マンハッタン
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| Borough of Manhattan | |
|---|---|
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| 愛称 : 「The City」 | |
| 位置 | |
![]() マンハッタン区 |
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| 座標 : | |
| 市長 | マイケル・ブルームバーグ |
| 地理 | |
| 面積 | |
| 域 | 87.46km²km2(33.77sq mimi2) |
| 陸上 | 59.47km²km2(22.96sq mimi2) |
| 水面 | 28.0km²km2(10.81sq mimi2) |
| 水面面積比率 | 31.2%% |
| 人口 | |
| 人口 | (2006年現在) |
| 市域 | 161万1,581人人 |
| 人口密度 | 25,846人/km2(66,940人/mi2) |
| その他 | |
| 等時帯 | 東部標準時 (UTC-5) |
| 夏時間 | 東部夏時間 (UTC-4) |
| 公式ウェブサイト : New York City Government | |
マンハッタン (Manhattan) は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市の地区名で、ハドソン川河口部の中洲であるマンハッタン島 (Manhattan Island)、あるいは、マンハッタン島が大部分を占めるマンハッタン区 (Borough of Manhattan) のことである。ニューヨーク市の中心街である。Manhattanの名はアメリカ先住民のデラウェア語の"丘の多い島"を意味するMannahateに由来する。
ニューヨーク州の行政上の州都はニューヨーク市のほぼ真北233キロメートル(145マイル)にあるオールバニに置かれているが、アメリカ最大の都市圏人口を背景にした実際の経済・文化面の影響力の大きさから、ニューヨーク市のマンハッタンがニューヨーク州の実質的中心であるともいえる。高層ビル密集率は世界一である。
目次 |
[編集] 概要
行政上はニューヨーク市を構成する5区のひとつであり、ニューヨーク市役所 (City Hall) の所在地である。他の4区はクイーンズ区・ブルックリン区・ブロンクス区・スタテン島区である。
5番街やタイムズスクウェアなどの繁華街があり、世界中からの観光客をひきつけている他、世界を代表する金融街の1つであるウォール街がある。一般に「ニューヨーク」と言えば、ニューヨーク州ではなく、ニューヨーク市とりわけマンハッタンであることが多い。
アメリカ最大の都市圏人口を持つニューヨーク市(約800万人)の中心であり人口は約160万人。イタリア系やユダヤ系、中国系、プエルトリコ系など多くの人種が混在する街であり、地域ごとに異なった文化が形成されている。「人種のるつぼ」「ビッグ・アップル」などと呼ばれる。
[編集] 地理
マンハッタン区は、マンハッタン島と小さな3島ルーズベルト島、ガバナーズ島、エリス島、そして北米大陸のごく一部地域(「マーブル・ヒル」)からなる。なお、ニューヨークのシンボル、自由の女神像が建つリバティ島はニューヨーク市ではなく連邦政府の直轄区域である。
マンハッタン島はハドソン川とイースト川に囲まれ、ハーレム川によってブロンクス区から隔てられている。幅は約4 km、長さ約20 kmでほぼ南北方向に細長い形状をしている。面積は、東京の山手線の内側に相当する。1枚の岩盤から構成されており、沿岸部に向かって極緩い傾斜があるほか、ダウンタウンからアッパータウンに向けては緩やかに上る地形となっている。これはハーレム付近を頂上とし、モーニングサイドハイツなどの高所を抜けると再び北に向けて大きく下る。埋め立ては、沿岸の埠頭部分などに限られている。
ルーズベルト島は、マンハッタン島の東を流れるイースト川の中洲であり、南北に細長い島である。その先はクイーンズ区となる。ニューヨーク市地下鉄の駅があり、マンハッタン島とはトラム(ロープウェイ)でも結ばれている。
ガバナーズ島はマンハッタン島の南のニューヨーク湾にある。かつては、マンハッタン島の至近距離にありながら、沿岸警備隊の中枢施設があり公共輸送機関はなかった。しかし、2003年1月に国から州および市へ1ドルで売却され、一般に開放されて、現在ではマンハッタン島南端のバッテリー・パークからフェリーが運航されている。
