トヨタ・マークX
トヨタ・マークXの最新ニュースをまとめて検索!
マークX(マークエックス、MARK X)は、トヨタ自動車の4ドアセダン型乗用車である。
目次 |
[編集] 概要
その名称からも推測できるように、かつて販売されていたミドルサイズセダン「マークII(MARK II)」の後継車種として登場。「マークII」時代から数えると通産10代目にあたるモデルである。
販売開始当時、トヨタ自動車としては珍しく正式な商品発表を行なう前にテレビCM等で商品の一部を露出させて消費者の購買意欲をそそう「ティザー広告」を実施した。
その内容は「X-BODY それは、四隅にタイヤが張り出した低重心ボディ、あなたの想像は私を超えられるか」というキャッチフレーズとアルファベットの「X」を象ったシンボルマーク的なものを流しており、左側のヘッドランプを少し露出するというものであった。また「マークX」の車名は無論、ボディのシルエットに関しても一切姿を見せることはなく、また後に登場した派生車種である「マークXジオ」でも同様にティザー広告を使った事前の宣伝活動が行なわれている。
[編集] 歴史
[編集] 初代 GRX120(2004年-2009年)
| トヨタ・マークX GRX12#型 |
|
|---|---|
|
後期型(2006年10月-2009年10月)
リア
室内
|
|
| 製造国 | |
| 販売期間 | 2004年-2009年 |
| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ | 4ドアセダン |
| エンジン | 3GR-FSE型 3.0L V6 デュアルVVT-i D-4 4GR-FSE型 2.5L V6 デュアルVVT-i D-4 |
| 最高出力 | 3GR:188kw(256ps)/6,200rpm 4GR:158kw(215ps)/6,400rpm |
| 最大トルク | 3GR:314Nm(32.0kgm)/3,600rpm 4GR:260Nm(26.5kgm)/3,800rpm |
| 変速機 | 6速/5速AT |
| 駆動方式 | 4WD/FR |
| サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン 後:マルチリンク |
| 全長 | 4,730mm |
| 全幅 | 1,775mm |
| 全高 | 1,435-1,445mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 車両重量 | 1,500-1,570kg |
| 横滑り防止機構 | 300Gプレミアム、 300/250G Sパッケージに標準 4WD車、250G Fパッケージを除く他の車種にオプション |
| 車台共有車 | トヨタ・クラウン(12代目) レクサス・GS(3代目) レクサス・IS(2代目) 以上[要出典] |
| 先代 | トヨタ・マークII(9代目) |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
[編集] 車両概要
- それまでのマークII兄弟(マークII・チェイサー・クレスタ・ヴェロッサ)からの脱却を目的に、モデルチェンジにあたり12代目クラウン(通称ゼロ・クラウン)で大幅に刷新されたプラットフォームを採用する[要出典]のを契機に名称を含めた大胆な改革を実施したのが「マークX」である。
- エクステリアは典型的な4ドアサルーンであるものの、マークII時代の正統派からは一転して大胆なスタイリングへと変貌。インパクトの強いデザインが特徴の片側3連プロジェクター式ヘッドライトや厚みを持たせたトランクリッド、ミニバンに刺激されて居住性重視となったあげくルーフ高が高くなりすぎた110系マークIIの反省から30mmから40mmも全高を低くして、走りのスポーツセダンへの回帰を図った。
- こうして「新世代のスポーツセダン」として大胆で挑戦的なエクステリアデザインを取り入れたのが同車であり、とくにリヤバンパーとマフラーのテールエンドが一体化したディフューザー構造をトヨタ製高級サルーンで初めて採用したのが同車で、このマークX以降に開発されたトヨタ製の高級サルーンの多くもこれを踏襲している。4代目レクサス・LS(ハイブリッドも含む)やレクサス・IS F、同じトヨタブランドの13代目「クラウン」や5代目「クラウンマジェスタ」にも受け継がれた。
- こうしたデザインである以上マフラー交換は容易には行なうことができず、多くのトヨタ車用エアロパーツや北米トヨタのサイオン純正エアロパーツを手がける多数のメーカーから対応品が発売されている。ちなみにリアバンパーとマフラーのテールエンドは接合されておらず、バンパーの穴にマフラーのパイプ部分が若干の隙間を開けて挿入されているため、マフラーの排気性能や空力性能の向上にも貢献している。
