ランチア・ストラトス
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ランチア・ストラトス(STRATO'S)は、ランチアが製造したスポーツカー。世界ラリー選手権(WRC)で勝利することを目的に開発されたホモロゲーションマシンである。
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[編集] 解説
車名のストラトスは、「成層圏」という意味の英語の"stratosphere"あるいはイタリア語の"stratosfera"からの造語であるとされ、"STRATOS"と表記される場合が多いが、実車のロゴをよく見ると"STRATO'S"となっている。これは他社が所有する商標権に配慮したためと言われている[要出典]。
エンジンはフェラーリ・ディーノ246GT/GTSやフィアット・ディーノに使われたものと基本的に同じ。フェラーリの2418ccのV6エンジンに低中速のトルクを重視したチューニングを行い、リアミッドシップに横置き、後輪を駆動する。ギア比が極端なクロスレシオに設定されていることもあり、最高速はディーノ246GT/GTSと比べて遅い230km/hになっている。
当時のラリー車は、量産車両を競技用に改造したものが一般的だった。グループ4規定も、量産車の競技用特別仕様を想定したものである―連続する12ヶ月に5,000台を生産した量産GTカーをグループ3として公認し、それをベースに改造した車両をグループ4とする。しかし、ランチアはグループ4のホモロゲーション取得のための生産義務台数が「連続12ヶ月間に400台」と少ないことを利用し、パワートレーンだけをグループ3車から流用した競技専用車に近い車両を作成してラリーに持ち込むという手法を採用した。この手法は、当時ランチアのラリーチームの責任者であったチェーザレ・フィオリオが発案した。
グループ4の承認は1974年10月に下りた。しかし、フェラーリからのエンジンの供給が途絶えがちだったこともあり、規定台数を完成させらたのは翌年以降だった。[1]
このような生産台数に関する疑わしさは、グループB時代のラリー037やデルタS4においてもつきまとった[要出典]。
[編集] ホイールベースとトレッドの比率による性能
一般的に、ホイールベースが長いほど直進安定性を得やすいとされているが、ストラトスのリヤのトレッドはスカイラインGT-Rに近い数値なのに対してホイールベースは現在販売されている軽自動車の一般的なホイールベースよりも短い。これは何より、ラリーマシンとしての資質を最優先させたが故である。
ホイールベースが短いため直進安定性を得るのは簡単では無いが、それと引き換えに回頭性の良さを手に入れており、コーナーでは優位に立った。 その異色性と希少性より、ストラトスは第一級のコレクターズアイテムに挙げられる。
[編集] 競技
[編集] ラリー
ランチアはストラトスで1974年、1975年、1976年の世界ラリー選手権製造者部門のタイトルを獲得した。1974年はフルヴィアやベータ・クーペでのポイントを含む。
世界ラリー選手権での初勝利は、グループ4ホモロゲーション取得直後の地元イベント、1974年サンレモ・ラリーであり、最後の優勝はフランスのプライベートチーム、シャルドネによる、1981年ツール・ド・コルス。
市販車とは一線を画すような特徴である、流線型とは程遠いように鋭角的に張り出したドライビングライト[当時名:フォグランプ]を装備しているが、これは通常の車両用では無く多大な光量を得るために特殊な航空機用を流用したものだった。しかし夜間に見学していたギャラリーの暗闇に慣れた目を直撃してしまい、あまりに眩しいとクレームが付いたので使用禁止になり、後年は光量を落とした車両用に換装された。
[編集] レース
ストラトスはサーキットレースにも参戦した。参戦にあたり、ターボチャージャーを装備したグループ5車両が作成された。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月4日 (水) 13:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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