日産・シーマ

日産・シーマの最新ニュースをまとめて検索!

シーマ (CIMA) は、日産自動車が生産・販売しているフルサイズラグジュアリーセダン。日産のオーナーズカーとしては上級車両とされている。

4代目となる現行型には、同じプラットフォームからの派生車種として日産自動車のフラグシップモデルプレジデントがある。

目次

[編集] 概要

バブル景気絶頂期にY31セドリック/グロリアプラットフォームを共有する上級派生車種として登場。 初代は、販売チャンネルごとに「セドリック・シーマ (CEDRIC CIMA) 」(ローレル販売会社=日産モーター系列)、「グロリア・シーマ (GLORIA CIMA) 」(スカイライン販売会社=日産プリンス販売系列)として販売された。

ドメスティックモデルだった初代・2代目とは異なり、3代目以降は日本国内でも売られていたインフィニティQ45の後継車と言う位置付けになり、日産の海外専売高級車ブランドインフィニティチャンネルで「インフィニティ・Q」シリーズとして売られるグローバルカーとなった。

[編集] 歴史

[編集] 初代 FPY31型(1988年-1991年)

日産・セドリックシーマ(初代)
日産・グロリアシーマ(初代)
FPY31型
フロント
リア
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアハードトップ
エンジン V6 3L VG30DET/VG30DE
変速機 4AT
駆動方式 FR
サスペンション 前: ストラット
後: セミトレーリングアーム
ホイールベース 2,735mm
車両重量 1,640kg
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
データモデル 3.0 タイプII リミテッド
-このスペック表は試行運用中です-
1987年10月
東京モーターショーに出品。
1988年1月
販売開始。
セドリック/グロリアは5ナンバーサイズの車体であったのに対し、3ナンバー専用車体として登場。搭載エンジンはVG30DEV型6気筒DOHC NA・200ps(タイプI、タイプII)とVG30DET型V型6気筒DOHCターボハイフローセラミック式)255ps(タイプII-S、タイプIIリミテッド)の2機種(のちにレパード(2代目)にも搭載された)。ボディタイプはスタイルを重視し、ベースのセドリック/グロリアの主力モデル同様、センターピラーのない4ドアピラーレスハードトップであった。
元々日産の開発陣が、トヨタ・クラウンの3ナンバー版を開発しているとの情報を聞き急遽開発を開始、開発期間の関係でセドリック/グロリアとの同時発売は出来ずに半年遅れての発売になった。しかし、その半年の遅れ及びセドリック/グロリアとの印象を大きく変えた事で別格のイメージが付き、5ナンバーと3ナンバーのイメージを同じにしたクラウンとの差別化に成功した。デザインのモチーフは鎌倉(長谷)の大仏である。ボンネットに誇らしげにそえられるエンブレムはアカンサスの葉を模したものである。
国産車離れしたスタイリッシュな外観と動力性能の高さから、当時の国産同クラスセダンとしては異例に一般オーナードライバー向け要素が強い車種として人気を集めた。電子制御エアサスペンションのしなやかな乗り心地もさることながら、アクセルを踏みこんだときセミトレーリングアームサスペンション車らしくリヤを下げながら暴力的でいて静かな加速を見せるその姿は当時中高年の憧れとなり、爆発的に売れた。これは「シーマ現象」と呼ばれ、3ナンバー車ブームのきっかけとなる。それへの対応のためトヨタはあわててクラウンにV8モデルを追加したほどであった。その感動を忘れられない層のため、その後のモデルでもターボ搭載車をラインナップするが、世代を重ねるごとに徐々に廉価版としての位置付けが強くなっていく。
反面その車格および当時の経済情勢から社用車や個人タクシーにも採用されることも多く、用途によって後席居住性に課題を残すこととなった。
また、デジタルメーターもオプションで装備することができた。
1989年3月
パーソナル キーの材質をステンレスに変更。
1989年8月
マイナーチェンジ後タイプIIリミテッドAVマルチが追加される。ナビのアンテナが天井にあるためサンルーフの同時装着はない。その他バブルカーを象徴する豪華なオプションも多数用意される。


[編集] 2代目 FY32型(1991年-1996年)

