン、2ドアハードトップ、カスタム(ワゴン)/バンの3本立てとなった。
    • 初代セリカを髣髴とさせる、時代を先取りしたスピンドル・シェイプ(紡錘形)と呼ばれる丸みを帯びたスタイル[2]が最大の特徴であったが、あまりに突出したデザインであったため、法人ユーザーに敬遠され[3]、同時期にモデルチェンジしたセドリック/グロリアに販売台数で逆転される。
    • 最上級グレードとして新たに設定された「スーパーサルーン」を筆頭に、セダンが「スーパーデラックス」「デラックス」「オーナーデラックス」、ハードトップは「SL」「スーパーデラックス」「ハードトップ」とセダンに準じた構成となった。またバンにも「デラックス」が設定された。
    • 装備面では後輪ESC(ABS)・EAT(電子制御式自動変速機)をSLに、オートドライブをSL、スーパーサルーン、オーナーデラックスにオプション設定したことなどが挙げられる。
  • 1971年4月には、2600ccエンジン(4M型)を搭載したモデル(3ナンバー登録)が登場し、高級車化に拍車がかかった。
  • 1973年2月のマイナーチェンジではボデー同色一体型だったバンパーをクロームの大型にするなどのフェイスリフトが施されたが、人気の回復には至らず、「クラウン史上最大の失敗作」と言われた。
  • ちなみに、カタログなどで使用されたカタカナ表記『クラウン』ロゴは、この代からS130系まで同じ物が使われていた。


[編集] 5代目 S80型(1974年-1979年)

トヨタ・クラウン(5代目)
MS8#/LS8#型
4ドアセダン 2000スーパーサルーン(輸出仕様)
バン 2000デラックス(霊柩車仕様)
乗車定員 5人
ボディタイプ 2・4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン
エンジン 直列6気筒 2.6/2.0L
直列4気筒ディーゼル 2.2L
変速機 4速AT/3速AT
5速MT/4速MT/3速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:4リンク
全長 4,765mm
全幅 1,690mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,470kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル セダン 2600ロイヤルサルーン(前期型)
-このスペック表は試行運用中です-
1974年10月
登場。販売の低迷した先代とは一転して、重厚感を強調したスタイリングに改められた。ボディバリエーションはこれまでの4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン/バンに加えて、4ドアピラードハードトップが加わった。
同時期の国産他車種の例に漏れず、排ガス規制に翻弄されたモデルである。
4輪ディスクブレーキの新採用(2600ロイヤルサルーン)、車速感応式のパワーステアリング、オーバードライブ付き4速オートマチック(世界初)などの新装備が設定。なお、先代から設定されたESC(ABS)は新設計となり、作動時のフィーリングを向上させている。
2600cc車の最上級グレードに「ロイヤルサルーン(Royal Saloon)」のグレード名が初めて与えられた[4]
タクシー用スタンダードは当時まだ大型であったタクシーメーター対応インパネで、スピードメーターの左隣にタコグラフがビルトイン装着可能。吊り下げ式クーラーがオプション設定。
1976年11月
マイナーチェンジでフロントグリル、テールランプ変更。
1977年
上級指向ニーズに対応すべく、エクストラインテリアを採用した「スーパーサルーン・エクストラ」発売。コラムシフト車にはラウンジシートが採用。
ハードトップにはデラックスをベースに、タコメーター、チェック柄部分ファブリックシート、ウッドステアリング・シフトノブ、アルミホイールが装備されたデラックス・カスタムエディションも設定。
1978年2月
マイナーチェンジで内外装変更。4ドアハードトップのヘッドランプ周りが大幅に変更。
同年9月、2200ccディーゼル追加。
ちなみに、カタログなどで使用された英字表記の『CROWN』ロゴは、この代からS170系まで同じ物が使われていた。


[編集] 6代目 S110型(1979年-1983年)

