菊川市
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菊川市(きくがわし)は、静岡県の中西部にある市。気候は総じて温暖で、深蒸し茶の里として知られる茶産地である。茶業のほか、茶鋏や茶摘機、自動車関連部品などを生産する企業が立地する工業都市でもある。
スローガンは「みどり 次世代~人と緑・産業が未来を育むまち~」
目次 |
[編集] 地理
静岡県の西部地方(遠州東部=東遠)に位置する。牧之原台地の一部を占める。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 山岳・丘陵
[編集] 河川・湖沼
- 菊川
- 丹野池
- 七曲池
[編集] 歴史
中世には付近一帯は荘園であった。当地には本所、半済、公文名など、荘園であったことを示す地名が残っている。近世においては幕府直轄領、大名領、旗本の知行地が点在する地域であった。
1889年に東海道本線(静岡駅―浜松駅間)が開業して以降、菊川駅(開業当時は堀之内駅)を中心に市街地が形成されて発達。特に大正から昭和初期にかけては地元の茶を買い付けに茶商が多く訪れ、商店や旅館、遊廓などが整備されたほか、茶や軍需物資等の輸送を目的として堀之内軌道も敷設された。
戦後は大規模な工業団地と宅地の造成を組み合わせ、東名高速道路の開通時には菊川インターチェンジの誘致にも成功するなど、工業都市として発展を続けた。御前崎方面への玄関口としても知られている。
[編集] 略歴
- 1889年(明治22年)4月16日 - 東海道本線(静岡駅―浜松駅間)が開通。菊川駅(当時は堀之内駅)が設置される。
- 1969年(昭和44年)2月1日 - 東名高速道路が開通、菊川インターチェンジが設置される。
- 2005年(平成17年)1月17日 - 小笠郡菊川町・小笠町が合併し市制施行。
- 2006年(平成18年)2月17日、2月18日 - 「全国茶サミット静岡大会 in 菊川」が菊川文化会館アエルと市中央公民館で開催される。
- 2007年(平成19年)4月3日 - 第79回選抜高等学校野球大会にて常葉学園菊川高等学校が優勝。
[編集] 菊川市発足までの町村合併
※市制・町村制施行以前に存在した菊川村は、現在の島田市菊川(菊川市倉沢とは島田市神谷城を隔てた菊川の上流に位置する)であり、菊川市とは関係がない。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、38の村落を再編して城東郡下11村を設置する。
- 西方村 - 西方村と堀之内村が合併
- 六郷村 - 半済村、本所村、神尾村、牛渕村、小沢村、小出村の6村が合併
- 加茂村 - 加茂村
- 中内田村 - 中内田村、月岡村、耳川村が合併
- 下内田村 - 下内田村
- 横地村 - 東横地村、西横地村、奈良野村、土橋村、三沢村が合併
- 河城村 - 吉沢村、倉沢村、友田村、富田村、沢水加村、和田村、潮海寺村が合併
- 平田村 - 上平川村、下平川村、嶺田村、堂山新田が合併
- 南山村 - 河東村、高橋村が合併
- 川野村 - 川上村、丹野村、古谷村が合併
- 相草村 - 赤土村、猿渡村、目木村、棚草村が合併
- 1896年(明治29年)4月1日 - 城東郡と佐野郡が統合され小笠郡が設置される。全村が小笠郡下となる。
- 1923年(大正12年)1月1日 - 西方村が町制施行、改称して堀之内町となる。
- 1940年(昭和15年)11月1日 - 川野村と相草村が合併して小笠村を設置。
- 1942年(昭和17年)6月1日 - 中内田村と下内田村が合併して内田村を設置。
- 1954年(昭和29年)1月1日 - 堀之内町、六郷村、加茂村、内田村、横地村が合併して菊川町を設置。