日産・シーマ(2代目)
FY32型
後期型
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン V8 4.1L VH41DE
V6 3L VG30DET
変速機 4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: ストラット
後: マルチリンク
ホイールベース 2,815mm
車両重量 1,740kg
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
データモデル 4.1 タイプIII リミテッド
-このスペック表は試行運用中です-
1991年8月
FY32型にモデルチェンジ
車名を「シーマ」に統一。この代から後席居住性およびボディ剛性上有利なセンターピラーを持つ一般的なセダンのスタイルとなり、VH41DE型V型8気筒 DOHC 4,130ccエンジンが搭載される。敢えて税制上不利な4,100ccとしたのは、従来型で好評だったターボの強烈な加速感をシーマのアイデンティティのひとつと位置づけ、NAで実現するには排気量が4,100cc以上必要でありインフィニティQ45との販売政策上4,100ccとしたとのことである。FY32型ではエアサスペンションが廃止され、インフィニティQ45でも採用された油圧式アクティブサスペンションが用意された。インテリアはこの車の設計された時代が反映され、イタリア製高級車に見られるようなデザイン重視のアナログ時計、20箇所に設置されたライトが状況に応じて点灯するトータルコーディネート照明、国産車には珍しいタン色の本革内装など枚挙に暇がない。しかし保守的なデザインや(一説にはジャガーを意識したといわれている)、厚みのあるデザインと価格上昇、バブル崩壊等の影響で一頃の人気は無くなり、発売当初は不人気であった。しかし、各エアロパーツのメーカーがこの車専用のエアロパーツを開発していった影響もあり、先代を思わせるような人気を巻き返した。
1992年9月
アテーサE-TSを搭載した4WDシリーズ「S-four」が追加設定された。
1993年2月
オーナードライバー向けの「タイプ・ツーリング」を追加。鍛造アルミホイールやエクセーヌのシート地を標準で装備する。
1993年9月
マイナーチェンジ。先代同様のVG30DET型V型6気筒DOHCターボを搭載する「ツーリング」シリーズが追加される。後期モデルのエクステリアの変更はフロントラジエターグリル変更、コーナリングランプの設置に伴うフロントバンパーデザインの変更、トランクモールの追加などである。V8とターボの外見上の見分け方はV8エンブレム有無の他、トランクモールの色の違いであり、V8はシルバーメッキに対してターボはガンメタであった。
1995年5月
一部変更。運転席エアバッグを標準装備とし、「ツーリングAV」を追加。

[編集] 3代目 FY33型(1996年-2001年)

日産・シーマ(3代目)
FY33型
前期型
後期型
リア
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン V8 4.1L VH41DE
V6 3L VQ30DET
変速機 4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: ストラット
後: マルチリンク
ホイールベース 2,790mm
車両重量 1,870kg
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
データモデル 41LV S-Four
-このスペック表は試行運用中です-
1996年6月
FY33型にモデルチェンジ。
先代のイギリス製高級車的な控えめなデザインから一転してドイツ製高級車を髣髴させる量感あるデザインへ変更。初代と違い特徴のないデザインになってしまったため、ユーザーが逃げてしまったという事実もある。一部評論家からは「メルセデス・ベンツの模倣では?」との声もあった。一説では初代、2代目のいわゆるVIPカー的なネガティブなイメージを払拭するためのデザインとも言われている。搭載エンジンはVH41DE型およびVQ30DET型V型6気筒DOHC2987ccターボの2機種。日本車初となるSRSサイドエアバッグが全車に標準装備される。
グレード編成はラグジュアリー志向の「リミテッド」シリーズ(41LX、41LV、41L、30LV、30Lグレード)と、エアロパーツや専用サスペンションなどを装備したスポーティ志向の「グランドツーリング」シリーズ(41TR-X、30TR、30Tグレード)が存在し、上級グレードの41LXと41LVにはショーファードリヴン的要素を強めた「VIPパッケージ」を設定。
1997年1月
10周年記念車「10thアニバーサリー・グランドツーリング30リミテッド」「10thアニバーサリー・41リミテッド」を発売。専用色ミッドナイトパープル(30リミテッド)、ソニックシルバーツートン(41リミテッド)の他、本革シートなどを装備。
1997年9月
セドリック・グロリアのマイナーチェンジと合わせ一部改良。キセノンヘッドランプの標準装備化やそれまでブラウン管を使用していたインパネのマルチAVシステム画面をワイド液晶に変更、オドメーターも液晶タイプへ変更した。また、パッケージオプションだったVIPパッケージがカタロググレード化され(41LX VIP、41LV VIPグレード)、4WDがラインナップされる(41LV S-four、41LV VIP S-fourグレード)。VIPグレードには従来の装備の他、後席サイドエアバッグが追加された。
1998年1月
特別仕様車「41プレミアムリミテッド」発売。輸出仕様(インフィニティQ45)に用意されていたストーンベージュ色の本革シートを標準装備。通常のツートンカラーの他、特殊な塗り分け方の専用色ホワイトパール/シルバーコンビネーションが選べた。
1998年9月
マイナーチェンジ。ラジエータグリルの造形を変更したほか、リヤライセンスプレートガーニッシュを大型化、カラーバリエーションの変更など。インテリアでは日本車初のアクティブヘッドレストの採用、後部中央席に3点式シートベルトが装備された。
1999年7月
日本車で初めて自動ブレーキング機能をもつ車間自動制御システム(ミリ波レーダーセンサー採用)を搭載した「41LV-Z」を追加。
2000年4月
FY33型をベースとする先進安全研究車「日産ASV-2」を発表。
このモデルより北米向けインフィニティQ45と統合される。保安基準の違いで前後バンパーが大型化され、外観はラジエターグリル、ヘッドライトが4灯から2灯、ボンネットエンブレムがなくなる等、先代と違い日米仕様で大きな差異がある。とりわけ1999モデル以降の後期型ではトランク部のフィニッシャーが廃止され印象を異にする。