エリス島は、マンハッタン島の南西部ハドソン川河口付近にあり、移民博物館となっている。こちらへもバッテリー・パークからフェリーが運航されている。
いずれの島も、マンハッタン島との間の橋はない。ルーズベルト島は、クイーンズに繋がる橋がある。橋の数が少ないのは意図的なものでマンハッタンからの経済流出を防ぐためである。そのため、マンハッタン区とその他のニューヨーク市区域の光景は大きく異なる。東側のイーストリバーには、クイーンズ・ブルックリン地区と結ぶ5本の橋がかかっている。また、地下鉄の線路が7本走る。これに対しニュージャージー州(西側・ハドソンリバー)には橋が1本、道路トンネルが2箇所、鉄道トンネルが2本通っているのみである。これは、イースト川は市内を流れる川であるのに対し、ハドソン川は州を区切る川であることによる。合衆国において、州が独立性の高い構成単位であることを示していると言われる。
[編集] 気候
緯度としては日本の青森県に相当し、やや冷涼な気候であるが区分上は温帯気候である。
- 春:冬の期間が長く、春は4月頃から始まる。4月〜5月。
- 夏:気温は最高でも摂氏約33〜5度程度で、ビルの多いマンハッタンは風通しが悪く、体感温度は高い。いわゆる盛夏は1か月程度である。6月くらいから9月中旬。
- 秋:9月下旬から10月の短い期間。
- 冬:11月〜3月と冬は比較的長い。セントラルパークの沼が完全に凍るなど冷え込みは厳しく摂氏-10度程になり、海からの風により体感温度は最低-25度近くになることもある。
ハリケーンの進路に当たることもあるが、大西洋岸を北上する途中で勢力を弱めることが多い。夏場には夕立が多い。梅雨がないので降雨量は日本に比べ少ない。冬場の冷え込みは厳しいが、降雪はそれほど多くない。降った場合でも街の熱と除雪により直ぐに除去される。気温は日中でも摂氏マイナス10〜15度ほどになる。沿岸都市のため、海から吹く風が強い日が秋を中心に見られ、体感温度を下げる。湿度は比較的低い。都市部特有のヒートアイランド現象の影響がある。秋・冬は北方からの冷たい空気、夏は大西洋南方からの暖かい空気により気温の変化がもたらされる。
[編集] 歴史
詳細は「ニューヨーク市の歴史」を参照
ニューヨーク州はアメリカ建国13州のうちの11番目の州である。
- 1609年:オランダ人の資金援助でマンハッタンにたどり着いたヘンリー・ハドソンの名がハドソン川の由来となっている。
- 1613年:オランダ人による入植が始まり、当初は祖国の名にちなんでニーウ・ネーデルラントと呼ばれ、その後ニュー・アムステルダムと名前を変えた。
- 1626年:オランダ西インド会社がマンハッタンをネイティブ・アメリカンから24ドル相当で買い取った。ただし売った部族は、実はマンハッタン島を縄張りにしておらず、マンハッタンの部族とオランダ人の抗争の漁夫の利を狙って騙したのだった。実際、島を買い取ったと思い込んだオランダ人とマンハッタンの部族とは長く抗争が続いた。
- 1664年:イングランド国王チャールズ2世の弟、ヨーク公ジェームズ(後のジェームズ2世)がこの地を制し、現在の市名ニューヨークに改名した。
- 1789年:東海岸の都市の中でも発展を見せていたニューヨークは、ジョージ・ワシントンが初代大統領に就任した年、わずか1年だけ合衆国の首都となった(その後、フィラデルフィアとワシントンへ移動)。
- 1811年:ニューヨーク州、マンハッタン島北部の都市計画「1811年委員会計画」を策定。これにより、マンハッタンの農場を結ぶブルーミングデール・ロード(現在のブロードウェイ)を除き、地形や旧道に関係なくグリッド状の街区が形成されることとなる。
- 1853年:ニューヨークの立法府により正式にセントラル・パークが公園用地として指定される。
- 1870年:メトロポリタン美術館が開館。
- 1886年:エリー運河の開通以降、市には続々と移民が押し寄せ大都市へと発展した。移民を迎え入れる自由の国の象徴としてフランスより自由の女神像が贈呈された。
- 1929年:10月24日にニューヨーク株式市場(ウォール街)で株価が大暴落したことに端を発した世界恐慌が起こる。
- 1945年:エンパイア・ステート・ビルディングにアメリカ陸軍航空隊のB-25爆撃機が激突。
- 1998年:ニューヨーク市は市制に移行して200年、5区になって100年を迎えた。
- 2001年:9月11日にいわゆるアメリカ同時多発テロ事件が起こり、世界貿易センタービルの両棟が破壊された。
[編集] 地区