トヨタ・クラウン(6代目)
RS11#/GS11#/MS11#/LS11#型
セダン 2000スーパーサルーン(前期型)
ハードトップ 2000スーパーサルーン(後期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 2・4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン
エンジン 2.8L 5M-EU型/5M-GEU型
2.0L M-TEU型/M-EU型/M-U型/1G-EU型
LPG 5R-U型/M-PU型
ディーゼル2.2L L型
ディーゼル2.4L 2L-TE型/2L-T型
変速機 4速AT/3速AT
5速MT/4速MT/3速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:4リンク
全長 4,860mm
全幅 1,715mm
全高 1,410mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,500kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 4ドアハードトップ 2800ロイヤルサルーン(前期型)
-このスペック表は試行運用中です-
1979年9月
登場。スタイルはより直線的でスタイリッシュなイメージとなった。前期型のヘッドライトはハードトップが異型2灯式、セダン/ワゴン/バンは角型4灯式。
2ドアハードトップは、3代目のS50系から設定され続けたが、この世代を最後に廃止された。このボディには、ルーフ後部をレザー貼りとしたランドウトップがオプション設定されていた。
運転席パワーシート、クルーズコンピューター、電子チューナーなどの先進的な設備も採用され、「~トーニング」と呼ばれる2トーンのボディーカラーも設定された。
1980年6月には、ハードトップに電動スライド式のシェード付のガラスサンルーフムーンルーフがオプション設定。
1980年10月
排ガス対策が一段落し、日産セドリック/グロリアに対抗してSOHCターボ車(M-TEU型エンジン)が追加される。
パワーウインドにウインドロック機構が追加され、STDを除く5ナンバー車はバンパーガードのコーナー部分が大型化された。ロイヤルサルーンには完全自動空調の前後独立温度調節可能なマイコンオートエアコンが設定(セダンと4ドアハードトップコラムシフトのラウンジシート車)。ステーションワゴンにパワーウインド、ラジアルタイヤを装備した25周年記念特別仕様車が200台限定で発売。
1981年8月
マイナーチェンジ。フロントグリル・テールランプデザインが変更され、ハードトップ全車とセダン/ワゴンの中級グレード以上は、フォグランプが内蔵された異型2灯式となった。
先にソアラに採用された2800ccDOHCエンジン(5M-GEU)&ECT(電子制御式オートマチック)搭載車が追加され、2000ccのベーシックエンジンも1G-EU型に変更。従来からの5M-EU搭載の2.8L車、2.0LのM-U型・M-P型(LPG)・5R-U型(LPG)は引き続き継続。
1982年8月
2.4Lターボディーゼル(AT車は電子制御型2L-TE、MT車は分配型2L-T)搭載車が追加。
モデル末期には、ブロンズガラス、エレクトロニック・ディスプレイメーター(1G-EU搭載車はこのモデルのみ)を装備したお買い得な特別仕様車「エクレール」も登場している。


[編集] 7代目 S120型(1983年-1987年)