[編集] 4代目 F50型(2001年-)

日産・シーマ(4代目)
F50型
中期型(2003年8月-2008年2月)
後期I型(2008年2月-2009年1月)
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン V8 4.5L VK45DD/VK45DE
V6 3L VQ30DET
変速機 5AT/4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: ストラット
後: マルチリンク
全長 4,995(前期型)、5,120mm(後期型)
全幅 1,845mm
全高 1,490-1,505mm
ホイールベース 2,870mm
車両重量 1,720-1,920kg
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
派生車 日産・プレジデント
-このスペック表は試行運用中です-
2001年1月12日
フルモデルチェンジ。
搭載エンジンはVQ30DETV型6気筒DOHC2987ccターボとVK45DDV型8気筒DOHC直噴4494cc(日産初の直墳V8エンジン)の2種類。
小型のプロジェクターランプを中央に1つ、それを取り囲むように6つ配置された特徴的なヘッドライトが「バルカンヘッド」と呼ばれている。このヘッドライトはV6モデルには採用されていなかったので、ヘッドライトで搭載エンジンを見分けることができた。
ドアミラーウインカーを国産車で初めて採用したモデル。そのためドアミラー仕様はサイドマーカーが付かないが、フェンダーミラー仕様はサイドマーカーが付く。また、同日、特別仕様車「450XV リミテッドエディション」を発売。
また、現行型のCIを最初につけたモデルでもある。
2001年9月
特別仕様車「シーマ家庭画報バージョン」追加。
2001年12月25日
一部改良。助手席パワーオットマン機構などの採用拡大や、本木目・本革巻コンビステアリング、本木目フィニッシャー、電子キーの全車標準装備化など、仕様装備の充実を図る。
2002年1月22日
誕生15周年記念特別仕様車「15th Anniversary」を3月までの期間限定で設定。
2002年6月
BOSEサラウンドシステムオプション設定。第7回北京国際モーターショーに出展。
2002年9月27日
300Gにマルチプロジェクターキセノンヘッドランプとヘッドランプレベライザーを設定するとともに、「300Gグランドツーリング」を追加。なお、300GはNISMOのECU装着で50馬力アップする。 
2003年4月
上海モーターショーに出展。左ハンドル仕様の「シーマ」は中国市場のみに投入されている(現在は販売終了)。なお、中国仕様はフロントグリルに日産のCIが装着されており、フードオーナメントは取り付けられていない。
2003年8月26日
FRモデルのマイナーチェンジ。フロントグリルなど内外装の一部変更、「インテリジェントブレーキアシスト」、「前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルト」、「アクティブAFS」などの採用による安全装備の向上のほか、V8エンジンがVK45DE型へ変更され、直墳エンジンではなくなる。
2003年11月18日
4WDモデルのマイナーチェンジ。FRモデル同様「アクティブAFS」の採用などが行われた。
2007年2月1日
20周年記念限定車「450XV 20th リミテッド」を新設定。同年6月までの期間限定設定。「450XV」をベースに、レッド本木目フィニッシャー、本革シート、前席エアコンディショニングシート、後席パワーシートなどを採用した。
2007年7月
平成17年排出ガス規制に適合できないターボエンジンのVQ30DETの設定を廃止。
2008年2月7日
プレジデントと同時にマイナーチェンジ。
フロント・リアバンパーの拡大により全長5,120mmになる。フロントマスクは、今回のマイナーチェンジ用に独自のデザインが与えられる。テールランプは、フーガやスカイラインとよく似た、トランクリッド内にガーニッシュを配したインフィニティQ45後期型仕様となる。そのほか、ボディカラーに新色が設定されるとともにエクストレイルやフーガなどと同じスクラッチシールド加工仕様を全色に設定されるほか、インテリアの内装色の変更(エクリュ廃止、カフェラテ復活)となる。エンジン、ミッションなどに変更はない。ナビゲーションはDVDナビのままだが、新たにカーウイングス対応になりETCと共に全車標準装備(一部グレードではレス化も可能)となった。また、フェンダーミラーの設定を廃止した。
2009年1月14日
一部改良。安全対策のため、フードオーナメントが隆起タイプから埋め込みタイプに変更される。

[編集] 車名の由来

車名の由来はスペイン語で「頂上」、「完成」の意味。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月3日 (土) 07:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【日産・シーマ】変更履歴

ご利用上の注意