ポーラテレビ小説

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ポーラテレビ小説(ポーラテレビしょうせつ)は、TBS系列で放送された帯ドラマシリーズ枠。

目次

[編集] 概要

[編集] 婦人ニュースの後枠

それまで「ポーラ婦人ニュース」(ABC製作)としてポーラ化粧品本舗(現・ポーラ1社で提供していた枠をドラマ枠に変更することを要請したが、ポーラ化粧品側が今までの数倍も経費がかかることに難色を示し交渉は難航した。視聴時間帯が、主婦を中心とした女性であることを強調し、ポーラのスポンサー継続を取り付けた。開始2年後に平均視聴率が10%に達し、さらに5年後には15%を超える勢いとなった。

[編集] ヒロインとスポンサー

タイトル通りポーラ化粧品本舗の単独提供で、NHK連続テレビ小説(時間帯がちょうど・昼とも重複した。当時のテレビ情報誌や月曜日の新聞の番組表には「今週のみどころ」として両番組の1週間のあらすじが並べて掲載された。)と同じように女性を主人公に扱った物語が多く放送された。NHKの連続テレビ小説と同様に新人女優登竜門として、このシリーズから女優の中田喜子岡江久美子名取裕子黒田福美樋口可南子かとうかずこ(現・かず子)宮崎美子や、後にテレビキャスターとして活躍する浜尾朱美などを輩出した。特に「文子とはつ」は、藤真利子香野百合子のダブルヒロインとして、育ちの違う乳姉妹がたどる女の半生を木曽を舞台に描き、視聴率が20%を超える作品となり、テレビ朝日アフタヌーンショー」(桂小金治時代)に次ぎ、平日のお昼の番組で驚異的な視聴率をマークした。

[編集] スポンサー降板・再放送廃止・シリーズの終焉

1983年度のNHKの連続テレビ小説「おしん」の驚異的な視聴率、さらにその前年の1982年10月に始まった本放送時(昼の放送)の裏番組「笑っていいとも!」の台頭のせいもあってか、1983年10月 - 翌年3月放送の第31作「千春子」をもって、「ポーラ婦人ニュース」以来続いたポーラ化粧品がスポンサーを降板、同時に朝8:10 - 8:30の再放送も打ち切りとなった。これ以降は複数社提供となったため、シリーズタイトルも単に「テレビ小説」とされた(番宣コピーは「テレビ小説が生まれ変わります!」)。また、ポーラ化粧品の撤退以降、新人女優の登竜門的要素も薄れてしまい視聴率も低下、クール変更等のリニューアルを試みたものの好転することはなく、1986年7 - 9月の第40作「恋とオムレツ」をもって18年の歴史に終止符を打った。

[編集] 再放送枠とワイドショーとの関係

ちなみに朝8:10からの再放送枠がスタートしたのが1972年4月からだが、これは「モーニングジャンボ」が視聴率低迷を理由に「モーニングジャンボJNNニュースショー」と「モーニングジャンボ奥さま8時半です」に分割された際8時から8時30分まで空白が生まれてしまい、その穴埋めとして設定された。しかし番組自体は20分でまだ余りが生ずる事となり、前半10分の穴埋めとして8時の空が放送された。

[編集] 沿革

連続テレビ小説(NHK)の方式に倣って、1年を4 - 9月までの上半期と10月 - 翌年3月までの下半期に分けて放映していた。なお末期の1984年下半期(「一度は有る事」)以降は3ヶ月単位(1クール)に縮小された。

[編集] 放送時間

本放送と再放送の時間帯はNHKの連続テレビ小説のちょうど逆となっている。

[編集] 本放送

  • - 12:40 - 13:00 後は月 - 12:40 - 13:00へ変更
    • 初期のオープニングは、白地にギリシャ彫刻様の女性像が次々に現れ、その後女性の声で「ポーラテレビ小説」とコールされ、提供読みのないものであった。そしてドラマ本編放送後に、渡辺美佐子によるポーラ化粧品のコマーシャルが流れるものであった。当時のポーラ化粧品の主力商品は、ポリシマやエバンジル、シルフィー等の、比較的高級な基礎化粧品が多かったが、これら商品のうち1、2品目を扱って解説するような形で商品を宣伝され、その最後に商品と値段が画面で表記されると言う形式だった。この手法はテレビ朝日(当時:NETテレビ)系列で放映されたポーラ名作劇場でも踏襲されたが、オープニング音楽は名作劇場の方が若干長めとなっていた。

[編集] 再放送

  • 月 - 土 8:10 - 8:30 後に金曜日までの放映に、1984年3月まで
    • オープニングは白地に「ポーラテレビ小説」と「提供 ポーラ化粧品」という画面が映されるのみで、昼間の放映に見られるオープニング音楽やコマーシャルは一切流れないシンプルなものであった。ただし、TBS系列以外の各局(秋田放送四国放送南海放送など)は、この時間枠のみでの放送であった(昼の本放送枠がネットされなかった)ため、オープニング音楽やコマーシャルを付け加えて放送された。