トヨタ・クラウン(7代目)
YS12#/GS12#/MS12#/LS12#型
セダン 2800ロイヤルサルーン(前期型)
ハードトップ 2000スーパーセレクト(後期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン
エンジン 5M-GEU 2800ccDOHC→6M-GEU 3000ccDOHC
1G-GEU 2000ccDOHC
M-TEU 2000ccSOHCターボ→1G-GZEU 2000ccDOHC
1G-EU 2000ccSOHC
M-PU 2000ccSOHC・LPG6気筒
3Y-PU 2000ccOHV・LPG4気筒
2L-THE 2400ccSOHCターボディーゼル
2L-T 2400ccSOHCターボディーゼル
2L 2400ccSOHCディーゼル
変速機 4速AT/5速MT/4速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:セミトレーリングアーム
全長 4,860mm
全幅 1,720mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,720mm
車両重量 1,495kg
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
データモデル セダン2800ロイヤルサルーンG
-このスペック表は試行運用中です-
1983年9月
登場。ボディバリエーションは2ドアハードトップが廃止され、4ドアセダン、4ドアハードトップ、ワゴン/バンの3本立てとなる。広告展開で用いられた「いつかはクラウン」というキャッチコピーは、クラウンを象徴するキャッチコピーとして記憶に残るものとなった。
セダン・4ドアハードトップ共に、「クリスタル・ピラー」と呼ばれるCピラー周りの樹脂処理がスタイリングの特徴である。ハードトップはドアミラーでセダンはフェンダーミラー。
最高級グレードの「ロイヤルサルーンG」が登場し、搭載エンジンは5M-GEU(2800cc)形式はMS123。2000DOHCを搭載する5ナンバーのロイヤルサルーン、スーパーサルーンが設定され、多岐に渡るグレード展開がなされた。またパッケージオプションとして、スポーティータイプの足回りを持つ「Sパッケージ」も設定。
DOHCエンジン車にはクラウン初の後輪独立懸架が与えられた。
小型車の寸法要件が改正された(前端オーバーハング0.8m以下+軸距2.7m以下+後端オーバーハング1.2m以下→全長4.7m以下)為、このモデルよりホイールベースが延長されている。
1984年8月
上級グレード(ロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーン)のエンジンが2800ccから3000ccの6M-GEU型に変更(MS125型)。
ディーゼルには2L-THE(オートマチック車)が追加。同時にドアミラーも手動可倒式に変更。
1985年9月
マイナーチェンジ。2000ccDOHCエンジン+スーパーチャージャーの1G-GZEU型エンジン搭載車(日本初のスーパーチャージャー搭載車となった)が加わり、SOHCターボのM-TEU型搭載車が廃止。同時にドアミラーも電動格納式(ハードトップのみ)に変更。
内外装のフェイスリフトが実施され、5ナンバー車のフォグランプ[5]がフロントグリルに移動。4ドアハードトップの3ナンバー車は、「王冠」のエンブレムがグリル上端から中央に移動。
特別仕様車として、前期型のみ「エクレール」が先代に引き続いて設定。さらに、スポーティーグレードとなる「アスリート(Athlete)」がこの世代で登場した。前期型はスーパーエディションをベースに1G-GEUを搭載したが、後期型ではスーパーセレクトをベースに1G-GZEUを搭載。両方ともフロントスポイラーや専用サスペンションを装備。
LPG仕様の営業車モデルも最上級グレードに「スーパーデラックス」が追加。


[編集] 8代目 S130型(ハードトップ・1987年-1991年、セダン・1987年-1995年、ワゴン/バン・1987年-1999年)

トヨタ・クラウン(8代目)
YS131/GS13#/MS13#/JZS131/UZS131/LS130型
4ドアハードトップ 2000ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー(前期型)
4ドアハードトップ 4000ロイヤルサルーンG(後期型)
バン(後期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン
エンジン 1UZ-FE 4000DOHC
7M-GE 3000DOHC
1G-GZE 2000DOHCスーパーチャージャー
1G-GE 2000DOHC
1G-E 2000OHC
2L-THE 2400SOHCターボディーゼル
2L 2400SOHCディーゼル
3Y-P 2000OHV
M-P 2000OHC→1G-GP 2000DOHC
変速機 4速AT/5速MT/4速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:セミトレーリングアーム
全長 4,860mm
全幅 1,745mm
全高 1,400mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,670kg
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
データモデル 4ドアハードトップ3000ロイヤルサルーンG
-このスペック表は試行運用中です-
1987年9月1日
登場。
4ドアハードトップのみに3ナンバー専用の「ワイドボデー」がラインナップ。ドアやフェンダーまで3ナンバー車専用とした。デザインは直線的な先代の面影を色濃く残しながらも、Cピラーの化粧板がなくなり、曲線を巧みに織り交ぜたものとなった。
装備・技術面ではエアサスペンション(ロイヤルサルーンG)、トラクションコントロール、エレクトロマルチビジョン[6]などがあった。
グレードは4ドアハードトップはロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーン、スーパーサルーンエクストラ、スーパーセレクト、スーパーエディション。セダンはロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーン、スーパーサルーンエクストラ、スーパーサルーン、スーパーデラックス、デラックス、スタンダード。ステーションワゴンはロイヤルサルーン、スーパーサルーンエクストラ、スーパーデラックス。2Lのロイヤルサルーンにはスーパーチャージャー搭載のものがあった。
インパネデザインはパーソナルインパネとフォーマルインパネの2種類があり、前者が4ドアハードトップ、後者がセダンと4ドアハードトップのコラム車。
ホイールデザインは6種類。上位2種類はアルミホイールでその他はスチールホイール。ワイドボデーは全グレード15インチアルミホイール、ロイヤルサルーンが14インチアルミホイール、その他は14インチスチールホイール(オプションで14インチアルミ装着可)だった。
1988年9月
2000ccの1G-Eがハイメカツインカムの1G-FE型へ変更(バンは1G-Eのまま)。1G-GE、1G-GZEを改良し、出力向上。ATシフトロックシステムが採用。
1989年2月 

