トヨタ・ラウム

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ラウム(RAUM)トヨタ自動車の1500ccクラスの小型乗用車である。

コンパクトカーとしては珍しく、リアドアに両側スライドドアを採用している。通常、このような車はハッチバックと呼ばれることが多いが、ラウムはバックドアが横開き(右開き)のためハッチバックとは言い難く、どちらかといえば、ショートタイプのステーションワゴンの趣きが強い[1]。取扱いディーラーはネッツ店で、製造はグループ会社のセントラル自動車が担当する。

目次

[編集] 歴史

[編集] 初代(Z10型:1997年-2003年)

トヨタ・ラウム(初代)
EXZ1#型
前期型(1997/5-1999/8)
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアステーションワゴン[1]
エンジン 5E-FE型 1.5L FF94PS、4WD91PS→FF、4WD91ps
変速機 4AT
駆動方式 FF/4WD
全長 4025mm
全幅 1685mm
全高 1535-1590mm
ホイールベース 2520mm
-このスペック表は試行運用中です-
  • 1997年5月 - 初代ラウム発売。ターセル/コルサ/カローラIIのプラットフォームをベースに作られた。当時のコンパクトカーとしては画期的なロングホイールベースを採用した。スライドドアを採用した二列シートのセミトールワゴンで、シンプルなフロント部と、卵型の縦長テールランプが特徴的なリア部とによる、やや丸みを帯びたシンプルなデザインであった。スライドドアの窓が固定式となることも珍しくなかった時代に、後部座席にも両側とも電動式のパワーウィンドウが採用されている。内装ではトヨタのコンパクトカーとしては初となる、オプティトロンメーターを採用し、オーディオ類もインパネ上部に移設するなどして扱いやすさを向上させている。コラムシフトの採用によりセンターコンソールが存在しないため、前後左右のウォークスルーが可能。エンジンは1.5L・5E-FE型を搭載する。4WDも同じ形式のエンジンを積むが、馬力を落とす代わりに中・低回転域のトルクを向上させ、重量増に対応している。また、トヨタ車としては初となる、電気式ブレーキアシストが搭載された(運転手が一定以上の速さ・強さでブレーキペダルを踏んだときに、コンピュータが緊急ブレーキであると判断して倍力装置を作動させるというもの)。発売当初は標準車・Eパッケージ・Cパッケージ・Gパッケージの4グレード展開。
  • 1998年8月 - BパッケージとSパッケージを追加。
  • 1999年8月 - マイナーチェンジ。フロントバンパーやグリル、リアバンパーのリフレクターデザイン変更や、エンブレムをトヨタのCIマークから車種専用のものに、リアウインカーのクリア化、一部グレードのタコメーターの標準装備化、インパネの配色やシート地・内装色の変更等を実施。なお、今回のマイナーチェンジに伴って、BパッケージとSパッケージを廃止。
  • 2001年12月4日 - 「セパレート」をベースに、UVカットガラス(リアドア・クォーターウィンドウ・バックドアはプライバシーガラス)、撥水フロントガラス、電動格納式カラードリモコンドアミラー、カラードアウトサイドドアハンドル、専用シート&ファブリック表皮などを施した特別仕様車「セパレート スペシャルエディション」を発売。
  • 2002年4月8日 - 一部改良。ホイールキャップのデザインを変更し、「セパレート」にはファブリックシート表皮を採用。FF車は国土交通省の低排出ガス車認定制度における「平成12年基準排出ガス25%低減レベル(☆)」を達成。また、外内装に特別装備を加えた特別仕様車「セパレート Wiseセレクション」を発売。


[編集] 2代目(Z20型:2003年-)

