西日本車体工業
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | 西工 |
| 本社所在地 | 〒803-0801 福岡県北九州市小倉北区西港町11番地 |
| 電話番号 | 093-591-6001 |
| 設立 | 1946年10月 |
| 業種 | 輸送用機器 |
| 事業内容 | 各種バス車両製造 車体の修理 バス及び電車用品、中古車両の販売 |
| 代表者 | 代表取締役 金森雄三 |
| 主要株主 | 西日本鉄道グループ 100% |
西日本車体工業株式会社(にしにっぽんしゃたいこうぎょう)は、福岡県北九州市小倉北区西港町に本拠を置く、バス車両の車体部分を製造するメーカー(コーチビルダー)。西日本鉄道の連結子会社(議決権100%:間接保有含む)で、略して西工(にしこう)またはNSKとも呼ばれる。
目次 |
[編集] 概要・沿革
- 1946年 - 西鉄による戦後バス輸送復興の為八幡市(現・北九州市八幡東区)昭和町に車体製造を目的に会社・工場を設立。
- 1949年 - 大型トレーラーバス生産。
- 1952年 - 同社初のリヤエンジン民生BR325生産。
- 1953年 - 小倉市(現・北九州市小倉北区)下到津に工場移転。
- 1954年 - モノコックボデー本格量産、三菱リヤエンジン、日野BD、セミダブルデッカー等新車種が相次ぐ。
- 1955年 - フルモデルチェンジを実施、丸みを帯びたボディとなる。同年いすゞリヤエンジンを架装、4メーカー架装が始まる。
- 1957年 - 大阪に営業所を開設、翌年東京、広島、1961年高松と販路拡大を図ると共に、各地の有力車体メーカー(1959年東浦自工、1960年北村製作所、1961年京成自動車工業)と技術提携し、西工ボディを大阪、新潟、東京でも架装できるようにした。
- 1958年 - 渡辺自動車工業(旧九州飛行機)を傘下に入れ、技術力を更に向上させた。
- 1962年 - 小倉市西港町に工場移転。
- 1966年 - フルモデルチェンジ実施。42MCと命名される。丸みのあるデザインから一変し、車体前後が「く」の字に折れ曲がった直線的なデザインに変更された。これは当時の米国のバスを模したものだといわれており、「アメリカンドリーム」の愛称名で発売されたようであるが、この愛称名はほとんど浸透しなかった。バスファンからは“カマボコ形”のニックネームが付けられており、バスファンの間ではこちらの呼び名が浸透している。当初バス窓で生産されたが、後のマイナーチェンジで2段窓になる。メーカーによってヘッドライトのベゼル部分が違っており、特に日野車は角型ベゼルであった。
- 1978年 - フルモデルチェンジ実施。新モデルは「53MC」と命名された。前代より車体前後の折れ曲がりが小さくなり、ヘッドライトのベセル部分もシャシーを問わない独自デザインの角型のものに統一した。バスファンからは“はんぺん”のニックネームが付けられた。
- 1980年 - ハイデッカーを生産開始。
- 1981年 - 中型車を生産開始。当初はいすゞ自動車の純正ボディメーカーであった川重車体工業のライセンス生産であったため、いすゞ車のみであったが、1983年より独自のボディに移行し、全メーカー対応となった。
- 1983年 - フルモデルチェンジ実施。スケルトン構造の車体に改められ、リベットをなくした箱型車体になった。58MCと呼ばれ、現行モデルの基本設計が完成した。全モデルの一斉フルモデルチェンジは今のところこれが最後となっている。
- 1986年 - スーパーハイデッカーを生産開始。
- 1992年 - 西鉄北九州線廃止に伴う代替バス用として、当時の日産ディーゼル中型車のシャーシ長さを延長し、大型車並みの収容力を持たせたバスを生産(U-JM210GTN改、のちに日産ディーゼルからU-JP211NTNとしてラインナップされる)。
- 1992年 - C型・SD型のフルモデルチェンジを実施。丸みを帯びたデザインの92MCとなる。
- 1996年 - B型・E型のマイナーチェンジを実施。96MCとなる。バンパー部分の変更や見えない部分の改良が施されている。