4ドアハードトップ(5ナンバー)に特別仕様車「アスリート」が登場。(スーパーセレクトをベースにスーパーチャージャーを搭載しロイヤルサルーン並みにしたもの)

1989年8月
マイナーチェンジ。フロントグリルが洗練された前期型からずんぐりとした顔つきとなり、フォグランプ、テールランプ、ステアリングのデザインなどが変更。バンも1G-FEに換装した。
セルシオに先行してV8・4000ccエンジンの1UZ-FEが搭載される(UZS131型)「4000ロイヤルサルーンG」が登場した。1964年に登場したクラウン・エイトを除く初のV8搭載車であり、後のクラウンマジェスタの源流となる。
ワイドボデーに2000cc車「2000ロイヤルサルーン・ワイドボデー・スーパーチャージャー」が登場[7]。2L系で唯一、1755mmの全幅を備えていた。
3000cc7M-GEがレギュラーからハイオク化。また6気筒LPGのエンジンは1G-GPに換装。バンは1G-FEに換装。
4ドアハードトップのワイドボディーに「アスリートL」をカタログモデルとして追加。これは3ℓDOHCを搭載。専用のハーダーサスにポテンザとSタイプパッケージを組み合わせる。TEMS連動デュアルモード新PPSも専用。
1990年8月
1JZ-GE型エンジン搭載の2500ロイヤルサルーン(4ドアハードトップ/セダン/ワゴン)を追加。これにより5ナンバーの2000DOHC(1G-GE)搭載車のロイヤルサルーンは廃止された。
1991年5月 
4ドアハードトップのワイドボデーに「ロイヤル仕様スーパーセレクト」を追加。2.5L 1JZ-GE搭載。
1991年8月 
ロイヤル仕様スーパーセレクトに2.0ℓを追加。
月間販売台数で一時カローラを上回る。年間販売台数も、1988年-1990年は国産車の販売ランキングでカローラ、マークIIに次ぐ第3位を記録。1990年は歴代・過去最高の20万5,259台を記録。
1991年9月
4ドアハードトップ販売終了。9代目にフルモデルチェンジ。
1991年10月
セダン・ステーションワゴン・バンがマイナーチェンジ。4000cc1UZ-FE型エンジン廃止、3000cc7M-GEを2JZ-GEに換装。
1995年12月
セダン販売終了。ステーションワゴンをマイナーチェンジ、運転席エアバッグとABSを全車標準装備した。
1996年9月
ステーションワゴンの2500cc1JZ-GEをVVT-i化。
1999年12月15日
後継車のクラウンエステートの登場に伴い、ステーションワゴン・バンは販売終了。


[編集] 9代目 S140型(1991年-1995年)

