マスターズ・トーナメント

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マスターズ・トーナメント
The Masters
大会情報
開催地 アメリカ合衆国の旗ジョージア州オーガスタ
創設 1934年
開催コース オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ
基準打数 72
ヤーデージ 7,435ヤード
ツアー PGAツアー
欧州PGAツアー
日本ゴルフツアー
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 7,500,000ドル
開催月 4月
最高記録
最少打数 270 タイガー・ウッズ (1997年)
通算スコア -18 タイガー・ウッズ (1997年)
最新優勝者
アルゼンチンの旗 アンヘル・カブレラ
男子ゴルフメジャー
マスターズ
全米オープン
全英オープン
全米プロゴルフ

マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)は、アメリカジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブを会場に開かれている世界ゴルフ4大メジャートーナメント大会のひとつ。

目次

[編集] 概要

1934年にボビー・ジョーンズと友人で実業家のクリフォード・ロバーツの企画により「オーガスタ・ナショナル招待選手権大会」と題して開幕したが、1939年に当初ロバーツが考えていたものの、ジョーンズが嫌っていたマスターズというタイトルに変更された。

毎年4月の1週目の週末に開催される。出場選手は前年度の世界各地のツアーでの賞金ランキング上位者、メジャータイトル優勝者など。招待資格を満たす名手(マスター)たちしか出場できないことから「マスターズ」の大会は“ゴルフの祭典”として最も敬愛されている。1960年から公式戦(4日間ストローク)の前日にパー3コンテストが開かれている。

優勝賞金は開幕当初は特に定めないで、3日間の入場収入などを基に決定する(2008年は賞金総額750万ドル、優勝賞金135万ドル)。優勝者には優勝賞金に加えてグリーン・ジャケットが贈られ、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの名誉会員となる。

他のゴルフメジャー大会は毎回開催コースが異なるが、マスターズは毎年同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催される。このコースはとりわけグリーンの難度が高く、「オーガスタのグリーンには“魔女”が棲(す)む」とよく言われる。更にINの11番・12番・13番の3つのホールに至っては「神に祈る」と言う意味も込められたのかは分からないが別名・《アーメンコーナー》と言われて恐れられている。フェアウェイもアンジュレーションが大きく、バーディを狙うにはティショットを正確に理想的なセカンドショットのポジションに運ぶ必要がある。また、谷と森が作り出す気まぐれな風も起こる。こうした環境が、トーナメントの名の通り、名手に相応しい技術の持ち手を選ぶことになる。一方、ラフはファーストカットまでで、長いラフのセットとなる全米オープンとの違いが顕著に表れる部分である。

1961年南アフリカゲーリー・プレーヤーが優勝し、初のアメリカ人以外の優勝者となった。1975年にはリー・エルダー(Lee Elder)が黒人選手として初めて出場した。2009年アルゼンチンアンヘル・カブレラが初の南米勢優勝を果たした。

2005年の大会では、ゴルフの“帝王”ジャック・ニクラスがマスターズからの引退を表明した。最近になって歴代優勝者枠の出場年齢の上限が「65歳」と定められたが、以前はその規定がなかった。アーノルド・パーマーは74歳の2004年まで出場を続行したが、ニクラスは新規定に従って65歳でマスターズを引退した最初の歴代優勝者となる。優勝したウッズは「29歳3ヶ月」で4度目の優勝を果たし、30歳を迎える前に4勝を挙げた最初の選手となった。(4勝の時点でパーマーは34歳、ニクラスは32歳であった。)

一方、最年少の出場者は1952年の当時アマチュア選手のトミー・ジェイコブスで、17歳1か月。2009年に招待された石川遼が初日時点で17歳6か月で、2番目に若い選手となる。

意外な伏兵が優勝することが多い他のメジャートーナメントと違い、ビッグネームが順当に優勝することが多い。これは毎年同じゴルフコースで開催されるという特性から、ベテランほどこのコースの経験を多く持っていることが原因と考えられる。だが、2007年大会は世界ランキング56位(当時)でツアー1勝しかしていないザック・ジョンソンが優勝し、大会史上初といってもいい伏兵の優勝となった。

4日間終了時点で1位が2人以上いた場合、プレーオフは、サドンデスによって争われる。以前は、翌日に18ホールのストローク・プレーや、4ホールのストロークで争っていた。プレーオフは18番と10番ホールで行われる。

