蛍石レンズ
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蛍石レンズ(ほたるいしレンズ)またはフローライトレンズ(Fluorite Lens )とは、レンズの素材として蛍石(フッ化カルシウム・CaF2の単結晶)を用いたレンズのことである。
蛍石は軽量で透過率や屈折率の波長分散が極めて小さく、透過波長領域が広い。この異常部分分散性(分散 (光学) を参照)を利用し、通常の光学ガラスと組み合わせることで非常に色収差の少ない光学系を作ることができ、高級な光学機器、特にカメラ・顕微鏡・望遠鏡・半導体ステッパーなどに用いられる。
顕微鏡用としては1837年にはビュースターが天然結晶を使用しているが、大型の結晶を得るには蛍石を高温で溶融し再結晶化させる人工結晶作成技術を待つこととなった。一眼レフカメラ用望遠レンズにおいてはキヤノンが1969年実用化に成功している。また天体望遠鏡においては高橋製作所が1977年90F型鏡筒を発売するなどいち早く取り入れた。現在工業的に使用されているのは全て人工結晶である。
欠点としては高価である、傷が付きやすい、急な温度変化に弱い、潮解による曇りが生じやすい、コーティングが難しい等が挙げられる。このため最前群には使用が難しかったが、コーティング技術の発達と低価格化[1]によりこれらの欠点も小さくなりつつある[2]。
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最終更新 2009年10月23日 (金) 06:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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