森永乳業

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森永乳業株式会社
Morinaga Milk Industry Company, Limited
種類 株式会社
市場情報
東証1部 2264
大証1部 2264
略称 森永乳
本社所在地 東京都港区芝五丁目33番1号
森永プラザビル別館
設立 1949年4月13日
業種 食料品
事業内容 牛乳ヨーグルトチーズアイスクリームなどの製造・販売
代表者 代表取締役会長 大野晃
代表取締役社長 古川紘一
資本金 217億0435万5355円
(2008年3月31日現在)
売上高 単体4286億2700万円
連結5512億7100万円
(2006年3月期)
総資産 単体2785億5200万円
連結3394億5600万円
(2006年3月31日現在)
従業員数 3,068人
(2008年3月31日現在)
決算期 3月
主要株主 森永製菓株式会社(10.53%)
関係する人物 雲田康夫、稲生平八、門前貢
外部リンク http://www.morinagamilk.co.jp/
  

森永乳業株式会社(もりながにゅうぎょう)は、日本における乳業会社の一つである。森永製菓とは兄弟会社で関係が深く、本社の所在地も同じだが、建物は異なる。

目次

[編集] 概要

現在のコーポレートスローガンは「おいしいをデザインする」。

森永乳業のロゴでは、「永」に旧字体を用いている(上の「丶」が「一」になっており、ランドーアソシエイツによりデザインされた)。この他にも、販売商品に記されている「森永乳業(株)お客さま相談室」の一文にも同じ旧字体が使用されている。

かつては乳業業界最大手のメーカーであったが、1955年6月頃より森永ヒ素ミルク中毒事件を引き起こし、雪印乳業に業界最大手の座を奪われる。しかし、この事件については、1970年まで因果関係を認めようとはしなかった。1974年、被害者・厚生省との話し合いにより財団法人ひかり協会が作られ、被害者を恒久的に救済し続けている。2000年、雪印乳業が食中毒事件を起こし、そのうえ子会社の不祥事が起きたため、明治乳業が業界最大手になり、2008年現在は業界2位(2007年3月期売上高は5782億円)。

競合会社として、明治乳業、雪印乳業、メグミルクが挙げられる。このうち、明治は旧明治製糖から明治製菓とともに分離・独立した企業で、森永と同様に一つの母体から「乳業」と「製菓」に分離しており、また設立時期が近く製菓と乳業の2部門間の歴史や商品構成が類似していることから、業績面でよく比較対象として挙げられる。なお、明治は2009年4月に明治製菓と経営統合し明治ホールディングスとなり、雪印乳業とメグミルクも同年10月に経営統合し雪印メグミルクとなる予定である。[1]

乳飲料やヨーグルトをはじめ、アイスクリームやデザート商品、栄養食品などを手がける。中でも、チルド飲料の「マウントレーニア」シリーズは、1993年に発売されたチルドカップコーヒーの元祖と言える存在であり、チルドコーヒー市場のシェアNo.1である。主力製品の「アロエヨーグルト」は2008年現在、累計44億個を販売。2008年度のモンドセレクションで金賞を受賞した。

デザート事業も好調であり、アイスクリーム部門ではユニリーバと提携した「エスキモー」で多様な製品を世に送り出し、業界首位を走っている。

[編集] 沿革

  • 1917年大正6年)9月1日 日本煉乳株式会社として創立される。
  • 1920年(大正9年)5月 森永製菓株式会社と合併。
  • 1927年昭和2年)9月 森永製菓株式会社煉乳部を分離し、森永煉乳株式会社設立。
  • 1929年(昭和4年)12月 「森永牛乳」発売開始。
  • 1933年(昭和8年)9月 「森永チーズ」発売開始。
  • 1937年(昭和12年)7月 「森永ヨーグルト」発売開始。
  • 1941年(昭和16年)5月 森永煉乳株式会社を森永乳業株式会社に改称。
  • 1942年(昭和17年)10月 森永製菓株式会社と合併。
  • 1943年(昭和18年)11月 森永製菓株式会社を森永食糧工業株式会社に改称。
  • 1947年(昭和22年)6月 「森永アイスクリーム」発売開始。
  • 1949年(昭和24年)4月13日 森永食糧工業株式会社から森永乳業株式会社として独立する。
  • 1949年(昭和24年)10月 森永食糧工業株式会社乳業部門が分離し、森永乳業株式会社に譲渡される。
  • 1955年(昭和30年)8月 森永ヒ素ミルク中毒事件を引き起こしたことにより企業イメージを著しく失墜させる。これにより、それまでの業界トップの座から転落し、雪印乳業明治乳業に次ぐ業界3番手に甘んじることとなる。
  • 1961年(昭和36年)4月 コーヒー用粉末クリーム「クリープ」発売開始。
  • 1967年(昭和42年)10月 森永商事株式会社より乳製品販売部門を譲渡される。
  • 1971年(昭和46年) 米国サンキスト・グローワーズ社と商標契約。
  • 1974年(昭和49年)4月 財団法人ひかり協会設立。
  • 1975年(昭和50年) ブランドマークをランドーアソシエイツ製作の「M」に変更。
  • 1977年(昭和52年)5月 ヨーグルト「森永ビヒダス」発売開始。
  • 1979年(昭和54年)3月 オランダ・ユニリーバ社と技術提携、アイスクリームブランド「Eskimo(エスキモー)」立ち上げ。
  • 1981年(昭和56年)4月 パック入飲料「ピクニック」発売開始。
  • 1985年(昭和60年) Morinaga Nutritional Foods, Inc.(米国)を設立。
  • 1993年平成5年) 低リンミルクL.P.Kが特定保健用食品の第1号として厚生省から許可を受ける。
  • 1994年(平成6年) 中国・黒龍江省・ハルビン市に合弁会社のハルビン森永乳品有限公司を設立。
  • 1996年(平成8年) アロエヨーグルトがSIAL(パリ国際食品見本市)で金賞受賞。
  • 1997年(平成9年) 門前貢前社長が勲三等瑞宝章を受章。
  • 2000年(平成12年) 雪印乳業が雪印集団食中毒事件によって業界トップから転落した結果、業界2位に。
  • 2002年(平成14年)「消費者志向優良企業」として経済産業大臣表彰を受賞。
  • 2006年(平成18年) 大野晃会長が旭日中綬章を受章。
  • 2008年(平成20年) アロエヨーグルトが2008年モンドセレクション金賞受賞。

