日産・エクストレイル

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エクストレイル (X-TRAIL) は、日産自動車が製造・販売するSUV型の乗用車である。生産は九州工場が担当。

目次

[編集] 概要

「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで登場した(FF仕様もある)。エクストレイルと同じ車台を共有しているデュアリスはオンロード走行に重きを置くのに対し、エクストレイルはオフロード走行に重きを置く。欧州の日産のホームページでもデュアリスはクロスオーバーに分類しているが、エクストレイルは4×4としてパスファインダー(テラノ)と同じ分類にしている。

世界167か国で80万台以上が販売されておりトヨタ・RAV4ホンダ・CR-Vに対抗する世界戦略車である。ライバル車たちがより高級車指向に向かってモデルチェンジを果たす中、エクストレイルは初代のコンセプトを貫き、他社の車とは違ったオフロード重視のキャラクターを維持している。しかし、乗用車タイプの位置づけであり、日産・サファリ(水深渡河性能700mm)のようにヘビーデューティー仕様ではないため、悪路走破性能の指標の一つである水深渡河性能(冠水性能)は300mm程度と普通乗用車並みなところがある。

欧州ではクリーンディーゼルのグレードのみのため、販売価格はデュアリス(キャシュカイ)よりずっと高くなる。また北米市場においては初代がカナダ・メキシコで販売されていたが、2007年秋にデュアリス(キャシュカイ)の北米版日産・ローグが発売され、エクストレイルの北米販売は終わった。

2001年から2008年まで連続で日本国内におけるSUV形乗用車販売台数第1位の座を獲得している(2009年4月現在)。

[編集] 歴史

[編集] 初代 T30型(2000年-2007年)

日産・エクストレイル(初代)
T30型
後期型(2003年6月-2007年8月)
 
 
後期型リア
 
エクストレイルFCV
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2000年-2007年
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5人
 
ボディタイプ 5ドアSUV
 
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
 
エンジン QR20DE 2.0L 直4 150ps
SR20VET 2.0L 直4 280ps
 
モーター {{{モーター}}}
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 4速AT (E-ATx)
5速MT
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション 前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架パラレルリンクストラット式
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 4,445 - 4,510mm
 
全幅 1,765mm
 
全高 1,675/1,750mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2,625mm
 
車両重量 1,340 - 1,480kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
 
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継 {{{後継}}}
 
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
 
車台共有車 日産・MSプラットフォーム
 
同クラスの車 {{{同クラス}}}
 

日本仕様は2000ccガソリン車(QR20DEエンジン搭載の自然吸気と、SR20VETエンジン搭載のターボ)だけだが、ヨーロッパではディーゼル車も設定されている。また、アジア、オーストラリア、中近東では2500ccガソリン車(QR25DEエンジン搭載)が設定されている。

