トヨタ・1NZ-FE

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トヨタ・1NZ-FEは、トヨタ自動車の主力エンジンの内の一つ。主な搭載車種はカローラシリーズプレミオアリオンヴィッツオーリスシエンタプロボックス等と乗用車、商用車に関わらず多くの車種に幅広く搭載されている。

目次

[編集] 概要

1NZ-FE(写真は直押し式バルブ駆動仕様。ローラー・ロッカーアーム式バルブ駆動仕様はシリンダーヘッドおよび樹脂製シリンダーヘッドカバーの形状、更にスパークプラグのサイズが異なる。なお、ローラー・ロッカーアーム式バルブ駆動仕様は専用のイリジウムスパークプラグが標準で採用される)

直列4気筒1500cc横置き前輪駆動DOHC16バルブ自然吸気ガソリンエンジンで、同じく1500cc、直列4気筒DOHC16バルブガソリンエンジン5E-FEの後継にあたる。1NZ-FEエンジンは高膨張比(アトキンソン)仕様である1NZ-FXE型(プリウスに搭載されたエンジン)の通常圧縮仕様である。小型化および軽量化を前提とした設計のため材質にはシリンダーブロックからシリンダーヘッドにかけてアルミダイキャストが用いられている。既存の1ZZ-FEエンジン(1800cc)同様、ボア:ストローク比をストローク側に大きくとることで特に実用域でのトルクを得ているのが特徴で信頼性および経済性、耐久性に秀でている。なおこのエンジンのスケールダウン版として1300ccの2NZ-FEがある。こちらは、1300cc、直列4気筒DOHC16バルブガソリンエンジン4E-FEの後継にあたる。

右の写真から分かるように、連続可変バルブタイミングシステム、VVT-iを採用する。主な搭載車種はカローラシリーズプレミオアリオンヴィッツオーリスシエンタプロボックス等と多くの車種に幅広く搭載されている。1999年8月30日登場のファンカーゴの2WDおよび4WD車、プラッツの2WD車に搭載されたのが最初。バルブ駆動に関しては直押し(ダイレクトアタック)方式とローラー・ロッカーアーム方式の仕様が混在する。

ローラー・ロッカーアーム方式はシエンタの前輪駆動車、9代目カローラシリーズ(E120系、カローラスパシオを除く)の前輪駆動車の4速オートマチックトランスミッション車(2004年4月のマイナーチェンジ以降)、10代目カローラアクシオ(E140系、セダンの今回からの呼び名)および同10代目カローラフィールダー(E140G系カローラワゴン。フィールダーとしては2代目)の1500cc全車、カローラルミオン(E150N系)の1500cc全車、オーリス(E150H系)の1500cc全車、2代目(CP90系)ヴィッツの1500cc車、2代目プレミオ(T260系)および同2代目アリオン(T260系)の1500cc全車、ラクティスの1500ccの前輪駆動車が搭載する(2009年1月現在)。それ以外の搭載車種はすべて直押し方式を搭載する。

かつてのトヨタエンジンの命名法則では、「F」の付く型番はハイメカツインカムであったが、この世代のエンジンでは既にハイメカツインカムは採用されておらず、1NZ-FEも一般的なDOHCエンジンである。この世代では、5A-FEなどのハイメカツインカムとの差異はシザーズギア(例として「5A-FE」の場合はカムシャフトはゴム製タイミングベルトによる駆動方式)を全く用いず、狭角バルブはそのままに本来のDOHCと同じ機構(例として「1NZ-FE」の場合はタイミングチェーンによる駆動方式)を採用している点にある。

[編集] スペック

[編集] 2000年8月28日発売のカローラセダン、カローラフィールダー搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 110ps/6000rpm(四輪駆動車は105ps/6000rpm)
  • 最大トルク 14.6kg-m/4200rpm(四輪駆動車は14.1kg-m/4200rpm)
  • 平成12年排出ガス基準25%低減レベル達成
  • 平成22年度燃費基準達成(前輪駆動車の4AT仕様)
  • 平成22年度燃費基準+5%達成(前輪駆動車の5MT仕様)

[編集] 2001年12月25日発売のプレミオ、アリオン搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.7mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 109ps/6000rpm
  • 最大トルク 14.4kg-m/4200rpm
  • 平成12年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成17年排出ガス基準50%低減レベル達成
  • 平成22年度燃費基準達成

[編集] 2002年7月2日発売のサクシードワゴン、プロボックスワゴン搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.7mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 109ps/6000rpm(四輪駆動車は105ps/6000rpm)
  • 最大トルク 14.4kg-m/4200rpm(四輪駆動車は14.1kg-m/4200rpm)
  • 平成12年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成17年排出ガス基準50%低減レベル達成
  • 平成22年度燃費基準達成
  • 平成22年度燃費基準+5%達成(プロボックスワゴンの前輪駆動車の5MT仕様)

[編集] 2003年5月12日発売のラウム、2004年7月26日発売のポルテ搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.7mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 109ps/6000rpm(四輪駆動車は105ps/6000rpm)
  • 最大トルク 14.4kg-m/4200rpm(四輪駆動車は14.1kg-m/4200rpm)
  • 平成12年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成17年排出ガス基準50%低減レベル達成
  • 平成22年度燃費基準達成(前輪駆動車)

[編集] 2003年9月29日発売のシエンタ搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.7mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 110ps/6000rpm(四輪駆動車は105ps/6000rpm)
  • 最大トルク 14.4kg-m/4400rpm(四輪駆動車は14.1kg-m/4200rpm)
  • 平成12年排出ガス基準75%低減レベル達成(四輪駆動車および2005年7月生産分までの前輪駆動車)
  • 平成17年排出ガス基準75%低減レベル達成(2005年8月生産分以降の前輪駆動車)
  • 平成22年度燃費基準+5%達成(四輪駆動車)
  • 平成22年度燃費基準+15%達成(前輪駆動車)

[編集] 2006年10月10日発売のカローラアクシオ、カローラフィールダー、同年10月23日発売のオーリス搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.7mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 110ps/6000rpm(四輪駆動車は105ps/6000rpm)
  • 最大トルク 14.3kg-m/4400rpm(四輪駆動車は13.8kg-m/4200rpm)
  • 平成12年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成17年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成22年度燃費基準達成(カローラアクシオの四輪駆動車)
  • 平成22年度燃費基準+5%達成(カローラアクシオ/フィールダーの前輪駆動車の5MT仕様)
  • 平成22年度燃費基準+10%達成(カローラアクシオ/フィールダー、オーリスの前輪駆動車のCVT仕様)
  • 平成22年度燃費基準+15%達成(カローラフィールダー、オーリスの四輪駆動車)

[編集] 2007年6月4日発売のプレミオ、アリオン搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.7mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 110ps/6000rpm
  • 最大トルク 14.3kg-m/4400rpm
  • 平成12年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成17年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成22年度燃費基準+10%達成

[編集] 2007年10月9日のカローラルミオン搭載時

  • 排気量 1496cc
  • ボア×ストローク 75.0mm×84.7mm
  • 圧縮比 10.5
  • 最高出力 110ps/6000rpm
  • 最大トルク 14.3kg-m/4400rpm
  • 平成12年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成17年排出ガス基準75%低減レベル達成
  • 平成22年度燃費基準+20%達成

[編集] 搭載車種(国内向け・過去のものも含む)

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月28日 (金) 05:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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