レトロ
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レトロ(Retro)とはretrospective(回顧)の略語。懐古趣味のこと。人によっては「徒に古い物を珍しがり懐かしむだけ。単なるデカダンス」と見る事もある。
日本ではこのような懐古趣味の指向現象が盛り上がり、幾度かの流行となっている。1986年から数年間に起こったレトロブームは1920年代から1959年頃あたりまでの時代を懐古したムーブメントであった。
現在のレトロブームの波である2000年代初頭からは、昭和30年代から40年代(1955年 - 1975年)の時代を懐古するのが人気となり、現在にまで至る。
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[編集] メディアにみる懐古趣味
昭和ノスタルジー#昭和を舞台(もしくはモチーフ、オマージュ)に後年に創作・執筆・製作された娯楽作品も参照の事。
- 三丁目の夕日 - 1950年代を舞台とする漫画。漫画雑誌には1974年から連載されていたが、1990年10月にアニメ化、2005年には実写映画化された。
- 島谷ひとみ - ヴィレッジシンガーズのヒット曲『亜麻色の髪の乙女』(1968年2月25日発売)を、2002年にカヴァーし大ヒットとなった。以降、多くの歌手やグループに、過去のヒット曲のカバーによるリリースの傾向が増加。
- 『東京タムレ』 - 原由子による1960年代邦楽名曲のカヴァーアルバム。
- 『白い2白いサンゴ礁』 - Mi-Keによってメドレー化した1960年代邦楽名曲のカヴァーシングル。
- テレビ探偵団 - 1986年10月12日に放送開始された、ゲスト出演者の思い出映像や、出演テレビ番組、CM映像を主題にした番組。
- 映画『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』 - 1967年に公開された怪獣映画『宇宙大怪獣ギララ』登場怪獣を40年ぶりにスクリーン上で復活させたコメディー作品。
[編集] スポーツにみる懐古趣味
- Jリーグクラブチームの一つ、東京ヴェルディ(2009年よりJ2)は、2001年に長らくホームタウンであった川崎市から東京へ移転した。その際、伝統感が薄れるのを憂慮し、前身「読売サッカークラブ」の創部年1969年(昭和44年)にあやかり、チーム名を「東京ヴェルディ1969」と改称した。一時、J1復帰を果たした2008年には、チーム名称を再び東京ヴェルディに戻している。
[編集] 懐古調外観の乗り物
- トヨタ・クラシック - 同社のハイラックス(ピックアップトラック)(2009年現在日本国内向けは絶版)をベースにトヨダAA型風の風の外見を模したものとなっている。
- トヨタ・オリジン - 同社のプログレ(2009年現在絶版)をベースに初代(RS30型)クラウン風の外見を模したものとなっている。ちなみに1000台の限定販売だった。
- 日産・パオ
- 日産・フィガロ
- 光岡自動車 - 1980年代後半から、ビュートをはじめとするレトロ調の外観車両を開発・製造・販売している。
- スバル・サンバークラシック - 上記のトヨタ・クラシック同様、ハウステンボスを走る業務用車として企画されたが、外観の評判がよく市販化され、また他社にも類似のモデル(特に軽自動車)が登場した。
- スバル・ヴィヴィオ「ビストロ」 - ちなみに3ドアモデルの「ビストロシフォン」はフロント周辺のデザインが全く市販される事なく終わった同社の「スバル・P-1」のフロント周辺のデザインを模したものとなっている。
- ダイハツ・ミラジーノ - 特に初代モデル(L700S/710S型)のフロント周辺のデザインはかつての同社の小型普通車「コンパーノ」のフロント周辺のデザインを模したものとなっている。
- 旧車
- カワサキ・W
- ヤマハ・SR
- 江ノ電10形・20形
[編集] 懐古調外観の電化製品・光学機器
- O・product(オリンパス) 公式HP
- PROD-20'S(ミノルタ) 参考HP
- 音聴箱(DENON) 公式HP
- CDクロックラジオSL-D900、ターンテーブル付CDラジオSL-A200、CDカセットラジオ付ターンテーブルGF-290(いずれもティアック) SL-D900 公式HP SL-A200 公式HP GF-290 公式HP