- 2002年1月 - 日産ディーゼルがバス車体の架装を西日本車体工業に集約することを決定。
- 2002年5月 - それまで日産ディーゼルのバス車体の架装の多くを手がけていた富士重工業がバス車体架装事業の中止を決定。
- 2005年 - B型・E型のマイナーチェンジを実施。側面窓最後部のサクションダクト(吸気口)が廃止、最後部窓の固定窓になる、大型車のホイールアーチが中型車向けと同じく真円型になるなど、いくつか変更が行われている。
- 2007年 - 日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラックバスとの相互OEM供給が開始された。これにより、三菱ふそうへの西日本車体工業製バスの提供が拡大される一方、日産ディーゼルへは三菱ふそう系列で製造されたバスが拡大する。
日産ディーゼルのバス車体架装の西工集約以前は、親会社の西鉄をはじめ、主に関西以西のバス事業者向けに大型自動車メーカー各社(日産ディーゼル、三菱ふそう、日野自動車、いすゞ自動車)のバス用シャシーに、ボディ架装を行っていた。なお、1996年までマツダのマイクロバス「パークウェイ」の車体も手がけていた。
アフターサービスについては、共栄車体工業(西工内にある西鉄の子会社)、スバルカスタマイズ工房バスアフター部(富士重工業の子会社・富士重工製ボディもアフターサービス対象)が行っている。
[編集] 導入地域
- もともと西工架装のバスは、主に近畿以西の西日本(最東は京都市交通局。奈良県・四国地方・沖縄県を除く。中国地方でも山陰地域では少数派)のバス事業者の、全メーカーのバスのシャシーに架装していた。従って近畿地方以西では現在でも、以下に示すように日産ディーゼル以外のシャーシに架装される例も多い。なお、ディーゼル車排気ガス規制のKC-、KK-適用以降は、日野製シャーシへの架装は親会社の西鉄など一部の例外を除いてほとんど存在しない。さらに日野自体もバス部門のジェイ・バスへの統合と生産車種の一本化により、2005年以降はシャーシ供給は皆無となりつつあったが2006年から大型路線車両に限って車体架装を再開している。また、三菱ふそう、いすゞの観光系シャーシについても供給が行われなくなったため、2006年には親会社の西鉄も純正ボディである三菱ふそうバス製造製のエアロクィーンを夜行バスに導入した)。他のコーチビルダーに比べ特殊仕様への対応が比較的容易であるため、西工を好んで導入する事業者も多い。代表例として、逆T字窓をいち早く採用した阪急バスがあげられる。
- 近畿地方では多数の西工車が活躍しており、公営バスを中心に西工ボディ車で揃えるバス会社(京都市交通局、大阪市交通局、高槻市交通部など)も見られる。
- ただし、近畿地方以西の事業者でも、近鉄グループのバス会社では大分バス(現在は近鉄グループから離脱し、西鉄の資本が入る)を除き、ほとんど導入されていない。これは高度成長期に親会社の近畿日本鉄道と、西工の親会社である西日本鉄道(西鉄)の関係が悪かったことと、西工への供給にあまり積極的ではない日野車を多数導入し、逆に日デ車が少ないことが起因している。一方、富士重工業製については、三重交通や大分バスが比較的多く導入していた。また、京阪グループのバス会社でも基本的にメーカー純正で入れる傾向が強く、少数派である。日産ディーゼル製のバスを現在も購入している京都バスを除き西工製バスは京阪グループでは現在は新規に投入されていない。1990年代は旧京阪宇治交通(現在の京阪宇治バス管轄地域)でまとまって導入されていた時期があったが、現在は導入されていない。