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 平田村、南山村、小笠村が合併して小笠町を設置。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 河城村が菊川町に編入。菊水ブロックが統合。
- 1957年(昭和32年)10月1日 - 菊川町と小笠町の境界を変更し、棚草地区の一部を菊川町に編入。
- 2005年(平成17年)1月17日 - 菊川町と小笠町が合併して菊川市を設置。
[編集] 人口
| 菊川市と全国の年齢別人口分布 | 菊川市の年齢・男女別人口分布 | ||||||||||||||||||
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■紫色 ― 菊川市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 政治・行政
[編集] 市庁舎
- 本庁舎:菊川市のデータに記載
- 小笠支所:静岡県菊川市赤土1503
[編集] 歴代市長
- (黒田淳之助 ‐ 市長職務執行者(2005年))
- 初代 太田順一(2005年–)
[編集] 自治会
菊川市では、町内会組織を「自治会」と称し、以下に示す11地区132組織が存在する。(旧小笠町は合併により町内会から自治会に変更された。町部地区の新通と平川地区の新通は同名の別組織。)
また、各地区の代表による菊川市連合自治会が存在する。(○印記載自治会は2007年度連合自治会理事)
- 西方地区
- 公文名 ‐ 沢田 ‐ 島川 ‐ 田ヶ谷 ‐ ○堀田上 ‐ 堀田下 ‐ 堀之内
- 町部地区
- 日吉町 ‐ 宮前 ‐ 西通り ‐ 一丁目 ‐ 二丁目 ‐ 三丁目 ‐ 四丁目 ‐ ○新通 ‐ 初咲町 ‐ 東町 ‐ 栄町 ‐ 日之出町一丁目 ‐ 緑ヶ丘 ‐ 柳町
- 六郷地区
- 五丁目上 ‐ 五丁目下 ‐ 打上 ‐ 日之出町二丁目 ‐ 上本所上 ‐ 上本所下 ‐ 島 ‐ 下本所 ‐ 下半済 ‐ 小出 ‐ 神尾上 ‐ 神尾下 ‐ 牛渕上 ‐ 牛渕下 ‐ 牧之原上 ‐ 牧之原下 ‐ 上本所団地 ‐ 雇用促進第1 ‐ 雇用促進第2 ‐ 宮下 ‐ ○青葉台一丁目 ‐ 青葉台二丁目 ‐ 青葉台三丁目 ‐ 仲島 ‐ 県営住宅 ‐ 虹の丘 ‐ つつじヶ丘
- 加茂地区
- 白岩下 ‐ 白岩段 ‐ 白岩東 ‐ ○西袋 ‐ 三軒家 ‐ 小川端 ‐ 長池
- 内田地区
- 森 ‐ 御門 ‐ 杉森 ‐ 政所 ‐ 月岡 ‐ 東平尾 ‐ ○西平尾 ‐ 稲荷部 ‐ 高田 ‐ 段平尾 ‐ 平尾(平尾団地)
- 横地地区
- ○奥横地 ‐ 段横地 ‐ 川島 ‐ 西横地 ‐ 土橋 ‐ 奈良野 ‐ 三沢 ‐ 横地雇用促進 ‐ 星ヶ丘
- 河城地区
- 吉沢 ‐ 上倉沢 ‐ 下倉沢 ‐ 六本松 ‐ 友田 ‐ 東富田 ‐ 西富田 ‐ ○沢水加 ‐ 和田 ‐ 潮海寺上 ‐ 潮海寺中 ‐ 潮海寺下 ‐ 富士見台
- 平川地区
- 上平川 ‐ 池村 ‐ 堤 ‐ 志瑞 ‐ 石原 ‐ 八幡谷 ‐ 東組 ‐ 奥の谷 ‐ 新通 ‐ ○下新通 ‐ 本町 ‐ 岳洋 ‐ 五反通 ‐ 志茂組
- 嶺田地区
- ○東嶺田 ‐ 中嶺田 ‐ 西嶺田 ‐ 大石 ‐ 西ヶ崎 ‐ 堂山
- 小笠南地区
- ○河東西 ‐ 河東中 ‐ 東河東 ‐ 南町 ‐ 山西 ‐ 高橋口 ‐ 高橋中 ‐ 原磯部 ‐ 南ニュータウン ‐ 大門 ‐ サンライズ
- 小笠東地区
- 布引原 ‐ 丹野 ‐ 古谷 ‐ 川東 ‐ 川中 ‐ 川西 ‐ 三協 ‐ ○棚草 ‐ 赤土上 ‐ 赤土下 ‐ 赤土団地 ‐ 城山下 ‐ 花水木
[編集] 経済
[編集] 産業
[編集] 市内の工業団地
- 菊川工業団地
- 菊川中央工業団地
- 加茂西方工業団地
- 半済工業団地
- 横地工業団地
- 尾花工業団地
- 嶺田工業団地
[編集] 市内に本社をおく主な企業
- 旭テック(自動車部品、アルミホイール、送電用部品の製造)
- フジオーゼックス(自動車部品の製造)