- FUZEクラシックタイプ・シリーズ - 公式HP。高級木製アンティーク調レコードプレーヤーOLD-31、ラジカセ付高級木製アンティーク調蓄音機型レコードプレーヤーOLD32、レトロ調CDプレーヤー付ラディオOLD1206
- 真空管風クラシックラジオ(FUZE) 参考画像
- ネオンラジオカセット 8802C(HYPERSONIC) - 緑赤二色のネオン管と透明プラスチック・ケースを用い、1950年代ストリームライン・モダン(マイアミ・アールデコ)デザインを採り入れている。 参考画像
- Nostalgia Radio Collections(ファイブフォース) - 独・伊・和蘭のクラシックラジオ6機種(アールデコデザイン)をミニチュアラジオ化。N-301「Philips 830A(1932年、オランダ)」、N-316「Radiomarelli VertumnoⅡ(1934年、イタリア)」、N-338「Schaub Super 229/Ⅱ(1937年、ドイツ)」、N-307「Geloso 26G48(1954年、イタリア)」、N-335「Imca IF51“Nicoletta”(1951年、イタリア)」、N-319「Allocchio Bacchini53(1933年、イタリア)」 公式HP
- サイフォン式コーヒーメーカー カフェタウンCM-851BR(ツインバード)参考HP
- 愛着逸品シリーズ(三洋電機) - バブル期初期に企画・製作・販売された家電シリーズ。いずれも昭和30年代の家電デザインをモチーフに当時最新の機能・性能を持つ。オーブン・トースター(これは若干の色変更を経て、現在もポップアップトースター SK-225(S)として同社から継続販売されている。但し、「愛着逸品」というブランドは、もう外している)、コーヒー・メーカー、アイロン、冷蔵庫など。
- 復刻版レトロ調テレビ 18RF1(東芝) - バブル期に企画・製作・販売されたTV。外見は初期の白黒テレビ受像機で、中身は当時最新の機能・性能を持つ。 画像 カラー映像の放送を、わざと白黒表示、もしくはモノクロ映像再現表示(微妙に白黒とは異なる二色表示)させる機能も備えていた。
- 明和電機(ガチャコン 画像 等)
- スーパーシネマラジオ 5S-85(旧早川電機(現シャープ)) ※ 卓上ラジオ受信機 参考画像HP
- WiLL FRIDGE NR-B26B1、NR-B171R(パナソニック) - 企業横断プロジェクト「Willプロジェクト」に参加したパナソニックがデザイン企画・製造・販売したレトロデザインの冷蔵庫。 商品公式HP
- 白熱電球使用の読書灯(傘がアルミ製椀状のもの)
- 全金属製扇風機 - 無着色(銀色)やモスグリーン色(無光沢着色)が多い。Floor Fan(ダルトン)参考画像、アンティーク調扇風機(コイズミ)参考画像
[編集] 復古調風が特徴の食品
- 復刻堂シリーズ(ダイドードリンコ) - 自社他社問わず、過去に日本国内で製造・販売されていた飲料品(特定ブランドから、特にブランドを特定しないものまで)を再現製造・販売し、注目されている。
- コカコーラクラシック(コカコーラ)
- バヤリース - 1999年以来、商品ラベルから姿を消したマスコットキャラクター「バヤリース坊や」(通称バヤ坊。1959年生まれ)を、2002年より復活させた。
- こどもびいる・謹製サイダア(清酒風)(友桝飲料)、こどもののみもの(サンガリア)、よいこの泡びぃ(ハタ鉱泉)
- 金華サイダー(金華山醸造)、横浜ラムネ(川崎飲料)、北海道ビートサイダー セピアのしげき(丸善市町植苗工場)、みやざき地サイダー(宮交ショップアンドレストラン)、キリシマサイダー・かすていらサイダー(友桝飲料、田浦商店)、スワンサイダー(復刻版)・湯あがり堂サイダー(友桝飲料)、昭和サイダー(サンガリア)
- ボンカレー(大塚食品) - 松山容子のパッケージのもの
- オリエンタル即席カレー、オリエンタル即席ハヤシドビー、マースカレー、マースハヤシ(いずれもオリエンタル (食品メーカー))
- グランド・マザー・カレー(CoCo壱番屋)
- チキンラーメン(日清食品)
- 小梅ちゃん(ロッテ)
- 花椿ビスケット(資生堂) - 公式HP
- ヴェルタース オリジナル(森永製菓、オリジナルはドイツ菓子メーカーであるストーク) - 子供の頃、当時の自分の祖父からもらっていた同バターキャンディを、今度は自分の孫に与えて喜ばれていると初老の外国人が語る内容のCM。
- ボンタンアメ・パイナップルアメ(セイカ食品)、松山製菓粉末ジュース(フレッシュソーダ、アメリカンコーラ、パックジュース(パイン味、グレープ味、イチゴ味、メロン味、オレンジ味の5種類。非炭酸)) - 包装デザインは発売開始時の物から殆ど変えられていない。