[編集] 工場

森永乳業・東京多摩工場(多摩サイト)
★のついている工場は見学を行っている(事前申し込みが必要)。

[編集] 研究・開発施設

  • 研究・情報センター(神奈川県座間市
    • 食品総合研究所-牛乳やチーズ、ヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品を中心とした食品の開発
    • 栄養科学研究所-ドライミルク、医療の現場で活躍する高栄養流動食などの研究・開発
    • 食品基盤研究所-プロバイオティクスや乳由来多機能蛋白質ラクトフェリンといった物質の研究、さまざまな機能成分の探索研究等

[編集] 関連会社

[編集] 日本国内

ほか

以下は解散
  • 井村屋乳業(2005年3月付で会社解散→井村屋製菓に吸収合併)
  • 日酪(2008年9月付で会社解散)
  • 森永宮崎乳業(2009年3月付で会社解散)

[編集] 日本国外

  • モリナガ・ニュートリショナル・フーズ - アメリカでの森永乳業の現地法人
  • ミライ(ドイツ)
  • ハルピン森永(中国)

[編集] 事業提携

[編集] 主力製品

[編集] 飲料

  • 森永のおいしい牛乳
  • 森永牛乳
  • 森永カフェオレ
  • 森永ココア
  • 森永マミー
  • 森永コーラスウォーター
  • 森永カルシウムの達人
  • まきばの空
  • Sunkist [2]

[編集] チルド飲料

  • マウントレーニアシリーズ
    • マウントレーニア カフェラッテ
    • マウントレーニア カフェラッテ エスプレッソ
    • マウントレーニア カフェラッテ ノンシュガー
  • マウントレーニアダブルエスプレッソシリーズ
    • マウントレーニアダブルエスプレッソ カフェラテ
    • マウントレーニアダブルエスプレッソ エスプレッソ
  • 森永ピクニック
  • 贅沢倶楽部シリーズ
  • TBCシリーズ
  • やすらぎ茶房
  • リプトンティーシリーズ [3]

[編集] 乳製品(ヨーグルト)

  • アロエヨーグルト
  • ビヒダスヨーグルトシリーズ
    • ビヒダスヨーグルトBB536
    • ビヒダスヨーグルト脂肪0
  • ラクトフェリン200ヨーグルト
  • 森永ヨーグルト
  • 練乳ヨーグルトシリーズ
  • 具だくさんフルーツとヨーグルト
  • 脂肪0ヨーグルトシリーズ
  • やわらかクリーミィーヨーグルト
  • ヨーグルト用フルーツソース

[編集] デザート

  • 森永ミルクキャラメル
  • 喫茶モリナガ
  • 天使のレシピシリーズ
  • おいしいアジアンシリーズ
  • まろやかレアチーズデザート

[編集] プリン

  • 森永プリンLL
  • 森永牛乳プリン
  • 森永の焼プリン
  • 黄金比率プリン
  • プティポ とろふわプリン [4]
  • ぷるぷるプリンシリーズ
  • マジックスパイスプリン
過去に発売されていた商品
  • 森永バナナプリン - 黄色いパッケージの猿のイラストが特徴。16パターン製作された(1990年代末期)
  • 森永パンプキンプリン
  • 森永スイートポテトプリン
  • 森永ミルクキャラメルプリン - 森永製菓から発売の同商品とコラボレーション。製菓と共同開発(1990年代末期)