- また、四国地方でも北九州市に比較的近いのにも関わらず、西工製バスは依然少数派に留まっている。路線車では2001年以降徳島市交通局が日産ディーゼル車を2台、2002年~2005年に高知県交通が日産ディーゼル車を数台導入したが、それ以降は日野車(ジェイ・バス製)に流れ、四国では数少ない西工架装車がまとまって導入されていた瀬戸内海交通でも、2006年以降の新車は純正車体のエルガを購入したため、現在のところ、四国で新規に西工製バスを購入している事業者は宇和島自動車のみである。(2007年に日産ディーゼルからのOEM供給された三菱のノンステップ車を数台購入した)。また、中古バスを含めてもことでんバスが2008年に阪急バスの中古を1台(1980年代後半にも大阪空港交通で使用されていた車両を3台購入している。現在は廃車済み)、徳島県の鴨島観光に中型貸切車が2種2台、2007年に香川県の八栗観光が中型貸切車を1台、高知県の巨峰ラインと徳島県の海部観光が阪急バスで使用されていた車両を1台購入している程度であり、以前よりだいぶは増えたが、それでも北海道・東北に次いで少ない。これは四国地方のバス会社ではもともと日野、三菱ふそうの純正ボディ車への志向が強く、日産ディーゼル製のバス自体が少ない地域(前出の高知県交通が目立つ程度)というのも理由に挙げられる。
- 一方、中部地方以東だが、自家用・特定用を除きほぼ存在しないに等しかった。1970年代には静岡鉄道が42MCボディー架装車輌を導入。1988年に横浜市交通局が日産ディーゼルの中型車P-RB80Gを、1989年にJRバス関東がP-RB80GSを、1993年に松本電気鉄道がいすゞのU-LV318Nを投入した。しかし、いずれも1年限りで終わっている。
- また、貸切車では1990年に伊豆箱根鉄道がSD-Iを架装したP-RA53TAE型を導入しているが、これは、当時日産ディーゼルのシャシーの利用で富士重工では2軸スーパーハイデッカーに対応できなかったためである(近畿地方以西では1989年に下津井電鉄が同様の高速車を導入している)。
- その中で、車輌の低床化を進めていた京王帝都電鉄(当時、現:京王電鉄バス)が、ワンステップバスの日産ディーゼルのU-JP211NTNに注目。この一部に西工製の車体を架装して導入し注目された。以降、京王グループは西工架装のJPを断続的に導入し、関東地方における西工導入の先鞭をつけた。貸切・高速車では、JRバス関東が1998年以降、日産ディーゼル高速車の車体をすべて西工製で導入している。
- 1998年には、日産ディーゼルの中型ノンステップバス(KC-RM211GAN改)が西工のみの架装で発売される。また、平成10年および11年排出ガス規制によるモデルチェンジで、同じく日産ディーゼルのJPとRNのボディー架装から富士重工が撤退し、西工のみが対応するようになった。これにより中部以東で西工を導入する事業者が徐々に増えることになる。
- UA系では、2000年に東急バスが、当時富士重工業車体で設定のなかった日産ディーゼル製のMTのノンステップ車を導入するために、例外的に西工車体車を導入したことがある。
- そして、日産ディーゼルのバス車体架装が西工に集約された2003年以降は、従来日産ディーゼル+富士重工を採用していた事業者でも、西工架装車を導入するようになる。このような経緯から、中部以東での西工の架装例は一部の例外を除き、日産ディーゼル車になっている。
- 現在では、西工の工場がある北九州市から非常に遠く、今まで西工製のバスが全く走っていなかった北海道・東北地方でも2003年以降、日産ディーゼル車を導入する事業者を中心に新車が増え始め、沖縄県でも主に関西地方の事業者からの中古車が流入し、こちらでも増え始めている。
- なお、富士重工のバス事業撤退とは関係なく、関西圏事業者等の中古車で、西工架装車を導入するケースが東日本にも存在し、近年増加している(くしろバス、羽後交通、川中島バス、諏訪バス、関東自動車など)。
- JRバス9社においては、国鉄バス時代に1台も採用されていなかったのに対し、民営化後はJR九州バス、JRバス関東、ジェイ・アール北海道バスで積極的に採用されている。しかし、JRバスの中には西工車の導入に消極的な会社も多く、中国JRバスでは2003年にトップドア路線車2台(共に日産ディーゼル車)が導入されたが、その後の導入事例は現在のところはない。他はJRバス9社で日産ディーゼル車自体の導入実績がないジェイアールバステック・JR四国バスはもちろん、日産ディーゼル車は富士重工製車体での導入実績があるJRバス東北、JR東海バス、西日本JRバスでも一切採用されていない。ただし、西日本JRバスと親密な関係を保っている本四海峡バス(JRバスやその関連会社ではない)でまとまった数が導入されているので、大阪・神戸~淡路島・徳島間のJR系高速バス路線で乗れる機会はある。
