東京臨海副都心
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東京臨海副都心(とうきょうりんかいふくとしん)は、東京都が策定した7番目の副都心であり、複数の特別区に跨がる442haのエリアである。
東京湾埋立地10号地に属する江東区有明と、同埋立地13号地に属する東京都港区台場・江東区青海・品川区東八潮からなる。全域が埋立地であり、東京都都市整備局と東京都港湾局が主に計画管理している。
公式愛称はレインボータウン。また、臨海副都心全体をさしてお台場と呼ばれることもある。都市景観100選受賞地区。2015年に全体の完成を目指している。
目次 |
[編集] 地区
主に、以下の4地区に分かれて計画・開発が行われている。
- 台場地区 (だいばちく、港区台場一・二丁目) - 通称:お台場
- 青海地区 (あおみちく、江東区青海一・二丁目及び品川区東八潮)
- 有明北地区 (ありあけきたちく、江東区有明一・二丁目)
- 有明南地区 (ありあけみなみちく、江東区有明三・四丁目)
[編集] 概要
江戸時代末期に黒船対策として造った大砲台場の建設が、この地区の埋め立ての始まりである。1940年(昭和15年)の東京港開港以来、本格的な突堤建設や埋め立てが始まった。船の科学館と隣接地で1978年から前期・後期およそ1年間開催された宇宙科学博覧会(宇宙博)では、1,100万人を超える来場者を集めた。この頃は一帯すべてが建設予定地であり、建物は船の科学館と海運企業の倉庫・コンテナ置き場・材木業者の作業場と事務所くらいしかなかった。
1979年(昭和54年)に、鈴木俊一都知事が就任すると、臨海副都心開発の検討が始まった。1979年(昭和54年)のマイタウン構想懇談会、1982年(昭和57年)の「東京都長期計画」、1985年(昭和60年)の「東京テレポート構想」、1986年(昭和61年)の「第二次東京都長期計画」である。
1995年(平成7年)、青島幸男都知事が就任。1996年(平成8年)3月からは、臨海副都心の大掛かりなスタートデモンストレーションも兼ねて「世界都市博覧会」の開催が予定されていたが青島都知事は、臨海副都心開発見直しを掲げ、世界都市博覧会を中止した。しかし開発計画自体を止めることは出来なかった。
1999年(平成11年)、石原慎太郎都知事が就任。開発事業を推進する方向で動いた。 1999年(平成11年)以降になると、ようやく建築物も増え始め、本社屋を当地に移転したフジテレビが牽引役となり、地元の活性化運動もあって大規模イベント会場の誘致が進んだ。近年ではアミューズメントやショッピング施設が次々に開業し、海の景色と広々した空間も手伝い、新しいファッショナブルなイメージを持つエリアとなっており、週末の気軽な観光地として賑わっている。
[編集] 歴史
- 1974年(昭和49年) - 船の科学館オープン。
- 1974年(昭和49年) - 潮風公園開園。
- 1979年(昭和54年) - マイタウン構想懇談会が行われる。
- 1982年(昭和57年) - 「東京都長期計画」発表。
- 1983年(昭和58年) - 有明テニスの森公園開園。
- 1985年(昭和60年) - 「東京テレポート構想」発表。
- 1986年(昭和61年) - 「第二次東京都長期計画」発表。
- 1987年(昭和62年) - 有明コロシアムオープン。
- 1987年(昭和62年) - 「臨海副都心開発基本構想」が決定され、開発が始まる。
- 1993年(平成5年) - レインボーブリッジ開通。首都高速11号台場線により都心と直結。
- 1995年(平成7年) - 青島幸男都知事により世界都市博覧会の中止が決定。
- 1995年(平成7年) - 東京都により、東京7番目の副都心に指定される。
- 1995年(平成7年) - ゆりかもめ開業。(新橋〜有明間)
- 1995年(平成7年) - テレコムセンター竣工。
- 1995年(平成7年) - 東京都水の科学館オープン。
- 1995年(平成7年) - 有明スポーツセンターオープン。
- 1996年(平成8年) - 東京臨海高速鉄道りんかい線開業。(東京テレポート〜新木場間)
- 1996年(平成8年) - 港陽小・中学校開校。にじのはし幼稚園開園。
- 1996年(平成8年) - 台場フロンティアビル竣工。
- 1996年(平成8年) - 青海フロンティアビル竣工。
- 1996年(平成8年) - 有明フロンティアビル竣工。
- 1996年(平成8年) - タイム24ビル竣工。
- 1996年(平成8年) - NTT有明センタービル竣工。
- 1996年(平成8年) - シンボルプロムナード公園開園。
- 1996年(平成8年) - ホテル日航東京オープン。
- 1996年(平成8年) - 東京ファッションタウン(TFT)オープン。
