函館競馬場

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函館競馬場
パドックとスタンド
パドックとスタンド
施設情報
所在地 北海道函館市駒場町12-2
開場 1896年
所有者 日本中央競馬会
管理・運用者 日本中央競馬会
コース
周回 右回り
馬場 芝・ダート
  

函館競馬場(はこだてけいばじょう)は、北海道函館市にある中央競馬競馬場である。

目次

[編集] 競馬場概要

  • 所在地:函館市駒場町12-2
  • 駐車場:有料
  • 入場料金:一般席100円、A指定席1000円、B指定席600円[1]
  • 在宅投票システム:詳細記事を参照。
  • 電話投票用競馬場コード:02#

例年、夏季「北海道シリーズ」の前半戦として6月中旬-8月上旬に2回・16日間開催している。全て第3場開催として扱われるが、平場も含めた多くのレースで関東(美浦)所属と関西(栗東)所属の馬や騎手が混在する。

かつてはホッカイドウ競馬も開催していたが、1998年門別競馬場が開設されたことに伴い1997年度を最後に開催権を返上したため、馬場を使用してレースが開催されるのは上記の期間のみとなった。

JRAでは非開催時も場外発売所「パークウインズ」として使用している。また、従前より行われていたホッカイドウ競馬の場外発売はスタンド改築工事のため2008年に終了し、以降はAiba函館港町にて引き続き場外発売を行っている。なお、スタンド改築工事終了後に場外発売が再開されるかは未定。

2008年9月から2010年5月までスタンド改築工事を行っているため、2009年は場外発売・払戻業務のみ行われ、開催は全て札幌競馬場に振り替えとなった[2]

なおこれまでは検疫厩舎がなく、函館競馬場で実施される重賞競走は国際競走に指定されていなかったが、2009年より函館スプリントステークス函館記念が、2010年より函館2歳ステークスがそれぞれ国際競走に指定される。ただし前述の通り2009年は函館競馬場で開催を行わないため、函館競馬場での国際競走は開催が再開される2010年以降になる。

ダートコースの内側には調教用のウッドチップコースが設けられている。これはかつて中央競馬に所属していたアラブ系競走馬の調教コースだったものを改修してできたもので、競馬場にある調教施設としては函館競馬場のみ設置されている。

中央競馬の競馬場では唯一、スタンドから海(津軽海峡)を臨むことができる。また、函館空港の滑走路の延長線上に位置するため、通常時は空港に飛行機が着陸する様子が間近に見られる。

[編集] コース概要

芝コース・ダートコースとも向正面に約3mの上り坂があるものの、直線は平坦な右回りコース。

ゴールまでの直線は中央競馬で一番短い。障害コースは現在設置されていないが、終戦直後頃までは設置されており、馬場中央には襷コースがあったほか、1・2コーナーでは、平地コースの外側に出て、現在の厩舎地区を外寄りに通るコースとなっていた。競馬場の敷地形状は、当時の名残である。

1994年のコース改修工事でスパイラルカーブが導入され、コーナーが曲がりやすくなった。また、芝コースも札幌競馬場と同様の洋芝へと変更された。

芝コース改修前の路盤は芝の生育を最優先に考え、野芝に畑の黒土という構成であったが、この路盤では晴天が続くとカラカラに乾いた硬い馬場になり、逆に雨が降ると水はけが悪いために泥んこの不良馬場になっていた。1988年に函館記念 (JRAGIII) でサッカーボーイが記録した芝2000mのレコードタイム(1分57秒8)は当時の日本レコードとなる破格のタイムであったが、この硬い馬場もひとつの要因である。

なお、コース改修後最初の開催は1開催(当時の9月開催)限定で行われ、芝コースは育成の関係で使用せず、ダートコースのみで行った[3]

馬により洋芝コースに対する適性が異なるため、道外の競馬場で結果を残せなかった馬が函館競馬場で好走する場合がある。同様に洋芝を採用している札幌競馬場でも同じ傾向がみられる。

[編集] 芝コース

  • 1周距離:Aコース1627m、Bコース1652m、Cコース1677m
  • 直線:262m
  • コース幅員:Aコース29m、Bコース25m、Cコース21m
  • フルゲート:1000mは14頭、1700mは12頭、その他は16頭(いずれもAコース使用時)
  • 距離設定:1000m、1200m、1700m、1800m、2000m、2600m
    • 芝1700mのコース設定は、1994年以降使用されていない。

[編集] ダートコース

現在行われている中央競馬について記す。

  • 1周距離:1476m
  • 直線:260m
  • コース幅員:20m
  • フルゲート:1700mは13頭、その他は12頭
  • 距離設定:1000m、1700m、2400m

[編集] 発売する馬券の種類

全レース100円単位。
○…発売 ×…発売なし

単勝 複勝 枠番連複 枠番連単 馬番連複 馬番連単 ワイド 3連複 3連単
×

[編集] 歴史

函館における競馬開催は、1875年6月15日に函館招魂社(現在の函館護国神社)例大祭の際に行われた祭典競馬がルーツであるとされ、現競馬場が設置される前は1883年より函館市海岸町に開設した馬場で競馬を開催していた。