- 新しく採用されたプラットフォームは12代目(S180系)「クラウン」に先行採用されたものをベースとして運動性能の向上を目的に軽量化が施された。ここで採用された改良事項は、後にプラットフォームを共有する「レクサス(LEXUS)」の「ISファミリー」や「GSシリーズ」にも技術転用され、それぞれで熟成が図られ進化している。
- エンジンは「マークII」時代に搭載されていた直列6気筒から新世代のGR系V型6気筒へと変更された。同車には12代目クラウンの前期型と同様に直噴(D-4)仕様の2.5L(215PS)と3L(256PS)が採用され、これらのエンジンはトヨタ自動車と長年の技術パートナーシップを組むことでお馴染みの「ヤマハ発動機」にて生産されている。
- トランスミッションは、全グレードマニュアルモード付きの6速AT(四輪駆動車は5速AT)となり、マークIIファミリーの歴代モデルよろしく18インチアルミホイールを履いたスポーツグレードが設定されるものの、X110系マークIIのiR-V(TOURER V/GT-TWIN TURBO)などに相当するMT搭載のターボエンジン搭載のスポーツセダンは消滅した。
- また、クラウンやレクサスブランド車には設定の無い「6:4分割可倒式リアシート」によるトランクスルー機能を持ち合わせているのがマークXの特徴である。なお、車体の形式記号はクラウンと同様に先代モデルとなるマークIIファミリーから引き続いて「“X”・・系」(マークXの場合はX120系となる)を名乗ることとなった。
[編集] 沿革
- 2004年11月9日
- 正式発表、従来のマークIIの後継車種として発売が開始される。
- エンジンはクラウンと同じく3Lと2.5LのGR系V型6気筒を搭載し、グレード体系は3L車が300GPREMIUM、300G、2.5L車は250Gを基準にL packageとF packageを設定、250GのみAWD仕様車を設定するという展開となった。また、スポーツバージョンとして300G PREMIUMと250GにS packageを設定。
- 空力性能の向上に寄与するリアスポイラーを標準装備。また専用スポーツチューンドサスペンション(S Package専用AVS+強化スタビライザー)と大径ディスクブレーキ、そして専用の225/40/R18タイヤと18インチアルミホイールを標準装備する。
- 2006年10月11日
- マイナーチェンジ。外観はフロントバンパー内部のエアダクトとグリルとリアコンビネーションランプの意匠変更とウインカー内蔵ドアミラーを採用。と同時にボディカラーの差し替えも行なわれた。またグレード体系の見直しが行なわれ、スポーツバージョンである「S package」の設定グレードが従来の300G PREMIUMから標準の300Gへと変更となる(250G S packageについては変更無し)。
- また「S package」専用装備として新たに3本スポークステアリングやメタル調のセンターコンソールパネルが追加されスポーツグレードに相応しいインテリアを演出した。こうして従来よりも本格的なスポーツ仕様へと進化して、他グレードとのさらなる差別化が図られた。
- さらに、トヨタモデリスタより前期型で大好評だった「MARK X Special Version Superchager」のDNAを引き継ぐコンプリートカーとしてMARK X Superchagerを発売。300Gシリーズ(S Package含む)をベースにエンジンのみMARK X Special Version Superchager」と同じチューニングを施したコンプリートカーで、台数や期間による生産制限は設けられてはいない。
- 2007年9月10日
- ジャガード織物を使用した専用シート、専用木目調パネル、専用木目調&本革巻き4本スポークステアリングホイール、ディスチャージヘッドランプ(専用ティントグリーンエクステンション)を装備し、上質を高めると共に、SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)・カーテンシールドエアバッグ(前後席)を装備した特別仕様車「250G Limited」、「250G Four Limited」を発売。
- 2007年9月26日
- 初の派生車種の「マークXジオ」を発表・発売。同じ「マークX」という名称だがプラットフォームの血縁関係は一切無い(「ジオ」に関しては、「ブレイド」などとプラットフォームを共有する)派生車である。
- 2008年7月1日
- 装備厳選の「Fパッケージ」をベースに、スマートエントリー&スタートシステム、エンジンイモビライザーシステムを特別装備し、ディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機能付)や16インチアルミホイールなども装備した特別仕様車「250G FパッケージSmart Edition」、「250G Four FパッケージSmart Edition」を発売。
[編集] 2代目 GRX130(2009年 - )
| トヨタ・マークX GRX13#型 |
|
|---|---|
|