トヨタ・クラウン(9代目)
GS141/JZS14#/LS141型
4ドアハードトップ(前期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアハードトップ
エンジン 直列6気筒3.0/2.5/2.0L
直列4気筒ディーゼル2.4L
変速機 5速AT/4速AT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:セミトレーリングアーム
全長 4,800mm
全幅 1,750mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,620kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 3.0 ロイヤルツーリング
-このスペック表は試行運用中です-
1991年10月11日
登場。全車3ナンバーサイズとなる。この代から4ドアハードトップは「ロイヤルシリーズ」と呼ばれ、アスリートLに代わるスポーティーグレードとして「ロイヤルツーリング(Royal Touring)」が登場し、5速ATを搭載。また、新たに上級モデルとして「クラウンマジェスタ(CROWN MAJESTA)」が発売され、クラウン史上初のモノコックボディを採用。ロイヤルは従来通りフルフレーム構造。セダン、ワゴン/バンについては、先代の130系を改良して継続生産された。
グレードは、ロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーン、ロイヤルツーリング、スーパーサルーンエクストラ、スーパーセレクト。
ロイヤルシリーズの前期型はリアデザインが不評だったため、4代目のS60/70系以来、失敗作のレッテルを貼られ、同時期に登場したY32セドグロに販売台数で苦戦を強いられる。
1992年10月
木目調センターパネルの全車採用、グリルメッキの明色化、ドアハンドルがボディー同色塗装からメッキされたものになるなどの小変更を実施。
1993年8月
マイナーチェンジを受け、不評だったリアデザインは先代の130系後期型に似たイメージへ大幅に変更された。フロントグリルは横線から格子状に変更され、Cピラーに王冠のオーナメント(エンブレム)が復活。低迷していた販売台数は好転する。
2400ccターボディーゼルエンジンを2L-THEから2L-TEに換装。
1993年12月
1G-FE搭載車復活。
廉価グレードの「スーパーセレクト・ロイヤルエクストラ」を追加。


[編集] 10代目 S150型(1995年-2001年)

トヨタ・クラウン(10代目)
GS151/JZS15#/LS151型
4ドアハードトップ(後期型)
1997年8月-1999年9月
4ドアハードトップ(後期型)リア
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアハードトップ/4ドアセダン
エンジン 直列6気筒DOHC 3.0/2.5/2.0L
直列4気筒SOHCディーゼル2.4L
変速機 5速AT/4速AT/5速MT(前期型まで)
駆動方式 4WD/FR
サスペンション 4輪ダブルウイッシュボーン
全長 4,820mm
全幅 1,760mm
全高 1,425mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,490kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 3.0 ロイヤルサルーンG
-このスペック表は試行運用中です-
1995年8月31日
登場。ロイヤルシリーズにもフルモノコックボディーが採用。これにより、先代モデルと比較して100kg以上の軽量化となる。快適性から運動性能へと焦点が移動し、方針の転換が明確に現れたモデルである。現代(S200系)に至る方向性を確立したモデルでもある。3L車は2JZ-GE(VVT-i)エンジン搭載。 ハードトップ(個人向け、その他)、セダン(法人・公用車、キャブ仕様、その他)のフルラインナップ化(ロイヤルサルーンG-スタンダード)を果たす。景気後退の煽りを受けてコスト削減が進み、ロイヤルサルーンGにあったエアサスペンションは廃止され、プラットフォームはマジェスタとともに90系マークIIのものと共用することとなった。この代をもってピラードハードトップは最後になった。
グレードはロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーン、ロイヤルツーリング、ロイヤルエクストラ。
主力となる4ドアハードトップはグレードが整理され、廉価グレードは全て「ロイヤルエクストラ(Royal Extra)」に統一された。
1995年12月
セダンをフルモデルチェンジ/クラウン初の4WD車追加。
1996年9月
2.5LのエンジンBEAMS1JZ-GE(VVT-i)エンジン搭載車追加。
1997年8月
マイナーチェンジを実施。
衝突安全ボディGOA採用、SRSサイドエアバッグ採用、VSC(横滑り防止機構)の装備拡大等の改良を行う。
装備面でも7インチワイド画面のエレクトロマルチビジョン、マルチリフレクター式ヘッドランプディスチャージヘッドランプ(ロイヤルツーリングのみ、ロイヤルサルーンは特別限定車で採用)、クラウン初となるオプティトロンメーターの採用がある[8]。また、ロイヤルツーリングの外観には16インチアルミホイール/ゲート式シフトレバー/スポーティタイブのフロントグリルが採用。
1G-FEが140psに向上。
1998年8月
1G-FEがVVT-iに換装され160psへパワーアップ。3000ccにも4WDが追加。エレクトロマルチビジョンのCDナビはメーカーオプションで用意され、1999年9月のS170系が発売された後に、S150用としてDVDナビが販売店装着オプション(ナビコンピューターのみの交換)となった。

