服飾

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服飾(ふくしょく)とは、人がその生まれたままの身体の上にまとう衣服装身具(装飾品)などのすべて。それは時代や文化によって変わっていくもので、またそれぞれの民族の住む環境により、手に入る入らないといった問題や、そうした生活上の条件に左右されての美的価値基準もありさまざまな文化的多様性がある。またその流行の変化は、スカートの丈のように周期的に変化していくこともあるし、水着のように露出化の一途をたどって来たものもあり、一概にこう変わっていくと決め付けることは難しい。

学術分野では被服学として確立されてきたため「被服」の用語を用いるが、その文化を取り扱う分野においては服飾文化などと「服飾」の用語を用いることが多い。言語的な両者の違いは、ものとしての「被服」と行為としての「服飾」ということになろうが、学問としての発展の中でこうした境界は薄れつつあり、被服学においてもその着用者との関係が重要視されている。

[編集] 服飾の変遷の原則

次のような原則で変遷される。(日本の服飾の変遷については和服の項において説明)

環境適応の原則
服飾は自然環境によって変化する。洋装は亜寒帯で進化したもので、熱帯における洋装は明らかに不適合なため、上着の省略、ワイシャツの半袖化等が起こってきている。
内因優越の原則
自分のしたい服飾(内因)をするため江戸時代の倹約令や学校の校則(外因)を出されてもなかなか従わない事。
漸変慣化の原則
だんだん変化させていけば少しずつ見慣れてくるという原則。スカートが輸入された当時はすそはくるぶしまであったがだんだん短くなってきていて、今ではミニスカートが通常服飾へと変化していること。
逆行変化の原則
服装には自然発生的なものと人為的発生なものがある。
自然発生的なものは機能的である、しかしだんだんと権威をあらわすために装飾が増え、重くなり、形式もできて、礼装へとなる。
人為発生的なものは形式的で装飾的である。しかし窮屈なためだんだん簡易的になり軽装化する。
これらの流れは交互に繰り返されることが多い。
模倣流動の原則
服飾は模倣によって変化する。雑誌やテレビなどにより流行を確認して取り入れること。
競進反転の原則
服飾がだんだんと華美になっていって、極端な形になると転換して質素になるか消滅するもの。ルーズソックスのたけの長さがだんだん長くなり太ももの上まできたら、流行が終わっていた事や、バロックからルネッサンスへの移行などがある。転換したからといって苗のように戻るわけでもない。
表衣脱皮の原則
表衣がなくなり、下着だったものが表衣化する変化のことである。十二単から小袖へ移行する様や背広の下着だったワイシャツが表衣になる事などがある。
形式昇格の原則
庶民の文化が貴族服飾へ反映されて礼装化される様。狩衣直垂、の礼装化がこれにあたる。
系列分化の原則
長く使うことでだんだん細分化される様を言う。羽織から半天法被が分かれるようなこと。
不用退行の原則
袖のボタンやスーツのえり部分などはどうしてあるのかがわからなくなってきている。そのためだんだん省略されつつある。
停滞残留の原則
山間部や離島部など文化の流入が少ない地域には昔からの服飾が残っていることがある。(とある地方でヤマンバルック、長ラン、くるぶしスカートがまだ顕在なことを確認)

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最終更新 2009年9月30日 (水) 05:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【服飾】変更履歴

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