地図上の南北をあらわす向きから、マンハッタン島内の最南端ローワーマンハッタンを中心に「ダウンタウン(都心)」と呼び、北側を「アップタウン(郊外)」と呼ぶ。日本語の「上り、下り」に該当する。ニューヨーク市地下鉄などの交通機関での行先・方面表示にもダウンタウン・アップタウンの表記が使われていることが多い。マンハッタン島内の東西に走るバス、地下鉄などはクロスタウンとよばれる。
マンハッタンはその特徴などから、さらに細かく特定のエリアを指して以下のような名称(愛称)が付けられている。
- フィナンシャル・ディストリクト (Financial District)
- ニューヨーク証券取引所のあるウォール・ストリートを中心とする一帯。アメリカ経済、とりわけ金融証券業などの中心地であり、アメリカン・エキスプレスやゴールドマン・サックスなどのオフィスが点在する。ロワー・マンハッタンの中心でマンハッタン島の南端部分に位置する。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロで標的となった世界貿易センタービルがあり、現在は再開発が行われている。
- トライベッカ
- ソーホーの地価が高騰したため、駆け出しの芸術家達が移った地域。「トライベッカ (TriBeCa)」は「Triangle Below Canal street(カナル通りの南にある三角地帯)」の略。トライベッカ出身のロバート・デ・ニーロが経営するレストランがあるほか、デ・ニーロらが主催するトライベッカ映画祭が開催される。
- リトル・イタリー
- チャイナタウンの北に位置するイタリア系移民が多数居住した地区である。現在でもイタリア料理店などが存在するが、近年は次第にその性格を薄めつつあると言われる。
- チャイナ・タウン
- リトルイタリーの隣に位置する。中国系移民が経営する商店が多数存在する、マンハッタンで最大の中華街。雑然とした町並みが多く見られ、漢字の看板が目に付くエリア。本来のチャイナタウンであるリトルイタリー南方から、かなり周辺のエリアに拡大している。
- グリニッチ・ヴィレッジ
- 北は14丁目 (14th Street)、南はハウストン通り (Houston Street)、東はブロードウェイ、西はハドソン川に囲まれた地域。五番街の南端に位置し、セントラル・パークと並んで有名な公園であるワシントン・スクエア・パーク、大規模私立大学であるニューヨーク大学 (NYU)、ジャズで有名なヴィレッジ・ヴァンガードなどがある。
- マーレー・ヒル (Murray Hill)
- 30丁目から42丁目付近のレキシントン街を中心とするマンハッタン東側の一帯をいう。マンハッタン島内での歴史は比較的長く、住宅街として知られる。
- シアター・ディストリクト (Theater District)
- タイムズ・スクエア (Times Square) や5番街 (5th Avenue) で有名なミッドタウンのエリア。ミュージカルの劇場(シアター)が多く見られるいわゆるブロードウェイ・エリアはここである。以前はポルノ・ショップや観光客向けのまがいものを売る店が多く存在したこともあったが、1980年代後半以降に急速に浄化が進み観光客向けの施設なども多く設けられ、夜でも比較的安全な地域となった。
- ヘルズ・キッチン (Hell's Kitchen)
- 港湾局バスターミナルの西側地区などの一帯、34丁目 (34th Street) から57丁目 (57th Street) までと、8番街 (8th Avenue) からハドソン川までの区域を言う。もともとの地区呼称としては「クリントン地区」と呼ばれるが、現在は愛称的に「ヘルズ・キッチン」と呼ばれる。近年までは非常に治安の悪いエリアであったが、近時は再開発が行われている。シルベスター・スタローンの出身地。
- ミート・パッキング・ディスリクト (Meat Packing District)
- 14丁目の西端付近一帯をいう。比較的新しい地域呼称。新たに有名店や注目が集まるような出店があるなどでエリアとしての認識が高まる。もとは精肉業種の工場などが立地したことから名づけられている。
- ソーホー
- かつては旧倉庫街であり家賃が高くないエリアとして、駆け出しの芸術家達が住んだ地区であるが、現在は高級ファッションブティックなどが並ぶファッション街となり、人気・知名度の高いエリアとなった。なお、「ソーホー (SoHo) 」は「South of Houston (ハウストン通りの南) 」の略。
- チェルシー