- 1996年(平成8年) - 東京ビッグサイト(東京国際展示場)オープン。
- 1996年(平成8年) - 水の広場公園開園。
- 1996年(平成8年) - 有明西ふ頭公園開園。
- 1996年(平成8年) - お台場海浜公園開園。
- 1996年(平成8年) - 港陽小・中学校開校。
- 1996年(平成8年) - デックス東京ビーチオープン。
- 1997年(平成9年) - フジテレビ本社屋が台場地区に移転。
- 1997年(平成9年) - 青海南ふ頭公園開園。
- 1998年(平成10年) - ホテルグランパシフィック・メリディアン(現ホテルグランパシフィック・ル・ダイバ)オープン。
- 1999年(平成11年) - パレットタウンオープン。
- 1999年(平成11年) - 東京ベイ有明ワシントンホテルオープン。
- 2000年(平成12年) - アクアシティお台場オープン。
- 2000年(平成12年) - メディアージュオープン。
- 2000年(平成12年) - 東京港湾合同庁舎竣工。
- 2000年(平成12年) - ディファ有明オープン。
- 2001年(平成13年) - トレードピアお台場竣工。
- 2001年(平成13年) - 日本科学未来館オープン。
- 2001年(平成13年) - 東京国際交流館オープン。
- 2001年(平成13年) - 産業技術総合研究所臨海副都心センター竣工。
- 2002年(平成14年) - りんかい線が大崎まで延伸され、全線開業。同時にJR埼京線との相互直通運転の開始により、渋谷・新宿・池袋の各副都心と直結される。
- 2002年(平成14年) - パルティーレ東京ベイウエディングビレッジ&スクエアオープン。
- 2002年(平成14年) - パナソニックセンター東京オープン。
- 2003年(平成15年) - 大江戸温泉物語オープン
- 2005年(平成17年) - 癌研究会有明病院竣工。
- 2005年(平成17年) - サントリー本社ビル竣工。
- 2006年(平成18年) - ゆりかもめが豊洲まで延伸され、晴海通りが有明地区に接続される。
- 2006年(平成18年) - かえつ有明中・高等学校開校。
- 2006年(平成18年) - TOC有明竣工。
- 2007年(平成19年) - フジテレビ湾岸スタジオ竣工。
- 2007年(平成19年) - 乃村工藝社本社ビル、台場ガーデンシティビル竣工。(台場地区の開発が完了)
- 2008年(平成20年) - 東京湾岸警察署が開署。
- 2008年(平成20年) - 東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾートとホテルトラスティ東京ベイサイドオープン。
- 2009年(平成21年) - 東京有明医療大学開学。
- 2009年(平成21年) - 有明教育芸術短期大学開学。
- 2009年(平成21年) - ホテルサンルート有明オープン。
- 2009年(平成21年) - 有明の丘開園予定。
- 2010年(平成22年) - プロパストによるオフィスビル「the soho」竣工予定。
- 2010年(平成22年) - 日本土地建物・大和ハウス工業によるオフィスビル竣工予定。
- 2011年(平成23年) - 有明小・中学校開校予定。
- 2011年(平成23年) - 産業技術研究センター竣工予定。
- 2011年(平成23年) - 海上保安庁等庁舎竣工予定。
- 2012年(平成24年) - 武蔵野大学有明キャンパス開設予定。
- 2012年(平成24年) - 三井不動産・サンケイビル・大和ハウス工業・フジテレビによる商業、オフィス複合施設竣工予定。
- 2012年(平成24年) - 東京建物による商業、オフィス複合施設竣工予定。
- 2012年(平成24年) - 森ビルによるオフィスビル、ミュージアム竣工予定。
- 2013年(平成25年) - パレットタウン跡地にトヨタ自動車・森ビルによる商業、オフィス、ホテル等の複合施設竣工予定。
- 2015年(平成27年) - 環状2号線が全面開通予定。有明地区と汐留、虎ノ門が直結される。
[編集] 主な施設
[編集] 台場地区
主要施設
商業施設
ホテル
オフィスビル
- FCGビル(フジ・メディア・ホールディングス、フジテレビジョン本社)
- 台場フロンティアビル
- トレードピアお台場
- ワールドヘッドクオーターズ
- 乃村工藝社本社ビル
- 台場ガーデンシティビル
- 太平洋セメント本社
公園
住宅施設
- シーリアお台場一番街
- シーリアお台場三番街
- シーリアお台場五番街
- トミンタワー台場一番街
- トミンタワー台場三番街
- トミンハイム台場五番街
- 都営台場一丁目アパート
- THE TOWERS DAIBA
学校
- 港陽小・中学校
- にじのはし幼稚園
[編集] 青海地区