[編集] 11代目 S170型(1999年-2003年)

トヨタ・クラウン(11代目)
GS171/JZS17#型
ロイヤルサルーン(前期型)
ロイヤルサルーン(前期型)リア
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 直列6気筒DOHC 2000cc/2500cc/3000cc
変速機 5速AT/4速AT
駆動方式 4WD/FR
サスペンション 4輪ダブルウイッシュボーン
全長 4,835mm
全幅 1,765mm
全高 1,510mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,680kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 2.5 アスリートV
-このスペック表は試行運用中です-
1999年9月24日
登場。ボディ剛性をより向上させるため、25年続いた4ドアピラードハードトップからドアサッシュ(窓枠)を持つセダンボディに変更。
スポーツグレードに「アスリート」の名称が130系以来8年ぶりに復活し、14年振りにターボ搭載車も加わった。
アスリートの登場によって2世代続いたロイヤルツーリングは廃止された。
ロイヤルシリーズがロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーン、ロイヤルエクストラ。
アスリートシリーズがアスリートG、アスリートV、アスリート。アスリートVは280ps/38.5kgmを発生する2.5ℓDOHCターボ。
ヘッドランプではロイヤルが従来のリフレクターとカット入りレンズとなる。ディスチャージヘッドランプはアスリートに設定された。
1977年以来続いたディーゼルエンジン搭載車は消滅。
MT搭載モデルも民生/警察車両含めてこの代で消滅。
130系以来、久々にステーションワゴンが新規開発され、名称もエステートに変更されている。詳細はトヨタ・クラウンエステートを参照
2000年4月
ロイヤルエクストラに1G-FE搭載の2000cc車を追加。
2001年8月
マイナーチェンジで内外装を変更。
ロイヤルサルーンにトヨタ独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載するグレードが用意され、国土交通省低排出ガス車認定制度で50%低減レベル、八都県市指定低公害車認定で優-低公害車☆☆ を獲得。
ロイヤルにもディスチャージヘッドランプが設定。
アスリートには17インチアルミホイール&45扁平タイヤがオプションとなる。
ロイヤル系もアスリート同様にサイドとリアのアンダー部分が黒からボディカラーに変更。アスリートにブラックのボディカラーを追加。
ヤマハ発動機による「アスリートVX」というスープラの足回りを移植し300psにパワーアップしたエンジンを持つモデルが限定販売。
パトカー仕様は2005年まで継続生産。ベースは2000ロイヤルエクストラ。この型より型式の後に「Z」が一部付与されなくなる。(除くJZS173Z)
インドネシアなどに右ハンドル仕様の輸出実績がある。
クラウンセダン2001年8月まで先代の150系が継続生産[9]


[編集] 12代目 S180型(2003年-2008年)