- グリニッチ・ヴィレッジの北側、マンハッタンの中央部の西側に位置するエリア。ギャラリーやアトリエなどが多く見られ、芸術家などが集まる比較的ファッショナブルとみられる地区。地区内の8番街 (8th Ave.) は、マンハッタンで最も活気のあるゲイ・ストリートのひとつである。
- アッパー・イースト・サイド (Upper East Side)
- 高級住宅地として有名。マンハッタン島の中央に位置するセントラルパークの東側に位置する。20世紀以前は大富豪の屋敷が並んでおり、現在はセントラルパークに面する住宅街とパーク・アヴェニューの周辺を中心に高級アパートメント、コンドミニアムが並ぶ。
- アッパー・ウェスト・サイド (Upper West Side)
- 多くは住宅地であり、ジョン・レノンなどが住んでいたことで有名なダコタハウスなどが所在。セントラルパークの西側に位置する。
- モーニングサイド・ハイツ (Morningside Heights)
- アッパーウェストサイドの北側、ハーレムの西側に位置する。コロンビア大学が所在し、学生街、住宅街としての性格を有している。
- ハーレム
- セントラルパークの北側に位置し、アフリカ系アメリカ人の居住区域として古くから知られる。かつては犯罪の温床としてブロンクスやブルックリンと並んで悪名が高かったが、現在は治安も以前と比べ改善しており、レストランやホテルも多く観光地化している。
[編集] 経済
詳細は「ニューヨーク市の経済」を参照
ニューヨーク証券取引所やウォール・ストリートの存在が代表するように、シティグループやCBS、メットライフやモルガン・スタンレーなど、アメリカの経済の中心地であり、アメリカを代表する大企業の本社が多数存在する。ファッションや広告業界の世界的な中心地のひとつであり、また、芸術面でも大きな影響力を持つ。
[編集] マンハッタンに本拠を置く企業
- JPモルガン・チェース
- アメリカン・エキスプレス
- シティグループ
- メットライフ
- モルガン・スタンレー
- ゴールドマン・サックス
- リーマン・ブラザーズ
- メリルリンチ
- ブルームバーグ
- CBS
- タイム・ワーナー
- オグルヴィー&メイザー
- マッキャンエリクソン・ワールドワイド
- ニューヨーク・タイムズ
- ラルフ・ローレン
- トミー・ヒルフィガー
- ダナ・キャラン
- ディーン・アンド・デルーカ
[編集] 見どころ
- セントラル・パーク
- 国連本部ビル
- メトロポリタン美術館
- ニューヨーク近代美術館
- グッゲンハイム美術館
- ブルックリン美術館
- イントレピッド海上航空宇宙博物館
- 5番街
- セント・パトリック大聖堂
- ロックフェラーセンター
- ブロードウェイ
- タイムズスクエア
- コロンバスサークル
- カーネギー・ホール
- マディソン・スクエア・ガーデン
- フラットアイアンビルディング
- エンパイアステートビル
- クライスラービル
- メットライフビル
- ウォール街
- ニューヨーク証券取引所
- 世界貿易センター跡地
- リトル・イタリー
- チャイナ・タウン
[編集] ショッピング
マンハッタン内および周辺エリアの住人の平均収入が高い上、世界各国から観光客が集まるため、これらの高所得層をターゲットにしたデパートやブティック、ショッピングモールが多数存在する。
[編集] デパート及びショッピングモール
- サックス・フィフス・アヴェニュー
- バーグドルフ・グッドマン
- ブルーミングデールズ
- バーニーズ・ニューヨーク
- メイシーズ
- ロード・アンド・テイラー
- ヘンリ・ベンデル
- トランプ・タワー
- タイム・ワーナー・センター
[編集] その他
[編集] ホテル
アメリカの金融、メディアの中心地であるだけでなく、上記のように多数の観光名所があるので、ランドマーク的な最高級ホテルから国際チェーンの大規模ホテル、デザイナーズホテル、長期滞在用の格安ホテルまで揃っている。ビジネス、観光客のいずれもが年間を通じて訪れるので、ホテルの稼働率はきわめて高い。特に高級ホテルは国連総会の期間中の稼働率が高くなる。
[編集] 最高級ホテル
- ウォルドルフ=アストリア
- プラザ・アテネ・ニューヨーク
- プラザホテル
- ピエール
- ジュメイラ・エセックスハウスホテル
- セント・レジス
- マーク
- シェリー・ネザーランド
- トランプインターナショナル・ホテル
- リッツ・カールトン・ニューヨーク
- マンダリン・オリエンタル・ニューヨーク
- ペニンシュラ・ニューヨーク
[編集] 高級ホテル
- ニューヨーク・ヒルトン
- マリオット・マーキス
- シェラトン・マンハッタン・アット・タイムズスクエア
