両替

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両替(りょうがえ)は、異種の通貨間あるいは同一通貨の紙幣硬貨間で、等価または手数料を収受して交換すること。法的には売買契約の性質と交換契約の性質を併せ持った一種の混合契約と理解されている。

日本円と米ドルの交換など他通貨(外貨)との交換は、特に「外貨両替 (foreign exchange)」と呼ばれる。

目次

[編集] 概要

貨幣経済が発達すると、同一国内でも地域によって別種類の貨幣が用いられたり、近隣の国々の貨幣が自国に流入する場合が発生した。こうした複数の価値体系を持つ通貨間の交換を行うための両替の必要性が発生した。また、異なる価値体系下にある通貨の授受を受けた場合に、一般人ではその真贋・品位の判定を行うことは困難であり、専門家の協力を必要とした。更に貨幣の流通量に応じて交換比率は変動して貨幣相場が形成されることとなる。このために、貨幣を「商品」として扱う専門の商人・両替商が必要とされ、世界各地で類似の職業が登場したのである。

なお、日本語における「両替」の語源は近世に砂金、練金などの金地金を鑑定して秤量銀貨に引き替えるという南鐐替(なんりょうがえ)、あるいは量目替(りょうめがえ)であるとされる[1]。また江戸時代に両替商で、「一両小判を、丁銀および豆板銀(銀六十前後)、または一文(銭四貫文前後)に換(替)えた」ことに由来するとする説もある[2]

日本では、国際空港銀行を除いて外貨を取り扱うことがほとんどないため、日本円相互の交換を指すことが多いが、他の国では外貨両替を指すことも多い。とくに大都市や観光地では、外国人旅行者相手の外貨の両替を業とする「両替商」が少なからず存在する。

[編集] 同一通貨間の両替

同一通貨の場合は、1万円札を1000円札10枚に交換するなど、等価のより小さい単位の通貨に変更することが多い。この場合「(お金を)崩す」、「(お金を)細かくする」ともいう。

昭和後期ごろまでは、東京駅・上野駅のような大きな駅の構内には1%~5%程度の手数料で高額紙幣から小額の通貨に(日本円間の)両替を行う両替所が存在した。 2000年代に入ると、日本の金融機関では同一通貨間の両替においても手数料を徴収するところが増加している。手数料は49枚または50枚程度までは無料であることも多いが、りそな銀行のように1枚から手数料を徴収するところもある。(なお、「50枚」は硬貨を包装するときの単位となる枚数である)。

[編集] 外貨両替

銀行や両替商での外貨両替は、報道で報じられる為替レートに対して10%ほどの手数料(コミッション)を加算していることが多い。 もし、報じられた為替レートが1ドル = 110円であれば、

  • 円からドルに対しては1ドル = 120円程度で両替される。
  • ドルから円に対しては1ドル = 100円程度で両替される。

詳細は為替レートを参照。 また、金券ショップでの外貨両替は、外貨「販売」または外貨「買取」と称して行われている。これは、金券ショップはあくまでも「古物商」であり、両替商の許可は取っていないからである。

[編集] パチンコの景品交換

詳細は「パチンコ#景品交換」を参照

パチンコ店でゲームの結果客が獲得した玉またはメダルを、店外の景品交換所で現金と替えることができる特殊景品に交換し、最終的に現金化する行為も両替と呼ばれる。

[編集] 参考文献

  1. ^ 三井高維編 『新稿 両替年代記関鍵 巻二考証篇』 岩波書店1933年
  2. ^ 日本銀行金融研究所貨幣博物館 わが国の貨幣史

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月26日 (月) 03:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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