  • 1896年 - 函館共同競馬会によって柏野(現駒場町)に建設された。当時のコースは1周550(約1000メートル)。
  • 1944年 - 施設が高射砲陣地に利用された。
  • 1991年 - 馬番号連勝複式勝馬投票券(馬連)を中央競馬で初めて発売開始。
  • 1996年 - 施行100周年の記念競走が施行された。
  • 2004年 - 薄暮競走を中央競馬で初めて開催[4]

[編集] アクセス

[編集] 市電

[編集] 路線バス

上記のほか、開催時は競馬場正門より各方面に有料の臨時バスを運行する。

  • 昭和営業所行(五稜郭電停前・ガス会社前・五稜郭駅経由)
  • 函館駅前行(五稜郭電停前・梁川町・中の橋経由)
  • 日吉営業所行(湯倉神社前・花園町経由)

[編集] タクシー

  • 函館駅より約20分。
  • 函館空港より約20分。

[編集] 主な競走

前述の通り、2009年は開催が札幌競馬場に振り替えられるため、重賞競走は全て札幌で施行される。

GIII
JpnIII
特別競走


特別指定交流競走

北海道シリーズでは、地方競馬との交流競走が数多く組まれている。特に2歳戦では、この時期としては異例の「500万下条件戦」を設けるなど、特別扱いで交流競走に力を入れている。地方馬は岩手などからの参戦もあるが、ホッカイドウ競馬からの参戦が最も多く、レースによってはJRAのレースにもかかわらず、出走馬が全馬ホッカイドウ競馬の所属馬というレースもある。ホッカイドウ競馬の調教師にとっても、ここで芝コースの適性を判断してから、今後の参考にすることも多い。

この背景には、以前のように2歳新馬戦を北海道だけで先行させず、道外で同時開催されている競馬場でも夏競馬から2歳新馬戦を一斉に始めるようになったため、各競馬場に2歳馬が分散するようになったこと、また2回札幌開催に入ると、道外では秋の中山・阪神開催が始まるためここでデビューする2歳馬も多くいることから、JRA所属の2歳馬だけでは出走頭数を揃えにくくなっているという事情もある。

[編集] レコードタイム

  • †は基準タイム。
  • 2008年8月10日終了現在

[編集] 芝コース(2歳)

距離 タイム 競走馬 性別 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0.57.2 ハギノトップレディ 52kg 上野清章 1979年8月12日
1200m 1.09.8 アグネスワールド 53kg 武豊 1997年7月27日
1700m 1.43.8 ウインストーン 53kg 菅原隆明 1986年8月30日
1800m 1.51.3† センターライジング 53kg 四位洋文 1995年9月3日

[編集] 芝コース(3歳以上)

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0.57.0 ソロシンガー 牝4 53kg 四位洋文 1997年6月22日
1200m 1.08.4 シンウインド 牝4 55kg 武豊 1988年8月14日
1700m 1.41.0 ケイシュウリイダー 牡4 57kg 田島良保 1983年8月14日
1800m 1.46.0 ボールドノースマン 牡4 56kg 柴田政人 1988年8月7日
2000m 1.57.8 サッカーボーイ 牡3 56kg 河内洋 1988年8月21日
2600m 2.40.4 ユーザーヒストリー 牝4 54kg 横山典弘 2000年6月10日

[編集] ダートコース(2歳)

距離 タイム 競走馬 性別 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0.59.1 ゼットサンサン 54kg 松田大作 2008年6月29日

[編集] ダートコース(3歳以上)

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0.57.7 エピグラフ 牡3 54kg 松永幹夫 2000年7月23日
1700m 1.43.2 シンコウスプレンダ 牡8 59kg 横山典弘 2002年7月14日
2400m 2.34.7 イスカンダル 牡3 54kg 四位洋文 2004年7月24日

[編集] ホッカイドウ競馬を発売する場外発売所(北海道内)

運営主体が異なる発売所の間では、馬券の払戻に互換性がない。
ハロンズ名寄・ハロンズ釧路・ミントスポット北見では、3連複・3連単を発売しない。

[編集] 脚注

  1. ^ 指定席料金には入場料100円が含まれる。入場無料の場合はそれぞれ100円割引される。
  2. ^ 例年の1回函館開催と2回函館開催のうち4日分を「第1回札幌開催」として、2回函館開催の残り4日分と1回札幌開催8日分を「第2回札幌開催」としてそれぞれ12日ずつ開催。なお、例年の2回札幌開催8日分は、1月の中京開催に2日分(3月の中京開催から4日分をあわせて6日間開催)と、9月の4回新潟開催に6日分振り分けられた。
  3. ^ 当時8月にあった第1回開催相当分は3回札幌開催として振り替えられ、函館記念も札幌競馬場で施行された。
  4. ^ 薄暮競走はその後札幌競馬場などでも行われるようになった。
  5. ^ ばんえい競馬発売時は「ハロンズ苫小牧」と呼称。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月12日 (月) 02:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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