[編集] 復古調風が特徴の医薬品・化粧品
[編集] 玩具にみる復古調・懐古趣味
- LSIゲーム『ゲームロボット21』(ハナヤマ) - 1980年前後に発売されていたゲームロボット9(タカトクトイス)の機能向上復刻版。
- 雑誌『大人の科学』(学研) - 電子ブロックやメカモが付録として復刻された。
- 超合金魂、ポピニカ魂、ソフビ魂、S.I.C(Super Imaginative 超合金) ※ 4シリーズ全てバンダイ - 同じようなコンセプト商品として、新世紀合金(アオシマ)
- ミクロマン・マグネパワーズ、ミクロマン200X(どちらもタカラトミー)
- ネオ変身サイボーグ、変身サイボーグ99、復刻版 変身サイボーグ(タカラトミー)
- ラジコンプラモ『ゴジラ』復刻版(東京マルイ)、ラジコンフィギュア『ゴジラ』『モスラ』(東京マルイ)
- 食玩『タイムスリップグリコ』(グリコ)、食玩『昭和おもひで温泉』(タカラ)
- ザ★昭和テレビジョン(タカラ) - 実際に映る1.5インチテレビが附属。紹介HP
- タイムトリップシリーズ『昭和銀座ジオラマ』(バンダイ) - 公式HP
- 週刊 Nゲージ ジオラマ製作マガジン『昭和の「鉄道模型」をつくる』(講談社) - 公式HP
- 隔週刊『和風ドールズ・ハウス 伝統旅館をつくる』(ディアゴスティーニ) - 公式HP
- フラワーロック2.0(タカラトミー、三洋電機)
- ホームジュークボックス(セガトイズ) - 公式HP
- レトロゲームソフト - プロジェクトEGG(D4エンタープライズ)、ファンタシースターオンライン(セガ)、メガドライブ プレイTV(セガトイズ)。他、ファミコンミニ、ゲームボーイギャラリー、バーチャルコンソール(前三品、いずれも任天堂)
[編集] 懐古を観光資源にした取り組み
[編集] 自治体主導
[編集] 町興し
- 青梅(東京都)、夕張(北海道) - 昭和初期風の映画看板が町のあちこちに
- 三丁目の夕日祭り(北海道釧路市) - 2008年9月27日~28日の二日間、第一回開催。1970年代の釧路市中心街「十字街」復活がテーマ。北海道中小企業同友会釧路支部が中心となり主催。数年前に閉店となった市内名門老舗キャバレー銀の目 一日限定復活など。
- 喜多方レトロ横丁(福島県喜多方市) -7月末の土日二日間。2005年から開催。
[編集] 企業主導
- 新横浜ラーメン博物館 - 1994年3月6日に開館。館内のメインスペースは1958年頃の下町を再現。
- 札幌ら~めん共和国
- 雁来街道・路地裏横丁(イオン札幌苗穂ショッピングセンター)、旭川浪漫村(イオン旭川西ショッピングセンター)、縁起町一丁目(イオン扶桑ショッピングセンター)、ネオ・レトロ館(イオン高松ショッピングセンター)
その他の施設については「レトロテーマパーク」、及び「昭和ノスタルジー#町興し・テーマパークへの活用」も参照の事。
[編集] 懐古の影響
- 温泉街では、浴衣を着て下駄を履くことが好まれている。一時期はださい、みっともない、安っぽいなどといわれた格好だが、最近では見直された。
- 花火大会や祭りで浴衣に下駄という服装が好まれるようになった。色鮮やかな浴衣を着ることを憧れにする人も多い。下駄の鼻緒も「痛いから」という理由で敬遠されていたが、和装が再認識され、好まれている。
[編集] 懐古趣味を扱った作品
- コミックス・アニメ「銀河鉄道999」(作:松本零士)
- コミックス「大正野郎」(作:山田芳裕)
- コミックス「大市民・番外編CLASSIC GARAGE」(作:柳沢きみお)
- コミックス「大東京ビンボー生活マニュアル」(作:前川つかさ)
- コミックス「菜」、「菜〜ふたたび〜」」(作:わたせせいぞう)
- コミックス・アニメ「夢使い」、コミックス「ディスコミュニケーション」(作:植芝理一)
- コミックス・映画「ゼブラーマン」(作:山田玲司)
- コミックス・ドラマ・映画「エコエコアザラク」(作:古賀新一)
- コミックス・映画『20世紀少年』(作:浦沢直樹)
- コミックス・アニメ「キテレツ大百科」(作:藤子・F・不二雄)
- 小説・映画「1984年」(作:ジョージ・オーウェル)
- 小説・映画「ソイレント・グリーン」(作:ハリイ・ハリスン)
- 原作名は「人間がいっぱい」。
[編集] 関連項目
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