- シェラトン・ニューヨーク・ホテル&タワーズ
- Wニューヨーク
- グランド・ハイアット
- ソフィテル・ニューヨーク
- ミレニアム・ブロードウェイ
- ウエスティン・ブロードウェイ
- アルゴンクィン
- キタノ
- パーカー・メリディアン
[編集] 中級ホテル
- ニューヨーク・ヘルムズレイ
- ヘルムズレイ・ミドルタウン・ホテル
- ミレニアム・UNプラザ
- ホリデイ・イン・ミッドタウン・マンハッタン
- ホリディ・イン・ブロードウェイ
- ノボテル・ニューヨーク
- コンフォートイン マンハッタン
- ミルフォードプラザ
- ルーズベルト
[編集] 一般ホテル
- デイズ・ホテル・ニューヨーク・ブロードウェイ
- ベストウエスタン・プレジデント・ホテル
- エコノロッジ・タイムズスクエア
- ペンシルベニア
- ウエリントン・ホテル
[編集] デザイナーズホテル
- パラマウント
- ハドソン
- ロイヤルトン
- アレックス
- ソーホー・グランド
[編集] 交通
マンハッタンは、全米で最も自動車の所有率が低い地域として原油価格の高騰などでも比較的経済的ショックを受けにくい耐久力を持つと言われる。アメリカでは例外的に、公共交通機関が発達している点が理由として指摘される。
[編集] MTA交通網
メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティの記事も参照
- マンハッタンの公共交通機関は、MTA (Metropolitan Transportation Authority) が運営する地下鉄とバスが主である。
- 料金は、地下鉄・バス共に1回2ドルの固定運賃製で、1回乗車券のほか、一定金額をプリペイド方式でチャージ可能なペイ・パー・ライド、1日乗車券・期間乗車券・定期券に相当するアンリミッテッド・メトロカード(期間内制限無しに乗車可能)が1日7ドル、7日24ドル、30日76ドルで販売されている。乗車から2時間以内にされる対向方向以外への乗り換えであれば、追加料金は掛からずに乗換えることができる。
- 地下鉄・バス共に、ラッシュ時の混雑は余り酷いものではない。朝のラッシュ時でも乗車率は約120%で、身をひしめき合わせるほどではない。その他の時間帯の乗車率はおよそ60%である。タイムズスクエア駅などが比較的大きいが、新宿駅の5分の1程度の大きさである。
- 地下鉄でのアナウンスは少ない。旧来型の車両の場合、地下鉄の車掌が早口で次の駅名とドアが閉まることを告げるが聞き取りにくことが多い。新しい車両の場合には、録音音声によりアナウンスされ、車内に設置されたディスプレイでの表示と併せ、改善が見られる。地下鉄駅のプラットホームでのアナウンスは例外的で、車両が到着する際の案内はほぼない。また、バスの車内ではアナウンスは原則ない。乗車時に運転手に依頼すれば、特定の目的地に到着した際に教えてはくれる。
[編集] 地下鉄 (Subway)
ニューヨーク市地下鉄の記事も参照
- 駅構内はどういう訳か常に猛暑である。
- マンハッタンには地下鉄が張り巡らされている。地上の交通が交通渋滞によりスムーズでない場合には、一番速い移動手段となることも多い。他区を走る(Gを除く)全ての地下鉄はマンハッタンに通じている。各路線は1・2・3、N・R・Wなどの記番号と路線の色で区別されている。同じ区間を走っている場合でも、ローカル(各駅停車)とエクスプレス(急行)には別の記番号が振られている。例えばRとNは同じ路線を走る各駅停車と急行である。原則として終日運転である。
- 時刻表はウェブサイトなどに存在するが、駅構内などに掲示はなく、運行上も時刻を意識しているようには見えず、列車の運行頻度を予測するのに役立つ程度である。列車の運転間隔がまちまちになりやすく、時間調整のための長時間停車や、運転間隔を詰めるための停車駅通過などが行われる。これらは随時行われるが、通過運転を開始する際には駅停車中にアナウンスがある。また、ホームに進入してきた列車が警笛を散発的に鳴らしている場合には、停車予定の車両がそのまま通過することが多い。
- マンハッタンを南北に走る路線は、南行をDowntown(都心)方面、北行をUptown(郊外)方面と呼称される。マンハッタンを東西に横切る場合や、マンハッタンを離れて走る場合には、Bronx方面などの地区名で指定されることもある。終着駅が明示されることは少なく、従来型の車両では上り下りの表示の区別はされていない。