4WDシステムは「オールモード4X4」。

2000年9月
パリサロンにコンセプトカー「X-TRAIL」を出展。
2000年11月13日
同年10月に発表されて、11月13日に販売を開始した。エンジンルームに横置きされるエンジンは、直列4気筒DOHCのQR20DE型およびSR20VET型の2機種。センターメーター、樹脂製フロントフェンダーなどを装備。オーテックジャパンによる、専用フロントグリル一体フロントバンパー、丸型ヘッドランプなどを装備する特別仕様車「style-AX」を発売。
2001年2月6日
直列4気筒インタークーラーターボエンジン、SR20VET型を搭載した「GT」を発売。専用のフロントバンパー、大型フロントグリルが装備された。
2001年10月1日
専用シート、キセノンヘッドランプ、マッドガードなどを装備する新グレードの「St」、「Xt」およびオーテックジャパンによる、専用バンパー・内装仕様を装備する特別仕様車「ライダー」を追加。
2002年1月
第24回トタール・アラス・マドリード・ダカール・ラリーにR50型テラノをベースにVQ35DEを搭載して、VQ35DE搭載D22型ピックアップ、VQ35DE搭載R50型テラノとともに参戦。6月、第7回北京国際モーターショーに出品。10月、「Stt」「Xtt」およびオーテックジャパンによる専用バンパー・内装仕様を装備する特別仕様車「アクシス」を追加。12月、高圧水素式燃料電池車「エクストレイル FCV」の国土交通大臣認定を取得。日本国内公道走行試験を開始。
2003年6月9日
マイナーチェンジ。フロント・リアバンパー、フロントグリルの形状が変更され、CIも現行のものに変更された。同時にポップアップステアリングなどの仕様・装備の向上の他、グレードの見直しが実施された。
2003年9月
第60回フランクフルトモーターショーに「X-TRAIL FCV」を出展。
2003年10月
第37回東京モーターショーに「X-TRAIL FCV」を出展。
2003年12月
同年11月に「X-TRAIL FCV」03年モデルの国土交通大臣認定を取得したのを受け、限定リース販売を開始。02年モデルに対し、最高速度および航続距離が向上している。2004年にコスモ石油神奈川県、および横浜市へ納入された。
2004年1月
インドニューデリーにて開催された第7回「Auto Expo」に出展。
2004年5月11日
2003年のマイナーチェンジ以降廃止されていた「St」と「Xt」を追加。キセノンヘッドランプ、前席ヒーター付シート、フロントバンパー組込みフォグランプ、マッドガードなどを装備した。
2004年8月
インドにて販売開始。
2004年9月
パリサロンに「X-TRAIL FCV」2003年モデルを出展。
2004年11月
AMVシャムロックラリー(モロッコ)T2クラスに参戦。総合優勝および総合4位(T2ガソリン車クラス2位)。
2004年12月24日
「St」と「Xt」を廃止し、「Stt」と「Xtt」を追加し、アームレストスルー機構付大型リヤシートアームレスト、前席ヒーター付シート、キセノンヘッドランプ、後席リラックスモード付ヘッドレストなどを装備。同時に「GT」を一部改良し、17インチアルミロードホイール、インテリジェントキー、後席リラックスモード付ヘッドレストなどが装備された。
2005年2月
パキスタンへ輸出開始。
2005年4月
「オート上海 2005」に「X-TRAIL FCV」を出展。
2005年12月14日
一部改良を実施。「Stt」と「Xtt」に、2Lのペットボトルが3本収納できる「シートバックXポケット」を新たに設定、「ハイパールーフレール」を標準装備した。また、2006年1月から改定される灯火器技術基準に適合させるために、全グレードにヘッドランプレベライザー、ハイマウントストップランプを標準装備。同時に特別仕様車「スクラッチガードコートエディション」を追加。世界で初めて、塗装表面の擦りキズ痕が復元するクリヤー塗装「スクラッチガードコート」を採用。
2006年11月15日
一部改良。「Stt」と「Xtt」を廃止。「Sドライビングギア」を追加。ボディ色に「アイアングレー」を追加し全7色になった。同時に特別仕様車として「Xエクストリームレザー」を追加し、タン色本革シート、木目調パネルなどを装備した。
2007年2月19日
神奈川都市交通にエクストレイルFCVのハイヤーを納入。日本で初めての燃料電池車のハイヤーとなった。
2008年7月23日
ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(オールドコース)にてエクストレイルFCVのタイムアタックを実施、最速タイムは11分58秒を記録。燃料電池車としては最速の記録となる[1]


[編集] 2代目 T31型(2007年-)

日産・エクストレイル(2代目)
T31型
フロント
 
 
リア
 
車内
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2007年-
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5人
 
ボディタイプ 5ドアSUV
 
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
 
エンジン MR20DE 2.0L 直4 137ps
QR25DE 2.5L 直4 170ps
M9R 2.0L 173ps
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 エクストロニックCVT
エクストロニックCVT-M6
6速MT
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション 前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架マルチリンク式
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 4,590mm
 
全幅 1,785mm
 
全高 1,685/1,770mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2,630mm
 
車両重量 1,430 - 1,530kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
 
 
別名 {{{別名}}}
 
先代 {{{先代}}}
 
後継
 
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
 
車台共有車 {{{同車台}}}
 
同クラスの車 {{{同クラス}}}
 

プラットフォーム日産・Cプラットフォームを使用し、エンジンは2000ccのMR20DEと2500ccのQR25DEが設定され、4WDの20Xにはシリーズ唯一となる6MTの設定がある。同時に、20S・25Sをベースとしたオーテック扱いのアクシスもラインアップされている(ただし、ハイパールーフレールのオプション設定はない)。アクシスには専用色としてシャンパンゴールドも設定される。なお、ターボ車は平成17年排出ガス規制に適合しないため今回のFMCを機に廃止された。2008年9月にはルノーと共同開発した2000ccターボのクリーンディーゼルが追加された。

4WD仕様のメカニズムが「オールモード4X4-i」に進化した一方、初代はメーター類がセンターメーターだったが2代目はごく一般的な運転席前に移動した。また初代で樹脂製だったフェンダーは生産性を向上させるため廃止された。 当初は大幅にデザインが変わるという情報があったが、初代モデルのデザインが好評だったためキープコンセプトでのモデルチェンジとなった。もちろん、この車の売りである「ポップアップステアリング」(20X・25XのCVT仕様車のみ)(先代T30後期型ではチルト調整機構とテレスコピック調整機構が装備されていたが、T31型ではテレスコピック調整機構が廃止されチルト調整機構のみとなっている)や「フル防水インテリア」(オプションで通常のシート生地も選択可能)、「ハイパールーフレール」は使い勝手を向上させた上で二代目であるT31でも継承されている。

