トヨタ・JZエンジン

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JZエンジンは、トヨタ自動車が製造する直列6気筒DOHCエンジン。M型エンジンの後継として1990年に登場した。現在はV6のGRエンジンが後継となっており、補給用エンジンのみの製造となっている。

排気量の拡大や、過給による燃焼エネルギーの増大に対する余裕が大きく、競技車両チューニングカーのベースエンジンとしての需要も大きい。シャシダイナモにおける測定では、補正済み後輪出力1,000PS以上を記録している。

目次

[編集] バリエーション

[編集] 1JZ-GE

  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ
  • 排気量 2.491L
  • 内径×行程 86.0×71.5(mm)
  • 圧縮比 10.0
  • 出力 132kW(180PS)/6,000rpm 235N・m(24.0kg・m)/4,800rpm


  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i
  • 排気量 2.491L
  • 内径×行程 86.0×71.5(mm)
  • 圧縮比 10.5
  • 出力
  • (1)144kW(196PS)/6,000rpm 255N・m(26.0kg・m)/4,000rpm (4WD仕様排ガス対策後)
  • (2)147kW(200PS)/6,000rpm 250N・m(25.5kg・m)/4,000rpm
  • (3)147kW(200PS)/6,000rpm 255N・m(26.0kg・m)/4,000rpm

<主な搭載車種>


[編集] 1JZ-GTE

  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラーツインターボ
  • 排気量 2.491L
  • 内径×行程 86.0×71.5(mm)
  • 圧縮比 8.5
  • 出力 206kW(280PS)/6,200rpm 363N・m(37.0kg・m)/4,800rpm



  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i インタークーラーターボ
  • 排気量 2.491L
  • 内径×行程 86.0×71.5(mm)
  • 圧縮比 9.0
  • 出力 206kW(280PS)/6,200rpm 378N・m(38.5kg・m)/2,400rpm


JZシリーズの中で唯一ヤマハ発動機による設計が施されたエンジン。1JZ-GEをベースにしてはいるがシリンダーヘッドからコンロッドに至るまで共通部品は非常に少ない。

生産も加工部品をトヨタ自動車で生産し、アッセンブリをヤマハ発動機が担当するという他のJZエンジンとは異なる体制をとっていた。

詳細はトヨタ・1JZ-GTEを参照。


<主な搭載車種>




[編集] 1JZ-FSE

  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i <D-4>
  • 排気量 2.491L
  • 内径×行程 86.0×71.5(mm)
  • 圧縮比 11.0
  • 出力 147kW(200PS)/6,000rpm 250N・m(25.5kg・m)/3,800rpm


<主な搭載車種>


[編集] 2JZ-GE

  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ
  • 排気量 2.997L
  • 内径×行程 86.0×86.0(mm)
  • 圧縮比 10.0
  • 出力
  • 162kW(220PS)/5,800rpm 279N・m(28.5kg・m)/4,800rpm
  • 166kW(225PS)/6,000rpm 284N・m(29.0kg・m)/4,800rpm
  • 169kW(230PS)/6,000rpm 284N・m(29.0kg・m)/4,800rpm


  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i
  • 排気量 2.997L
  • 内径×行程 86.0×86.0(mm)
  • 圧縮比 10.5
  • 出力
  • 158kW(215PS)/5,800rpm 294N・m(30.0kg・m)/3,800rpm
  • 162kW(220PS)/5,600rpm 294N・m(30.0kg・m)/4,000rpm
  • 162kW(220PS)/5,800rpm 294N・m(30.0kg・m)/3,800rpm
  • 169kW(230PS)/6,000rpm 304N・m(31.0kg・m)/4,000rpm


<主な搭載車種>


[編集] 2JZ-GTE

  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラーツインターボ
  • 排気量 2.997L
  • 内径×行程 86.0×86.0(mm)
  • 圧縮比 8.5
  • 出力 206kW(280PS)/5,600rpm 432N・m(44.0kg・m)/3,600rpm


  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i インタークーラーツインターボ
  • 排気量 2.997L
  • 内径×行程 86.0×86.0(mm)
  • 圧縮比 8.5
  • 出力 206kW(280PS)/5,600rpm 451N・m(46.0kg・m)/3,600rpm


JZ系のエンジンで最も高出力のエンジンである。チューニングベースとして使われることが多く、前述の通り、1000psを超えるような改造も行われるほどの耐久性を持っている。
また、ライバルとされる日産・RB26DETTエンジンに比べ低速部でのトルクが勝るため、チューニングを施しても日常の足としてより使えるとされる。同形式の1JZが搭載されている車種に換装されるケースが多く、また、他の形式のエンジンを積む車種に大改造を施して搭載するパターンも多々確認されている。
ただレブリミットがメーター表示で6800回転とスポーツエンジンを謳うには低く、またそのメーター表示も若干高めに表示されるような仕様にされており、実際の回転数では6500回転程度でレブリミットを迎えることになっている。
RB26が8000回転まで回るのに対して2JZは7500回転以上でクランクプーリーが振動で破損するなど高回転での耐久性の低さがあることには注意が必要である。
対策としてはクランクのキー溝を改良した精密なフルカウンタークランクが市販されているが、下記車種の中古市場価格を超えてしまうくらい非常に高額となる

<主な搭載車種>


[編集] 2JZ-FSE

  • タイプ 直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i <D-4>
  • 排気量 2.997L
  • 内径×行程 86.0×86.0(mm)
  • 圧縮比 11.3
  • 出力
  • 162kW(220PS)/5,600rpm 294N・m(30.0kg・m)/3,600rpm
  • 147kW(200PS)/5,000rpm 294N・m(30.0kg・m)/3,600rpm <THS-M>


<主な搭載車種>


[編集] 1JZ-FSE・2JZ-FSEエンジンの保証について

2008年1月、トヨタ自動車は同社公式HP上のリコール情報として「1JZ-FSEおよび2JZ-FSEエンジンにおいて、長時間のアイドリング等特定のエンジン回転域を多用されるような運転により、インテーク側にカーボンが徐々に堆積し吸入空気の流れが変化し、アイドル不調が発生することがあります。保証期間を通常の5年から9年(走行距離無制限)に変更します。」と発表した[1]

トヨタ車に限らずガソリン直噴エンジンにおいては、使用状況や経年変化によって燃費の悪化、アイドリング不安定、エンストなどのエンジン不調・不具合が発生するケースも多い。その対応策のひとつとして、日産自動車では現在直噴エンジンを採用していない。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月8日 (火) 13:24 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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