マツダ・MPV

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MPV(エムピーブイ) はマツダが製造・販売するMPVMulti Purpose Vehicleの略でミニバンの同義語)型の普通乗用車である。同社のロードスター同様、自動車のスタイルの呼称をそのまま車名に用いている車種である。

目次

[編集] 歴史

[編集] 初代(1988年-1999年。国内は1990年-1999年)

マツダ・MPV (初代)
後期型
製造国 日本
乗車定員 8名
ボディタイプ 5ドアミニバン
変速機 4AT
駆動方式 FR/4WD
全長 4465mm-4660mm
全幅 1825mm
全高 1755mm-1815mm
ホイールベース 2805mm
-このスペック表は試行運用中です-
  • 1988年 - 北米向け専用車として生産開始。全幅は1825mmと幅広いものの、全長は4465mmと意外に短い。駆動方式はFRプラットフォームはルーチェ用のマツダ・LVプラットフォームをベースにしているが、リアサスペンションは固定軸式である。ちなみにリアドアの窓は固定式だった。変速機は後に追加される多くのグレードも含めてコラム式4速オートマチックのみであった。
  • 1990年2月 - 国内販売開始。エンジンはV6・3000ccの本革仕様のみ。
  • 1990年10月 - ファブリックシート仕様車の廉価版を追加。高級車的な位置から大衆的になっていくのはここから。
  • 1991年11月 - マイナーチェンジでアンフィニMPV(Ẽfini MPV)へ改称。アンフィニ店専売車種になる。
  • 1995年1月 - オデッセイに対抗するための2.5L直4エンジン搭載車と同エンジン搭載の5人乗り車を追加。
  • 1995年10月 - ビッグマイナーチェンジ。内容はフロントバンパーの延長(理由は不明だが、安全性向上の為と思われる)、フロントグリル及びヘッドライトの変更。バックアップランプの位置をバンパーからバックドアに変更。インパネデザインの大幅変更。2500ccWL型のディーゼルターボ搭載車追加。センターデフロック、二輪駆動から四輪駆動へ走行中に切替が可能なスーパーデュアル4WD搭載、さらに最低地上高が引き上げられたグランツシリーズ追加など(グランツシリーズはディーゼルのみ)。あまり知られていないことだが、この機構によりグランツシリーズは中途半端な悪路走破性を持つSUVよりも数段上のオフロード走破能力を備えていた(積雪40cmはあろうかと言う未圧雪の雪道を走破できた)。しかもフォグランプステー、サイドステップなどが取り付けられる4WDジャケットというオプションパッケージはおろか、三菱・パジェロなどのSUVでしか見られなかった傾斜計、方位計、外気温度計までオプション装備となっていた。リアドアウィンドウも開閉式(巻き上げ式)に改められ、2-3-3シートレイアウトを持つ8人乗り仕様が追加された。また、全長が200mm延長された。
  • 1997年10月 アンフィニ店の廃止に伴い、車名が再び「マツダMPV」に戻された。CIマークもマツダのMをモチーフにしたものに変更された。


[編集] 2代目(1999年-2006年)

マツダ・MPV (2代目)
中期型
製造国 日本
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン 直列4気筒DOHC(2.0L/2.3L)
V型6気筒DOHC(2.5L/3.0L)
変速機 4AT/5AT
駆動方式 FF/4WD
全長 4750-4810mm
全幅 1820-1830mm
全高 1745mm
ホイールベース 2840mm
車両重量 1610-1740kg
-このスペック表は試行運用中です-
  • 1999年6月24日 - 11年ぶりのフルモデルチェンジを行う。駆動方式はFF、後席のドアは両側スライドドアとなり、エンジンを新開発の直4・2000ccとフォード製のV6・2500ccをラインアップした。プラットフォームマツダ・LWプラットフォームを採用。セカンドシートにはベンチにもキャプテンにもなるKARAKURIシートが採用された。サードシートは床下格納式である。
  • 1999年11月 - 4WDを追加(V6車)し、2000年1月より発売。
  • 2002年4月 - マイナーチェンジを行い、ヘッドランプとリアランプ類のリフレクターを丸型へ変更。後期型MPVの最大特徴である電動両側スライドドアをオプション設定し、エンジンを後にアテンザに搭載される新開発のMZR型直4・2300ccとトリビュートに搭載されているV6・3000ccに変更した。同時にV6車の変速機は5ATに進化した。
  • 2002年12月 - エアロパーツ・ローダウンサスペンションなどを装着した特別仕様車「Aeroremix(エアロリミックス)」を設定。
  • 2003年10月 - ビッグマイナーチェンジを行う。フロントグリル、ヘッドランプとリアランプ類のデザインを一新、さらにスポーティに質感を高めた。また2300ccのエンジンの性能もアップした。2002年に追加された特別仕様車「Aeroremix」はカタログモデルに昇格。
  • 2004年9月 - 一部改良を行いRX-8に先行採用されたリトラクタブルキーとイモビライザーを全車標準装備とした(イモビライザーは「B」を除く)。

