水陸両用車

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水陸両用車(すいりくりょうようしゃ)は、水上、陸上共に走行が可能な自動車である。主として軍事用だが、民間でも観光や趣味に利用される。


目次

[編集] 概要

軍事用の他、水難救助車、災害対策車両などとして使われる。日本においては水上を走行する場合、船舶の扱いとなる。ドイツシュビムワーゲン、アンフィレンジャー、フォードGPAジープなどが著名。水上での航行に耐えるように水密構造になっている他、末尾に航行用のスクリューを装備しているものが多い。

大量生産され市販された車両としてアンフィカー(写真右)がある。

また、2003年にはスポーツカースタイルのギブス・アクアダが発表され、大きな話題となった。

[編集] 軍事用

渡河や上陸作戦などに使用される。特に上陸戦に使われる本格的な物がそう呼ばれるが、一般の装甲車両でも簡易な渡河能力を持っている物がすくなくない。これらのうち兵員輸送能力が無く、戦車および軽戦車としての機能を持っている物を特に水陸両用戦車と呼ぶ。

[編集] 民生用

[編集] 水陸両用バス

アメリカの水陸両用バス

アメリカでは軍用の水陸両用トラックであるDUKWをバスに改造した物が水陸両用バスとして運行されている。

2007年9月から株式会社ダックツアータイコーがDUKWを改造したバスを使用し、メリケンパークを起点として神戸市内を周遊する定期観光ツアー「スプラッシュ神戸」を運行している。

[編集] チャレンジャー号

[編集] 概要
日本初の水陸両用バス・チャレンジャー号、川治ダム管理支所で2007年8月28日に撮影、未知普請号を名乗っていた頃の名残で搭乗口ドアの内側に未知普請のロゴが残っている
チャレンジャー号の運転席、ハンドル左側はエンジンの水陸切り替えパネル、ハンドル右側は操舵用スティック

いすゞ自動車の8tトラックを元に米国の水陸両用車メーカーであるCAMI社(en)が改造した日本初の水陸両用バスであり、車体の購入や改造等の費用に1億円を要した。

最大搭載人員は39人で、車体の大きさは全長が約12m、全幅は2.5mとなっており、車高が高く運転手の目線位置で高さ3mになる。

水陸兼用のエンジンを1台搭載しており、使用済み天ぷら油を燃料に使用して、最高速度は陸上で120km/h、水上では約8ノットとなっている。

[編集] 略史

2002年7月に横浜港で水揚げされ、2002年9月から第3回世界水フォーラムのキャラバンカーとして全国11ヶ所を巡り試乗会などを行った。

2003年6月から2005年12月までの間は、名前を未知普請号(みちぶしんごう)として、国土交通省近畿地方整備局が開催したイベントなどで改革プロジェクト「未知普請」の啓発活動を行った。

2006年8月19日から9月3日までの間に、体験試乗会の親子ダム探検ツアーで運行される。水陸両用バスとして日本初の許可を受けた旅客不定期航路事業で、道の駅湯西川を出発して五十里ダム資料館見学や川治ダム湖クルージングを行った。参加費は無料で約1000人が参加した。

国土交通省は2007年6月12日、日本で初めてとなる水陸両用バスの営業を許可した。道路運送法および海上運送法に基づく申請を受けて、海上運送法21条1項にもとづく旅客不定期航路事業の許可を行ったのである。これによりNPO法人大阪みずかいどうはちまるはち等を事業主体として、2007年6月中下旬に大阪市のなんばパークス大川の間を往復するというルートのツアーが行われた。

2007年7月7日から2007年11月10日までの間、国土交通省や地元関係者などで作る鬼怒川流域ダム観光活性化会議が企画して、晃麓観光が運行を担当した「水陸両用バスで行くダム冒険ツアー」で使用された。これは観光目的での集客見込み等の社会実験として、栃木県日光市の川治ダム内部見学とダム湖上クルージングを組み合わせたツアーであり、108日間で409便を運行して合計1万1136人の乗客が参加した。

2007年12月1日以降は、日本水陸観光株式会社が企画・実施する大阪ダックツアーで運行されている。シティプラザ大阪を出発地として御堂筋の走行や中之島周辺のクルージングを行うツアーで、ツアー実施期間を限定しない定期運行となる。

[編集] ギャラリー

[編集] LEGEND零ONE号

[編集] 概要

いすゞ自動車の8tトラックを国内で改造した国産初の水陸両用バス。全長11.85m、全幅2.5m、全高3.65mで、乗車定員は42人。陸上用と水上用に2台のエンジンを搭載しており、最高速度は陸上が100km/hで、水上は15km/h。

[編集] 略史

2008年7月11日に大阪市内で完成披露が行われ、桜之宮公園から大川へ進水して遊覧を行った。

2008年7月19日から11月30日までの間、日本水陸観光株式会社が企画・実施する湯西川ダックツアー(ダムとダム湖探検ツアー2008)で運行される。前年度はチャレンジャー号を使用していたツアーで、道の駅湯西川を出発地に川治ダムのキャットウォーク見学や川治ダム湖でのクルージングを行う。当初は11月3日まで運行される予定だったが、好評のため11月30日まで延長され、合計1万5332人の乗客を運んだ。バスの運行と整備は晃麓観光バスが担当。

2008年12月27日から2009年3月19日までの間、日本水陸観光株式会社が企画・実施する沖縄・美ら海ダックツアーで運行される。沖縄県立博物館・美術館を出発地とする計約90分間のツアーで、宜野湾港マリーナにおいて約20分間のクルージングを行う。

2009年5月1日から日本水陸観光株式会社が、長野県諏訪市SUWAガラスの里を起点として諏訪湖をクルーズする定期観光ツアー「諏訪湖探検ダックツアー」を運行している。

[編集] ギャラリー

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年8月28日 (金) 13:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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