Premium type
リア
室内
|
|
| 製造国 | |
| 販売期間 | 2009年10月- |
| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ | 4ドアセダン |
| エンジン | 2GR-FSE型 3.5L V6 デュアルVVT-i D-4S 4GR-FSE型 2.5L V6 デュアルVVT-i D-4 |
| 最高出力 | 2GR:234kw(318ps)/6,400rpm 4GR:149kw(203ps)/6,400rpm |
| 最大トルク | 2GR:380Nm(38.7kgm)/4,800rpm 4GR:243Nm(24.8kgm)/4,800rpm |
| 変速機 | 6速AT |
| 駆動方式 | 4WD/FR |
| サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン 後:マルチリンク |
| 全長 | 4,730mm |
| 全幅 | 1,795mm |
| 全高 | 1,435-1,445mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 車両重量 | 1,510-1,560kg |
| 横滑り防止機構 | 標準装備(全グレード) |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
[編集] 車両概要
- 2代目のエクステリアは、glam tech(グラムテック)をキーワードにコンサバティブな「マークII」より大胆でアグレッシブとなった初代のデザインテイストをさらに熟成・昇華させ、より攻め込んだスポーツサルーンでありつつ上質なプレミアムカーとしての進化を図った。
- フロントフェイスには初代のアイデンティティであった三連のヘッドランプとメッシュグリルも引き続き採用された。またリアコンビネーションランプもフロントと同じく三連タイプに変更され、さらにトランクリッドへもランプを追加した。
- 先代で採用されて後にプレミアムブランド「レクサス」のフラッグシップである「LS」や「IS F」、そして同じトヨタブランドの上級車種である「クラウン(同マジェスタ)」にも採用されてプレミアムカーのアイコン的存在となった、リヤバンパーとマフラーのテールエンドが一体化したディフューザー構造のマフラーはドレスアップの自由度が低いと言う事で今回、採用を見送り[要出典]、レクサスISやGSと同じバンパー別体のマフラーエンドへと変更された。
- エンジンは初代で新たに搭載されたGR系のV型6気筒を引き継ぐが、3Lエンジン(3GR-FSE型・256ps/32.0kgm)がレクサスIS350と同型となる3.5Lの「2GR-FSE型」(318ps/38.7kgm)へと換装され、大幅なパワー&トルクアップが図られて動力性能をより向上させた。また、2.5Lエンジン(4GR-FSE型)は従来のプレミアムガソリン仕様からレギュラーガソリン仕様へと変更され、パワー&トルクこそ従来型より若干低下したものの燃費性能は大幅に向上。「250G リラックスセレクション/Sパッケージ・リラックスセレクション」は平成22年度燃費基準(+15%)を達成して「環境対応車普及促進税制」に適合した。なお、全車トランスミッションを6速(オートマチック)に統一した。
- 3.5L車の全車には、クラウン・アスリートの3.5Lが搭載するアドヴィックス製の「アルミモノブロック4ポッド対向キャリパー」と大径ディスクローター(17インチサイズ/334φ)を移植してストッピングパワーを引き上げ、さらにクラウン・アスリートよりも太い235/45/R18サイズのタイヤと18インチアルミホイールを採用して大幅に向上したパワー&トルクに対応している。
- また、年々厳しくなる安全性能に対応すべくさらに装備を充実させた。7個のエアバッグや旋回時の横滑りを抑える「VSC」と加速時の車軸空転を防ぐ「TRC」、そして後部衝突時に頸部へ加わる衝撃を軽減する「アクティブヘッドレスト」を全車へ標準装備した。
- 平均燃費や渡航可能距離等を表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」には高コントラストの白色有機ELを採用して視認性を向上させた。そしてラゲージスペースは4人分のゴルフバッグと鞄を収められるよう最大容量を拡大(480L)している。
[編集] グレード
- 価格帯は238万円から380万円と幅広く、そして本モデルでの新たな試みとしてユーザーの趣味趣向に合わせグレードを3種類に大別し、各々の性格をより強調して選択の幅を広げている。
- Premium type
- 3.5Lエンジン搭載車のみに設定される最上級グレード。エクステリアには、専用デザインのグリル・フロントバンパーとサイドスカートにメッキのモールを配して他グレードとの差別化を図っている。また、ミリ波レーダー方式の「プリクラッシュセーフティシステム」が全車で唯一搭載可能となるグレードでもある。また装備を大幅に充実させた最高級仕様の「L-Package」も用意される。