[編集] 招待条件

  • 1 マスターズ歴代優勝者
  • 2 過去5年間の全米オープン優勝者
  • 3 過去5年間の全英オープン優勝者
  • 4 過去5年間のPGA選手権大会(全米プロゴルフ選手権)優勝者
  • 5 過去2年間のザ・プレーヤーズ選手権優勝者
  • 6 前年全米アマ優勝者および2位
  • 7 前年全英アマ優勝者
  • 8 前年全米アマチュア・パブリック・リンクス優勝者
  • 9 前年全米ミッド・アマ優勝者
  • 10 前年マスターズ大会16位以内(タイを含む)入賞者
  • 11 前年全米オープン8位以内(タイを含む)入賞者
  • 12 前年全英オープン4位以内(タイを含む)入賞者
  • 13 前年PGA選手権4位以内(タイを含む)入賞者
  • 14 前年PGA賞金ランキング30位以内
  • 15 前年マスターズ大会以降、同年大会までのPGA大会(ツアーチャンピオンシップ出場ポイントに加算される試合)優勝者
  • 16 前年ツアーチャンピオンシップ出場者
  • 17 前年公式世界ランキング50位以内
  • 18 同年公式世界ランキング50位以内(マスターズ大会開催前週に発表のもの)

その他、特別招待枠があり、日本ツアー賞金王などがこの枠で出場する。前述した2009年の石川遼も、2008年の世界ランク60位ながら、この主催者特別推薦枠で推薦・招待された。

[編集] 記録

大会歴代2位の優勝回数は4回、アーノルド・パーマー1958年1960年1962年1964年)とタイガー・ウッズ1997年2001年2002年2005年)の2人。歴代4位は3回優勝,ジミー・デマレー,サム・スニードゲーリー・プレーヤーニック・ファルドの4人がいる。

[編集] 歴代優勝者

優勝者 合計スコア 合計パー
1934 アメリカ合衆国 ホートン・スミス 284 -4
1935 アメリカ合衆国 ジーン・サラゼン 282 -6
1936 アメリカ合衆国 ホートン・スミス 285 -3
1937 アメリカ合衆国 バイロン・ネルソン 283 -5
1938 アメリカ合衆国 ヘンリー・ピカード 285 -3
1939 アメリカ合衆国 ラルフ・ガルダール 279 -9
1940 アメリカ合衆国 ジミー・デマレー 280 -8
1941 アメリカ合衆国 クレイグ・ウッド 280 -8
1942 アメリカ合衆国 バイロン・ネルソン 280 -8
1943 第二次世界大戦のため中止
1944
1945
1946 アメリカ合衆国 ハーマン・カイザー 282 -6
1947 アメリカ合衆国 ジミー・デマレー 281 -7
1948 アメリカ合衆国 クロード・ハーモン 279 -9
1949 アメリカ合衆国 サム・スニード 282 -6
1950 アメリカ合衆国 ジミー・デマレー 283 -5
1951 アメリカ合衆国 ベン・ホーガン 280 -8
1952 アメリカ合衆国 サム・スニード 286 -2
1953 アメリカ合衆国 ベン・ホーガン 274 -14
1954 アメリカ合衆国 サム・スニード 289 +1
1955 アメリカ合衆国 ケリー・ミドルコフ 279 -9
1956 アメリカ合衆国 ジャック・バーク・ジュニア 289 +1
1957 アメリカ合衆国 ダグ・フォード 283 -5
1958 アメリカ合衆国 アーノルド・パーマー 284 -4
1959 アメリカ合衆国 アート・ウォール・ジュニア 284 -4
1960 アメリカ合衆国 アーノルド・パーマー 282 -6
1961 南アフリカ共和国 ゲーリー・プレーヤー 280 -8
1962 アメリカ合衆国 アーノルド・パーマー 280 -8
1963 アメリカ合衆国 ジャック・ニクラス 286 -2
1964 アメリカ合衆国 アーノルド・パーマー 276 -12
1965 アメリカ合衆国 ジャック・ニクラス 271 -17
1966 アメリカ合衆国 ジャック・ニクラス 288 0
1967 アメリカ合衆国 ゲイ・ブリュワー 280 -8
1968 アメリカ合衆国 ボブ・ゴールビー 277 -11
1969 アメリカ合衆国 ジョージ・アーチャー 281 -7
1970 アメリカ合衆国 ビリー・キャスパー 279 -9
1971 アメリカ合衆国 チャールズ・クーディー 279 -9
1972 アメリカ合衆国 ジャック・ニクラス 286 -2
1973 アメリカ合衆国 トミー・アーロン 283 -5
1974 南アフリカ共和国 ゲーリー・プレーヤー 278 -10
1975 アメリカ合衆国 ジャック・ニクラス 276 -12
1976 アメリカ合衆国 レイモンド・フロイド 271 -17
1977 アメリカ合衆国 トム・ワトソン 276 -12
1978 南アフリカ共和国 ゲーリー・プレーヤー 277 -11
1979 アメリカ合衆国 ファジー・ゼラー 280 -8
1980 スペイン セベ・バレステロス 275 -13
1981 アメリカ合衆国 トム・ワトソン 280 -8
1982 アメリカ合衆国 クレイグ・スタドラー 284 -4
1983 スペイン セベ・バレステロス 280 -8
1984 アメリカ合衆国 ベン・クレンショー 277 -11
1985 ドイツ ベルンハルト・ランガー 282 -6
1986 アメリカ合衆国 ジャック・ニクラス 279 -9
1987 アメリカ合衆国 ラリー・マイズ 285 -3
1988 スコットランド サンディ・ライル 281 -7
1989 イングランドの旗 イングランド ニック・ファルド 283 -5
1990 イングランドの旗 イングランド ニック・ファルド 278 -10
1991 ウェールズの旗 ウェールズ イアン・ウーズナム 277 -11
1992 アメリカ合衆国 フレッド・カプルス 275 -13
1993 ドイツ ベルンハルト・ランガー 277 -11
1994 スペイン ホセ・マリア・オラサバル 279 -9
1995 アメリカ合衆国 ベン・クレンショー 274 -14
1996 イングランドの旗 イングランド ニック・ファルド 276 -12
1997 アメリカ合衆国 タイガー・ウッズ 270 -18
1998 アメリカ合衆国 マーク・オメーラ 279 -9
1999 スペイン ホセ・マリア・オラサバル 280 -8
2000 フィジー ビジェイ・シン 278 -10
2001 アメリカ合衆国 タイガー・ウッズ 272 -16
2002 アメリカ合衆国 タイガー・ウッズ 276 -12
2003 カナダ マイク・ウェア 281 -7
2004 アメリカ合衆国 フィル・ミケルソン 279 -9
2005 アメリカ合衆国 タイガー・ウッズ 276 -12
2006 アメリカ合衆国 フィル・ミケルソン 281 -7
2007 アメリカ合衆国 ザック・ジョンソン 289 +1
2008 南アフリカ共和国 トレバー・イメルマン 280 -8
2009 アルゼンチン アンヘル・カブレラ 276 -12