[編集] ゼリー

  • フルーツゼリー(3種類3連パック)
  • Sunkistゼリー
  • 森永珈琲ゼリー
  • 果物が食べたい!シリーズ
  • ドラえもんゼリー

[編集] アイスクリーム

Eskimo(エスキモー)ブランド
  • Pino
  • MOW
  • ビエネッタ
  • PARM(パルム)
  • クリスピーナ
  • チェリオ
  • 涼風堂
  • ミニミルク
  • Fami
  • Zakuri
  • 板チョコモナカ
  • MUKU
  • 真夜中の贅沢
  • ソーダアイス
  • ダブルソーダ
  • フローズンスイーツ
  • Mixing
  • 北海道あずき
森永ブランド
  • 森永れん乳氷
  • 森永みぞれ
過去に発売された商品
  • エスキモー
    • イタリアンジェラート
    • パリッコ

ほか多数

  • 森永
    • 森永アイスクリーム
    • 森永アイスバー

ほか多数

[編集] ドライフード

  • Creap
  • スキムミルク
  • 牛乳にまぜよう
  • 森永ミルク・加糖れん乳
  • コラーゲンスキム
  • ラクトフェリンスキム
  • 食卓サプリ
  • クラフトポーションジャム
  • レギュラーコーヒー
過去に発売された商品

[編集] チーズ&バター

  • KRAFT Foods(クラフト)チーズ
    • スライスチーズ
    • 6Pシリーズ
    • 切れてるチーズ
    • とろけるチーズ
    • 彩りコロコロチーズ
    • フレッシュモッツァレラ
    • 細切りチーズ
    • 100%パルメザンチーズ
    • フィラデルフィアクリームチーズ
    • まるごと北海道
    • 小さなチーズケーキ
  • まほろぼの里チーズ
  • 職人のてづくりチーズ
  • スモークチーズ
  • 森永北海道バター

[編集] 育児・栄養食品

  • 森永ドライミルク はぐくみ
  • 森永フォローアップミルク チルミル
  • 森永ペプチドミルク E赤ちゃん
  • 森永ペプチドミルク Eお母さん
  • 森永MA-mi
  • 森永ニューMA-1
  • 森永ノンラクト
  • 森永やさしい赤ちゃんの水
  • 森永ベビー飲料
  • 森永ベビーフード

[編集] 豆腐

「森永の絹ごしどうふ」の名称で、日本国内を初め北米でも展開。1979年に開発された、長期保存できる無菌包装パックで販売。公式サイトなどで申し込みを受け付け、森永牛乳販売店から届けられる。また、コンビニエンスストアで販売されていることもある。北米市場3位。

[編集] 歴代TVCM出演者

現在出演中、および過去に出演した人を記載。

[編集] マウントレーニア

[編集] Creap

[編集] ビヒダス

[編集] アロエヨーグルト

[編集] エスキモー

ピノ
MOW
その他

[編集] その他

[編集] 提供番組

森永ヒ素ミルク中毒事件の影響により長らく提供クレジットは自粛していたが(PT扱い)、2009年4月よりクレジットを再開。

[編集] テレビ

番組によっては、ロゴマークである「M」の文字を頭に冠して「M 森永乳業」と表示することがある。

また、ADK(および、子会社のNAS)が広告代理を担当しているアニメ特撮番組でも、PT扱いで不定期に放送されることがある(提携しているユニリーバも同様であり、マスターフーズもこのような扱いで放送することがある。コスモ石油も一時期この形態で放送していた)。

日本テレビ系列
TBS系列
フジテレビ系列
テレビ朝日系列

[編集] ラジオ

[編集] 終了番組

テレビ
ラジオ

ほか

[編集] 脚注

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  1. ^ なお、2008年12月に一部報道で「森永製菓と森永乳業が経営統合に向けて交渉に入った」と報道されたが、森永製菓によると、森永側が発表したものではなく事実関係もないとのことである。(森永製菓のプレスリリース(2008年12月16日))
  2. ^ 医療用の補助食品「サンキスト・ポチプラス」はグループ会社のクリニコが、調味料の「サンキスト・100%レモン」はミツカンが製造・販売。
  3. ^ 紙パック製品のみ。缶・ペットボトル製品はサントリーが製造し、サントリーフーズが販売している。
  4. ^ 1995年テレビ東京系列で放送された『TVチャンピオン』の「中高生お菓子名人選手権」に出場し、後に森永乳業に入社した柳迫さやかが開発した。年を通して「たまごのとろふわプリン」、季節によって「抹茶」・「キャラメル」・「スイートポテト」・「バニラ」・「ロイヤルミルクティー」・「いちご」・「カフェラテ」・「マロン」味などがあわせて販売された。
  5. ^ 森永グループ(製菓・乳業)が共同でスポンサーとなっていた。

[編集] 関連人物

  • 雲田康夫
  • 林家木久扇 - 落語家になる前にサラリーマンとして働いていた。

[編集] 関連項目

  • グリコ・森永事件 - 脅迫対象は森永製菓だが、森永乳業も脅迫状の送り先にされるなど巻き添えを食らった。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月10日 (木) 11:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【森永乳業】変更履歴

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