- 地下鉄は治安や衛生の点で悪名が高いが、治安や車両の衛生面は近年改善されている。車体・車内への落書きもかなり目立たなくなっている。ただ、駅施設は全般的に古く、汚いことが多い。マンハッタン内では日中に危険を感じる場面は少ないが、深夜・早朝などは利用者の数が少なく、運行本数が減少するため危険な場所であると理解されている。また、死角などになる場合を避けるため、閑散時にはホーム中心部などの指定場所にて待つことが推奨されている。ターミナルなどの大きな駅を除けば、公共用のトイレはほぼ設置されていない。
- 深夜は、乗り換え用のエレベーターには、駅員及び警察官が常駐しているので、女性が独りでも安心して利用する事が出来る。
- 地下鉄の車両は、徐々に更新されておりカワサキ製の比較的新しい車両が多い路線もある。従来型の車両は非常に古く、汚れていることも多い。イスは全てプラスチック製でクッションはなく、手すりはあるがつり革はない。冷暖房が壊れていることも多くある。ドアの開閉は無造作で無理やり閉じるドアに身体をこじ入れる駆け込み乗車も見られる。車掌はほぼ中央の車両に乗っている。
- エレベーターが未だ設置されていない駅も多い為、車椅子の乗客が階段の上、または下にいる場合、1番近くにいる男性客4人が手助けをすることが規範であるとされ、進んで実践する人々も多い。
[編集] バス
- アメリカの多くの都市におけるバスは自家用車を所有できない貧困層や学生、新住居者の移動手段であることが多いが、例外的にマンハッタンでは一般住民や旅行者にも広く使われる公共交通となっている。
- 地下鉄同様に24時間運行され、全てのバスが障害者・高齢者や車椅子のための昇降機を備えている。[1]。
- 必ず、車椅子の乗客を最初に乗降させる決まりがあり、運転手が車椅子の乗客の乗降をサポートする(車椅子用乗降エレベーターは後部ドアに設置)
- 盲目者の乗客が停留所にいる場合、盲目者に合わせて停車する。
- 地下鉄と共通のプリペイドカードを使用でき、相互の乗り換えも可能な場合がある。マンハッタン内部では短い間隔で停留所が設置されているが、停留所名は一般になく案内する車内アナウンスもない。馴れていない場所などでは、乗車中も自ら現在地を把握している必要がある。
- 地上を走っているため明るく、比較的安全な乗り物と考えられている。車両は標準的な車両が用いられており、比較的古いものではないことが多い。
- 中心部などでは、交通渋滞や路上駐車などが原因で、慢性的に交通の流れが悪い箇所が多数あるため、時間帯などによっては、極端に時間を要するルートもある。
- エクスプレスというバスが運行しており、地下鉄が通じていないスタテンアイランド区などとを往復している。観光バスのようなバスでの運行が多いが、乗車料金が5ドルで、アンリミテッド・カードは使用できない。
[編集] タクシー (Yellow Cab)
ニューヨークのタクシーについては、イエローキャブの記事も参照
- ニューヨークを特徴付ける黄色の車両のタクシーは、中心部の日中であれば、相当の台数が走っており、街角で空車を見つけて利用することも容易である。夕刻の劇場周辺や雨天時など、多くの人間が集まるエリアや状況、時間帯には極端に空車が少なくなることも多い。慢性的に交通渋滞や混雑が発生しているので、所要時間を読みにくいが、ドア・ツー・ドアで滞在地から目的地まで車で移動できるため地下鉄・バスに比べ安全性は高い。
- 日本でのタクシー料金に比べて運賃は割安である。料金は初乗りが2.50ドル。その後は5分の1マイル (321 m) ごとに40セントが追加され、低速で走行している場合には時間制として60秒に40セント追加される。深夜料金は50セント割り増しのほか、平日夕方のラッシュ時には追加料金として1ドルが請求される。橋、トンネルや高速道路の料金は別途請求される。また、チップとして一般に運賃の10〜20%を追加して支払う。通常は「Keep your change(おつりは取っておいて)」と言って、お釣りがないようにして支払うケースが多い。100ドルなどの高額紙幣での支払いは、運賃が高額でお釣りが少ない場合などを除き拒絶されることも多い。
- マンハッタン以外の他区や、マンハッタンでも治安が悪い場所にはほとんど走っていない。屋根の上のタクシーの番号を示す部分のランプが付いているのが空車だが、OFF DUTYのランプも点灯している場合は回送である。ドアは自分で開閉する。人数や行き先などで公然と乗車拒否されることも珍しくないが、チップの交渉により乗車できる場合もある。目的地がニューアーク空港などの州外になる場合には、州外の営業が禁止されているため帰りの費用相当として二倍の運賃を求められることもある(この場合、州外へ出る橋やトンネルまでの分は無関係であるため、そこまでの料金を確認する習慣がある)。