2007年3月
ジュネーブ・モーターショーで公開され[2]4月26日に日産自動車本社で日本仕様が公開された(プレス向けのみで一般公開はされていない)。欧州仕様とはフロントグリルが異なる。
2007年8月22日
日本で発売。また、10月頃に欧州でも発売された。なお、発売に先駆けて日産ではティザーキャンペーンを行っており、7月半ばごろから販売店で実車が展示されていた。
斜面での走行をサポートするヒルディセントコントロール(2WD車及びガソリンエンジンMT車を除く)と斜面発進をサポートするヒルスタートアシスト(4WD車のみ)を搭載。ボディには軽い傷なら時間が経つと修復する「スクラッチシールド」塗装を一部の色に採用(スクラッチシールドは旧型後期で採用されたスクラッチガードコートの進化版である)。
2008年9月4日
コモンレールディーゼルエンジンを搭載した「20GT」を日本で発売。オールモード4x4-iに6速MTの組み合わせのみでCVTの設定はない。欧州仕様がベースのため同仕様と同じフロントバンパーとグリル、そして後席中央の3点式シートベルト(後席中央の3点式シートベルトは、ガソリン車でもオプションで装着可能)が標準装備されるほか、防水シートはクロス(ジャージ)に変更される(ガソリン車ではオプション設定になっているもの)、ガソリン車では一部塗色のみの設定だったスクラッチシールドが全色に(ただし、20GTではデザートアンバーの塗色が選べない)設定される、テレスコピック・ステアリングが装備される(国内仕様では20GTのみの装備)、ガソリンMT車には装備されないヒルディセントコントロールが装備されるなど、ガソリン車とは装備内容に多少の違いがある。
2008年11月26日
小変更。プライバシーガラスやスクラッチシールドの全色標準装備化が実施され、外装色もデザートアンバーが廃止され計7色となった。同時に、特別仕様車の「St」、「Xt」、「DRIVING GEAR」を追加するとともに、オーテックジャパン扱いのアクシスにも足回り性能を向上させた「パフォーマンススペック」(4WDのみ)を追加。尚、Xt、StはそれぞれS、Xをベースに前後ヒーター付シート、ASCD(オートスピードコントロール装置)、マッドガードなどを装備した冬季仕様で、DRIVING GEARは18インチアルミホイールやサイドモール、20GTと同じファブリック/トリコット内装などを装備したスポーツ仕様である。
2008年11月3日
中国において、東風汽車有限公司がモデルチェンジして発売。
2009年1月29日
「20GT」が平成20年度第19回省エネ大賞、資源エネルギー庁長官賞を受賞。
2009年4月23日
2.0Lガソリン・4WD・CVT車の燃費性能を向上。CVTの制御変更等により「平成22年度燃費基準+25%」を達成。20Xの4WD・CVT車と20Xtは環境対応車普及促進税制の対象となった(20Sの4WD・CVT車と20Stはサンルーフの装着で環境対応車普及促進税制の対象となる)。
2010年
クリーンディーゼルエンジン搭載の「20GT」にAT車を追加予定[3]

[編集] エクストレイルクリーンディーゼル

世界で初めてポスト新長期規制に適合したエクストレイル20GTが、2008年9月から日本で販売を開始した。

すでに欧州に投入されている「ユーロ4」準拠のものにDPF粒子状物質減少装置)が新たに追加され、日本国内のポスト新長期規制にも前倒しで対応している。ルノーと共同開発したM9R型エンジンは、噴射圧1600バールピエゾインジェクターを持つコモンレール式直噴ターボディーゼルエンジンで、173PS の高出力に加え、V6 3.5Lガソリンエンジンなみの36.7kg·m という高トルクを、それぞれわずか 3,750 rpm と 2,000 rpm で発揮し、なおかつ低燃費をも実現した、エクストレイルシリーズ最高のハイパフォーマンスエンジンとなった。

従来のディーゼル車で問題となっていた騒音も、ガソリンエンジン同等に抑えられており、振動対策としてバランサーシャフトも備える。

高度な機構と精緻な制御により、高性能と低エミッションを両立しているが、装備に若干の違いがあるものの、これまでの最高価格車である2.5 L のガソリン車に比べ、約46万円高となっている。

組み合わされるトランスミッションは、当初は欧州仕様同様の6速MTのみであったが2010年春にAT搭載車が発売される。また、フロントグリルバンパーなどの外観も欧州向けと同様となっている。

同出力のガソリン車よりも二酸化炭素の排出量を抑え、3割ほどの燃費向上がなされており、その証として、バックドアにはクリーンディーゼ ル車専用の「dCi」エンブレムが装着されている。

なお、2009年4月から施行された「環境対応車普及促進税制」により、この20GTは「次世代環境車」として自動車重量税自動車取得税が全額免税される(現行の日産車では唯一の全額免税対象車でもある)。


[編集] 車名の由来

車名の由来は、「X」はスノーボード、スケートボード等、若者に人気のスポーツ競技であるX-treme (=extreme) sportsに由来する。「TRAIL」は、足跡、オフロード、荒れた道などを表わしている。「X-TRAIL」は、その2つの言葉をかけ合わせた、4×4のイメージとしての造語。

[編集] スポーツイベント

車名にかけてエクストリームスポーツのイベントを複数支援している。

[編集] 脚注

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月16日 (水) 14:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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