[編集] 日産ディーゼルと三菱ふそうとのバス製造事業における業務提携
2007年より、日産ディーゼルと三菱ふそうがバス製造事業における業務提携を開始した。この中で特に、大型ノンステップバスや中型系の路線バスは日産ディーゼルの車両に統一されたため、三菱ふそうへ「日産ディーゼル+西日本車体工業」の車両が多数OEM供給されることになり、供給先に大きな変更が生じることになった。
その一方、今回の業務提携では「日産ディーゼル+西日本車体工業」の組み合わせは一定数の需要があるためか、すべて継続生産されている(以前に生産中止になった一部は除く)。
また、これとは逆に三菱ふそうが三菱ふそうバス製造で製造した観光系車両や大型ワンステップバス・ツーステップバスなどは日産ディーゼル工業にOEM供給されている。ただし、前述の「日産ディーゼル+西日本車体工業」の車両の継続生産により、日産ディーゼル側では車種が重複している状態にある。
以上により、ノンステップバスや中型路線バスの生産台数が増える公算が大きい一方、観光系や大型ワンステップバス・ツーステップバスは減る可能性があり、西日本車体工業の生産に大きな変化が予測される。なお、大型ノンステップバスについては、2009年より三菱ふそうがMFBM製のノンステップバス(車体はワンステップのエアロスターをベースに設計、エンジンは日産ディーゼル製の供給を継続)の発売を再開し、日産ディーゼルのOEM車と併売されるようになった。これは生産台数が増えたことで西工の生産能力が限界に達した一方、逆に生産台数が減少したMFBMの稼働率を上げる必要が生じたためである。
2009年8月31日に日産ディーゼルと三菱ふそう両社はバス事業における合弁会社の設立協議に入ることを発表した。これによれば、企画、研究開発から生産、販売までの事業を分離し統合する協議を行う。生産までは統合したが販売は別々に行っている日野・いすゞ連合とは異なり、販売までの統合を目指すとしているところが異なっている。日本経済新聞の報道によれば、新会社は2011年1月の発足を目指すとともに当社への生産委託を2011年8月までに打ち切り、生産をMFBM富山に集約するとしている。この報道が事実とすれば、当社の体制に大きな影響が出ることが必至とみられる。実際に2009年9月8日の読売新聞では、当社において2010年8月に大型バスの生産終了、その1年後には中型バスも集約により生産終了としており、当社が200人余の派遣社員を11月末を雇い止めるとし、約300人の正社員についても削減が避けられないと報道している。正社員については西鉄グループ各社及び日産ディーゼルに再就職の斡旋を依頼すると報じている[1]。
[編集] 現在発売されている主な車種
[編集] B型
一般路線バス用。前面窓が左右とも同じ高さの「B-I」と、外部正面から見て右側の前面窓の縦幅が、左側よりも少し大きい「B-II」がある。
現行モデルは1996年に発売開始された「96MC」。1983年に発売開始された西工初の一般路線用スケルトンバス「58MC」を改良したもので、基本構造は58MCと似ているが、ヘッドライトやフォグランプなどがバンパーに埋め込まれる構造に変わり、より現代的なデザインとなった。また、2005年から発売されている新短期・長期排ガス規制適合車からは、灯火類や窓などの一部を改良したボディとなっており、若干のマイナーチェンジが行われている。かなりのロングホイールベース車で、車体前方のノンステップ部分が非常に広い。車内右側に設置される一人用座席は、5つ入るほどである。
なお、中型車はB-Iのみの設定である。また親会社である西鉄にはB-Iを12mにストレッチした高速仕様車(三菱ふそうエアロスターシャシー、日産ディーゼルUA/RAシャシー)も存在する。
[編集] E型
観光・高速・自家用バス用。スタンダードデッカーの「E-I」「E-II」と、ハイデッカーの「E-III」がある。