[編集] 放送作品一覧

タイトル 放送期間 主演 備考
1 三人の母 1968年9月30日 - 1969年3月29日 加藤治子
2 パンとあこがれ 1969年3月31日 - 9月27日 宇津宮雅代
3 安ベエの海 1969年9月29日 - 1970年3月28日 木内みどり
4 オランダおいね 1970年3月30日 - 9月26日 丘みつ子
5 花もめん 1970年9月28日 - 1971年3月27日 梶三和子
6 お登勢 1971年3月29日 - 9月25日 音無美紀子 この作品からカラー化された
7 ひまわりの道 1971年9月27日 - 1972年3月25日 佐野厚子(現・アツ子)
8 原生花園 アンラコロの歌 1972年3月27日 - 9月30日 泉晶子
9 吉井川 1972年10月2日 - 1973年3月31日 本阿弥周子
10 薩摩おごじょ 1973年4月2日 - 9月29日 小林亜紀子 現・高橋英樹夫人
11 愛子 1973年10月1日 - 1974年3月30日 杉田景子
12 やっちゃば育ち 1974年4月1日 - 9月28日 中田喜子
13 わたしは燁(あき) 1974年9月30日 - 1975年3月28日 萩尾みどり この作品以降、月 - 金曜の放送に変更
14 お美津 1975年3月31日 - 9月26日 岡江久美子 この作品から大阪のネット局がABCからMBSに変わる
15 加奈子 1975年9月29日 - 1976年3月26日 遥くらら
16 絹の家 1976年3月29日 - 10月1日 岡まゆみ
17 さかなちゃん 1976年10月4日 - 1977年4月1日 五十嵐めぐみ
18 おゆき 1977年4月4日 - 9月30日 名取裕子
19 文子とはつ 1977年10月3日 - 1978年3月31日 藤真利子香野百合子
20 夫婦ようそろ 1978年4月3日 - 9月29日 山本みどり
21 こおろぎ橋 1978年10月2日 - 1979年3月30日 樋口可南子
22 からっ風と涙 1979年4月2日 - 9月28日 木村弓美
23 おりん 1979年10月1日 - 1980年3月28日 佐藤万理
24 マリーの桜 1980年3月31日 - 10月3日 かとうかずこ(現・かず子)
25 元気です! 1980年10月6日 - 1981年4月3日 宮崎美子
26 発車オーライ 1981年4月6日 - 10月2日 高橋恵子(現・彩夏) 高橋惠子(関根恵子)とは別人
27 愛をひとつまみ 1981年10月5日 - 1982年4月2日 沖直美(現・直未)
28 女・かけこみ寺 1982年4月5日 - 10月1日 根本律子(現・りつ子)
29 白き牡丹に 1982年10月4日 - 1983年4月1日 賀来千香子
30 おゆう 1983年4月4日 - 9月30日 浜尾朱美
31 千春子 1983年10月3日 - 1984年3月30日 永光基乃 この作品を最後に朝の再放送を取り止めとともにポーラ化粧品が撤退
32 あなた 1984年4月2日 - 9月28日 藤真利子
33 一度は有る事 1984年10月1日 - 12月28日 白川由美 この作品以降、放送期間が3ヶ月単位に変更
34 夢かける女 1985年1月7日 - 3月29日 松原千明
35 五度半さん 1985年4月1日 - 6月28日 南果歩
36 愛の風、吹く 1985年7月1日 - 9月27日 安田成美
37 幸せさがし 1985年9月30日 - 12月27日 麻生祐未
38 朝の夢 1986年1月6日 - 3月28日 田中理佐 現・石原伸晃夫人
39 夢恋し 1986年3月31日 - 6月27日 南夕子(現・夕花)
40 恋とオムレツ 1986年6月30日 - 9月26日 高山典子 最終作品

[編集] ネット局

[編集] 関連項目

[編集] 備考

  • 朝日放送と毎日放送のネットチェンジ(いわゆる「腸捻転解消」)の時期に放送していた、「わたしは燁」の最終回の放送は、本放送を朝日放送(1975年3月28日・12:40 - )で、翌週の月曜日の朝の再放送は毎日放送(1975年3月31日・8:10 - )で放送された。
  • また、朝日放送がネットしていた時代に全国高校野球選手権大会中継を放送する時、および、ネットチェンジ後の毎日放送の時代に選抜高校野球大会を中継する際、準々決勝(ベスト16の場合もあり)までは本番組を優先して放送したが、準決勝の時は第一試合終了後に、決勝戦のときは試合終了後に時差放送されていた。(なおNHKのテレビ小説や大河ドラマの昼の再放送も同じ扱いだった時期もある)
  • TBS系列以外でも青森放送、秋田放送、山形放送、山梨放送、北日本放送、福井放送、日本海テレビ、山口放送、四国放送、高知放送、南海放送(いずれも日本テレビ系)でも、局や時期によってだが月 - 土(後に金曜日までに縮小)8:10 - 8:30のみ放送されていた。これはTBSの朝の情報番組おはよう720」や「朝のホットライン」(一部局では朝のJNNニュースも)をネットしていた関係による。再放送の項でも前述したように、TBS系列局では再放送枠となるこの時間では、オープニング音楽やコマーシャルはカットされていたが、上記に示したTBS系列以外の各局では、この時間枠のみの放送となる(昼の本放送枠がネットされなかった)ため、オープニング音楽やコマーシャルを付け加えて放映されていた。
TBS 12:40 - 13:00枠(1968年10月 - 1986年9月)
前番組 番組名 次番組
ポーラテレビ小説

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新伍のお待ちどおさま(12:00 - )
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最終更新 2009年10月28日 (水) 07:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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