- 落合刃物工業(動力式茶摘機の製造)
- 内田刃物工業(動力式茶摘機の製造)
- 松下工場(高林式製茶機械の製造)
- パナホームテック オークラ(建材および住宅資材の製造)
- 大石技研(精密プレス金型、プラスチック金型)
- 遠州夢咲農業協同組合
- お茶の牧農園(緑茶の製造販売)
[編集] 市内に事業所をおく主な企業
- リヒトラブ(事務用品製造大手)
- フライスター(パン粉、食品製造)
- 日東工業(分電盤製造大手)
- クミアイ化学工業(農薬製造)
- ミクニ(自動車・二輪車用エンジン部品の製造)
- 三共製作所(自動化省力機器の製造)
- スター精密(電子機器、工作機械製造大手)
- 東芝キヤリア(空調機器製造)
- ミツバ(自動車用電子部品の製造)
- ヨシコン(コンクリート製品の製造、マンション・不動産事業)
- 大倉工業(合成樹脂、建材の製造)
- 常光(医療用分析装置の製造)
- ダイソー(化学工業薬品の製造)
[編集] 姉妹都市・提携都市
菊川市としての姉妹都市・提携都市はまだ存在しないが、旧菊川町、旧小笠町の提携都市として以下の都市と交流がある。
[編集] 地域
[編集] 地域名の呼称
市内には「町部」(ちょうぶ)地区とよばれる地域が存在する。菊川駅を中心とする「町部連合自治会」に加盟する自治会の区域であるが、これと対比して「村部」(そんぶ)地区と呼ばれる地域も存在したため、差別的であるとの批判も一部寄せられていた。
町部・村部の区分けは菊川市発足前の旧菊川町のさらに前、旧堀之内町の時代から存在するもので、堀之内町ができる前の旧堀之内村の区域は駅前であり発展していたことから町部、そして旧西方村(にしかた-)の区域を村部として区別していたものである。
よって町部・村部の区分けは旧堀之内町の区域(菊川市堀之内および西方)でのみ通用するものであり、これ以外の区域(菊川町発足前の旧加茂村、旧六郷村、旧内田村、旧横地村、旧河城村や菊川市発足前の旧小笠町域)が村部というわけではない。
現在では誤解を避けるため町部地区、西方地区という呼び方に変更されている。
[編集] 教育
[編集] 専修学校
- 静岡県立農林大学校(茶業分校、中小家畜分校)
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- 菊川市立菊川西中学校
- 菊川市立菊川東中学校
- 菊川市立岳洋中学校
- 牧之原市菊川市学校組合立牧之原中学校(所在地は牧之原市)
- 常葉学園菊川中学校
[編集] 小学校
- 菊川市立堀之内小学校
- 菊川市立六郷小学校
- 菊川市立加茂小学校
- 菊川市立内田小学校
- 菊川市立横地小学校
- 菊川市立河城小学校
- 菊川市立小笠北小学校
- 菊川市立小笠東小学校
- 菊川市立小笠南小学校
- 牧之原市菊川市学校組合立牧之原小学校(所在地は牧之原市)
[編集] 特別支援学校
- 静岡県立袋井特別支援学校 東遠分教室
[編集] 障害者支援施設・授産施設
- 組合立東遠学園
- 社会福祉法人草笛の会 草笛共同作業所
[編集] 学校給食
市内2か所の学校給食センターで一括調理を行い、市内の幼稚園、小学校、中学校に配送して学校給食を行っている。
- 菊川市立菊川学校給食センター
- 菊川市立小笠学校給食センター
[編集] 文化施設
[編集] 大規模公園
- 菊川公園 - 公園内に菊川神社
- 菊川中央公園
- 菊川運動公園
- 和田公園
- 小笠セントラルパーク
[編集] 医療
- 菊川市立総合病院
- 菊川市立総合病院 小笠診療所
- 菊川眼科
[編集] 警察
[編集] 消防・防災
- 菊川市消防本部 菊川消防署(2005年4月1日、小笠地区消防本部より改組)
- 菊川市消防団
- 市町村防災行政無線を市内全域で運用。屋外スピーカーの設置のほか、全戸に個別受信装置を配布している。デジタル無線網への更新が予定されている。