商業業務複合施設
- オフィス、商業施設、イベント広場
(事業者 三井不動産、大和ハウス工業、サンケイビル、フジテレビジョン・2012年1月開業予定)
- オフィス、商業施設、イベント施設
(事業者 東京建物・2012年3月開業予定)
- オフィス、商業施設、都市ミュージアム、ライブラリー
(事業者 森ビル・2012年8月開業予定)
商業施設
- パレットタウン
- ヴィーナスフォート
- ヴィーナスフォートファミリー(旧・サンウォーク)
- MEGAWEB
- パレットタウン大観覧車
- Zepp Tokyo
- 東京レジャーランドパレットタウン店
(閉鎖後)
- オフィス、展示施設、ホテル、コンベンション施設、商業施設、エンタテイメント施設(観覧車含む)
(事業者 森ビル、トヨタ自動車・2012年5月一部開業予定、2013年7月全面開業予定)
オフィスビル
- テレコムセンター
- タイム24ビル
- 青海フロンティアビル
- フジテレビ湾岸スタジオ
- オフィス、店舗(事業者 プロパスト・建設中、2010年2月竣工予定)
- オフィス、研究施設、店舗(事業者 プロパスト、2011年11月開業予定)
研究・研修機関
公共施設
公園
[編集] 有明北地区
主要施設
商業施設
公園
公共施設
- 有明清掃工場
- 有明スポーツセンター
学校
- かえつ有明中・高等学校
- 東京有明医療大学
- 有明教育芸術短期大学
- 有明小学校(2011年開校予定)
- 有明中学校(2011年開校予定)
住宅施設
- オリゾンマーレ
- ガレリアグランデ
- ブリリアマーレ有明
- シティタワー有明(建設中、2010年3月竣工予定)
- 有明TT(東京建物・東武鉄道超高層マンション、建設中、2011年3月竣工予定)
[編集] 有明南地区
商業施設
- 東京国際展示場(東京ビッグサイト)
- 東京ファッションタウン(TFT)
- 大塚家具本社
- パルティーレ東京ベイウエディングビレッジ&スクエア
- パナソニックセンター東京
オフィスビル
ホテル
- 東京ベイ有明ワシントンホテル
- 東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾート
- ホテルサンルート有明(建設中、2009年6月25日開業予定)
学校
- 武蔵野大学有明キャンパス(2012年大学の一部を移転予定)
研究・研修機関
病院
公園
[編集] その他
[編集] 暫定施設の閉鎖
臨海副都心の土地のいくつかは東京都が暫定的な貸出を行っている土地であり、2010年6月に観覧車も含めたパレットタウン全体、2013年夏に大江戸温泉物語などの土地を返還する契約となっており、その他の施設も含めて幾つかの暫定施設の閉鎖が予定されている。なお、その他の暫定施設はパルティーレ東京ベイウエディングビレッジ&スクエア(2012年まで)と東京テレポート駅前のバーミヤンとサンクス(2013年まで)である。
臨海副都心地区の開発を進めていた90年代後半、バブル崩壊のあおりを受けてか、当時は交通の便も悪かった台場地区の買い手がつかなかった。そのため東京都が廉価で、10年間の期限をつけ土地を暫定的に貸し出したことによる。 結果として大成功を収めたパレットタウンを閉鎖することになり、利用者や都の幹部からも疑問の声が寄せられていた[1]が、同地区は現在パレットタウンでの事業を展開している森ビルとトヨタ自動車自身が814億円で購入することになり[2]、暫定施設であったパレットタウンから商業施設やホテル、オフィス、車の展示施設などを含む複合ビルや新型観覧車への建て替えが行われ、2013年に開業の予定である。
[編集] 臨海副都心を舞台とした作品
- 『踊る大捜査線』
[編集] 交通・地理
[編集] 鉄道
[編集] バス路線
[編集] 高速道路
- 首都高速湾岸線
- 首都高速11号台場線(レインボーブリッジ)
- 首都高速10号晴海線(建設中。将来的には都心環状線に接続予定)
[編集] 水上バス
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 2008年8月2日日本経済新聞朝刊、その他より
- ^ http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/10/20ia8200.htm 「臨海副都心青海ST区画の 進出事業予定者の決定について」 東京都報道発表資料、2008年10月8日閲覧
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年8月30日 (日) 06:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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