- タクシーの運転手は70%強が移民1世であるといわれ、あまり英語がきれいでない場合も多い。「16」と「60」(「シックスティーン」と「シクスティ」)のように紛らわしい言葉は、「ワン・シックス」、「シックス・ゼロ」などと確認したほうが無難である。また、観光客だけでなく地元民にとってさえ著名な建物やホテル名などを目的地として告げても理解されないことも多く、中心部であれば番街と丁目で指定し、それ以外であれば道路名と番地に加え、大まかな位置は指示できるようにしておく必要がある。紙に番地を書いて見せたり、地図を指したりすればより間違いない。
- 日本のタクシーとサービス面で大きく異なるのは、乗車拒否が日常的にあることである。特に深夜などに顕著であり、運転手は車を止め窓だけを開けて、目的地を客に尋ねる。そして、目的地がマンハッタン以外や治安の悪い場所の場合「No!」といってそのまま走り去ることがある。ニュージャージー州などには深夜は100%乗車拒否されるといっても過言ではないため、滞在地がマンハッタンでない場合は、深夜の交通手段は、他の帰宅方法を用意しておく必要がある。
- 2007年末よりカーナビを搭載した車両が出始め、後部座席で現在地の確認、ニュースなど複数の情報が見られるディスプレイが設置された。数年後には全てのタクシーに設置する予定である。しかし現在カーナビを搭載していない車両も多く、ニューヨークのタクシードライバーは近年の東京の新人ドライバーと比べても劣るほど道を知らない為、利用者も最低限の道案内をできるようにしたほうがよい。
- 空港などでは、正式な認可を受けていないジプシーキャブ(白タク)というわれる違法タクシーが客引きをすることがあるがトラブルの原因となるものと考えられている。正式なタクシーは全て黄色に塗装されている。
- 正式なタクシーの場合でもメーターが正常に作動しているかを確認すべきであり、運転手がメーターの不作動や遠回りなどの違法行為を行った際は登録番号を控え通報することで対応をしてもらうことができる。
[編集] 自動車の運転
- マンハッタンでの自家用車の保有率はアメリカで最も低いが、面積が非常に狭く人口密度が高いため、車の交通量も必然的に多くなる。車両は右側通行である。マンハッタン内の道路の90%以上は一方通行であり、対面通行の道は比較的大きな通りに限られる。そのため「左折待ち」による渋滞が発生しにくいが、出発地・目的地の道路の進行方向によっては、遠回りを余儀なくされることがある。
- マンハッタンでは駐車車両が無数に存在し、事故も非常に多い。車線を守らずに走行したり、頻繁な車線変更をしたりと走行環境は劣悪である。赤信号により交差点内で車が立往生することもよく見られ、歩行者も赤信号を無視して横断するケースが多い。アメリカの他の地域では赤信号でも右折できるがマンハッタン内だけは特別である。狭い道では他車が通過できないほど駐車されていることもある。事故も多く、マンハッタンで車を運転するには、特有の技術を身に付けるのが賢明であるとされ、ニューヨーク州の運転免許証センターでは、そのための講習や実地試験までも用意されている。
- 警察官による駐車違反の取り締まりは厳しい。「トラフィック・ポリス」という警官がおり、交差点で笛を吹き自動車を誘導する。信号機が動作していても、渋滞緩和のため、時間帯によって交通量の多い車線を信号が赤であっても通行させて交通の流れを向上させる役割を担う。
- 短期滞在なら国際運転免許証と他国の免許証により自動車を運転することが認められるが、ニューヨーク市で車を所有するにはニューヨーク州の免許が必要となり、アメリカのいくつかの州と同じく他州の免許証を保持していても認められない。他州の免許からの書き換え以外は、他国の免許からの書換えであっても新規取得と全く同じ手続きや講習が必要である。
- バイクの数が非常に少ない。理由は、盗難に遭いやすいこと、強盗などから運転者の保護がなされないこと、マンハッタンの交通事情から見て非常に危険であることなどが挙げられる。そのほかには、アメリカではバイクは日常的な乗り物ではなく、娯楽的な乗り物の扱いであることなども考えられる。
[編集] 自転車
[編集] 島外(市外)との交通
[編集] ロングアイランド鉄道 (Long Island Rail Road)
- マンハッタン島の東、イーストリバーを越えた土地は、クイーンズ、ブルックリンなどを含む東京都程の東西に伸びる細長く大きな島ロングアイランドである。その島を走る鉄道がロングアイランド鉄道である。