[編集] 通信
- 市内全域がNTT西日本 静岡支店の営業区域である。市外局番は市のほとんどの地域で0537であるが、市内北東部では0547、0548を使用している。
[編集] ごみ処理
- 掛川市・菊川市衛生施設組合 環境資源ギャラリー(掛川市満水)
- 資源回収品目
- 市:ビン、缶、ペットボトル、プラスチック容器包装、食品トレイ、乾電池、蛍光管
- 学区回収:新聞紙、雑誌、段ボール、布
[編集] 政府・都道府県施設
- 静岡地方気象台 牧之原気象レーダー観測所
- 農林水産省関東農政局西関東土地改良調査管理事務所
- 静岡県茶業試験場
- 静岡県中小家畜試験場
[編集] 伝説・伝承
[編集] イベント・行事
- ODORA THE(おどらざぁ) 菊川
- 菊川運動公園を主会場として2007年より10月に行われている文化祭。物産展や文化展示が中心だった旧菊川町の菊茶香まつりと、ダンスイベントが中心だった旧小笠町のジャンプインおがさを融合したもの。ダンスコンテストやクラシックカーミーティング、物産展等が行われている。
- 菊茶香(きっちゃか)まつり
- 菊川文化会館アエルを主会場として10月に行われていた旧菊川町の文化祭。合併翌年の2006年を最後に終了。
- ジャンプインおがさ
- おがさセントラルパークを主会場として8月に行われていた旧小笠町の文化祭。合併翌年の2006年を最後に終了。
- 菊川夜店市
- 菊川駅前商店街を主会場として菊川商工会主催で8月の第1週の金曜日と土曜日に行われている夏祭り。出店や舞台での出し物が行われている。
- 秋祭り
- 菊川市の各自治体で10月に行われている秋祭り。旧菊川地区では主に御殿屋台が、旧小笠地区では花屋台が引き回される。旧小笠地区では体育の日に合わせた週末で、旧菊川地区ではその翌週末に行われている。
[編集] 音楽
- 新菊川音頭
- 旧菊川町時代に当時の町企画広報課と菊川町商工会が中心となって制作した盆踊り用の楽曲。旧菊川町の地理や名所の名前を織り込んでいる。市歌のような正式なものではないため、合併後の現在も旧菊川町時代のものが使われている。
- 平成ちゃっきり節
- ちゃこちゃん音頭
- 新小笠音頭
- ちゃっとちゃっと小笠
- 合併前年の2004年に小笠町商工会が制作。
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
- かつては、菊川駅前から御前崎市池新田までの区間を堀之内軌道が通っていたが、1935年(昭和10年)に廃止された。
[編集] バス・索道
- 路線バス
- しずてつジャストライン御前崎線
[編集] 空港
[編集] 道路
- 高速道路
- 国道
[編集] 都市基盤整備
- 菊川駅周辺整備 : 市の玄関口として再開発を進める計画。
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 出身有名人・ゆかりの有名人
[編集] 出身
- 小山ゆう(漫画家)
- 榛葉賀津也(参議院議員、民主党)
- 笠井健太(サッカー選手、鹿島アントラーズ所属)
- 山崎貴弘(プロ野球、元ヤクルト-千葉ロッテ)
- 栗田土満(国学者、賀茂真淵の門人)
- 菅沼貞三(渡辺崋山研究者)
- 藤本一雄(文学博士)
- 佐藤正子(元競艇選手)
- みうな(カントリー娘。の元メンバー)
- 橋本梧郎(博物学者)
- 前田志良(まいなすしこう)(お笑い芸人)
- 内田貞夫(和光堂社長)
[編集] ゆかり
- 藤本泉(推理小説家、江戸川乱歩賞受賞。父の郷里である菊川で育つ。)
- 関口隆吉(初代静岡県知事。月岡地区に居を構えた。)
- 高林謙三(松下工場設立者の一人。高林式製茶機械を発明。)
- 井脇ノブ子(国際開洋高校創立者。)
[編集] 外部リンク
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