- Sprorts type
- 3.5Lと2.5Lエンジン搭載車の双方に用意されるスポーツグレードで、「マークII」時代のスポーツグレードであるツアラーシリーズに相当するグレードである。エクステリアは、空力性能を向上させる専用のフロント&リヤバンパースポイラーとリアスポイラーを標準装備。またヘッドランプとリヤコンビネーションランプにスモーク塗装が施されて他グレードとの差別化を図っている。
- またレクサスISと同様に、スポーツ走行時の素早い変速に対応できるように「パドルシフター」を搭載。そして3.5L車には、「クラウン・アスリート」の3.5L車やレクサスの「IS350」&「GS350」と同じく車両姿勢制御安定化システム「VDIM」を全車で唯一搭載し、さらに「アクティブ・ステアリング統合制御(EBD付ABS+VSC+TRC+EPS)」も追加されてサーキット走行等の激しいスポーツ走行にも対応できるように仕立てられている。
- Standard type
- 2.5Lエンジン搭載車のみに設定され販売面での中心になる基幹グレードで、全車で唯一のAWD仕様車(250G Four)が設定されている。標準仕様の250Gをベースに装備を充実させたリラックス・セレクションと、逆に装備を厳選し価格を抑えたエントリーモデルのF-packageが用意されている。
[編集] 特別仕様車
- そして初代で好評だったトヨタモデリスタのプロデュースによる「Veltiga(ヴェルティガ)」と、クラウンアスリートでも設定された「+M SuperChager(プラスエム・スーパーチャージャー)」という2種類のコンプリートカーが同時にリリースされた。
- Vertiga
- 初代と同じく専用のデザインのフロントバンパーをはじめVeltiga専用のエアロパーツを装着し、初代「Veltiga」のテイストを引き継いだ。
- +M SuperChager
- 先代でもリリースされた「SuperChager」の進化版で、ベースエンジンが3.5Lとなったことでさらなるパワーアップが実現した。TOM'S製スーパーチャージャー(ルーツブロアー式)に水冷インタークーラーと専用チューンのECUが搭載されるほか、増大したパワーに対応すべく-20mmの専用ローダウンサスペンションも標準で装備される。スペックは360PS/50.8kg・mで、クラウンアスリート「+M SuperChager」と同一となる。
[編集] 年表
[編集] 生産工場
生産工場は当初、岩手県の金ケ崎町(岩手県胆沢郡)にある関東自動車工業の岩手工場、およびトヨタ自動車の元町工場であったが、初代モデルの途中から元町工場のみの生産となる。
[編集] 販売店
マークIIの後継車種ということもあり、取り扱い販売店は引き続き「トヨペット店(東京地区では東京トヨタでも取り扱い)[1]」となっている。
[編集] 個人タクシー
近年では、同じエンジンを搭載するクラウンよりも価格が100万円程度安価であることから、首都圏では個人タクシーでの使用も多くなっている。
[編集] チューニングカー
マークXの取扱ディーラーであるトヨペット店の発足50周年記念モデルとして、初代モデル(前期型)をベースにトヨタモデリスタインターナショナルと共同開発した「Special Version Supercharger」と「Special Version」の2車種が全国100台限定で発売された。
特に「Supercharger」は、かつてのマークIIやチェイサーの「TOURER-V」などに代表されるハイパワースポーツセダンの後継として3Lの3GR-FSEにトヨタのセミワークスである「TOM'S」がエンジンチューニングを実施。TOM'SがOS技研と共同開発したスーパーチャージャーをドッキングして320ps/42.0Kg-mまでパワーアップし、同時にトランスミッションをはじめとした駆動系にも手が入れられて強化されている。また、サスペンションもパワーアップに伴ってさらにチューニングが施された。そしてインテリアにも特別な素材を使って質感をさらに向上させるなど、そのカスタマイズ内容は多岐にわたる。
そして「Special Version Supercharger」の価格は、ベース車両の倍近くとなる609万円(東京店頭渡し価格)であった。
[編集] 警察車両
静岡県警等で、初代モデルの同車がパトカーとして採用されている。
[編集] 車名の由来
英語で「目標」「名声」を意味する「MARK」に「未知数」を意味する「X」を組み合わせ、未知なる可能性に挑む思いを込めたとされる。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年12月6日 (日) 14:07 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【トヨタ・マークX】変更履歴