E-IとE-IIは一般路線バス並みの車高であり、一般路線バス用のシャーシに架装することもできる。E-Iは90MC、E-IIは96MCのモデルとなる。かつては長距離路線バスや観光バス用として各事業者に採用されていたが、ハイデッカーの台頭により現在では主に短距離を走る高速・特急バスに多く採用されている。また自家用の送迎バスや、検診用・献血用車両など、路線バス用以外の車両はこのボディが多い。
E-IIIは、灯火機器規制の影響で生産中止になったS型に代わり、新たにハイデッカーに対応したボディとして2006年から生産が開始されたモデルである。基本構造は従来のS型を引き継いでいるが、フロントバンパーとリヤフラッシャーがE-IIに準じたものへ変更され、フロントガラスが拡大されている。
現行モデルは1996年から発売されている96MCであり、E-IIとE-IIIが生産されている。
[編集] C型
観光・高速バス用、ハイデッカー。普通のハイデッカーである「C-I」と、最後部の屋根や床が少し高くなっている「C-II」がある。
C-IIは最後部の座席を通路に向けて向かい合わせにし、ミニサロンとすることができるもので、かつては親会社である西鉄グループが継続的に購入し、「ロイヤルハイデッカー」の愛称名で中規模団体輸送用に使用していたほか、昭和自動車などでも採用されていたが、別府はとバス(日野シャシー)を最後に現在は生産が途絶えている。なお、JR九州バスには車体はC-IながらC-II同様に最後部の座席を通路に向けて向かい合わせにし、ミニサロンとすることができるものが存在する。C-Iは同じハイデッカーであるS型に比べてデザインの美しさを重視した設計となっており、観光バスとして用いられることが多いが、高速バス用として購入する事業者も少なくない。また、ライバル車より屋根高さが低く、トランクの面積が広いため、空港リムジンバス用としての人気も高い。
1982年に発売開始された。現行モデルは2002年発売開始の「02MC」で、「ネオロイヤル」の愛称名で発売されている。1992年に発売開始された「92MC」と基本構造は同じだが、前面ヘッドライトの形状が若干異なる。
大型車のほか、車体長9mのモデルも設定されていたが、日デRP系の廃止により生産中止となった。9m車はC-Iのみ設定(前代の58MCには西鉄バス筑豊等でC-IIの採用あり)であった。9m車は原則的に日デRP系(2005年8月生産中止)のみへの架装だが、九州観光バスに1台だけ日野製シャシーへの架装例がある。
[編集] SD型
観光・長距離高速バス用のスーパーハイデッカー。前面形状はC型と同じで、「ネオロイヤル」の愛称を持つ。車高約3.48mの「SD-I」と車高約3.55mの「SD-II」がある。
SD-Iは4メーカーすべてのハイデッカーシャシーに架装されていた。SD-IIは三菱ふそう・エアロクィーンシャシー(2005年夏に生産中止)と、日産ディーゼル・スペースウィングシャシー専用ボディである。近年SD-Iの製造は少なく、親会社の西鉄グループを除くと、ほとんど導入例が無く、現在ではSD-IIが増加している。
以前は3列シートの夜行高速バスとして使われる例が多かったが、日デの車体架装を西工に統一した2003年以降は4列シートの観光バスも増加している。
1986年発売開始。現行モデルは2002年から発売されている02MC。大型車のみ設定。
[編集] すでに生産中止となった車種
[編集] S型
観光・高速バス用。ハイデッカー。前面デザインは90MC E型と同じである。C型の廉価型といえるもので、デザイン的にはC型に比べ見劣りするが、接客設備・サービスレベルはC型と同等の水準にすることができるため、主に高速バスとして用いられる。
1980年、高速・観光バスのハイデッカー化の流れに対応して発売開始された。2005年に灯火器具類の保安基準の改正に適合できないため、モデルを廃止した。最終モデルは1991年から発売されている90MCだった。
[編集] その他
※なお、「スペースランナー」の名称は日産ディーゼルの一般路線系車種に受け継がれている。
[編集] 2003年4月以降に日産ディーゼル以外にボディ架装を行った例
2003年4月以降、日産ディーゼル以外のシャーシに架装される場合台数が少なく それゆえ、日産ディーゼル以外は生産台数が絶対的に少ないため、必然的に製造コストが高くなる。また、日野・いすゞ・三菱ふそう観光系シャーシへの架装は2005年秋以降全面的に中止となっている。