- ロングアイランドにはニューヨーカーに人気のジョーンズビーチなどがあり、彼らの気軽な海水浴、ピクニックの場所となっている他、ロングアイランド鉄道は毎日740本の運行本数と26万人にも上る乗客数で通勤としても使用されている全米最大の鉄道である。
- マンハッタンからの乗車は7番ストリート&33丁目のペンシルベニア駅(通称「ペンステーション」)から乗車できる。この駅は他の電車も発着しているが、名前の頭文字をとったLIRRという電車に乗る。地下鉄の駅と接続されているが、地下鉄が汚く古い駅なのに対し、ペン駅は近年改装を終えたばかりの非常に綺麗で清潔な場所である。しかしトイレの汚さは想像を絶するものがある。クイーンズ区のジャマイカ駅などからも乗車できるが周辺の治安も悪く周辺には清潔なトイレはまったくなく地獄絵図である。
- 改札がないので、切符を購入したら指定の番号のホームに行き直接乗り込む。時刻表は、地下鉄・バスと違い正確なので、それを見るといい。
- 切符は駅の窓口のほか電車内でも購入できるが、窓口が開いている時間は3ドル割り増しになる。
- 地下鉄と違い料金は行き先によって異なる。
- ラッシュアワー (平日AM6〜10・PM4〜8) 以外のOFF PEAKチケットは30%割引になる。5〜11歳は半額。65歳以上は各種割引がある。
[編集] メトロノース鉄道(Metro-North Rail Road)
- 有名なグランドセントラル駅から発着しており、NY州アップステイト、コネティカット州、マサチューセッツ州など北方に向かう電車である。
Harlem Line
- ウェストチェスター(Westchester)、ペルハム(Pelham)、パーチェス(Purchase)などに伸びる。日本人駐在員が多く在住するスカースデールやハーツデール、ヨンカーズなどの近郊住宅地との間を結ぶことから日本人の乗客も多く、「オリエント・エクスプレス」との異名を取ったこともある。
Hudson Line
- ダッチェス地区に伸びる。
New Heaven Line
[編集] ニュージャージー (Transportation to New Jersey)
ニュージャージー州はマンハッタンの真隣にある州であり、そこからの通勤者、通学者も非常に多いが、ニューヨークとは州が違うため、ニューヨーク市地下鉄は通っていない。そのため、ハドソン川を越える交通機関がある。
PATH鉄道 (Port Authority Trans-Hudson)
- マンハッタンからは33丁目、23丁目、14丁目、9丁目などに駅があり、料金は距離に関係なく1.5ドル (5歳以下無料)。
ニュージャージー交通 (New Jersey Transit)
- 広範囲にNJをカバーする鉄道網で、マンハッタンのペン駅に発着。
- ラッシュアワー以外の乗車料金は25%割引。
バス
- ポート・オーソリティ・バス・ターミナルとジョージ・ワシントン・ブリッジ・バス・ステーションから出ている。
- 行き先は40本近くある。
- いったんマンハッタンを出たらニューヨークとはシステムが異なる。ニュージャージーのバスは、乗ったらまず運転手に行き先を告げる。そしてその区画の料金を支払う。
フェリー
- マンハッタンから2箇所運行しており、AM6〜PM0まで10〜15分間隔で、通勤・通学の足としても使われている。
[編集] スタテンアイランド・フェリー (Staten Island Ferry)
- マンハッタンの南、自由の女神が立つリバティ島のさらに南にニューヨーク市のスタテンアイランド区がある。アメリカならではの住宅街が広がる完全な島であり、マンハッタンとを結ぶ橋・トンネルはなくブルックリンに巨大な橋が架かっているのみである。スタテンアイランド・フェリーは全て無料。マンハッタンの夜景や自由の女神を横切って走るフェリーはニューヨーカー達のビュースポットでもある。2〜3台運行しており、20分間隔程で往復している。
- 同島に陸路で行くルート例としては、地下鉄でブルックリンまで行き、そこからバスで橋を渡る。
[編集] ヘリコプター
イーストリバーのピア6にあるマンハッタンの公営ヘリポートと、ニュージャージー州のニューアーク国際空港との間をヘリコプターシャトルが8-10分で結んでいる。
[編集] ギャラリー
[編集] 関連項目
[編集] 人物
[編集] その他
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年8月20日 (木) 21:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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