トヨタ・クラウン(12代目)
GRS18#型
ロイヤルサルーンG(後期型)
ロイヤルサルーンG (後期型)リア
パトロールカー(無線警ら車)
製造国 日本 中国
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン V型6気筒DOHC 2.5/3.0/3.5L
変速機 6速AT/5速AT
駆動方式 4WD / FR
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:マルチリンク
全長 4,840mm
全幅 1,780mm
全高 1,470 / 1,485mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,550 - 1,670kg
-このスペック表は試行運用中です-
2003年12月22日
発売開始。「静から動への変革」をテーマに「全てをゼロから発想するクルマ造り」を行い、プラットフォーム、エンジン、サスペンションといった主要コンポーネントを全て一新。特にエンジンは、長く使われた直列6気筒に代わり、V型6気筒GRエンジンに切り替えられた。変速機は2500ccが5速AT、3000ccはシーケンシャルシフト付の6速ATが搭載された。
かつては憧れと終着点としての目標だったが、上級モデルのセルシオクラウンマジェスタが登場した事により最上級車ではなくなった事や、ユーザーの対象年齢の高齢化が問題となっていた。その結果エクステリアは、低く短いフロントや長いホイールベース、CD値0.27を達成した流麗なボディや「書の勢い」をモチーフとしたサイドビューを特徴とする、スポーティーで若々しいものとなり、また欧州車と同じレベルを目指した走行性能も大きな特徴となった。
広告展開では「ZERO CROWN(ゼロ・クラウン)」というキャッチコピーが用いられ、従来のクラウンのイメージから脱却したことを象徴するものとなった。
このモデルでは、プラットフォームの共用化が進み、X120型マークXとS180型クラウン、S180型クラウンマジェスタ、S190型レクサスGSまでホイールベースは同じ2850mmとなっている。

    エンブレムの書体も大きく変わった。

2005年10月4日
マイナーチェンジを行う。
エクステリアではロイヤル・アスリート共にヘッドランプのスモーク化や、フロントグリル、リアコンビネーションランプの形状変更。
アスリートは現在の3000ccエンジンからレクサス・IS350と同じ3500ccのエンジン(2GR-FSE)に変更され、出力も315psとなった。3000ccはロイヤル系のみの設定となる。2500ccFRは6速ATに変更[10]
純正オーディオのCDデッキにおいてはMP3対応品となり、ナビゲーションはHDD方式となった。
2005年10月頃
S180系クラウンパトロールカー発売(翌2006年から納車されている)。3000ccと2500ccのエンジン(3GR-FE、4GR-FE)搭載。耐久性や整備性等を考慮し、直噴仕様ではない。この型より型式の後に「Z」がすべてにおいて付与されなくなった。
2005年から中華人民共和国で現地生産が行われるようになり、バングラデシュなどでの販売など日本専用車からアジア戦略車への転向が窺える。


[編集] 13代目 S200型(2008年-)