なお、2007年から日産ディーゼルと三菱ふそうのOEM供給により、これ以後は三菱ふそうへも西日本車体工業製が大きく普及することになる(本項の記載の対象外である)。日産ディーゼル以外への車体架装のユーザーは西日本に集中している。
- 京都市交通局(京都市バス)
- いすゞ ノンステップtype-A KL-LV280N1改(B-I型)
- いすゞ ノンステップ PJ-LV234L1,PJ-LV234N1(B-I型)
- いすゞ ワンステップ PDG-LV234L2(B-I型)
- 日野 ノンステップ PJ-KV234L1,PJ-KV234N1(B-I型)
- 日野 ワンステップ PJ-KV234L1(B-I型)
- 高槻市交通部(高槻市営バス)
- いすゞ ワンステップ KL-LV280L1 (B-II型)
- いすゞ ノンステップtype-A KL-LV280L1(B-II型)
- いすゞ ノンステップ PJ-LV234L1(B-II型)
- いすゞ ワンステップ PJ-LV234N1(B-II型)
- 日野 ノンステップ PKG-KV234L2(B-II型)
- いすゞ ワンステップ PKG-LV234N2(B-II型)
- 阪急バス
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-II型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(C-I型)
- 三菱ふそう ノンステップ KL-MP37JK,KL-MP37JM(B-II型)
- 三菱ふそう ワンステップ KL-MP35JM,KL-MP35JP(B-II型)
- いすゞ ノンステップtype-A KL-LV280L1改,KL-LV280N1改(B-II型)
- いすゞ ワンステップ KL-LV280N1(B-II型)
- いすゞ ツーステップ KL-LV280Q1(E型・スクールバス仕様車)
- いすゞ ノンステップ PJ-LV234L1,PJ-LV234N1(B-II型)
- いすゞ ワンステップ PJ-LV234L1,PJ-LV234N1(B-II型)
- いすゞ ツーステップ PJ-LV234Q1(E型・スクールバス仕様車)
- いすゞ ノンステップ PDG-LV234N2(B-II型)
- いすゞ ワンステップ PDG-LV234N2(B-II型)
- いすゞ ツーステップ PDG-LV234Q2(E型・スクールバス仕様車)
- 日野 ワンステップ PJ-KV234L1,PJ-KV234N1(B-II型)
- 日野 ワンステップ PDG-KV234N2(B-II型)
- 日野 ノンステップ PDG-KV234L2(B-II型)
- 阪急観光バス
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-II型)
- 大阪空港交通
- 三菱ふそう KL-MS86MP(C-I型)
- 阪神電気鉄道(阪神電鉄バス) - 日産ディーゼルの導入実績はない
- 三菱ふそう ワンステップ KL-MP35JK(B-II型)
- いすゞ ワンステップ KL-LV280L1(B-II型)
- いすゞ ワンステップ PJ-LV234L1(B-II型)
- 金剛バス
- 三菱ふそう ワンステップ KL-MP35JK(B-I型)
- 神姫バス - 日産ディーゼルの導入実績はない
- 日野 ワンステップ PJ-KV234N1(B-II型)
- 岡山電気軌道(岡電バス) - 日産ディーゼルの導入実績はない
- 三菱ふそう KL-MS86MP(C-I型)
- 両備ホールディングス(両備バス) - 日産ディーゼルの導入実績はない
- 三菱ふそう ワンステップ KL-MP35JM改(E型・特急仕様車・S尺へ延長改造)
- 広島交通
- 三菱ふそう KL-MS86MP(C-I型)