[編集] テレビ放送

アメリカでは、本戦がCBS系列の局で放送されている。予選ラウンドについては、それまでUSAネットワークで放送されていたが、2008年からはESPNで中継されている。さらに、本戦前日に行われる恒例のパー3コンテストもESPN2008年から放送されている。

このため、日本での地上波テレビ放送は1976年よりCBSと業務提携しているTBSテレビが製作を務めており、JNN系列全国28局ネットで放送している。番組開始当初は2日間の決勝ラウンドの中継とこの日のハイライトを放送していたが、1983年からは2日間の予選ラウンドの放送、1988年にはゴールデンウィークに総集編(一部地域を除く)、その後2日間の予選ラウンドのダイジェスト版が加わり、現在の放送体制となっている。地上波のほか、BSデジタル放送BS-TBSで放送。また、CS放送(2時間のダイジェスト版のみ)では当初はJNNニュースバード(現・TBSニュースバード)で放送されていたが後にTBSチャンネルでの放送に移行した(TBSチャンネルでの放送素材は地上波のものでなくBS-TBSでの放送素材が使われている)。そのため、地上波放送分とBS・CS放送分で実況・解説の担当者が異なる。地上波放送ではリアルタイム字幕放送(2007年大会のダイジェストから)を、BS-TBSは2ヶ国語放送(英語副音声 ステレオ2音声)を実施。セールスはテレ・プランニング・インターナショナルとビデオプロモーションが担当しており、全米オープンテニスと同様、アナウンサーによる提供コメントなしで放送している。一方、BS-TBSでは提供クレジットは前クレのみで提供コメントはしている。TBSチャンネルでは有料放送であるためスポンサーそのものは一切なく、提供クレジットの表示も提供コメントもまったくない。その影響のため、朝の報道番組が休止になったり、繰り下げ放送になることが多い。なお、パー3コンテストについては、日本でもBS-TBSで録画放送された。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月21日 (土) 16:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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