トヨタ・ラウム(2代目)
NCZ2#型
後期型(2006/12-)
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアステーションワゴン[1]
エンジン 1NZ-FE型 VVT-i
BEAMS 1.5L FF109PS、4WD105ps
変速機 4ATSuper ECT
駆動方式 FF/4WD
全長 4045mm
全幅 1690mm
全高 1535mm(FF)/1545mm(4WD)
ホイールベース 2500mm
車両重量 1150kg(FF)/1220kg(4WD)
-このスペック表は試行運用中です-
  • 2003年5月12日 - フルモデルチェンジ。プラットフォームは左右非対称構造のためラウム専用の新開発のものとなったが、エンジン・サスペンション等はヴィッツ系と共用[2]。衝突安全ボディGOAをさらに発展させ先代より対衝撃性や居住性、ドライバーの有効視界が向上している。助手席ドアはピラーごと開くパノラマオープンドア(センターピラー内蔵ドア)とした事に伴い助手席にはタンブルシートが採用された[3]。また、助手席側のスライドドアはパワースライドとなった。計器類はマスターウォーニングを配したセンターメーターに加え、ステアリング奥に警告灯や表示灯を集約・配置したエリアを設け、視覚的なわかりやすさを重視したものとなっている。また、メーター内照明のカラーやスピードメーターの数字フォントのサイズにも独自の調査結果が反映されている。随所に配置されたアシストグリップや楕円形ステアリング、前述のパノラマオープンドアなどの装備により、乗り降りのしやすさ・使い勝手の面でも大きく改良されている。エンジン・トランスミッションは同社bBと同じDI方式のBEAMS、1NZ-FEVVT-iエンジンと4速AT(Super ECT)を組み合わせ10ps以上のパワーアップが行われた。また、環境・燃費性能も向上され、「平成12年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆)」を達成するとともに、2WD車は「平成22年度燃費基準」も先行してクリアした。2代目では標準車・Cパッケージ・Gパッケージ・Sパッケージの4グレード体制となり、取扱いディーラーはネッツ店に加え、旧・ビスタ店でも取り扱うようになった。
  • 2003年10月10日 - グッドデザイン賞のなかでも、福祉的な視点に配慮し、広範なユーザーによる使用を可能にした製品等に与えられる特別賞「ユニバーサルデザイン賞」を受賞。
  • 2004年5月1日 - 旧・ビスタ店を吸収統合した為、再びネッツ店のみの取扱いとなる。この新生「ネッツ店」の誕生を記念し、標準車をベースにCパッケージの装備とGパッケージで人気の高いフレシール加工フルファブリックシート表皮、ディスチャージヘッドランプを装備した特別仕様車「Cパッケージ・NEO Edition」を発売。
  • 2005年8月18日 - 一部改良。ディスチャージヘッドランプに、対向車への眩惑を少なくする光軸調整用のオートレベリング機構(ハロゲンヘッドランプはマニュアルレベリング機構)を採用。LED式ハイマウントストップランプを全車に標準装備。フロントフェンダーにサイドターンシグナルランプを標準装備。また、ウェルキャブの助手席リフトアップシート車にはワイヤレスリモコンが付いた。
  • 2006年12月5日 - 一部改良。フロントフォグランプを全車標準装備とし、テールランプとホイールキャップのデザインを変更(ホイールキャップのデザイン変更はS Packageを除く)。ボディカラーに新色3色を追加し、メーカーオプションのナビゲーションシステムをDVD方式からHDD方式に変更。また、フロントエンブレムはネッツ店専売車種に与えられる「Netz」の頭文字である"N"をモチーフとしたシンボルマークに変更した。また、グレード体系は「Cパッケージ」が廃止となり、標準車・G Package・S Packageの3体制となった。
  • 2009年1月7日 - 標準車をベースにディスチャージヘッドランプや運転席アームレストを装備。さらに、クリーンフィルターに脱臭機能を追加したほか、ボディカラーに専用色のブラックマイカを含む5色を設定した特別仕様車「HIDセレクション」を発売。

[編集] 車名の由来

  • 「部屋」を意味するドイツ語raumより。
  • 2004年5月に発売された特別仕様車「C Package・NEO Edition」の"NEO"とは、新時代の幕開けを意味するNEW ERA OPENINGからとったもの。

[編集] 脚注

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  1. ^ トヨタの公式サイト上では2BOXに分類されている。
  2. ^ ただし15インチアルミホイール装着車は、少々堅い乗り味となっている。
  3. ^ これらの機構はのちにアイシスにも採用された。また、センターピラー内蔵ドアは2代目ダイハツ・タントにも採用されている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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最終更新 2009年9月6日 (日) 09:24 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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