- 西日本鉄道(西鉄バス)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-II型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-I型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(S型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(C-I型)
- 三菱ふそう ツーステップ KL-MP35JP改(B-I型・高速仕様車・S尺へ延長改造)
- 日野 KL-RU4FSEA(S型)
- いすゞ ワンステップ PJ-LV234N1(B-II型)
- いすゞ ワンステップ PA-LR234J1(B-I型)
- いすゞ ワンステップ PDG-LR234J2(B-I型)
- 九州観光バス
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-I型)
- 西鉄バス北九州
- 三菱ふそう ツーステップ KL-MP35JP改(B-I型・高速仕様車・S尺へ延長改造)
- 西鉄観光バス
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-I型)
- 西鉄北九州観光
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-I型)
- 九州急行バス
- 三菱ふそう KL-MS86MP(C-I型)
- 昭和自動車
- 日野 KK-RJ1JJHK(B型)
- 熊本電気鉄道
- 日野 ノンステップ PKG-KV234N2(B-I型)
- 九州産交バス
- 日野 ノンステップ PKG-KV234N2(B-I型)
- 大分バス
- 日野 KL-RU4FSEA(C-I型)
- 日野 KK-RJ1JJHK(B型)
- 日野 ワンステップ PJ-KV234N1(B-I型)
- 日野 ノンステップ PKG-KV234N2(B-I型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(S型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(C-I型)(貸切仕様)
- 大分交通
- いすゞ KL-LV781R2(C-I型)(貸切仕様)
- いすゞ ワンステップ PA-LR234J1(B-I型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(S型)
- 三菱ふそう ツーステップ KL-MP35JP改(E-II型・高速仕様車・S尺へ延長改造)
- 日野 KK-RJ1JJHK(B型)
- 亀の井バス
- 三菱ふそう KL-MS86MP(S型)
- 三菱ふそう KL-MS86MP(SD-I型)(貸切仕様)
- 宮崎交通
- いすゞ ワンステップ PA-LR234J1(B-I型)
[編集] 参考
1970年前後の一時期、京成電鉄の子会社である京成自動車工業が、京成電鉄のバス部門(現在の京成バス)や新京成バス(新京成電鉄自動車部)向けに、西工バス車体(当時の「カマボコ」と通称される車体)のライセンス製造を行っていたことがある。同社製のバスは現在は京成グループには現存していない。
1997年には三菱自動車のパジェロ商用車をベースに11人乗りパジェロバス(ミニミニバス)を開発し西鉄グループの京築交通で使用されていたが路線廃止により除籍されている。
2006年の灯火機器規制によってマイナーチェンジされたグループをそれ以前のものと区別するために「06MC」と呼ぶ場合もある。
[編集] 注釈
- ^ 西日本車体 派遣213人雇い止め、正社員削減も(読売新聞西部本社 2009年9月8日、同15日閲覧)
[編集] 外部リンク
※公式ウェブサイトは今のところ存在しない。
- NSK Lab. - 個人サイト。西工のバスに関して非常に詳しい記述がある。
最終更新 2009年12月3日 (木) 14:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【西日本車体工業】変更履歴



