初代モデルは国内ではそれほど支持は得られず、販売店でも積極的に販売できる車種ではなかったが、この2代目は独特のおおらかな雰囲気や使い勝手の良さでヒットモデルに成長し、デミオとともに国内販売の大黒柱となった。度重なる改良で商品力を低下させなかったことや、国産車最大級だった値引き幅(80万円引きされたケースもあったという)もその一因といえる。


[編集] 3代目(2006年- )

マツダ・MPV (3代目)
前期型(2006年2月-2008年1月)
スポーツアピアランスパッケージ
後期型(2008年1月-)
製造国 日本
乗車定員 8人
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン 直列4気筒 DOHC/直噴ターボ
最高出力 120kW(163ps)/6500rpm(N/A)
180kW(245ps)/5000rpm(ターボ)
最大トルク 203N·m(20.7kg·m)/3500rpm(NA/FF)
210N·m(21.4kg·m)/4000rpm(NA/4WD)
350N·m(35.7kg·m)/2500rpm(ターボ)
変速機 4AT/5AT/6AT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前: マクファーソンストラット
後: マルチリンク
ホイールベース 2,950mm
車両重量 1,730-1,950kg
-このスペック表は試行運用中です-

2006年2月2日に発表。エンジンはV6が廃止され、全車直4 2.3Lとなり、自然吸気型及び「DISI」と呼ばれるガソリン直噴ターボエンジンとなった。ターボはCX-7と同じくトルク重視のチューニングとなっている。トランスミッションは4WDとターボが6AT、自然吸気のFFが4ATと組み合わされる。プラットフォームマツダ・LYプラットフォームを採用。

先代に比べボディサイズは大型化され、全幅1850mmは国産ミニバンでは最大となったが、最小回転半径は同じ5.7mにとどめた。乗車定員は全車8人乗りとなったが、セカンドシートには引き続きKARAKURIシートが採用されている。これは左右に分かれたキャプテンシートを中央に寄せることで、3人掛けを可能にしているため幅が狭く、中央に座る人のためのシートベルトは二点式となりヘッドレストはない。サードシートの格納方式は前倒し式に変更され、6:4分割格納が可能になった。5人乗車+ラゲッジモードでは5人分のゴルフバッグが積める広さを誇る。また、エクステリアデザインには「モダンアピアランスパッケージ」と「スポーツアピアランスパッケージ」の2種類が用意された。

輸出仕様のネーミングは「Mazda 8」となり、香港を皮切りに、アジア、欧州へ輸出される。なお、北米での販売は打ち切られ、代わってクロスオーバーSUVCX-9が後継車種として投入された。

また、マツダ車で初めてテレマティクスサービスのマツダ G-BOOK ALPHAを採用した(2003年にマツダはトヨタ自動車とG-BOOK関連において提携した)。

2008年1月15日マイナーチェンジ。フロント部位の手直しが行なわれ、メッキが採用された。FF車のATの多段化(4速→5速)により、スムーズな加速と静寂性の向上、低燃費を実現。全車のサスペンションのセッティングを見直し、乗り心地を向上させた。


[編集] 製造

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ


[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月8日 (日) 13:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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