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(もり、: Harpoon)は、大型のあるいはクジラなど大型の水生動物の漁で用いられる長い槍のような漁具である。先端の金属部(多くは鉄製)にはつりばりのような「あご」(かえし)がつき、また、中間部には綱が付いており、対象物に突き刺ささっても綱が漁船艇とは連絡し続けるから、それにより対象物を捕獲することができる。「やす」(簎・矠)との違いは明確ではないが、銛に比べ小型であると言われる。簎も、先端の金属部(多くは鉄製)にはつりばりのような「あご」(かえし)がついているが、先端は2ないし3に分枝し、手に把持して対象物に突き刺して使用する。また、武器として利用されることもあり、歴史的にも分類上も「」や「」と明確な区別が出来ない物も多く存在する。

目次

[編集] 銛の歴史

ギリシア人歴史家ポリビウス(Polybius)(約紀元前203年-紀元前120年)は著書The Historiesの中で、先端部にさかとげが付いた銛(先端部分は脱着可能)をカジキ漁に利用すると記している。

[編集] 捕鯨

捕鯨用の銛

およそ1000年以上もの間、捕鯨における主要な道具としてtwo flue harpoon(先端部に2つのかえしがある銛)が世界中で利用されていた。一方、北極地方では、これよりも先進的なtoggling harpoon(先端部の爪が開くようになっている銛)が用いられていた。19世紀初頭になるとone flue harpoon(先端部のかえしが1つになった銛)が発明され、鯨の体から銛が抜け落ちて漁に失敗することが少なくなった。19世紀中ごろには、Lewis Temple(またはTemple toggle)と呼ばれる製のtoggling harpoonが発明された。このLewis Templeは広く普及し、すぐに捕鯨に用いる主要な道具として用いられるようになった。

捕鯨砲:沿岸捕鯨用の小型のもの。

1860年代に、ノルウェー人のスヴェン・フォイン(Svend Foyn)が捕鯨砲火薬により銛を射出する道具)を発明した。この捕鯨砲と蒸気動力付きのボートの発明は、近代的な商業捕鯨の時代への第一歩となった。現代の捕鯨船には、特にナガスクジラ属の鯨のような、素早く、より力の強い鯨を捕るために捕鯨砲が積載されている。ナガスクジラ属の鯨は、死ぬと海中に沈んでしまうため、従来の手持ち式の銛を投げて殺す方法では鯨体を収容することが不可能であった。

現代用いられている捕鯨用の銛は、船首に取り付けられた捕鯨砲(ほとんど大砲のような代物)と、そこから射出される太いロープに繋がれた巨大なから構成される。沿岸捕鯨用の小規模なものは別として、銛の先端部は、水面やクジラの皮層で跳ね返らずに直進して鯨体に貫入するように、弾頭を平らにして摩擦を大きくする形状になっている。さらに、刺さった銛が抜け落ちるのを防ぐため、鯨体内に入ると装てんされた火薬が爆発して鋭いスパイクが開き、銛をクジラの体内に固定する。そのため、モーターでロープを引くことによって、捕鯨船は船の方へクジラを引き寄せることが可能となっている。

[編集] 武器としてのモリ

ハープーンミサイルを参照されたし。

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[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月15日 (火) 13:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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