トヨタ・クラウン(13代目)
GRS20#/GWS204型
ロイヤルサルーンG
ロイヤルサルーンG リア
ロイヤルサルーンG 内装
製造国 日本
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 2GR-FSE型 3.5L V6 DOHC
3GR-FSE型 3.0L V6 DOHC
4GR-FSE型 2.5L V6 DOHC
モーター 1KM型 交流同期電動機
変速機 電気式無段変速機 / 6速AT
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:マルチリンク
全長 4,870mm
全幅 1,795mm
全高 1,470mm(FR) / 1,485mm(4WD)
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,590 - 1,840kg
-このスペック表は試行運用中です-
2007年
第40回東京モーターショーに、クラウン・ハイブリッドコンセプトを出展。
2008年2月18日
発表。「ロイヤルサルーン」と「アスリート」の2シリーズは同日発売。これに、5月6日発売[11]の「ハイブリッド」が加わった。
9代目から先代12代目まで続いた廉価グレード、「ロイヤルエクストラ」が消滅した。その為、「ロイヤルシリーズ」から「ロイヤルサルーンシリーズ」となった。
型式番号はS190型がレクサス・GSで使用されているために、S200型となる。:外観は先代の180型のイメージを踏襲しつつ、よりシャープにさせた曲線的なデザインとなった。アスリートのみならず、どのモデルも精悍な面構えとなる。ディスチャージランプはプロジェクター化された。ヘッドランプ洗浄装置は装備されない。
同社マークXレクサス・LSと同様、バンパーマフラーが一体化した構造が採用されている。
6代目から先代12代目まで続いたリアエンブレムの配置も変更された。従来の「右にCROWN、左にグレード名」が逆になり「右にグレード名、左にCROWN」となった。
ハイブリッドモデルには、世界初となる全面液晶パネルを使用したグラスコックピットメーターの「ファイングラフィックメーター」が搭載された。
  • ロイヤルサルーンの4GR-FSE(2500cc)車には、東京都内の個人タクシー向けに、後部プライバシーガラスを装備しない[12]「Kパッケージ」(東京トヨペット管内のみ販売)がある。また、ハイヤー向けには、リヤパワーシートや助手席オットマン機能付シートを標準装備とした「Hパッケージ」が設定されている。
2009年4月
「オート上海2009」にて、中国向けクラウンとしてマジェスタのボディを使用した2代目となるS200型を出展。先代180型クラウンに引き続き一汽汽車にて現地生産される予定である。なお、ショートホイールベースのS200型は中国国内で製造・販売の予定はない。
4月6日には、国内での累計販売が500万台を突破したのを記念して、ロイヤルサルーン及びアスリート(同i-Four含む)に「Anniversary Edition」と「Special Edition」を発売。
2009年6月16日
「ハイブリッド」の標準グレードをベースに一部装備の削除・簡略化を行い、ベース車に比べ79万円の大幅引き下げを実現した特別仕様車「スペシャルエディション」を発売(販売は7月1日より)。これは、ハイブリッド車の更なる普及を念頭に特別設定したもので、標準グレードよりも安く設定している「スタンダードエディション」よりも55万円安い。
エンジン / モーター
4GR-FSE型 V型6気筒 DOHC D-4 24バルブ (2,499cc 内径×行程:83.0×77.0)
参考スペック:158kW(215PS)/6,400rpm 260Nm(26.5kgm)/3,800rpm
3GR-FSE型 V型6気筒 DOHC D-4 24バルブ (2,994cc 内径×行程:87.5×83.0)
参考スペック:188kW(256PS)/6,200rpm 314Nm(32.0kgm)/3,600rpm
2GR-FSE型 V型6気筒 DOHC D-4S 24バルブ (3,456cc 内径×行程:94.0×83.0)
参考スペック:232kW(315PS)/6,400rpm 377Nm(38.4kgm)/4,800rpm
2GR-FSE型 V型6気筒 DOHC D-4S 24バルブ+ハイブリッド (3,456cc 内径×行程:94.0×83.0)
参考スペック:218kW(296PS)/6,400rpm 368Nm(37.5kgm)/4,800rpm
1KM型 交流同期電動機
参考スペック:147kW(200PS) 275Nm(28.0kgm)


[編集] 脚注

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  1. ^ ごく初期に輸出されたクラウン
  2. ^ 一般には「クジラ」、「ナマズ」とも呼ばれた。
  3. ^ 敬遠されたのはスタイルそのものではなく、そのスタイルによってエンジンルームへの通風が不足し、オーバーヒートが続発したからである。との説もある。
  4. ^ 前期型はセダンのみの設定で、2ドアハードトップ、4ドアピラードハードトップには後期型から設定となる。
  5. ^ 当時は黄色フォグランプを装着する車種が多かった。
  6. ^ ジャイロによる自立航法を利用した地図表示機能を含む集中制御装置のこと。
  7. ^ 同時期に税制が改められ、税額がナンバー区分ではなく排気量で決定されるようになったため。
  8. ^ ロイヤルサルーン/ロイヤルツーリング/セダンのロイヤルサルーンG。4ドアハードトップのロイヤルサルーンGは前期型同様にスペースビジョンメーター
  9. ^ その後3ナンバー仕様は廃止、5ナンバー仕様はクラウンコンフォートベースのモデルに切り替えた。
  10. ^ 4WDは従来からの5速ATを継続。
  11. ^ クラウンをフルモデルチェンジ
  12. ^ 東京都個人タクシー協同組合の車両規則では、プライバシーガラスの装備は厳禁とされている。


[編集] 取り扱いディーラー

トヨタ店 - 東京地区では東京トヨペットでも取り扱い。大阪地区は大阪トヨペットのみで取り扱っていたが、名称変更で2006年8月8日をもって大阪トヨタの販売になった。但し、東京地区で個人タクシー用途の車両を購入する場合、東京トヨペットのみの取扱となる。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月28日 (土) 21:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【トヨタ・クラウン】変更履歴

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